Mac OSホストでVNXe iSCSI仮想ディスクを使用できるようにするには、Mac OSのディ
スクユーティリティを使用して次の手順を実行する必要があります。
◆ タスク1:「VNXe iSCSI仮想ディスクのフォーマット」(45ページ)
◆ タスク2:「VNXe iSCSI仮想ディスクのパーティションの作成」(45ページ)
タスク1:VNXe iSCSI仮想ディスクのフォーマット
1. ホスト上で、[Finder]>[アプリケーション]>[ユーティリティ]の順に選択 します。
2. [ディスクユーティリティ]をダブル クリックします。
3. 左側のパネルで、VNXe iSCSI仮想ディスクを選択します。
VNXe iSCSI仮想ディスクは、左側のパネルに[EMC Celerra iSCSI Media]と表示さ れます。
4. [消去]タブをクリックします。
5. [ボリュームフォーマット]で、必要なフォーマットを選択し、フォーマットの選 択を確定します。
6. [消去]をクリックして消去手順を確認し、再度[消去]をクリックして消去処理を 開始します。
消去処理が完了すれば、仮想ディスクのパーティション作成が可能になります。
タスク2:VNXe iSCSI仮想ディスクのパーティションの作成
1. ホスト上で、[Finder]>[アプリケーション]>[ユーティリティ]の順に選択 します。
2. [ディスクユーティリティ]をダブル クリックします。
3. 左側のパネルで、VNXe iSCSI仮想ディスクを選択します。
VNXe iSCSI仮想ディスクは、左側のパネルに[EMC Celerra iSCSI Media]と表示さ れます。
4. [パーティション]タブをクリックします。
5. [ボリュームの方式]で、仮想ディスクのパーティションの数を選択します。
仮想ディスクの空き領域に収まる、サイズが同じパーティションが表示されます。
6. 各パーティションについて、次の手順を実行します。
a. パーティションを選択します。
b.[名前]に、パーティションの名前を入力します。
c.[フォーマット]で、パーティションの形式を選択します。
デフォルトの形式(Mac OS拡張(ジャーナリング))は、ほとんどの用途に適 しています。
d.[サイズ]に、パーティションのサイズを入力します。
7. 各パーティションの名前、サイズ、フォーマットの指定が完了したら、[適用]を クリックします。
ディスクユーティリティはパーティション情報を使用して、ホストがアクセスして使 用できるボリュームを作成します。パーティション作成処理が完了すると、新しいボ リュームがデスクトップにマウントされ使用可能になります。
これで、データを仮想ディスクに移行するか、またはホストで仮想ディスクの使用を 開始することができます。データを仮想ディスクに移行する場合は、第3章「汎用
iSCSIデータのVNXeシステムへの移行」に進みます。
iSCSI トラブルシューティング
このセクションでは次の事項を説明します。
◆ 46ページの「iSCSIセッションのトラブルシューティング」
◆ 47ページの「Microsoft iSCSIイニシエータに関する既知の問題」
iSCSI セッションのトラブルシューティング
1. pingをIPアドレスとともに使用して、ホストからターゲットのIPアドレスへの接
続を確認します。
IPアドレスを使用すると名前解決の問題を回避できます。
注: ターゲットのIPアドレスは、Unisphereで[設定]>[iSCSIサーバ設定]を
選択して確認することができます。
一部のスイッチは、ワークロードが高いときに意図的にpingパケットをドロップ させたり、その優先順位を下げます。ネットワーク トラフィックの量が多いとき にpingテストが失敗する場合は、スイッチの設定を確認し、pingテストが有効で あることを確認してください。
2. ホストで、iSCSIイニシエータ サービスが開始されたことを確認します。
注: iSCSIサーバのiSCSIサービスは、VNXeシステムの電源をオンにすると開始さ
れます。
3. Microsoft iSCSIイニシエータで、VNXeターゲット ポータルについて次の事項を確
認します。
• ホストの仮想ディスクがあるVNXeiSCSIサーバのIPアドレスまたはDNS名。
注: PowerPathまたはWindowsネイティブ フェイルオーバーを実行するホス
トでは、VNXeターゲット ポータルに2つのIPアドレスがあります。
• ポートは3260(iSCSIトラフィックのデフォルトの通信ポート)。
4. イニシエータのIQN(iSCSI Qualified Name)およびターゲットのiSCSIサーバ名が、
規定に従ったグローバルに固有なiSCSI名であることを確認します。
注: IQNはグローバルに固有なIDでなければならず、最大223のASCII文字を使用
できます。
Windowsホスト イニシエータの場合: このIQNはMicrosoft iSCSIイニシエータの
[全般]タブで確認できます。
5. オプションのCHAP認証を使用している場合は、次の2つのシークレットを同じ値 に再設定して、これらを必ず同一にしておきます。
• Microsoft iSCSI Software InitiatorまたはLinux open-iscsiドライバのホスト イニ シエータのシークレット。
• VNXeiSCSIサーバ上のホスト イニシエータに構成されたシークレット。
6. オプションの双方向CHAP認証を使用している場合は、次の2つのシークレットを 同じ値に再設定して、これらを必ず同一にしておきます。
• Microsoft iSCSI Software InitiatorまたはLinux open-iscsiドライバのホスト イニ シエータのシークレット。
• VNXe iSCSIサーバ上のiSCSIサーバのシークレット。
Microsoft iSCSI イニシエータに関する既知の問題
表2は、Microsoft iSCSIイニシエータに関する既知の問題と、その解決策を説明した ものです。
表2 Microsoft iSCSIイニシエータに関する問題
問題 現象 解決策
イニシエータがターゲッ ト一覧を更新できない。
iSNSを使用していて、イニシエータがネッ トワークから接続解除されている場合、
イニシエータがターゲット一覧を更新で きないことがあります。ターゲット一覧の 更新を試みると、イニシエータによって iSNSエラ ーauth unknown (0x6)が
Windowsイベント ログに記録されます。
1. Windowsの[管理ツール]>
[サービス]を選択します。
2.[Microsoft iSCSIイニシエータ]を停止 して再起動します。
ターゲット検出にiSNSを 使用すると、ログインの 問題が発生する。
イニシエータにiSNSターゲット検出を 構成すると、断続的にターゲットへのロ グインが失敗し、次のエラーメッセージが 表示されることがあります。
ターゲット名が見つからないか、ログイン 後「非表示」と表示されています。
Microsoft iSCSIイニシエータでは、この状 況は時間の経過とともに解決します。
このプロセスを加速させるには、目的 のターゲットが検出されるまでターゲッ ト一覧を数回更新します。
イニシエータのメッセー ジでWindowsイベント ロ グが一杯になる。
イニシエータにVNXeiSCSIサーバとのアク ティブなセッションがある場合に、iSCSI サーバが使用不能になると、イニシエータ によって複数のメッセージがWindowsイ ベント ログに記録されます。各ターゲット に複数の仮想ディスクが構成されている 場合、イニシエータが生成するメッセージ によってログはすぐに一杯になります。
この状況を回避するには、ターゲットを 計画的ダウンタイムのため停止させる前 に、接続しているすべてのイニシエー タをログアウトさせてください。
ホ ス ト に 接 続 し て い る VNXeストレージリソー ス上のファイルシステム に書き込みできない。
ファイルシステムは読み取り専用です。 1.18ページの「レジストリ値を設定す る」に記載されている設定方法に従っ てレジストリ値が設定されているこ とを確認します。
2. Microsoft iSCSIイニシエータが19ペー ジの「Windowsホスト: VNXe iSCSI サーバに接続するための構成」に記載 されている方法に従って構成されてい ることを確認します。
VNXe 汎用 iSCSI ストレージを使用するための Unix ホストのセットアップ
この章では、EMC® VNXe™汎用iSCSIストレージを使用するようにAIX、Citrix XenServer、
HP-UX、Linux、Solarisホストをセットアップする方法について説明します。
トピックは次のとおりです。
◆ 「VNXe汎用iSCSIストレージを使用するようにホストをセットアップするための 要件」... 50
◆ 「ホストでのマルチパス管理ソフトウェアの使用」... 52
◆ 「AIXホスト:汎用iSCSIストレージ向けのセットアップ」... 55
◆ 「Citrix XenServerホスト:汎用iSCSIストレージ向けのセットアップ」... 56
◆ 「HP-UXホスト:汎用iSCSIストレージ向けのセットアップ」... 58
◆ 「Linuxホスト:汎用iSCSIストレージ向けのセットアップ」... 61
◆ 「Solarisホスト:汎用iSCSIストレージ向けのセットアップ」... 64
◆ 「iSCSIセッションのトラブルシューティング」... 66
VNXe 汎用 iSCSI ストレージを使用するようにホストをセット アップするための要件
VNXe汎用iSCSIストレージを使用するようにホストをセットアップする前に、このセ
クションで説明するネットワークおよびVNXe要件が満たされている必要があります。
ネットワークの条件
ホストをVNXe iSCSIサーバ上の汎用iSCSIストレージに接続するには、そのホストが
存在するネットワーク環境にVNXe iSCSIサーバが存在する必要があります。また、最 良のパフォーマンスを得るには、ホスト用のストレージを提供する各VNXe iSCSIサー バがこのホストのローカル サブネット上に存在する必要があります。マルチパス環境 では、ホスト用の汎用iSCSIストレージを提供する各VNXe iSCSIサーバに、そのホス トに関連する2つのIPアドレスが存在している必要があります。これらの2つのアド レスは、高可用性を確保するために、それぞれ異なるサブネットに存在している必要 があります。
注: Linuxでは、Linuxオペレーティング システムに含まれるLinux iSCSIドライバを構 成してホストiSCSIイニシエータがVNXe汎用iSCSIストレージにアクセスできるよう にしますが、このLinux iSCSIドライバは同じサブネット上にあるNICを区別しません。
そのため、ロード バランシングを実現するには、Linuxホストに接続されたVNXeiSCSI サーバの各NICを異なるサブネットに属するように構成する必要があります。
最大のスループットを得るには、VNXe iSCSIサーバとそのストレージを使用するホス トを固有のプライベート ネットワーク、つまりそれら以外のものが存在しないネット ワークに接続します。ネットワークを選択するときにはネットワークのパフォーマン スを考慮します。
パス管理ネットワークの要件
ホストとVNXeシステム間に高可用性ネットワークを実装する場合、次の点に留意し ます。
◆ VNXe汎用iSCSIストレージ リソースは、同時に1つのSPにのみ表示されます。
◆ 1つのiSCSIストレージ サーバに2つのIPインタフェースを構成できます。そのIPイン
タフェースは同じSP上の2つの別個の物理インタフェースに関連づけられている 必要があります。
◆ ネットワーク スイッチは別々のサブネット上にある場合があります。
重要
ホストからVNXeシステムへの直接接続は現在サポートされていません。
51ページの図2に、VNXeストレージ リソースにアクセスするホストの高可用性iSCSI ネットワーク構成を示します。スイッチAとスイッチBは別々のサブネット上にあり ます。ホストAおよびホストBは別々のNICを介してストレージ リソースにアクセス できます。ストレージ リソースを所有するのがSP Aの場合、ホストはSP A上のeth2 インタフェースへのパスを介してストレージ リソースにアクセスできます。SP Aに障 害が発生した場合、VNXeシステムはリソースの所有権をSP Bに転送し、ホストはSP B上のeth2インタフェースへのパスを介してストレージ リソースにアクセスできます。