ファイルの VMwareRestoreParameters セクションには、次の内容が含まれます。
■ VM のリストアパラメータ。このセクションにあるフィールドはすべて省略可能ですが、
必須のサブセクションが 2 つあるため、このセクション自体は必要です。表 10-6を参 照してください。
■ リストアの宛先パラメータを指定する VMwareVirtualMachineDestination サブセ クション。
p.194 の 「VMwareVirtualMachineDestination」 を参照してください。
■ リストアするディスクおよびそのディスクのリストアパラメータを指定する VMwareVirtualDiskDestination サブセクション。
p.196 の 「VMwareVirtualDiskDestination」 を参照してください。
■ 既存の VM にリストアするためのパラメータを指定する VMwareAdvancedRestoreOptions サブセクション。
p.197 の 「VMwareAdvancedRestoreOptions」 を参照してください。
表 10-6 VMwareRestoreParameters セクション (必須)
必須?
説明 フィールド名
任意。
リストアの宛先 vCenter のホスト名。形式は NetBackup Virtual Server の資格情報で指定したものと同じです。
vCenter を介したバックアップをスタンドアロンの ESXi ハイパーバイザ にリストアするには、このフィールドの値を None にする必要があります。
vCenterServer
第 10 章 仮想マシンのリストア 193 VMware 仮想マシンディスクのリストア
必須?
説明 フィールド名
任意。
リストアを実行するホスト。
指定しない場合、NetBackup はバックアップイメージのバックアップホス ト値を使います。
VMwareRecoveryHost
任意。
リストアするすべてのディスクのデフォルトのディスクプロビジョニング。
thin、thick、eagerzeroed、unknown のいずれかです。
各ディスクに対して、このデフォルト値は、ファイルの Provisioning セクションに別の VMwareVirtualDiskDestination 値を指定して 上書きできます。
DefaultDiskProvisioning と Provisioning のどちらも指定し ない場合、NetBackup はバックアップに指定されているプロビジョニング を使います。
DefaultDiskProvisioning
任意。
リストアに使用するトランスポートモードの組み合わせ。
hotadd:nbd:nbdssl:san のように小文字をコロンで区切って表しま す。指定する順序には意味があります。NetBackup は、リストアが成功 するまで、指定した順でそれぞれの手法を試します。すべての方法が失 敗すると、リストアは失敗します。
指定しない場合、NetBackup は、バックアップに使ったトランスポートモー ドの組み合わせを使います。
TransportMode
VMwareVirtualMachineDestination
ファイルの VMwareVirtualMachineDestination セクションには、リストアの宛先パラ メータを指定します。次の表では、VMwareVirtualMachineDestination セクションの フィールドについて説明します。これは、VMwareRestoreParametersセクションの下位 セクションです。
表 10-7 VMwareVirtualMachineDestination セクション (必須) 必須?
説明 フィールド名
必須。
リストアされた 1 つまたは複数のディスク用の、新しい仮想マシンの一 意の表示名。nbrestorevm コマンドは、このフィールドが入力される と、元の VM クライアントの名前にタイムスタンプを追加します。タイム スタンプは 1970 年 1 月 1 日以降の 10 進数での秒数です。
NetBackup は、仮想マシンディスクを新しい VM にリストアします。そ のため、この名前が既存の表示名と競合すると、リストアは失敗します。
VMName
第 10 章 仮想マシンのリストア 194 VMware 仮想マシンディスクのリストア
必須?
説明 フィールド名
必須。
選択した VMDK を既存の VM、または新しい VM のどちらにリストア するか。
■ 値が Yes である場合、VMName フィールドで指定した VM がター ゲットの vCenter または ESX Server に存在する必要があります。
存在しない場合、状態コード 2820 でリストアが失敗します。
■ 値が No である場合、VMName フィールドで指定した VM がター ゲットの vCenter または ESX Server に存在しないようにします。
存在する場合、状態コード 2820 でリストアが失敗します。
デフォルトの値は No です。
AttachDisksToExistingVM
必須。
リストア後にターゲット VM をオンにするかどうか。
■ 値が Yes である場合、正常なリストアの最後ではターゲット VM の 電源がオンになります。
■ 値が No である場合、リストア後にターゲット VM の電源がオンに なりません。
既存の VM にリストアする場合、リストア時に、VM がオフになってから VM に仮想ディスクが接続されます。
デフォルトの値は No です。
PowerOn
任意。
仮想ディスクの VMware データセンターの名前。パス名の形式で表し ます。
vCenter を介したバックアップをスタンドアロンの ESXi ハイパーバイ ザにリストアするには、このフィールドの値を None にする必要がありま す。
指定しない場合、NetBackup はバックアップの値を使用します。
Datacenter
任意。
NetBackup が仮想マシンディスクをリストアする ESX ホストの名前。
指定しない場合、NetBackup はバックアップの値を使用します。
ESX
任意。
NetBackup が仮想マシンディスクをリストアする VM フォルダのパス 名。
vCenter を介したバックアップをスタンドアロンの ESXi ハイパーバイ ザにリストアするには、このフィールドの値を None にする必要がありま す。
指定しない場合、NetBackup はバックアップの値を使用します。
Folder
任意。
NetBackup が仮想マシンディスクをリストアするリストアプールのパス 名。vApp にリストアする場合は、vApp のパスを指定します。
指定しない場合、NetBackup はバックアップの値を使用します。
ResourcePool/Vapp
第 10 章 仮想マシンのリストア 195 VMware 仮想マシンディスクのリストア
必須?
説明 フィールド名
任意。
NetBackup が Datastore 構成ファイルおよびその他の VM 構成 ファイルをリストアする .vmx の名前。名前を角カッコで囲むこともでき ますが、必須ではありません。
指定しない場合、NetBackup はバックアップの値を使用します。
VmxDatastore
VMwareVirtualDiskDestination
ファイルの VMwareVirtualDiskDestination セクションは、リストア対象ディスクおよび そのディスク用のリストアパラメータを指定する JSON アレイです。これには、次の表に説 明されている 1 つ以上のフィールドセットが含まれます (仮想マシンディスクごとに 1 セッ ト)。セット内のフィールドはカンマで区切り、セット間もカンマで区切る必要があります。こ れは、VMwareRestoreParameters セクションの下位セクションです。
表 10-8 VMwareVirtualDiskDestination セクション (必須) 必須?
説明 フィールド名
必須。
リストアする仮想ディスクのフルパス名。このパスは、.vmdk ファイルのバッ クアップ時のパスと完全に一致している必要があります。
VirtualDisk
必須。
次に示す、ターゲット VM 上にある既存の仮想ディスクまたはディスクを上 書きするかどうか。
■ 値が Yes である場合は、元の仮想ディスクが上書きされ、ディスク UUID が保持されます。
■ 値が No である場合は、仮想ディスクがターゲット VM に新規ディスクと してリストアされます。VMware では、そのディスクに対して新しい UUID が割り当てられます。
デフォルトの値は No です。
OverwriteExistingDisk
任意。
リストア先の Datastore の名前。名前を角カッコで囲むこともできますが、
必須ではありません。(VMware は、VM の命名規則を使って Datastore のパス名を生成します)。
データストアクラスタへの仮想ディスクのリストアの場合は、そのデータストア クラスタの名前をこのフィールドで指定します。
指定しない場合、NetBackup は Path フィールドに指定された値を使用し ます。Datastore と Path のどちらも指定しない場合、NetBackup はバッ クアップイメージの Datastore を使用します。
Datastore
第 10 章 仮想マシンのリストア 196 VMware 仮想マシンディスクのリストア
必須?
説明 フィールド名
任意。
仮想ディスクのリストア先のフルパス名。次の形式で表します。
[データストア名] MyVM/MyVM.vmdk
nbrestorevm-restorespecout オプションでは、Path フィールドに 値は指定されません。
Path を指定したがそれが利用可能でない場合、またはそのパスにすでに ディスクが存在する場合、リストアは失敗します。Datastore と Path のど ちらも指定しない場合、NetBackup はバックアップイメージの Datastore を使用します。
特定の vmdk 名が必須でない場合は、このフィールドを空白のままにして おくことをお勧めします。
Path
任意。
この特定のディスク用のディスクプロビジョニング。eagerzeroed、thin、
thick、unknown のいずれかです。
指定しない場合、NetBackup は DefaultDiskProvisioning 値を使 います。
Provisioning
任意。
元の VM でディスクが接続されている仮想ディスクコントローラ。
このフィールドは情報提供のみを目的としており、リストア対象とする仮想ディ スクを決定するのに役立ちます。値はリストア時には使用されません。
Controller
VMwareAdvancedRestoreOptions
ファイルの VMwareAdvancedRestoreOptions セクションでは、既存の VM にリストアす るためのパラメータを指定します。これは、VMwareRestoreParameters セクションの下 位セクションです。
表 10-9 VMwareAdvancedRestoreOptions セクション (省略可能) 必須?
説明 フィールド名
任意。
NetBackup では、一時的な VM がリストアプロセス中に作成され、仮 想ディスクがターゲット VM に接続されます。このパラメータの値は、
ディスク接続操作が失敗したときに NetBackup が一時的な VM を削 除するかどうかを決定します。
■ 値が Yes である場合、一時的な VM は削除されます。
■ 値が No である場合、一時的な VM は削除されません。ディスクが ターゲット VM に正常に接続しなかった場合は、一時的な VM の データにアクセスできます。
デフォルトの値は No です。
DeleteRestoredVMOnError
第 10 章 仮想マシンのリストア 197 VMware 仮想マシンディスクのリストア
必須?
説明 フィールド名
任意。
既存の VM へのリストアでは、ターゲットの仮想マシンがディスクに接 続する前に、リストアプロセスによってその仮想マシンがシャットダウン されます。シャットダウン操作の時間は VMware の作業負荷によって 異なります。このパラメータを使って、リストアを中断するまでにリストア プロセスがシャットダウンを待機すべき時間を指定できます。
デフォルト値は 900 秒 (15 分) です。
VMShutdownWaitSeconds
個々のファイルのリストアについて
ファイルを個別にリストアするために次の手順のどちらかを使うことができます。
次のいずれかの方法で、個々のファイルを仮想マシンに直接リストアしま す。
■ NetBackup クライアントソフトウェアがインストールされている仮想マ
シンにファイルをリストアします。
■ Windows のみ: NetBackup クライアントソフトウェアがインストールさ れているホストにマップされている仮想マシンのドライブにファイルを リストアします。
p.201 の 「Windows の共有仮想マシンドライブにリストアするための NetBackup Client Service の設定」 を参照してください。
1 段階の手順
NetBackup クライアントソフトウェアがインストールされているホスト (仮想 マシンではなく) に個々のファイルをリストアします。異なる場所にリストア する方法については、『NetBackup バックアップ、アーカイブおよびリス トアスタートガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。
次に、リストアされたファイルを仮想マシンに手動でコピーします。(この手 順は NetBackup によって実行されません。)
2 段階の手順
メモ: 個々のファイルのリカバリは、[VM バックアップからのファイルリカバリを有効にする (Enable file recovery from VM backup)]ポリシーオプションが有効な場合に、完全バッ クアップと増分バックアップからサポートされます。
個々のファイルのリストア
VMware バックアップが[VM バックアップからのファイルリカバリを有効にする (Enable file recovery from VM backup)]オプションを使って作成された場合は、個々のファイル をリストアできます。
p.63 の 「[最適化 (Optimizations)]オプション (VMware)」 を参照してください。
第 10 章 仮想マシンのリストア 198 個々のファイルのリストアについて