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VLAN

ドキュメント内 SWX2300 コマンドリファレンス (ページ 125-137)

第 9 章 : ネットワーク監視

11.1 VLAN

11.1.1 VLANモードへの移行 [書式]

vlan database [入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード [説明]

VLANインターフェースの設定を行うためのVLANモードに移行する。

[ノート]

VLANモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻るにはexitコマンドを使用し、特権EXECモードに 戻るにはendコマンドを使用する。

[設定例]

VLANモードに移行する。

SWX2300(config)#vlan database SWX2300(config-vlan)#

11.1.2 VLANインターフェースの設定

[書式]

vlan vlan-id [name name] [state state]

no vlan vlan-id [キーワード]

name : VLANの名前を指定する

state : VLANの状態を指定する

[パラメーター]

vlan-id : <2-4094>

VLAN ID

name : 半角英数字および半角記号(32文字以内)

VLANの名前

state : フレームの転送を行うか否かの状態

設定値 説明

enable フレームを転送する

disable フレームを転送しない

[初期設定]

なし

[入力モード]

VLANモード

[説明]

VLANインターフェースを設定する。

no形式で実行した場合は、VLANインターフェースを削除する。

nameを省略した場合は、VLANの名前に"VLANxxxx"(xxxxは4桁のVLAN ID)が設定される。

stateを省略した場合は、enableが設定される。

[ノート]

既にnameが設定されているVLAN IDに対して、nameを省略して本コマンドを設定した場合は、既に設定されてい るnameのまま変更されない。

vlan-idに複数のVLAN IDを指定可能。ただし、複数のVLAN IDを指定した場合は、nameを指定することができな

い。また、no形式では、複数のVLAN IDを指定することができない。

複数指定する場合、以下のように、"-" や ","を使用すること。

• VLAN #2からVLAN #4までを選択する場合: 2-4

• VLAN #2とVLAN #4を選択する場合: 2,4

[設定例]

VLAN #1000をSalesという名前で設定する。

SWX2300(config-vlan)#vlan 1000 name Sales 11.1.3 プライベートVLANの設定

[書式]

private-vlan vlan-id type no private-vlan vlan-id type [パラメーター]

vlan-id : <2-4094>

vlanコマンドで設定されているVLAN ID type : プライベートVLANの種別

設定値 説明

primary プライマリーVLAN

community セカンダリーVLAN(コミュニティーVLAN)

isolated セカンダリーVLAN(アイソレートVLAN)

[初期設定] なし

[入力モード]

VLANモード

[説明]

vlan-idをプライベートVLANとして使用する。

no形式で実行した場合は、プライベートVLANの設定が削除されて、通常のVLANとして使用する。

[ノート]

コミュニティーVLANとして設定すると、プライマリーVLANのプロミスカスポートおよび同じコミュニティー VLANに所属する他のインターフェースとは通信できるが、他のコミュニティーVLANおよびアイソレートVLAN に所属するインターフェースとは通信できなくなる。

アイソレートVLANとして設定すると、プライマリーVLANのプロミスカスポートとのみ通信することができる が、コミュニティーVLANおよびアイソレートVLANに所属する他のインターフェースとは通信できなくなる。

[設定例]

以下のプライベートVLANを設定する。

• VLAN #100 : プライマリーVLAN

• VLAN #101 : セカンダリーVLAN(コミュニティーVLAN)

• VLAN #102 : セカンダリーVLAN(コミュニティーVLAN)

• VLAN #103 : セカンダリーVLAN(アイソレートVLAN)

SWX2300(config-vlan)#vlan 100 SWX2300(config-vlan)#vlan 101

SWX2300(config-vlan)#vlan 102 SWX2300(config-vlan)#vlan 103

SWX2300(config-vlan)#private-vlan 100 primary SWX2300(config-vlan)#private-vlan 101 community SWX2300(config-vlan)#private-vlan 102 community SWX2300(config-vlan)#private-vlan 103 isolated

11.1.4 プライマリーVLANに対するセカンダリーVLANの設定

[書式]

private-vlan vlan-id association add 2nd-vlan-ids private-vlan vlan-id association remove 2nd-vlan-ids no private-vlan vlan-id association

[キーワード]

add : 指定したVLANを関連付ける

remove : 指定したVLANの関連付けを削除する

[パラメーター]

vlan-id : <2-4094>

プライマリーVLANに設定されているVLAN ID 2nd-vlan-ids : <2-4094>

セカンダリーVLANに設定されているVLAN ID

複数指定する場合、以下のように、"-" や ","を使用すること

• VLAN #2からVLAN #4までを選択する場合: 2-4

• VLAN #2とVLAN #4を選択する場合: 2,4

[初期設定]

なし

[入力モード]

VLANモード

[説明]

プライベートVLANのプライマリーVLANに対して、セカンダリーVLAN(アイソレートVLAN、コミュニティー

VLAN)の関連付けを設定する。

addを指定することでvlan-id2nd-vlan-idsの関連付けを設定する。

removeを指定することでvlan-id2nd-vlan-idsの関連付けを削除する。

no形式で実行した場合は、プライマリーVLANへの関連付けをすべて削除する。

[ノート]

private-vlan association addコマンドで、2nd-vlan-idsに"-"や","を組み合わせて指定した場合、古いバージョン(Rev.

2.00.08以前)に戻すとコマンド設定に失敗する。結果として、正常に通信できなくなる可能性がある。(設定例:

private-vlan 100 association add 101,103-105) [設定例]

以下のプライベートVLANを設定したのち、プライマリーVLANに対してセカンダリーVLANを関連付ける。

• VLAN #100 : プライマリーVLAN

• VLAN #101 : セカンダリーVLAN(コミュニティーVLAN)

• VLAN #102 : セカンダリーVLAN(コミュニティーVLAN)

• VLAN #103 : セカンダリーVLAN(アイソレートVLAN)

SWX2300(config-vlan)#vlan 100 SWX2300(config-vlan)#vlan 101 SWX2300(config-vlan)#vlan 102 SWX2300(config-vlan)#vlan 103

SWX2300(config-vlan)#private-vlan 100 primary SWX2300(config-vlan)#private-vlan 101 community SWX2300(config-vlan)#private-vlan 102 community SWX2300(config-vlan)#private-vlan 103 isolated

SWX2300(config-vlan)#private-vlan 100 association add 101

SWX2300(config-vlan)#private-vlan 100 association add 102 SWX2300(config-vlan)#private-vlan 100 association add 103

11.1.5 VLANアクセスマップの設定およびVLANアクセスマップモードへの移行

[書式]

vlan access-map access-map-name no vlan access-map access-map-name [パラメーター]

access-map-name : 半角英数字および半角記号(256文字以内)

アクセスマップ名 [初期設定]

なし

[入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード [説明]

access-map-nameで指定した名前のVLANアクセスマップを作成したのち、VLANアクセスマップを設定するための

VLANアクセスマップモードに移行する。

no形式で実行した場合は、指定したVLANアクセスマップを削除する。

[ノート]

VLANアクセスマップモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻るにはexitコマンドを使用し、特権 EXECモードに戻るにはendコマンドを使用する。

[設定例]

VAM001という名前のVLANアクセスマップを作成して、VLANアクセスマップモードへ移行する。

SWX2300(config)#vlan access-map VAM001 SWX2300(config-vlan-access-map)#

11.1.6 VLANアクセスマップに対するアクセスリストの設定

[書式]

match type access-list list-id no match type access-list list-id [パラメーター]

type : 使用するアクセスリストの種別

設定値 説明

ip IPv4アクセスリストを使用する

mac MACアクセスリストを使用する

list-id : <1-99>、<1300-1999>、<100-199>、<2000-2699>

access-listコマンドで設定されているアクセスリスト番号

typeで指定したアクセスリストで使用している番号を指定すること [初期設定]

なし

[入力モード]

VLANアクセスマップモード [説明]

対象VLANアクセスマップに適用するアクセスリストを設定する。

no形式で実行した場合は、指定したアクセスリストを対象VLANアクセスマップから削除する。

[ノート]

1つのVLANアクセスマップに対して設定可能なアクセスリストは、1つのみ。

show vlan access-mapコマンドで設定を確認できる。

[設定例]

VAM001という名前のVLANアクセスマップを作成して、192.168.0.1からのパケットを許可するアクセスリストを

設定する。

SWX2300(config)#access-list 2 permit 192.168.0.1 0.0.0.255 SWX2300(config)#vlan access-map VAM001

SWX2300(config-vlan-access-map)#match ip access-list 2

11.1.7 VLANアクセスマップフィルターの設定

[書式]

vlan filter access-map-name vlan-id no vlan filter access-map-name vlan-id [パラメーター]

access-map-name : 半角英数字および半角記号(256文字以内)

vlan access-mapコマンドで設定されているアクセスマップ名

vlan-id : <1-4094>

vlanコマンドでenable状態に設定されているVLAN ID [初期設定]

なし

[入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード [説明]

指定したVLANにVLANアクセスマップフィルターを設定する。

no形式で実行した場合は、指定したVLANに対するVLANアクセスマップフィルターを削除する。

[ノート]

disable状態に設定されているVLAN IDに対して本コマンドを設定することはできない。

[設定例]

VAM001という名前のVLANアクセスマップを作成して、192.168.0.1からのパケットを許可するアクセスリストを

設定したのち、VLAN #1000に対してVAM001を設定する。

SWX2300(config)#vlan database SWX2300(config-vlan)#vlan 1000 SWX2300(config-vlan)#exit

SWX2300(config)#access-list 2 permit 192.168.0.1 0.0.0.255 SWX2300(config)#vlan access-map VAM001

SWX2300(config-vlan-access-map)#match ip access-list 2 SWX2300(config-vlan-access-map)#exit

SWX2300(config)#vlan filter VAM001 1000 11.1.8 アクセスポート(タグなしポート)の設定

[書式]

switchport mode access [初期設定]

switchport mode access [入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースのポート種別をアクセスポートに設定する。

[ノート]

本コマンドはLAN/SFPポートおよび論理インターフェースにのみ設定可能。

論理インターフェースを対象として本コマンドを設定した場合は、そのインターフェースに所属する全てのLAN/

SFPポートの設定が変更される。

ポート種別をトランクポートからアクセスポートに変更した場合は、switchport trunk allowed vlanコマンドの設定 およびswitchport trunk native vlanコマンドの設定が初期設定に戻る。

アクセスポートとして所属するVLAN IDは、switchport access vlanコマンドで設定する。

[設定例]

LANポート #1をアクセスポートに設定する。

SWX2300(config)#interface ge1

SWX2300(config-if)#switchport mode access

11.1.9 アクセスポート(タグなしポート)の所属VLANの設定

[書式]

switchport access vlan vlan-id no switchport access vlan [パラメーター]

vlan-id : <1-4094>

所属するVLAN ID

[初期設定]

switchport access vlan 1 [入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースがアクセスポートとして所属するVLAN IDを設定する。

no形式で実行した場合は初期設定に戻る。

[ノート]

本コマンドはswitchport mode accessコマンドが設定されているLAN/SFPポートおよび論理インターフェースにの み設定可能。

論理インターフェースを対象として本コマンドを設定した場合は、そのインターフェースに所属する全てのLAN/

SFPポートの設定が変更される。

ポート種別をトランクポートに変更した場合は、本コマンドの設定が初期設定に戻る。

[設定例]

LANポート #1がアクセスポートとして所属するVLANをVLAN #10に設定する。

SWX2300(config)#interface ge1

SWX2300(config-if)#switchport access vlan 10 11.1.10 トランクポート(タグ付きポート)の設定

[書式]

switchport mode trunk [ingress-filter action]

[キーワード]

ingress-filter : 入力フィルターの動作を指定する

[パラメーター]

action : 入力フィルターの動作

設定値 説明

enable 入力フィルターを有効にする

disable 入力フィルターを無効にする

[初期設定] なし

[入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースのポート種別をトランクポートに設定する。

ingress-filterを省略した場合は、enableが設定される。

入力フィルターが有効な場合は、受信フレームのVLAN IDがインターフェースの所属しているVLAN IDと一致し たときのみ、フレームを転送する。

入力フィルターが無効な場合は、すべてのフレームを転送する。

[ノート]

本コマンドはLAN/SFPポートおよび論理インターフェースにのみ設定可能。

論理インターフェースを対象として本コマンドを設定した場合は、そのインターフェースに所属する全てのLAN/

SFPポートの設定が変更される。

ポート種別をアクセスポートからトランクポートに変更した場合は、switchport access vlanコマンドの設定が初期設 定に戻る。

トランクポートとして所属するVLAN IDは、switchport trunk allowed vlanコマンドで設定する。また、ネイティブ VLANの設定はswitchport trunk native vlanコマンドで設定する。

[設定例]

LANポート #1をトランクポートに設定する。

SWX2300(config)#interface ge1

SWX2300(config-if)#switchport mode trunk

11.1.11 トランクポート(タグ付きポート)の所属VLANの設定

[書式]

switchport trunk allowed vlan all switchport trunk allowed vlan none switchport trunk allowed vlan add vlan-ids switchport trunk allowed vlan expect vlan-ids switchport trunk allowed vlan remove vlan-ids no switchport trunk

[キーワード]

all : vlanコマンドで設定されているすべてのVLANに所属させる none : 全てのVLANから脱退させる

add : 指定したVLANに所属させる

expect : 指定したVLAN以外の、vlanコマンドで設定されているすべてのVLANに所属させる

remove : 指定したVLANから脱退させる

[パラメーター]

vlan-ids : <1-4094>

vlanコマンドで設定されているVLAN ID

複数指定する場合、以下のように、"-" や ","を使用すること

• VLAN #2からVLAN #4までを選択する場合: 2-4

• VLAN #2とVLAN #4を選択する場合: 2,4

[初期設定] なし

[入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースがトランクポートとして所属するVLAN IDを設定する。

no形式で実行した場合、所属するVLAN IDがすべて削除されてポート種別がアクセスポートに変更される。

ドキュメント内 SWX2300 コマンドリファレンス (ページ 125-137)