第 3 章 : コンフィグレーション
4.8 L2MS (Layer 2 management service)の設定
[ノート]
ログの蓄積はRAM上で行われ、定期的に自動でFlash ROMにバックアップしている。電源を切るとバックアップ されていないログは保存されないので、ログを保存したい場合は手動でバックアップする必要がある。
reloadコマンドやファームウェアのバージョンアップなどによる再起動を行った場合は、ログを保持している。
[設定例]
ログを表示する。
SWX2300#show logging
4.8.3 スレーブのダウン検出を判断する回数の設定 [書式]
slave-watch down-count count no slave-watch down-count [パラメーター]
count : <2-10>
ダウンと判断する回数 [初期設定]
slave-watch down-count 3 [入力モード]
L2MSモード
[説明]
スレーブからの応答フレームを受信せずダウンしたと判断するまでの探索フレーム送信回数を設定する。
no形式で実行した場合は初期設定に戻る。
探索フレームをcountで設定した回数送信してもスレーブから応答フレームを受信しない場合、当該スレーブはダウ ンしたと判断する。
[ノート]
スレーブを接続しているポートがリンクダウンした場合は、当コマンドの設定よりも早いタイミングでスレーブが ダウンしたと判断することがある。
スレーブの監視はL2MSがコントローラーとして動作している場合のみ行う。
[設定例]
ダウン検出を判断する回数を8回に設定する。
SWX2300(config)#l2ms configuration
SWX2300(config-l2ms)#slave-watch down-count 8 4.8.4 端末の監視機能の設定
[書式]
device-watch enable no device-watch [初期設定]
no device-watch [入力モード]
L2MSモード
[説明]
端末の監視機能を有効にする。有効になると定期的にネットワーク内に存在する端末情報の取得を行う。
no形式で実行した場合は、端末の監視機能が無効となる。
[ノート]
端末の監視はL2MSがコントローラーとして動作している場合のみ行う。
[設定例]
端末の監視機能を有効にする。
SWX2300(config)#l2ms configuration
SWX2300(config-l2ms)#device-watch enable 4.8.5 端末情報の取得時間間隔の設定
[書式]
device-watch interval time no device-watch interval
[パラメーター]
time : <1800-86400>
取得時間間隔(秒) [初期設定]
device-watch interval 1800 [入力モード]
L2MSモード
[説明]
ネットワークの端末情報を取得する時間間隔を設定する。timeに設定した時間が経過すると、ネットワークに存在 する端末の情報を取得する。
[ノート]
端末の監視機能が有効ではない場合、本コマンドの設定に関わらず、端末情報の取得は行わない。
no形式で実行した場合は初期設定に戻る。
[設定例]
監視時間間隔を3600秒に設定する。
SWX2300(config)#l2ms configuration
SWX2300(config-l2ms)#device-watch interval 3600
4.8.6 L2MS制御フレームの送受信設定
[書式]
l2ms filter enable no l2ms filter [初期設定]
no l2ms filter [入力モード]
インターフェースモード [説明]
L2MSの制御フレームを送受信しないようにする。
no形式で実行した場合は、L2MSの制御フレームを送受信できるようになる。
[ノート]
本コマンドは、以下のインターフェースには設定できない。
• VLANインターフェース
• 論理インターフェースに収容されている物理インターフェース
論理インターフェースに収容されている物理インターフェースは、収容先の本コマンドの設定に従って動作する。
なお、物理インターフェースを論理インターフェースに収容する場合に、物理インターフェースの設定は初期値に 戻る。
本コマンドの設定に関わらず、以下のいずれかの条件を満たしている場合は、L2MSの制御フレームが送受信されな いことがある。
• STPまたはループ検出機能によってインターフェースがBlocking状態になっている
• switchport trunk native vlan noneコマンドが設定されている
• 論理インターフェースに収容されている [設定例]
ge5でL2MSの制御フレームを送受信しないようにする。
SWX2300(config)#interface ge5
SWX2300(config-if)#l2ms filter enable
4.8.7 スレーブの管理のリセット
[書式]
l2ms reset
[入力モード] 特権EXECモード [説明]
コントローラーが管理している全てのスレーブを管理下から外して、スレーブの探索をやり直す。
[ノート]
L2MSがコントローラーとして動作している場合のみ実行できる。
本コマンドを実行すると、管理されていたスレーブも自身をコントローラーの被管理状態から外す。
本コマンドを実行した後に再びスレーブを探索するタイミングは、slave-watch intervalコマンドで設定した時間に依 存する。
[設定例]
スレーブの管理をリセットする。
SWX2300#l2ms reset 4.8.8 L2MSの情報の表示
[書式]
show l2ms [detail]
[キーワード]
detail : 詳細情報も表示する
[入力モード]
非特権EXECモード、特権EXECモード [説明]
L2MSの動作状態に応じて、以下の情報を表示する。
• コントローラーとして動作している場合
• 管理しているスレーブの数
• 管理しているスレーブの情報
• MACアドレス
• 機種名
• 機器名
• 経路
• アップリンクポート
• 適用されている設定
• コントローラーとして動作していて、detailを指定した場合
• 管理しているスレーブの数
• 管理しているスレーブの情報
• MACアドレス
• 機種名
• 機器名
• 経路
• リンクアップしているポート
• アップリンクポート
• ダウンリンクポート
• 適用されている設定
• 接続されている端末の数
• スレーブに接続されている端末の情報
• MACアドレス
• 接続されているスレーブのポート
• 端末を発見した時刻
• スレーブとして動作している場合
• コントローラーに管理されているか否か
• コントローラーのMACアドレス(管理されている場合) [ノート]
L2MSが動作していない場合、情報は表示されない。
detailの指定は、コントローラーとして動作してる場合のみ有効である。
[設定例]
コントローラーとして動作している場合のL2MS情報の詳細を表示する。
SWX2300>show l2ms detail Role : Controller
Number of Slaves : 2 [00a0.de00.0000]
Model name : SWX2300-24G
System name : SWX2300-24G_S00000000 Route : ge3
LinkUp : 1, 5, 12, 14, 18 Uplink : 1
DownLink : 5 Config : None
Appear time : Thu Jan 1 00:00:00 2015 Number of Devices : 4
[00a0.de00.0000]
Port : 12
Appear time : Thu Jan 1 00:00:00 2015 [00a0.de00.0000]
Port : 12
Appear time : Thu Jan 1 00:00:00 2015 [00a0.de00.0000]
Port : 14
Appear time : Thu Jan 1 00:00:00 2015 [00a0.de00.0000]
Port : 18
Appear time : Thu Jan 1 00:00:00 2015 [00a0.de00.0000]
Model name : SWX2200-24G
System name : SWX2200-24G_S00000000 Route : ge3-5
LinkUp : 1, 2, 6, 12, 15 Uplink : 1
DownLink : None
Config : MAC Address (00a0.de00.0000) (Sync processing) Appear time : Thu Jan 1 00:00:00 2015
Number of Devices : 0
4.8.9 L2MSのスレーブコンフィグ情報の表示
[書式]
show l2ms slave-config [slave]
[パラメーター]
slave : MACアドレス(HHHH.HHHH.HHHH)、または、経路(geD-D)
対象のスレーブ端末のMACアドレスまたは経路を指定する。省略時は全スレーブ端末を対 象とする。
[入力モード]
非特権EXECモード、特権EXECモード [説明]
L2MSスレーブ端末(SWX2200)のコンフィグ情報を表示する。
表示内容は以下のとおりである。
項目 説明
system-name name 機器の名前の設定
energy-saving mode 省電力機能を使用するか否かの設定
項目 説明
led-brightness mode LEDの輝度の調整
port-speed port speed ポートの通信速度および動作モードの設定
port-use port mode ポートを使用するか否かの設定
port-auto-crossover port mode オートクロスオーバー機能を使用するか否かの設定
port-speed-downshift port mode 速度ダウンシフト機能を使用するか否かの設定
port-flow-control port mode フロー制御を使用するか否かの設定
vlan-id vlan_register_num vid VLAN IDの設定
vlan-port-mode port mode ポートのVLAN動作モードの設定
vlan-access port vlan_register_num アクセスポートの設定
vlan-trunk port vlan_register_num mode トランクポートの設定
vlan-multiple-use mode マルチプルVLANを使用するか否かの設定
vlan-multiple port group_num mode マルチプルVLANのグループの設定
qos-dscp-remark-type port type DSCPリマーキングの書き換え方式の設定
qos-dscp-remark-class port class 受信パケットのクラス分けの設定
qos-speed-unit unit 帯域制限を行う際の速度単位の設定
qos-policing-use port mode 受信トラフィックのポリシングを行うか否かの設定
qos-policing-speed port level 受信トラフィックの帯域幅の設定
qos-shaping-use port mode 送信トラフィックのシェーピングを行うか否かの設定
qos-shaping-speed port level 送信トラフィックの帯域幅の設定
mirroring-use mode ミラーリング機能を使用するか否かの設定
mirroring-dest port ミラーリングパケットを送出するポートの設定
mirroring-src-rx port mode 受信したパケットをミラーリングするか否かの設定
mirroring-src-tx port mode 送信するパケットをミラーリングするか否かの設定
counter-frame-rx-type port counter type 受信フレームカウンタでカウントするフレームの種類
の設定
counter-frame-tx-type port counter type 送信フレームカウンタでカウントするフレームの種類
の設定
loopdetect-count count 1秒あたりのループが発生したと判断する閾値の設定
loopdetect-linkdown action ループ発生時の動作の設定
loopdetect-recovery-timer time ポートをリンクダウンしてから復帰させるまでの時間
の設定
loopdetect-port-use port mode ループ検出機能を使用するか否かの設定
poe-class port class 各ポートで給電可能なクラスの上限の設定
[設定例]
全てのL2MSスレーブ端末のコンフィグ情報を表示する。
SWX2300>show l2ms slave-config [ge23-23-8]
system-name TEST3_SWX2200-8G vlan-id 2 2
vlan-id 3 3
vlan-port-mode 1 hybrid vlan-access 5 2
vlan-access 6 3 vlan-trunk 1 2 join
vlan-trunk 1 3 join [00a0.de00.0001]
system-name TEST2_SWX2200-8G vlan-id 2 2
vlan-id 3 3
vlan-port-mode 1 hybrid vlan-port-mode 8 hybrid vlan-trunk 1 2 join vlan-trunk 1 3 join vlan-trunk 8 2 join vlan-trunk 8 3 join [00a0.de00.0002]
system-name TEST1_SWX2200-24G port-speed 7 100-hdx
port-auto-crossover 7 off port-speed-downshift 7 off port-flow-control 7 on vlan-id 2 2
vlan-id 3 3
vlan-port-mode 1 hybrid vlan-port-mode 23 hybrid vlan-trunk 1 2 join vlan-trunk 1 3 join vlan-trunk 23 2 join vlan-trunk 23 3 join loopdetect-count 5
loopdetect-linkdown linkdown-recovery loopdetect-recovery-timer 600
loopdetect-port-use 7 off
MACアドレスが00a0.de00.0001のL2MSスレーブ端末のコンフィグ情報を表示する。
SWX2300>show l2ms slave-config 00a0.de00.0001 [00a0.de00.0001]
system-name TEST2_SWX2200-8G vlan-id 2 2
vlan-id 3 3
vlan-port-mode 1 hybrid vlan-port-mode 8 hybrid vlan-trunk 1 2 join vlan-trunk 1 3 join vlan-trunk 8 2 join vlan-trunk 8 3 join
経路が23-23-8のL2MSスレーブ端末のコンフィグ情報を表示する。
SWX2300>show l2ms slave-config ge23-23-8 [ge23-23-8]
system-name TEST3_SWX2200-8G vlan-id 2 2
vlan-id 3 3
vlan-port-mode 1 hybrid vlan-access 5 2
vlan-access 6 3 vlan-trunk 1 2 join vlan-trunk 1 3 join
4.8.10 無線AP配下の端末情報の取得間隔の設定
[書式]
wireless-device-watch interval time no wireless-device-watch interval [パラメーター]
time : <10-86400>
取得時間間隔(秒)
[初期設定]
wireless-device-watch interval 60 [入力モード]
L2MSモード
[説明]
無線AP配下の端末情報を取得する間隔を設定する。timeに設定した時間が経過すると、無線AP配下に存在する端 末の情報を取得する。
[ノート]
端末の監視が動作していない場合、本コマンドの設定に関わらず、端末情報の取得は行わない。
no形式で実行した場合は初期設定に戻る。
[設定例]
端末情報の取得間隔を3600秒に設定する SWX2300(config)#l2ms configuration
SWX2300(config-l2ms)# wireless-device-watch interval 3600
4.8.11 イベント監視機能の設定
[書式]
event-watch disable no event-watch [初期設定]
no event-watch [入力モード]
L2MSモード
[説明]
イベント監視機能を無効にする。有効の場合は定期的にネットワーク内に存在するスレーブのイベント情報の取得 を行う。
no形式で実行した場合は、イベント監視機能が有効となる。
[ノート]
イベントの監視はL2MSがコントローラーとして動作している場合のみ行う。
[設定例]
イベント監視機能を無効にする。
SWX2300(config)#l2ms configuration
SWX2300(config-l2ms)#event-watch disable
4.8.12 イベント情報の取得時間間隔の設定
[書式]
event-watch interval time no event-watch interval [パラメーター]
time : <60-1800>
取得時間間隔(秒) [初期設定]
event-watch interval 300 [入力モード]
L2MSモード
[説明]
ネットワークに存在するスレーブのイベント情報を取得する時間間隔を設定する。timeに設定した時間が経過する と、ネットワークに存在するスレーブのイベント情報を取得する。