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TSC レギュレータの機能

ドキュメント内 A908.book (ページ 49-52)

2   機能

2.3  TSC レギュレータの機能

TSCレギュレータは,リクエストの集中による問題をコネクションのレギュレート(集 約)によって解決するためのプロセスです。

この節では,TSCレギュレータがリクエストの集中による問題を解決する仕組みと,

TSCレギュレータとTSCデーモンとの対応について説明します。

2.3.1 コネクションのレギュレート

大規模なシステムでクライアントアプリケーションの数が増大した場合,システムの動 作状態が不安定になったり,システムで管理する資源が不足して正常な処理ができなく なったりします。それは,TSCデーモンにリクエストが集中して,コネクション数が増 大し,ファイルやソケットのオープン数などのプロセス使用資源が増大するためです。

リクエストが集中する仕組みを次の図に示します。

図2-5 リクエストが集中する仕組み

TSCレギュレータは,リクエストの集中による問題を解決するための専用のプロセスで す。TSCレギュレータはクライアントアプリケーションからの幾つかのコネクションを 集約し,TSCデーモン当たりのコネクションの上限を管理します。これをコネクション のレギュレートといいます。TSCレギュレータがコネクションをレギュレートすること

せることができます。

コネクションのレギュレートの仕組みを次の図に示します。

図2-6 コネクションのレギュレートの仕組み

2.3.2 TSC レギュレータと TSC デーモンの対応

OTMでは,一つのTSCデーモンに対して,必要に応じて複数のTSCレギュレータを開 始できます。TSCレギュレータは,対応するTSCデーモンと同じコンピュータに配置す る必要があります。

TSCレギュレータがクライアントアプリケーションからのリクエストを受け付けると,

対応するTSCデーモンにリクエストを転送してリクエストの応答を待ちます。応答が 返ってくると,応答をクライアントアプリケーションに返します。そのときの動作はマ ルチスレッドで並行処理されます。

2.3.3 TSC レギュレータの動作モード

TSCレギュレータは,通常クライアントアプリケーションからのリクエストをスレッド パーセションモデルで処理し,サーバアプリケーションからのリクエストの応答をTSC レギュレータ内でスレッドごとに待ち合わせます。

TSCAdmクラスのgetTSCClient()メソッドで接続したTSCレギュレータへのコネク ションを複数のスレッドで共有した場合は,リクエストを同時に処理できません。

マルチスレッド環境のクライアントアプリケーションからのTSCレギュレータ経由のリ クエストを同時に処理させるには,リクエストスレッドごとにTSCAdmクラスの getTSCClient()メソッドを実行してコネクションを割り当てるか,またはtscregltdコマ

ンドに-TSCTPoolオプションを指定してTSCレギュレータをスレッドプーリングモデ

ルで動作させてください。

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