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●:検出

○:生成

※1:パフォーマンスモニタとして使用

※2:M1バイトにB2エラー個数を挿入

◎:演算及び生成

①LOS

②LOF

④MS-AIS

⑦MS-RDI

⑧AU-AIS

⑥AU-LOP

③MS-RDI LOS

LOF

RDI-L RDI-L

×

×

×

×

×

×

B2 B2

MS-REI MS-REI ●

※2 ※1

● B2 ○ B2

MS-REI ※1 MS-REI ※2

● ○

×

×

×

○ MS-AIS

⑤AU-AIS

⑧AU-AIS

×

×

○ ●

⑦MS-RDI

①LOS

②LOF

④MS-AIS MS-AIS

⑧AU-AIS

×

③MS-RDI

⑤AU-AIS

● ⑥AU-LOP

⑧AU-AIS MS-AIS

● AU-AIS

1.7.2 符号誤り監視

RSOH/SOH

B2×3 スクランブル前

3行 9行 6行

9行

9バイト 261バイト

270バイト

0

125μs

250μs 1フレーム

1フレーム

:BIP-24演算範囲 B2:前フレームのBIP-24演算結果 図1.16 STM1/OC-3のBIP-24演算範囲(B2バイト)

スクランブル前

(1)BIP-N(Bit Interleaved Parity-N : N=8,24,96) セクション及びパスの誤り監視に用います。

誤り監視を行う情報をNビット毎に分割し、その全情報の1ビット目からNビット目毎にパリティ演算(偶数パリティ)

したNビットの演算結果をBIP-N符号といいます。BIP-N符号は次フレームの誤り監視情報内の特定位置(SOH のB2バイト、POHのB3バイト)に配置します。BIPの演算方法と演算範囲はITU-T G.707/Telcordia GR-253-COREに 準拠します。

(2)BIPの演算方法

①B2バイト(BIP-24)

送信側:スクランブル前のSTM-1/OC-3の全ビット(RSOH/SOHの第1~3行を除く)に対して、BIP-24の演算を行い、

その結果をスクランブル前の次フレームのB2バイトに挿入します。

受信側:デスクランブル後のSTM-1/OC-3の全ビット(RSOH/SOHの第1~3行を除く)に対して、BIP-24の演算を行 い、その結果をデスクランブル後の次フレームのB2バイトと比較します。

②B2バイト(BIP-96)

送信側:スクランブル前のSTM-4/OC-12の全ビット(RSOH/SOHの第1~3行を除く)に対して、BIP-96の演算を行 い、その結果をスクランブル前の次フレームのB2バイトに挿入します。

受信側:デスクランブル後のSTM-4/OC-12の全ビット(RSOH/SOHの第1~3行を除く)に対して、BIP-96の演算を 行い、その結果をデスクランブル後の次フレームのB2バイトと比較します。

③B2バイト(BIP-384)

送信側:スクランブル前のSTM-16/OC-48の全ビット(RSOH/SOHの第1~3行を除く)に対して、BIP-384の演算を 行い、その結果をスクランブル前の次フレームのB2バイトに挿入します。

受信側:デスクランブル後のSTM-16/OC-48の全ビット(RSOH/SOHの第1~3行を除く)に対して、BIP-384の演算を 行い、その結果をデスクランブル後の次フレームのB2バイトと比較します。

④BIPの演算範囲

BIP-24、BIP-96及びBIP-8の演算範囲を図1.16、図1.17及び図1.18に示します。

③B3バイト(BIP-8)

VC-3/VC-4/VC-4-4cパス及びSTS-1/STS-3c/STS-12cパスはLTでは透過する。LTでは受信B3バイトに対する誤り計 算を行います(モニタ機能のみ)。

RSOH/SOH

B2×12 スクランブル前

3行 9行 6行

9行

36バイト 1044バイト

1080バイト

0

125μs

250μs 1フレーム

1フレーム

:BIP-96演算範囲 B2:前フレームのBIP-96演算結果 図1.17 STM4/OC-12のBIP-96演算範囲(B2バイト)

スクランブル前

POH

B3

スクランブル前

スクランブル前 9行

9行

1 X-1バイト

Xバイト

0

125μs

250μs 1フレーム

1フレーム

:BIP-8演算範囲 B3:前フレームのBIP-8演算結果

図1.19 BIP-8演算範囲 POH

VC-3/STS-1時:X=87バイト、 VC-4/STS-3c時:X=261バイト、 VC-4-4c/STS12c時:X=1044バイト RSOH/SOH

B2×48 スクランブル前

3行 9行 6行

9行

144バイト 4176バイト

4320バイト

0

125μs

250μs 1フレーム

1フレーム

:BIP-96演算範囲 B2:前フレームのBIP-96演算結果 図1.18 STM16/OC-48のBIP-384演算範囲(B2バイト)

スクランブル前

⑤符号誤り検出情報の送出

入力信号の符号誤り(B2演算結果:BIP-24/BIP-96/BIP-384)個数を送信フレームのM1バイトに挿入して送信する必要 があります。

※その他のパターンを網が受信した場合は、誤り無しと見なします。

0 M1バイト

0 0 0 0 0 0

BIP-24 誤り個数

BIP-96 誤り個数 0個

MS-REI

0個 0 0 0 0 0 0 1

0 0 0 0 0 1 0

0 0 1 1 0 0 0

1 1 0 0 0 0 0

1個 1個

2個 2個

24個

96個

~ b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8

1 1 1 1 1 1 1

0 0 0 0 0 0

0 0個 0 0 0 0 0 0

1 0 0 0 0 0 1 0

1 1 1 1 1 1 1

1個 2個

255個

~ ~

M1バイト BIP-384

誤り個数 MS-REI

b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8

0 0 0

1

1.7.3 故障情報の検出・発出条件

(1)検出・解除条件

検出・解除条件を表1.16に示します。基本的に SDH インタフェースについては ITU-T 勧告 G.783 に準 拠し、SONET インタフェースについては Bellcore 勧告(現 Telcordia)GR-253-CORE issue2 に準拠します。

表1.16 検出・解除条件

(2)転送条件

転送条件を表1.17に示します。基本的に SDH インタフェースについては ITU-T 勧告 G.783 に準拠し、

SONET インタフェースについては Bellcore 勧告(現 Telcordia)GR-253-CORE issue2 に準拠します。

表1.17 転送条件

警報種別 検出条件 解除条件

①LOS

②LOF

・光入力断 ・光入力回復

・フレーム同期外れ

(フレーム同期パターン不一致を3ms連続検出)・フレーム同期復帰

(フレーム同期パターン一致を3ms連続検出)

④MS-AIS

③MS-RDI ・デスクランブル後のK2のb6-b8=‘110’を5フレー ム連続検出

・デスクランブル後のK2のb6-b8≠‘110’を5フ レーム連続検出

・デスクランブル後のK2のb6-b8=‘111’を5フレ ーム連続検出

・デスクランブル後のK2のb6-b8≠‘111’を5フ レーム連続検出

⑥AU-LOP ・異常ポインタを8フレーム連続検出時 ・正常ポインタを3フレーム連続検出時

⑤AU-AIS ・H1,H2バイトでALL’1’を3フレーム連続検出時・正常ポインタを3フレーム連続検出時

警報種別 転送情報 解除条件

⑧AU-AIS

・ ス ク ラ ン ブ ル 前 の K2 の b6-b8=‘110’を挿入

・ペイロード及びH1,H2,H3バイト をALL’1’

転送条件

・LOS, LOF又はAIS-L検出時 ・LOS, LOF又はAIS-L回復時

・LOS, LOF,AIS-L,LOP-P, 検 出時

⑦MS-RDI

・LOS, LOF,AIS-L,LOP-P, 回 復時

※上記の警報種別は SDH の表記で記載しております。

※上記の警報種別は SDH の表記で記載しております。

1.8 多重収容する場合のタイムスロットの指定方法

UNI(STM-1/4/16、OC-3/12/48)にパスを多重収容する場合のタイムスロット(以下、TS)

の指定方法を表1.18、表1.19及び表1.20に示します。

なお、回線の行き先別のタイムスロット位置はお客様に指定していただきます。

表1.18 STM-1/OC-3へ多重収容する場合 TS №

収容パス名 VC-3 又は

STS-1 SPE

VC-4 又は STS-3c SPE ペイ

ロー ド部 分

1 ○ ○

2 ○ ×

3 ○ ×

表1.19 STM-4/OC-12へ多重収容する場合 TS №

収容パス名 VC-3 又は

STS-1 SPE

VC-4 又は STS-3c SPE

VC-4-4c 又は STS-12c SPE

ペイ ロー ド部 分

1 ○ ○ ○

2 ○ × ×

3 ○ × ×

4 ○ ○ ×

5 ○ × ×

6 ○ × ×

7 ○ ○ ×

8 ○ × ×

9 ○ × ×

10 ○ ○ ×

11 ○ × ×

12 ○ × ×

表1.20 STM-16/OC-48へ多重収容する場合 TS №

収容パス名 VC-3 又は

STS-1 SPE

VC-4 又は STS-3c SPE

VC-4-4c 又は STS-12c SPE

VC-4-16c 又は STS-48c SPE

ペイ ロー ド部 分

1 ○ ○ ○ ○

2 ○ × × ×

3 ○ × × ×

4 ○ ○ × ×

5 ○ × × ×

6 ○ × × ×

7 ○ ○ × ×

8 ○ × × ×

9 ○ × × ×

10 ○ ○ × ×

11 ○ × × ×

12 ○ × × ×

13 ○ ○ ○ ×

14 ○ × × ×

15 ○ × × ×

16 ○ ○ × ×

17 ○ × × ×

18 ○ × × ×

19 ○ ○ × ×

20 ○ × × ×

21 ○ × × ×

22 ○ ○ × ×

23 ○ × × ×

24 ○ × × ×

25 ○ ○ ○ ×

26 ○ × × ×

27 ○ × × ×

28 ○ ○ × ×

29 ○ × × ×

30 ○ × × ×

31 ○ ○ × ×

32 ○ × × ×

33 ○ × × ×

34 ○ ○ × ×

35 ○ × × ×

36 ○ × × ×

37 ○ ○ ○ ×

38 ○ × × ×

39 ○ × × ×

40 ○ ○ × ×

41 ○ × × ×

42 ○ × × ×

43 ○ ○ × ×

44 ○ × × ×

45 ○ × × ×

46 ○ ○ × ×

47 ○ × × ×

48 ○ × × ×

(注) ○→収容可、×→収容不可を意味します。

[備考]多重収容する際の注意事項

表1.18、表1.19及び表1.20に示しているTS №(収容可の位置)には、1つのパスのみ収容可能 です。また、VC-4/STS-3c SPE、VC-4-4c/STS-12c SPE及びVC-4-16c/STS-48c SPEについては、複数のTS を使用するため、上記パスが使用しているTSに別のパスを収容することはできません。

(例)OC-12インタフェースに、“STS-1 SPE”×1本と“STS-3c SPE”×1本を多重収容する場合

・TS №1に“STS-1 SPE”を収容すると、同じTS(TS №1)に“STS-3c SPE”を収容することはで きません。(“STS-3c SPE”は、TS №4、№7もしくは№10のみ収容可能です。)

・TS №1に“STS-3c SPE”を収容すると、タイムスロット№2及び3に“STS-1 SPE”を収容すること はできません。(TS№4以降のみ収容可能です。)

2 電気インタフェース

2.1

概要

電気インタフェース(DS-3)の規定点を図2.1に示します。

(1)物理的条件

同軸ケーブルと NT を接続するためのコネクタ等の規格

(2)電気的条件

同軸ケーブルと NT を接続するための信号レベルの規格等

(3)論理的条件

同軸ケーブルと NT の間で信号を送受信するための伝送フレーム構成等

2.2

物理的条件

表2.1にユーザ・網インタフェースの主要諸元を示します。

表2.1 主要諸元

項目 DS-3インタフェース

配線形態 1対(上り下り各方向1本)

伝送媒体 同軸ケーブル

コネクタ BNCコネクタ

伝送速度 44.736Mbit/s

クロック精度 ±20ppm

伝送符号 B3ZS符号

入出力特性 表3.2参照

2.2.1 配線形態

伝送媒体には2本の同軸ケーブルを適用します。

(1対:上り下り各方向1本)

2.2.2 コネクタ

送受信用コネクタとして、BNC同軸コネクタ(JIS C 5412 CNC02)2個で接続します。

LT

電気的条件規定点 物理条件規定点

図2.1 ユーザ・網インタフェース規定点 規定点:

TE NT

UNI

2.3 電気的条件

本サービスの電気的条件は、Telcordia 勧告 TR-NWT-000499(ITU-T 勧告 G.703 相当)に準拠します。主なパラ メータ条件を表2.2に示します。

表2.2 電気パラメータ条件

項目 規格

インタフェース速度 ※ 44.736Mbit/s

伝送符号 B3ZS符号

受信側インピーダンス 75Ω±5%

送信波形 図2.2参照

※UNIで規定するインタフェース速度はノンフレームであるため、物理速度と同じ44.736Mbit/

sであるが、実際にM13、Cbit等のマルチフレームをマッピングした場合の最大有効ビットレート

(オーバヘッドを除いたペイロード部分のビットレート)は、44.210Mbit/sとなる。

図2.2 マスクパターン

2.4

論理的条件

2.4.1 フレーム構成

44.736Mbit/s のノンフレームの回線です。

2.4.2 オーバヘッド

-1 -0.5 0 0.5 1 1.5 -1

-0.5 0 0.5

1 1.5

時間 T [UI]

振 幅

-0.85≦T≦-0.68

時間[UI] 振幅

-0.68≦T≦0.36 0.36≦T≦1.40

下限曲線 上限曲線

-0.85≦T≦-0.36 -0.36≦T≦0.36

0.36≦T≦1.40

0.03

0.5{1+sin[(π/2)(1+T/0.34)]} + 0.03 0.08+0.407e-1.84(T-0.36)

-0.03

0.5{1+sin[(π/2)(1+T/0.18)]} - 0.03 -0.03

未定義です。

2.5 同期

ビット同期とします。

2.6 ユーザ・網インタフェース上の保守・運用情報

2.6.1 警報転送図

図2.3に保守・運用情報(DS-3)を示します。

図2.3 警報転送図 2.6.1 故障情報

(1) UNI 上故障情報(NT→TE 方向の故障時)

ノンフレームのため、規定しません。

(2) UNI 上の故障情報(TE→NT 方向の故障時)

NT は、入力信号断(LOS)検出時には、LT 方向へ DS3-AIS 信号を発出します。

(3) LT 方向の故障情報

ノンフレームのため、規定しません。

●:検出

○:生成

※1:パフォーマンスモニタとして使用

※2:M1バイトにB2エラー個数を挿入

◎:演算及び生成

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