NT

3 イーサインタフェース

3.1

概要

Ethernetメニューを利用する場合のプロトコル構成を表1.1に示します。本資料においてはOSIモデル第2層(デー

タリンク層)までの仕様を規定します。

表1.1 OSIレイヤの関連規格

OSIレイヤ 内容と関連規格 記載箇所

7 アプリケーション層 6 プレゼンテーション層 5 セッション層

4 トランスポート層 3 ネットワーク層

2 データリンク層 MAC [IEEE 802.3*] 3.3

1 物理層 100BASE-TX [IEEE 802.3u]

1000BASE-SX [IEEE 802.3z]

1000BASE-LX [IEEE 802.3z]

3.2

* フレームフォーマットについてはDIX仕様のEthernet ver.2にも準じます。

* フレーム長について、IEEE802.3の規定値を超えるフレームを一部許容します。詳細は、3.3 論理的条件をご覧ください。

3.2

物理的条件

ユーザ・網インタフェース規定点(UNI)

Ethernet品目のユーザ・網インタフェース規定点は、図1.1に示すとおりとなります。物理的には100BASE-TX

の場合はUTPケーブルのコネクタ部分となり、1000BASE-SX・1000BASE-LXの場合は光ファイバケーブルのコネク タ部分となります。また、NTT西日本の施工・保守上の責任範囲を図中に示します。

図1.1 ユーザ・網インタフェース規定点

物理層のインタフェース条件は IEEE802.3z 標準の 100BASE-TX、IEEE802.3z 標準の 1000BASE-SX または

1000BASE-LXに準拠します。

回線終端装置 TE

コネクタ

電気通信回線設備

NTT西日本の施工・保守上の責任範囲 端末設備 分界点

3.2.1 インタフェース条件(100BASE-TX)

100BASE-TXのコネクタは、ISO IS 8877準拠の8極モジュラコネクタRJ-45です。回線終端装置とTE間の配線は2

対の非シールドより対線ケーブル( EIA/TIA-586 標準 UTPケーブル カテゴリ5以上) を使用します。ケーブルの 最大長は100mを目安として下さい。

また、回線終端装置のコネクタ種別(MDI、MDI-X)は選択可能です。接続するTEのコネクタの仕様および非シール ドより対線ケーブルのケーブル種別(ストレート、クロス)に応じて選択下さい。詳細は表1.2を参照してください

表1.2 コネクタ種別

TEのコネクタ仕様 接続ケーブル 回線終端装置のコネクタ種別

MDI ストレート MDI-X

MDI クロス MDI

MDI-X ストレート MDI

MDI-X クロス MDI-X

TEの通信モードは、申し込まれた通信モードと同じモードに設定してください。詳細は表1.3を参照してください 表1.3 通信モード

申し込まれた通信モード TEの通信モード

全二重(FULL Duplex) 全二重(FULL Duplex)

AUTO AUTO

3.2.2 インタフェース条件(1000BASE-SX/LX)

光コネクタは、JIS C 5983 規格の MU コネクタまたは2連MUコネクタを使用します。また、光ケーブルは、

1000BASE-SXの場合はJIS C 6832規格のマルチモード光ファイバを使用し、1000BASE-LXの場合はJIS C 6835規格

のシングルモード光ファイバを使用します。

主な光インタフェース条件を表1.4、表1.5に示します。その他の項目および詳細な規格は、IEEE802.3z規格の第38 章の規定に準拠しています。また、TEの通信モードを表1.6 に示します。TEの通信モードは、申し込まれた通信モー ドと同じモードに設定してください。

表1.4 1000BASE-SXの主な光学的条件

項目 仕様

波長 770nm ~ 860nm

平均送信電力 -9.5dBm ~ 0dBm

最小受光感度 -17dBm

符号化形式 8B / 10B

表1.5 1000BASE-LXの主な光学的条件

項目 仕様

波長 1270nm ~ 1355nm

平均送信電力 -11dBm ~ -3dBm

最小受光感度 -19dBm

符号化形式 8B / 10B

表1.6 TEの通信モード設定

申し込まれた通信モード TEの通信モード

全二重(FULL Duplex) 全二重(FULL Duplex)

AUTO AUTO

59

3.3

論理的条件

論理的条件(データリンク層仕様)はIEEE 802.3に準拠します。また、IEEE802.1Qに対応したVLANタグ付フレ ームを利用することも可能です。許容するMACフレーム長に関する規定を表1.6に示します。(IEEE802.3の規定値を 超えるフレームを一部許容します。)この範囲を超えるフレームは、NTT西日本網内において破棄されます。

表1.7 MACフレーム長 最小フレーム長 64byte 最大フレーム長 1600byte

3.3.1 フレーム構造

データリンク層のフレーム構造はIEEE 802.3仕様とDIX規格Ethernet ver.2の2つのフレームフォーマットをサポ ートします。表1.7に規定するMACフレーム長は図1.2のフレームフォーマットにおける宛先アドレスからFCSまでを 指します。

IEEE 802.3フレームフォーマット

プリアンブル SFD 宛先 アドレス

送信元 アドレス

LLC データの フレーム長

LLCデータ パディング FCS

DIX仕様Ethernet ver.2フレームフォーマット

プリアンブル 宛先 アドレス

送信元 アドレス

フレーム

タイプ データ パディング FCS

図1.2 IEEE 802.3とDIX規格Ethernet ver.2のフレームフォーマット

60 プリアンブル:7オクテット/8オクテット

フレーム同期用のフィールドです。IEEE 802.3フレームフォーマットのプリアンブルは7オクテットで内容は1,0の 交番信号です。DIX規格Ethernet ver.2フレームのプリアンブルは8オクテットで内容は1,0,1,0,1,0,...1,0,1,1です。

SFD(Start of Frame Delimiter: フレーム開始デリミタ):1オクテット フレームの開始位置を示します。内容は1,0,1,0,1,0,1,1です。

宛先MACアドレス:6オクテット 宛先MACアドレスを記述します。

送信元MACアドレス:6オクテット 送信元MACアドレスを記述します。

LLCデータのフレーム長:2オクテット(IEEE 802.3フレームフォーマットのみ)

情報フィールドの長さを記述します。

フレームタイプ:2オクテット

データのプロトコルを示す識別子です。(DIX規格Ethernet ver.2フレームフォーマットのみ)

(例)IP : 0x0800 ARP: 0x0806など データ、LLCデータ

データの内容を記述します。フィールド長は46~1508オクテットです。

パディング

データ長は46オクテットより短い場合に挿入します。

FCS(Frame Check Sequence): フレームチェックシーケンス:4オクテット

誤り検出のために使用します。

生成多項式は以下の通りです。

G(x) = x 32 + x 26 + x 23 + x 22 + x 16 + x 12 + x 11 + x 10 + x 8 + x 7 + x 5 + x 4 + x 2 + x + 1

受信側で同様のアルゴリズムによりCRC値を計算し、フレームチェックシーケンス部の値と異なった場合には NTT西日本網内装置でフレーム誤りとして廃棄します。

61 3.4 ユーザ・網インタフェース上の保守・運用情報

3.4.1 警報転送図(100BASE-TX)

図1.3に保守・運用情報(100BASE-TX)を示します。

■UNI上の故障情報(NT→TE方向の故障時)

・規定しない

■UNI上の故障情報(TE→NT方向の故障時)

・NT は、AUTONEGOERR、LINKDOWN 検出時には、LT 方向へ CSF 信号を発出します。

図1.3 警報転送図

NT

①AUTONEGOERR

②LINKDOWN

×

×

○ LINK_DOWN

×

○ CSF

○ LOS

T E

LOF ●

MS-AIS ●

● MS-RDI

MS-RDI

○ MS-AIS

● AU-LOP AU-AIS

○ AU-AIS

RDI-P

③L2SYNCLOS

● RDI-P

④CSF

●:検出

○:生成 TIM-P UNEQ

PLMF

当 社 網 側

( L

T )

62 3.4.2 故障情報(100BASE-TX)

(1)検出・解除条件

検出・解除条件を表1.7に示します。

表1.7 検出・解除条件

警報種別 検出条件 解除条件

①AUTONEGOERR

②LINKDOWN

・オートネゴシエーーション有効時でLinkUpしない時 ・オートネゴシエーーション有効時でLinkUpした時

・オートネゴシエーーション無効時でLinkUpしない時 ・オートネゴシエーーション無効時でLinkUpした時

④CSF

③L2SYNCLOS ・レイヤ2フレームの同期はずれ ・レイヤ2フレームの同期復帰

・対向回線終端装置で、AUTONEGOERRまたはLINK DOWN発生時に転送されたCSFを3回連続受信時

・対向回線終端装置で、AUTONEGOERRまたは LINKDOWN回復時

DOWN 発生時

63 3.4.3 警報転送図(1000BASE-SX/LX)

図1.4に保守・運用情報(1000BASE-SX/LX)を示します。

■UNI上の故障情報(NT→TE方向の故障時)

・規定しない。

■UNI上の故障情報(TE→NT方向の故障時)

・NT は、入力信号断(LOS)、AUTONEGOERR、LINKDOWN 検出時には、LT 方向へ CSF 信号を発出します。

図1.4 警報転送図

NT

②AUTONEGOERR

③LINKDOWN

×

×

○ OPT_Down

×

○ CSF

○ LOS

T E

LOF ●

MS-AIS ●

● MS-RDI

MS-RDI

○ MS-AIS

● AU-LOP AU-AIS

○ AU-AIS

④L2SYNCLOS

⑤CSF

●:検出

○:生成

①LOS

RDI-P

○ TIM-P UNEQ PLMF

● RDI-P

当 社 網 側

( L

T )

64 3.4.4 故障情報(1000BASE-SX/LX)

(1)検出・解除条件

検出・解除条件を表1.9に示します。

表1.9 検出・解除条件

警報種別 検出条件 解除条件

⑤CSF

①LOS

②AUTONEGOERR

・光入力断 ・光入力断回復

・オートネゴシエーーション有効時でLinkUpしない時 ・オートネゴシエーーション有効時でLinkUpした時

④L2SYNCLOS

③LINKDOWN ・オートネゴシエーーション無効時でLinkUpしない時 ・オートネゴシエーーション無効時でLinkUpした時

・レイヤ2フレームの同期はずれ

・対向回線終端装置で、AUTONEGOERRまたはLINK DOWN発生時に転送されたCSFを3回連続受信時

・レイヤ2フレームの同期復帰

・対向回線終端装置で、AUTONEGOERRまたは LINKDOWN回復時

DOWN 発生時

65

第Ⅳ編 回線終端装置の仕様概要

1 装置仕様及び設置条件概要

回線終端装置の仕様及び設置条件は以下の通りとなります。

項 目

温度 冷却方式 電源条件 ※8 設置タイプ

標準:5~40℃ 短時間:0~50℃ ※10 標準:5~85% 短時間:5~90% ※10 DC-48V ※9

装置タイプ Ⅱ型

STM-1/OC-3 : 最大16ポート(PKG数 16枚)※4

端末区間2.4G の場合

コネクタ種別

・STM-1/STM-4、OC-3/OC-12はMUコネクタを使用します。(MUコネクタの挿抜には専用の着脱工具 が必要となります。)

・STM-16、OC-48はSCコネクタを使用します。

・DS-3はBNCコネクタを使用します。

19インチラック搭載型(EIA規格)※7 卓上設置型 19インチラック搭載型(EIA規格)※7 DC-48V ※9

AC100V AC100V DC-48V ※9

最大重量 寸法

H×D×W(mm) 300×550×482.6 548.1×303.9×483

(大容量タイプ)

強制空冷

約43kg 約50kg

最大消費電力

湿度

EMI VCCIクラスA

約560W 約340W 約350W 約340W 約350W

環境条件

設置 スペース

装置前面 装置背面 装置上面 装置両側面

450mm以上

75mm以上 200mm以上 450mm以上

450mm以上 450mm以上

50mm以上

※11

クロック ラインクロックモードとする

STM-4/OC-12 : 最大4ポート(PKG数 4枚)※4 STM-16/OC-48 : 最大1ポート(PKG数 1枚)※5 DS-3:最大3ポート(PKG数 1枚)※2、※3

DS-3:最大36ポート(PKG数 3枚)※6

Ⅰ型

(小容量タイプ)

(光余長処理部含まず)

STM-1/OC-3 : 最大4ポート(PKG数 4枚)※2 STM-4/OC-12 : 最大1ポート(PKG数 1枚)※1

DS-3:最大3ポート(PKG数 1枚)※4 端末区間600M

の場合

UN I側

イン タフ ェー ス種 別

DS-3:最大12ポート(PKG数 1枚)

AC100V

約600W 100BASE-TX:最大32ポート(PKG数 2枚)※3 100BASE-TX:最大96ポート(PKG数 6枚)

1000BASE-SX/LX:最大8ポート(PKG数 2枚)※3 1000BASE-SX/LX:最大24ポート(PKG数 6枚)

100BASE-TX:最大32ポート(PKG数 2枚)※4 1000BASE-SX/LX:最大8ポート(PKG数 2枚)※4

100BASE-TX:最大96ポート(PKG数 6枚)※4 1000BASE-SX/LX:最大24ポート(PKG数 6枚)※4

・100BASE-TXはRJ-45コネクタを使用します。

・1000BASE-SX/LXはMUコネクタを使用します。

ドキュメント内 目次 まえがき 3 本技術参考資料の記述に関する留意事項 4 第 Ⅰ 編用語の説明 用語の説明 5 第 Ⅱ 編サービス概要 1 サービス概要 1.1 概要 サービス品目の種類とインタフェース UNI2 重化 Ethernet 品目のインタフェース共用 13 2 (Page 56-68)

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