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第 3 章 Dynamical supersymmetry 26

3.5 Summary

となる. これに対応すると考えられる粒子はf0(1370)が存在し, PDG(Particle Data Group)のリス トに載っている[33]. これはスカラーの共鳴状態で, pole mass(1200 - 1500)−i(150 - 250)MeV の非常に広いresonanceを持つ. 我々の導いたf0の値はこの共鳴の中心に位置しており,これは2 つのダイクォーク状態と考えることができる. このresonanceのさらなる調査によってハドロンの 有効自由度としてudダイクォークが存在するかどうかがはっきりしてくるだろう.

またここでもう1つ言及しておくべきは,mf0−mΛmΛ−m¯ssの質量差がどちらも200 MeV であることだ. 同様のことが節 3.3.1でも議論されたように, V(3)¯3表現でも見ることができた. そこではmΛc −msc¯mΛb−m¯sbの質量差が同様に200 MeVであった,ここでm¯scm¯sbDs-Ds またはBs-Bsのスピン平均である. 仮にsクォークとudダイクォーク間の質量差がその ままV(3)の破れに寄与するとすれば,sクォークの質量を500 MeVとすれば,udダイクォークの

質量は700 MeVと考えられる. しかし, [[29, 30]]で指摘されているように, V(3)の対称性の破れが

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s-Q(ud)-Qの相互作用の非対称性からも起因するという議論についても触れておきたい. ここ で彼らは閉じ込めにおけるポテンシャルでの,クォーク,ダイクォーク間の張力がクォーク反クォー ク間の半分であると指摘している. このためクォーク,ダイクォーク間のダイナミクスのさらなる 研究が必要である.

3.4.3 Quintet representation

ΨΨcの構成はV(3)での5表現である. 対称性の極限において,スピン1/23/2cバリオン とスピン01udscテトラクォークは縮退する. 今対称性の破れはsクォークとudダイクォー クの質量差とscのスピン間力から起因する. この質量差は前節で200 MeVと予測した. した がってスピン平均を取り,スピン間力による質量の破れを取り除いた場合,Ωcの質量が2.742 GeV と観測されているので,テトラクォークudscの質量は2.942 GeVと予測できる.

またΨΨbの構成により,テトラクォークudsbの質量も同様に予測できることも興味深い. スピ ン1/2bバリオンに関しては, the particle date table [33]によると,質量は6.046 GeVとある. ピン1/23/2のスピン間力による質量差はΩcのスピン間力から推測することで0.023 GeVと見 積もることができる.そのため,スピン平均を取ったbバリオンの質量は6.061 GeVと見積もりこ とができる. ここからスピン平均のテトラクォークudsbの質量が6.261 GeVであることが予測で きる.

元に920 MeVと導いた. この得られた値とΛの質量を質量関係式に代入すると,f0の質量が1320 MeVであると導かれる. これに対応する粒子として,f0(1370)が実験的に見つかっている. こうい うわけで,我々のモデルはf0(1370)ududによるテトラクォーク状態であると提案している.

加えて,DsDs(BsBs)のスピン平均とΛcb)の質量差,これも同様に約200 MeVとなっ ている. このため,sudダイクォークの質量差が200 MeVである,つまり,sの構成子クォーク質

量を500 MeVとみるならば,udの質量は700 MeVとみなすことができる.

ΨΨcの構成において,スピン1/23/2cバリオンとスピン01のテトラクォークudsc は縮退している. このメソンとバリオンの質量差をsクォークとudダイクォークの質量差から見 積もると,テトラクォークudscudsbの質量はそれぞれ, 2.942 GeV6.261 GeVであると考え られる.

さらなる研究として,この対称性の破れの別の起源としてs-Q¯ and(ud)-Qの間の相互作用の違い から来るという可能性も考えられる. これはsクォークとudダイクォーク間の対称性の破れの起 源を探る問題として非常に興味深いものである.

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