11. 保護コンポーネント
11.3. SpIDer Mail
11.3.1. SpIDer Mail の設定
コンポーネント設定の変更を行うことができるのは、Dr.Web が接続されている集中管理サーバー上で 管理者によって該当するオプションが許可されている場合のみです。
設定 ウィンドウ内でDr.Webの設定をパスワードで保護する が有効になっている場合、SpIDer Mail の設定にアクセスする際にパスワードを入力する必要があります。
デフォルトの設定は多くの場合に最適なものとなっています。必要のない限り変更しないようにしてください。
保護コンポーネント 77
図 29. SpIDer Mailの設定
Anti-spam
デフォルトでは、SpIDer Mail はメールのスパムスキャンを実行します。このオプションは該当するスイッチを使用する ことで、または パラメータを変更 をクリックしてスキャンパラメータを変更することで無効にすることができます。Anti-spamのテクノロジーおよび設定可能なパラメータについては Anti-spam をご覧ください。
アクション
デフォルトでは、SpIDer Mail は既知の修復可能な(と思われる)ウイルスに感染したメッセージの修復を試み、アド ウェア、ダイアラー、修復不可能または疑わしいメッセージを 隔離 に移し、危険度の低いその他の脅威を無視しま す。それ以外のメッセージはそのままの状態で SpIDer Mail によって配信されます(スキップ)。
SpIDer Mail のアクションの種類はDr.Web Scannerのものと同じです。
SpIDer Mail では、検出された脅威に対して、以下のアクションのうちいずれか1つを選択することができます。
アクション 説明
修復、修復不可能
な場合は隔離 メールを感染前の状態に復元しようとします。メールが修復不可能な場合や修復に失敗した 場合は、隔離に移します。
検出と同時に削除されるトロイの木馬プログラムを除く感染したメールに対して用いることがで きます。アーカイブ内のファイルに対しては使用できません。
修復、修復不可能 メールを感染前の状態に復元しようとします。メールが修復不可能な場合や修復に失敗した
アクション 説明
削除 メールを削除します。メールは受信者に配信されず、メールクライアントはその旨の通知を受け 取ります。
隔離 メールを 隔離 フォルダへ移します。メールは受信者に配信されず、メールクライアントはその旨 の通知を受け取ります。
無視 メールを通常通りメールクライアントに渡します。すなわち、いかなるアクションも実行しません。
無視 以外のアクションでは、メール内で悪意のあるオブジェクトが検出された場合にメールサーバーまたは受信者 へのメールの送信は失敗します。
セキュリティーのレベルをデフォルトの設定よりも高くしたい場合、未検査 に対して 隔離 を選択し、隔離に移した ファイルを Dr.Web Scanner によってスキャンしてください。
メールのスキャンを無効にしたい場合、SpIDer Guard が常時コンピューターをモニターしていることを確 認してください。
メールに対する追加動作
このグループでは、SpIDer Mail がメールを処理する際に適用される追加のアクションを設定することができます。
オプション 説明
'X-AntiVirus' ヘッダ
をメッセージに入れる このオプションはデフォルトで有効になっています。
SpIDer Mail はスキャン結果および Dr.Web のバージョンに関する情報を、処理したメッセー ジのヘッダーに加えます。データフォーマットを編集することはできません。
サーバーの変更され
たメールを削除する SpIDer Mail によって削除または隔離アクションが適用されたメッセージを削除します。メッセ ージは、メールクライアントの設定に関係なくメールサーバーから削除されます。
スキャンの最適化
このグループでは、あまりにも複雑なためスキャンに時間がかかり過ぎるメッセージを SpIDer Mail が未検査メッセー ジとして判定するための条件を設定することができます。メッセージスキャンのタイムアウト オプションを有効にし、
スキャンにかかる最大時間を設定してください。その上限(デフォルトでは250秒)を超えると SpIDer Mail はスキャ ンを中止します。
アーカイブのスキャン
メールに添付されたアーカイブファイルを SpIDer Mail によってスキャンしたい場合は アーカイブをスキャン オプショ ンを有効にしてください。以下のパラメータを設定することができます。
· 展開するファイルのサイズ上限 – 解凍時のファイルサイズ上限です(デフォルトでは30,720 KB)。解凍するファ イルのサイズが上限を超えた場合、SpIDer Mail はアーカイブを展開せず、スキャンも行いません。
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· アーカイブの最大圧縮率 – アーカイブの最大圧縮率です(デフォルトで0)。この上限を超えた場合、SpIDer Mail はアーカイブを展開せず、スキャンも行いません。
· アーカイブの最大ネストレベル – アーカイブファイルのネスティングレベル上限です(デフォルトでは64)。この上 限を超えた場合、SpIDer Mail はアーカイブの展開、およびスキャンを指定されたレベルまで行います。
1つまたは複数のオプションを有効にすることができます。
パラメータ値を0に設定した場合、上限は無くなります。
アドバンス設定
次の追加設定を行うことができます。
· ヒューリスティック解析を使用する - このモードでは、特別な手法 を使用して、未知のウイルスに感染している可 能性の高いオブジェクトを検出します。ヒューリスティック解析を無効にするには ヒューリスティック解析を使用す る(推奨) チェックボックスのチェックを外してください。
· インストールパッケージのスキャン - インストールパッケージをスキャンします。このオプションはデフォルトで無効に なっています。