SYNC I/O の操作方法
SYNC I/O をコントロールするには、次の方法が あります。
Pro Tools:SYNC I/O の主要なパラメーターに ついては、ProTools から直接コントロールする ことができます。
フロント・パネル:SYNC I/O をス タ ン ド ア ローン・モー ドで使用する場 合は、フロント・
パネルのスイッチでコントロールすることがで きます。
SYNC I/O Setup アプリケーション:SYNC I/O に付属している SYNC I/O Setup アプリケーショ ンを使うと、コンピューターから SYNC I/O を リモート・コントロールすることができます。
それぞれの方法でコントロール可能なパラメー ターについては、30 ページの『コントロール可 能なパラメーター』を参照してください。
フロント・パネルのロックアウト
SYNC I/O Setup アプリケーションのデフォルト 設 定 で は、の[Preferences]ダ イ ア ロ グ の
[Remote-Only Mode(FrontPanel Lockout)]がオ ンになっており、この状態では、電源のオン/
オフを例外として、フロント・パネル上での操 作は無効となります。また、この状態では、フ ロント・パネルの[REMOTE MODE]LED が点 灯します。
フロント・パネル上で、Remote-Only Mode を 解除するには:
■ フロント・パネルの[CLOCK REFERENCE]
[POSITIONAL REFERENCE][FRAME RATE]
の3つのスイッチを同時に押すと、[Remote-Only Mode]が解除され、[REMOTE MODE]LED が 消灯します。
SYNC I/O の大 部分 のパ ラメ ータ ーは、
Pro Tools 側でコントロ ールすること が できます。
コントロール可能なパラメーター
コントロール可能なパラメーターの有無
パラメーターの有無
パラメーター Pro Tools フロント・パネル SYNC I/O Setup
ファームウェアの アップデート
○(Peripherals >
Synchronization ページ)
× ○
クロック・
リファレンス
すべて
(Session Setup ウィンドウ)
すべて すべて
ポジショナル・
リファレンス
すべて
(Session Setup ウィンドウ)
すべて すべて
サンプル・レート すべて すべて すべて
プル・レート ○ ○ ○
ベース・クロック
(External Clock Out)
× ○ ○
フレーム・レート すべて
(Session Setup ウィンドウ)
すべて すべて
LTC 出力レベル × ○ ○
LTC サーボ・ゲイン × ○ ×
フリーホイール ○(Session Setup ウィンドウ) ○ ○ ビデオ・フォーマット
(NTSC/PAL)
× ○ ○
VITC Read Lines × ○ ○
VITC Generate Lines × ○ ○
VITC Insertion Enable × ○ ○
Pitch Memory × ○ ○
Window Dub ○(Peripherals >
Synchronization ページ)
オン/オフ切り換えのみ ○(すべて)
Bi-Phase/Tach × ○ ○
Gen/Bi-Phase Preset Generator:○、Bi-Phase:× ○ ○
GPI ○ × ×
VSO ○ (Session Setup) × ○
Idle MTC Enabled × ○ ○
[SET] [DOWN][UP]
[RUN/STOP ・ CLEAR]
スイッチ
ジェネレーター機能など、SYNC I/O のパラメー ターをフロント・パネル上でコントロールする 場合は、LED の下にある[SET][DOWN][UP]
[RUN/STOP・CLEAR]の 4 つのスイッチを使 います。
フロント・パネルでは直接操作できない パラメーター
SYNC I/O のフロン ト・パネルでは、次 のパラ メーターを直接コントロールすることはできま せ ん。こ れ ら に関 し て は、Pro Tools、ま た は SYNC I/O Setup ア プリ ケー ショ ンか らコ ント ロール可能です。
• Remote-Only Mode をオンに切り換える
• ファームウェアのアップデート
• ウィンドウ・ダブのパラメーター(表示サイ ズなど)
• GPI(General Purpose Interface)機能
• VSO(Variable Speed Offset)機能
操作可能なパラメーターの一覧については、30 ページの Table を参照してください。
[SET]スイッチ
このスイッチには、大きく分けて、次の 3 つ機 能があります。
LED にタイム・コードが表示されている場合:
スイッチを 1 回押すと、ディスプレイの表示内 容がパラメーターの名前に切り換わります。こ の状態で[UP]または[DOWN]ボタンを押す と、項目名が切り換わります。
LEDにパラメーターの項目名が表示されている 場合:スイッチを 1 回押すと、ディスプレイの 表示内容がパラメーターの数値に切り換わりま す。この状態で[UP]または[DOWN]ボタン を押すと、パラメーターの数値が上下します。
LEDにパラメーターの数値が表示されている場 合:スイッチを 1 回押すと、ディスプレイに表 示され ている内 容を確定 すること ができます。
設定内容を確定すると、ディスプレイはタイム・
コードの表示に切り換わります。
[UP]と[DOWN]スイッチ
この 2 つのスイッチでは、パラメーターのペー ジを切り換えたり、数値を上下させたりするこ とができます。
LEDにパラメーターの項目名が表示されている 場合:[UP]または[DOWN]スイ ッチを押す と、項目名が切 り換わります([SET GEn]〜
[VIdEo SY])。
LEDにパラメーターの数値が表示されている場 合:[UP]または[DOWN]スイッチを押すと、
パラメーターの数値が上下します。
タイム・コードのスタート・タイムを入力する 場合:[UP]と[DOWN]の両方を 同時に押す と、時:分:秒:フレームの数値フィールドを 順番に移動することができます。
[RUN/STOP ・ CLEAR]スイッチ
このスイッチには、大きく分けて次の 2 つの用 途があります。
RUN/STOP:SYNC I/O のタイム・コード・ジェ ネレーターとしての機能を開始/停止します。
[SET][DOWN][UP][RUN/STOP・CLEAR]の 4 つの スイッチ
DF
SET DOWN UP RUN/STOP
CLEAR
LTC VITC BI-PHASE GENERATE POSITIONAL REFERENCE
CLEAR:[SET]、[UP]、および[DOWN]の スイッチを使ってタイム・コードを入力する場 合は、タイム・コードの数値をリセットするこ とができます。[Set Generator]以外のパラメー ターでは、 キャンセル スイッチとして働きま す。
エディット・モード
エディット・モードに切り換えるには:
■ LED ディスプレイにタイム・コードが表示さ れた状態、つ まり標準の状 態で[SET]スイッ チを一度押すと、ディスプレイの表示内容がパ ラメーターのページ名に切り換わります。
たと えば、次 の図 は[Set Generator]のペ ージ を示しています。LED 上には、7 セグメントで 表示されるため、Set Generator が SE7 6En と 省略形で表示されます。
パラメーター・ページを切り換えるには:
■ スイッチを繰り返して押すと、1ページずつ切 り換わり、スイッチを押したままにすると、行 き止まりになるまで、ページが連続的に切り換 わります。
目的のページを選択するには:
■ 目的のパラメーター・ページが表示された状 態 で、[SET]ス イッ チを 押す と、現在 のパ ラ メーター値が LED に表示されます。
パラメーター値をエディットするには:
■ パラメーター値が表示された状態で、[UP]ま た は[DOWN]スイ ッ チ を押 す と、パ ラメ ー ターの数値が上下します。
操作例:LTC Gain(LTC 出力レベル)を 調整する
ここでは例として、LTC の出力レベルを調整す る手順を説明しますが、基本的な操作方法に関 しては、大部分のパラメーターで共通していま す。
パラメーターを呼び出して、数値を設定するに は:
1 まず、フロント・パネルのディスプレイにタ イム・コードが表示され、点滅していないこと を確認します。
2 [SET]スイッチを 1 回押すと、前回アクセス したパラメーター・ページに切り換わります。
3 [LTC Gain(L7C 6AIn)]と表示されるまで、
[Down]または[Up]スイッチを繰り返し押し ます。
4 [Down]または[Up]スイ ッチを繰 り返し 押すと、LTC の出力レベルが 3 dBu ずつ上下し ます。スイッチを押したままにすると、数値を 連続的に上下させることができます。
5 目的の数値が表示されたら、[SET]スイッチ をもう一度押します。
[Set Generator]ページ
フ ロン ト・パ ネル の操 作 方法 につ い て は、『Chapter :その他の操作方法』を参 照してください。
クロック・リファレンスの 選択肢
この節では、クロック・リファレンスの選択肢 について個別に説明します。それぞれの選択肢 を切り換える方法について は、『Chapter :イン ストールと下準備の方法』を参照してください。
ビデオ・クロックの選択肢
SYNC I/O で は、[VIDEO REF IN]と[VIDEO IN]の両コネクターでビデオ・クロックを受信 す るこ とが で きま す。この 点 につ いて は、33 ページの『ビデオ・ソースとクロック・リファ レンス』を参照してください。
ハウス・シンク(ブラック・バースト):
[VIDEO REF IN]コネクターで信号を受信しま す。
入力ビデオ信号:[Video In]コネクターで信号 を受信します。
MachineControl 使用時のシリアル・タイム・
コード:MachineControl ソフトウェアを追加し ている Pro Tools システムでは、シリアル・タイ ム・コードをポジショナル・リファレンスとし て 使 用 す る こ と が で き ま す。こ の 場 合 は、
[VIDEO REF IN]コネクターで受信した信号に ロックすることが必要になります。このケース では、SYNC I/O を[Generate]モードに設定す ることが必要で、ポジショナル・リファレンス は、SYNC I/O を経由しないで、MachineControl から Pro Tools へ 9-pin ケーブルを通して直接送 信されます。詳細については、『MachineControl ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
ビデオ・ソースとクロック・リファレンス たとえば、ひとつのビデオ信号を使用する場合 は、次のように接続すると、状況に応じて設定 内容を簡単に切り換えることができます。
1 つのビデオ・ソースを使用する場合の 接続方法:
1 ビデオ信号を[VIDEO REF IN]コネクターに 接続します。
2 [VIDEO REF THRU]と[VIDEO IN]の両コ ネクターを、BNCジャンパー・ケーブルで接続 します。
3 [VIDEO OUT]コネクターを、編集用 VTR ま たはビデオ編集システムの入力コネクターに接 続します。
[VIDEO REF IN]と[VIDEO IN]のいずれを使 用するかについては、ポジショナル・リファレ ンス を選択す る際にも 影響しま す。たとえば、
ポジショナル・リファレンスを[Generate]、ク ロック・リファレンスを[Video]に設定してい る場合は、[VIDEO REF IN]コネクターで受信 する信号からタイム・コードがジェネレートさ れます。
これに対して、ポジショナル・リファレンスを
[Generate]以外に設定した場合は、[VIDEO IN]
コネクターで受信する信号からタイム・コード がリジェネレートされます。
SYNC I/O の 2 基の 9-pin コネクターの両 方では、MachineControl の Remote 9-pin モードがサポートされていません。この 点については、85 ページの『Appendix : MachineControl との併用』を併せて参照 してください。
ビデオ信号の詳細については、63 ページ の『ビデオ信号と VITC 信号』を参照し てください。