5. 各 WG 等における主要論議
5.3 WG SPECTRUM ASPECTS
5.3.3 SWG ESTIMATE
(2) 主 要 メ ン バ: 日本代表団(田沼、佐藤、橋本、石田、本多、菅田、藤井、他)、イギリス、フランス、ドイツ、ロシ ア、フィンランド、UAE、アメリカ、カナダ、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、ベトナ ム、エリクソン、ノキア、Datang、GSMA、他、合計約70名
(3) 入 力 文 書:
5D/118(ロシア)、144(韓国)、147(日本)、149(日本)、161(Datang等、中国企業)、162(Huawei、エリクソン、ノ キア)、164(GSMA)、170(インド)
(4) 出 力 文 書:
5D/TEMP/102 決議 233(WRC-12)の周波数要求条件の検討結果取りまとめに向けた作業文書構
成
5D/TEMP/103 SWG Estimateの詳細作業計画案
5D/TEMP/104 決議232(WRC-12)の周波数要求条件の検討に関するJTG 4-5-6-7へのリエゾン 文書案
5D/TEMP/105 決議233(WRC-12)の周波数要求条件の検討状況に関するJTG 4-5-6-7へのリエ ゾン文書案
5D/TEMP/109 SWG EtsimteのSWG議長報告 (5) 審 議 概 要:
(5-1) 所掌と経緯
・ 第13回WP 5D会合において、WRC-15議題1.1に関連した周波数要求条件(所要周波数帯域幅の算出)等 を行うサブワーキンググループ(SWG)として、WG Spectrum Aspcets内に設置することが合意された。
(5-2) 審議経過
(i) 入力寄与文書の説明
・ 第1回SWG会合において、本SWGに割り当てがおこなれた寄与文書の紹介が行なわれた。
5D/118(ロシア) → 特にコメントなし
5D/144(韓国)→ 特にコメントなし
5D/147、149(日本)→ 特にコメントなし
5D/161(Datang等、中国企業)→ 特にコメントなし
5D/162(Huawei、エリクソン、ノキア)→ 特にコメントなし
5D/164(GSMA)
ベトナムから、算出法に関する質問や中国のケーススタディに対する質問があった。
ニュージーランドから、想定しているトラヒックの予測に関する質問があった。
5D/170(インド) → 特にコメントなし
(ii) WRC-15議題1.1に関連した周波数要求条件(所要周波数帯域幅の算出)の検討について
・ 5D/164(GSMA)の寄与文書が、今回のWP 5D会合からJTG 4-5-6-7へ、本検討の進捗状況を報告するこ とが提案しており、第1回SWG会合にて当該提案の扱いを議論した。なお、前回の第13回WP 5D会合 の合意事項では、来年7月の第16回WP 5D会合にて、最終の取りまとめ結果のみを送付する予定であ った。GSMA からの提案に対して、アメリカ、中国が支持をしたが、フィンランドからは送付内容についての 確認、カナダからは具体的な数値の送付は慎重に対応すべきとの意見等が述べられた。慎重意見に対し て、ニュージーランド、アメリカからは、入力されている結果の上限と下限を提示する案、ロシアからは「数
100 MHz 程度の追加周波数が必要との情報を含めればよい」との意見が述べられた。最終的に、具体的
なリエゾン文書案を作成し、ドラフティンググループ(DG: Drafting Grouop)での議論を経て、改めて SWG 会合で議論を行なうことにした。
・ SWG議長が準備したリエゾン文書案は、当初DGでの議論を経る予定であったが時間の関係上DGでの 議論ができなかったため、第2、3回のSWG会合において議論が行なわれた。主に以下の論点の議論が
行なわれ、議論を踏まえた内容を、TEMP文書(TEMP/105)としてWG Spectrum Aspectsに提出すること が合意された。
リエゾン文書の送付先について、イランから「議題1.1に関連した内容は、議題1.1 の関連作業部会 (WP: Working Party)全てにもコピーを送付すべき」との意見が述べられた。本対応について、「リエ ゾン文書のステータスが “For action” の場合、全てのWPがアクションを起こす可能性があることか ら、コピーを送付するWPに対しては、宛先に“For Information” と明示すべき」との意見等がNZら から示された。最終的に本件の取り扱いについての合意が得られなかったため、[ ] 付のまま、WG Spectrum Aspectsの議論に判断を委ねることにした。
WP 5Dへ入力された結果の報告方法について、SWG議長からの案は、今回の入力文書で示された
概要を示しつつ、数100 MHz程度の追加周波数が必要等との内容が含まれていた。本内容につい て、イランから、WP 5Dで合意されたものではないため、このような情報を入力することは不適切との 意見が述べられた。一方、オーストラリア、アメリカ、UAE、エリクソン等からは、WP 5Dに入力された 結果を取りまとめたものであり、現時点の情報入力として問題ないとの意見が述べられた。オフライン での調整を経た後、WP 5Dへ入力された各寄与文書の概要を表形式でまとめたものをリエゾン文書 に添付し、入力文書に示された内容であることを明示した上で、JTGへ報告を行うことで合意した。
リエゾン文書内の所要帯域幅算出法を規定した勧告ITU-R M.1768の改訂に関するテキストに関連 し、イランが勧告の改訂案を本年11月のSG5会合へ提出することに反対をしていたため、[ ]付の まま、「11月のSG5会合へ勧告改訂案を提出する」、「将来のSG5会合へ勧告改訂案を提出予定で ある」との2つのテキスト案を準備し、WG Spectrum Aspectsの議論に判断を委ねることにした。
・ 5D/147(日本)により提案された、来年7月にJTG 4-5-6-7会合へ情報入力する、「周波数要求条件の検討 結果取りまとめに向けた作業文書の構成」については、特段大きな反対もなく、TEMP 文書(TEMP/102)と
して次回WP 5D会合にキャリーフォワードし、本構成に含めるべき具体的な内容の提案を寄与文書で募る
ことにした。
(iii) WRC-15議題1.2に関連した周波数要求条件の検討について
・ 本件は、決議232(WRC-12)のinvites ITU-R 1で要請されている検討項目であり、JTG 4-5-6-7のToRの further decides 3に示された締め切りにより、今回のWP 5D会合でJTG 4-5-6-7への検討結果の報告を 行う必要があった。しかしながら、本件に関して具体的な検討を行った寄与文書はなかったため、SWG 議 長がリエゾン文書案を作成し、DGで議論を行なうこととした。
・ DG においてSWG議長から示された案は、700 MHz帯の周波数アレンジメントの提案状況に基づいて、
694-790 MHzの周波数帯全体が必要との内容を骨子としていたが、周波数要求条件からの視点の検討で
はないとの意見が、イラン、ドイツ、UAE等から示された。本議論を踏まえ、DG議論中にWP 5D議長から、
決議233(WRC-12)に基づくWRC-15議題1.1の検討状況を参照しつつ、本件に関する具体的な検討結果 は取りまとめられていないという趣旨の内容のテキスト案が提案され、一部修正を行って、リエゾン文書案 を作成した。
・ DG で作成されたリエゾン文書案は、SWG会合で一部修正を行なった後、TEMP 文書(TEMP/104)として WG Spectrum Aspectsに提出することが合意された。
(iv) SWG Estimateの詳細作業計画の修正
・ 本会合での議論の結果を反映した内容(第14回WP 5D会合での、JTGへWRC-15議題1.1の周波数要 求条件の検討の進捗状況に関するリエゾン文書の発出等のテキスト追記)が、SWG 議長より提示され、特
段反対意見もなく、TEMP文書(TEMP/103)としてWG Spectrum Aspectsに提出することが合意された。
(5-3) 審議結果
・ WRC-15議題1.1及び1.2の周波数要求条件の検討に関するJTG 4-5-6-7へのリエゾン文書案が取りまと められた(TEMP/104, 105)。
・ WRC-15 議題1.1の周波数要求条件に関するとりまとめのための作業文書の構成が合意され、次回会合に
伽利フォワードされた(TEMP/102)。
・ 詳細作業計画案が改訂された(TEMP/103)。
(6) 今後の課題
・ 第15回会合において、WRC-15議題1.1の周波数要求条件(所要周波数帯域幅)検討に関するJTGへの報告 内容の取りまとめについての具体的なテキストの検討を行う必要がある。日本としては、寄与文書の入力を通 して議論を促進、及び主導していくことが重要である。
・ 所要周波数帯域幅の算出は複数のSWGにまたがった検討となるため、WP5D内で全体を見据えた検討が行 われるよう、引き続き、関連SWGの検討を横断的に見とおした寄与文書の入力が必要である。