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SDGs 達成の 2030 年に向けて

ドキュメント内 島 嶼 S D G s プ ロ ジ ェ ク ト (ページ 32-35)

4-1.で述べたように島嶼SDGsプロジェクトとして、2020年2月6日に内閣府地方創生SDGs官 民連携プラットフォームの中に設置した島嶼 SDGs 分科会において、島嶼 SDGs プロジェクトの 大目標を「住み続けたいを支える」」に定める事を決定した。本目標に対して、世界の知見を取り入 れながらベストプラクティスをモデル化した上で世界に発信し、世界の島嶼・へき地域、高齢化や 少子化に直面する地域の課題解決・持続的な開発(SDGs)に貢献したい。

2020 年取組み予定

■ 世界の島嶼・へき地域の課題解決の情報収集と分析

4-2.で触れたように2019年は日本の島嶼・へき地域と同様の課題を抱えるスコットランドで、

島嶼・へき地域の課題解決の取組に関する情報収集と分析をおこなった。引き続き、スコット ランドとの連携を継続しつつ、世界の関連情報を集め、日本の島嶼・へき地域にフィードバッ クしていくことを目指す。

島嶼・へき地域にフォーカスを置いた国際的なイベントしては、

RETHINKING REMOTE 2020 CONFERENCE(スコットランド)

2020年4月30日から5月1日開催。Remote and Rural (へき地域)の医療ケアに関する革 新的・実用的な技術の事例紹介を中心としたシンポジウム。

第9回アジア防災閣僚級会議(AMCDRR,オーストラリア)

2020年6月29日から7月2日開催。例年防災について議論する会議であるが、本年は開催地 がオーストラリアという事もあり太平洋州のSIDS(Small Island Developing States,小島嶼 開発途上国)の防災の課題が大きく取り上げられる予定。

Arctic Circle Japan Forum(東京)

2020年11 月21 日から 23 日に開催。離島やへき地が多い北極圏の将来をあらゆる団体(政 府、団体、企業、大学、シンクタンク、市民)が参加して協議するArctic Circleのフォーラム が東京で開催される。スコットランド政府から共同での発表の申し出があり、内容について検 討中。

Mountains 2020(カーボベルデ)

2020年11月23日から11月27日開催。交通アクセスの悪い、山岳地帯や島嶼域において持 続的な発展のために脅威や課題にどう向かい合うか、アカデミア、行政、企業、NGO の参加 者が総合的に議論するもの。取り扱われるテーマは以下の通り。

- Climate risks assessment and responses 気候変動のリスク評価と対策 - Biodiversity 生物多様性

- Geodiversity 地学的自然遺産と多様性

- Demographic changes 人口の変遷 - Farming and forestry 農林業

- Nature-based solutions 自然を基盤とした解決策

- Energy efficiency and sustainability エネルギー効率と持続可能性 - Sustainable processes and products 持続可能な生産過程と生産物

- Inter and transdisciplinary research 複数の学問分野による共同研究・文理連携 - Socio-ecological systems 社会生態系

- Governance systems ガバナンス(統治)システム - Sustainable tourism 持続可能な観光業

- Effective transport systems 効率的な交通システム

- Achieving the Sustainable 持続可能な開発目標の達成について - Development Goals 開発目標

■ 科学技術イノベーションによる地域社会課題解決(DESIGN-i)への応募(文部科学省)

五島列島の新上五島町における新たな暮らしの基盤を構築し、暮らしの安定化と持続的発展を 達成するために、「島の恵みと暮らす〜オーシャンエコツーリズムによる地域活性化の試み〜」

というテーマで上記事業に応募予定。タイトルにある通り、本プロジェクトは新上五島町の強 みである水産業、自然、世界文化遺産(潜伏キリシタン関連遺産)を背景としたオーシャンエ コツーリズムを長崎大学と新上五島町が地域住民、若者を巻き込みながら目指すもので、3年 の間でその体制を確立することを狙いとしている。2019年申請を行い不採択であったが、2020 年の採択を目指す。

新上五島町

将来にわたり、持続可能な島社会を目指す 島の恵みと暮らす

〜オーシャンエコツーリズムによる地域活性化の試み〜

新上五島町(離島)が抱える課題

・人口の減少と高齢化

・若者の地元離れ

・地域経済の低迷

・都市部との格差拡大

必要とされる取り組み

・海洋資源・観光資源の再活用

・環境共生型の町づくり

・人口減少を見据えた町づくり

IoTAIの地域産業への導入

・地方の魅力再確認

・地域愛教育と次世代育成

新上五島町の強みは・・・

・豊かな海

・恵まれた環境

・美味しい海産物

・世界文化遺産

(潜伏キリシタン関連遺産)

・独特の歴史風土

未来ビジョンを作り、課題の抽出と 解決策の立案

水産業 観光 自然

(環境)

水産と環境と島特有の文化を背景とした オーシャンエコツーリズム 上五島でしか構築できない観光とは・・・

島のキラーコンテンツ発掘

◉新たな島観光の開拓

◉地域と観光客の連携

◉次世代を担う若者の育成

島文化

水産 観光

想定される課題と研究ニーズ

長崎大学は藻場再生事 業、再生可能エネル ギー事業、島嶼SDGs 業で新上五島町と連携

新上五島町 協力関係構築

主役は 地域住民・

高校生など若い世代

行政・大学・研 究機関・民間 企業がこれを 支える アグリコネクト JTBなど民間と

■ 松田浩教授による

PRISM(官民研究開発投資拡大プログラム)後継プロジェクトへの申請 2019年度内閣府の官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)において、革新的建設・イン フラ維持管理技術に島嶼SDGsプロジェクト協議会員の松田教授が関わっており、2020年度 は五島市・新上五島町とデータ連携した離島振興×社会インフラのプロジェクトを申請予定。

■ 第二回「島と

SDGs

シンポジウム」の開催

2018年11月に第一回長崎大学「島とSDGsシンポジウム」を開催し、自治体関係者と長崎大 学の島関連の取組、課題について議論を行った。2020年にはよりテーマを絞り、SDGs達成に おいて重要な「持続可能な島の未来構築」のためのビジョンやモデルについて議論するような シンポジウムを秋に行う予定である。

小値賀島に向かうフェリー太古

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