第7章: S6マスター・モジュール 60
マスター・モジュール
このセクションでは、S6システムをコントロールするマスター・モジュールのハードウェア機能について説明します。各システムに1つずつマ
スター・モジュールが必要で、通常はオートメーション・モジュールの上に設置します(ただし、オートメーション・モジュールがある場合)。 マスター・モジュールの上部には、12.1インチのタッチスクリーンがあり、その隣りには8つのノブがあります。これらのノブでは、画面 上のバーチャル・ノブをコントロールします。マスター・モジュールの上部は、もっとも見やすい角度まで傾けることができます。マスター・
モジュールの下部には、2つのソフトキー・セクション、専用のモニター・コントロール、グローバル・システムのパラメーターと設定を コントロールするセクションがあります。
1 -
[Home]画面2 -
アテンション・トラック・ノブ3 -
[Home]スイッチ(左)と戻るスイッチ(右)4 -
ナビゲーション・スイッチ5 -
ソフトキー6 -
ソフトキーナビゲーション・スイッチ7 -
メインメニュー・スイッチ8 -
Studio/Talkコントロール9 -
モニター・コントロール10 -
トークバック・マイク・インプット図 28. マスター・モジュールのコントロールとディスプレイ
2
8 5 9
6
3 7
3
4 5
10
2 1
第7章: S6マスター・モジュール 61
[ Home ]画面
このセクションでは、[Home]画面の機能エンティティについて説明します。
第4章「マスター・モジュールの画面」をご参照ください。
図 29. メーター・スクローラー(1)、アテンション・トラック・エディター(2)、トラック・スクローラー(3)のある[Home]画面
1
2
3
第7章: S6マスター・モジュール 62
アテンション・トラック・ノブ
タッチスクリーンの周囲には、8つのタッチセンサー付きのアテンション・トラック・ノブ(それぞれがデュアル・ファンクション)があ ります。これらのノブを使用して、[Home]画面ではアテンション・トラック機能パラメーターをコントロールし、[Monitoring]画面で
はレベルをモニターします。ノブは回せるだけでなく、特定のコンテキストでは押すことができ、これによってプラグインまたはセンドに 入ることができます。
ノブと[
In
]スイッチにはそれぞれ、オートメーションを示す2つのLED(赤と緑)があります。In
:パラメーターをインとアウト、または2つの値のいずれかに切り替えます。アクティブになると点灯します。この動作は、オーディオ・アプリケーションに応じて異なり、[
In
]スイッチの機能性を使用しないパラメーターもあります。Sel
:ノブ機能、またはセカンダリ・パラメーター値を切り替えます。[Sel
]ではたとえば、EQプラグインのQと周波数、またはセンドのプレフェーダーとポストフェーダーを切り替えることができます。
アテンション・トラック・ノブにパラメーターを割り当てる
4つのパラメーターを含むバンクを右側または左側のアテンション・トラック・ノブに割り当てるには:
1 ファンクション・エディターで4つのパラメーターのグループをタッチします。
選択されたパラメーターを囲むブラケットがゆっくり点滅します。
2 ブラケットの点滅が止まる前に、アテンション・トラック・ノブをタッチするか、回します。
これで、4つの新しいパラメーターが、左右いずれかの側のノブに表示されます。
左ブラケット(図30の緑色のブラケット)は、その右側にあるコントロールが左側のアテンション・トラック・ノブに割り当てられて いることを示します。
右ブラケット(図30の紫色のブラケット)は、その左側にあるコントロールが右側のアテンション・トラック・ノブに割り当てられて いることを示します。
アテンション・トラック・ノブ(2)、[Sel]スイッチと[In]スイッチ(1)
「オートメーション・モード」ページの68をご参照ください。
図 30. 左側のアテンション・トラック・ノブ(緑色)と右側のアテンション・トラック・ノブ(紫色)に割り当てられているパラメーターを示すブラケットが点灯
しているファンクション・エディター In
1
Sel2
第7章: S6マスター・モジュール 63
[ Home ]スイッチと戻るスイッチ
Home
:[Home]画面が表示されます。別の画面が表示されると必ず、アクティブになります。戻る:アテンション・トラック・ノブをプラグイン編集からプラグイン選択に切り替えます。プラグインが複数あるトラックで、プラグイ ンを編集するときにアクティブになります。
[
Swap
]と[Config
]は実装されていません。図31の2番のマスター・モジュール・スイッチは、戻るスイッチと呼ばれます。
たとえば、ファンクション・エディターでEQを編集するときに、そのトラックにリバーブも含まれている場合は、戻るスイッチを押すと、
左側の上2つのアテンション・トラック・ノブが、EQプラグインとリバーブ・プラグインの選択に割り当てられ、戻るスイッチは消灯し ます。プラグイン・ノブを押すと、最初の8つのパラメーターがアテンション・トラック・ノブに割り当てられ、戻るスイッチは点灯します。
図 31. [Home]スイッチ(1)と戻るスイッチ(2)
Config Swap
Home In Sel
In Sel
Layout
WS Mode All Mon A
1 2
Tracks Monitoring Settings
第7章: S6マスター・モジュール 64
ナビゲーション・スイッチ
WS
:[Settings]画面の[Workstations]ページが表示されます(「Workstations」ページの39を参照)。Clear Clip
:メーターに表示されているクリップ(・オーバー)・インジケーターをクリアします。Clear Solo
:ソロに設定されたすべてのチャンネルをクリアします。Clear Mute
:ミュートに設定されたすべてのチャンネルのミュートを解除します。◄ /Mixer
:サーフェスを左方向にナッジします。
►/ Close
サーフェスを右方向にナッジします。Shift + ◄ /Mixer
オーディオ・アプリケーションのミキサー・ウィンドウを開いたり閉じたりします。ただし、編集ウィンドウが閉じ ている場合は、先に編集ウィンドウが開きます。Shift + ►/ Close
オーディオ・アプリケーションの前面のウィンドウを閉じます。◄◄ /Home
サーフェスを左方向にバンクします。►►/ End
サーフェスを右方向にバンクします。Shift + ►►/ End
最後のトラックが最後のフェーダー・ストリップ(右端)に表示されるように、サーフェスをバンクします。Shift + ◄◄ /Home
トラック1がフェーダー・ストリップ1(左端)に表示されるように、サーフェスをバンクします。以下のコントロールは実装されていません:[
All
]、[App
]、[Type
]、[Flip
]、[L Spill
]、[R Spill
]、[Do to All
]、選択項 目に実行([Do to Sel
])ナビゲーション・スイッチ
「Banking」ページの40をご参照ください。
In Sel
Config Layout
Mode
Clear Solo
Clear Mute Clear Clip
WS All
App Type Flip
L Spill R Spill
Do to All
Do to Sel Mixer Close
End Home
Shift
第7章: S6マスター・モジュール 65
ソフトキー・セクション
マスター・モジュールには2つのソフトキー・セクションがあり、高解像度のTFTディスプレイを囲むようにソフトキーが12個ずつ配置
されています。下部にあるソフトキー・ナビゲーション・スイッチを使用すると、別のソフトキー・ページに移動できます。
各ソフトキー・セクションには、独自のソフトキー・ページがあります。
メインメニュー・スイッチ
作業内容に応じたこれらのスイッチは、アクティブになると点灯します。アクティブ・スイッチの機能は、そのスイッチのすぐ上にあるタッ チスクリーンに表示されます。
カスタム・ノブ・セクション
このコントロールは実装されていません。ソフトキー(1)とナビゲーション・スイッチ(2)のあるソフトキー・セクション
メインメニュー・スイッチ
ノブ(1)、ノブ・オートメーションLED(2)、OLEDディスプレイ(3)のあるカスタム・ノブ・セクション
1
2
Config Swap
Home
Layout
WS Mode All
App Type Flip Mon B
Mon A
Tracks Monitoring Settings
In Sel
Config
Do to All
Do to Sel
Shift
1
2
3
第7章: S6マスター・モジュール 66
モニター
Studio/Talkのコントロールとディスプレイ
Studio/Talkセクションには、コントロール・ルームのモニター用、スピーカー選択用、トークバック用のコントロールがあります。このセ
クションには、タッチセンサー付きノブ、OLED、以下のスイッチがあります。
Setup
:Studio/Talkのセットアップにアクセスします。このセットアップでは、Studio/Talkフィードのソースを選択したり、折り畳ま れたマトリクスを選択したり、スピーカーをソロに設定したり、ディムとトークバックのマイク・レベルを設定することができます。
以下のスイッチで、Studio/Talkスピーカーを選択できます。
Alt 1 Spkrs
:Alt 1スピーカーを選択します。Alt 2 Spkrs
:Alt 2スピーカーを選択します。Main Spkrs
:メイン・スピーカーを選択します。Dim
:現在設定されているディム・レベル分だけ、Studio/Talkのレベルを下げます。ディムの使用中にStudio/Talkノブを調整すると、ディム・レベルを設定できます。
Cut
:Studio/Talkのレベルを完全にカット(ミュートに設定)します。Mon Insert
:このコントロールは実装されていません。モニター・セクションはロックできます。ロックすると、別のアプリケーションをフォーカスしても、モニター・コントロールは現在の アプリケーションから切り替わりません。
Studio/Talkのコントロールとディスプレイ Setup
p
Alt 1 Spkrs Mon Insert
Alt 2 Spkrs
Main
Spkrs Dim Cut
第7章: S6マスター・モジュール 67 モニター・セレクト・コントロールおよびディスプレイ
モニター・セレクト・セクションには、2つのタッチセンサー付きノブ、OLED、ソース・セレクト・スイッチ、2つの[
Setup
]スイッチ があります。上のノブはモニター・レベルをコントロールし、下のノブは実装されていません。Setup
(1
):モニター・コントロールを現在のオーディオ・アプリケーションにロックします。点灯したら、別のアプリケーションをフォー カスまたは別のワークステーションをアテンションしても、モニター・コントロールは現在のアプリケーションから切り替わりません。Setup
(2
):「[Monitoring]画面」ページの38[Monitoring]画面が表示されます。Mon A
:モニターAを選択します。Mon B
:モニターBを選択します。Coms
:このコントロールは実装されていません。Talk
:Studio/Talkの出力レベルを(ディム・レベル分だけ)下げ、トークバック・マイク・チャンネルをアクティブにします。オーディオ・アプリケーションの中には、このスイッチにモーメンタリー機能やラッチ機能を割り当てるものもあります。
トークバック・イン
上部パネルのタッチスクリーンの右上にXLR F(メス)インプットが1つあり、トークバック・マイクをつなぐことができます。このイン プットの位置は、グースネック・マイクに適した位置に調整されます。
トークバック・インからのシグナルは、マスター・モジュールの背面にあるトークバック・アウト・コネクターに直接送られます。
図 32. モニター・セレクト・コントロール
マスター・モジュールの上部パネルにあるトークバック・インXLRコネクター Setup
Setup
Talk Coms Mon B Mon A