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作業課題(ペーパークリスマスツリー作成)

6. RST 11)

提⽰された⽂を⾳読しながら,下線の標的語を憶えて報告することで,ワーキ ングメモリ容量を評価する.

①コミュニケーション に必要な感覚の評価

聴覚・視覚検査

(標準純⾳聴⼒検査,

視⼒検査)

②実際の会話の評価

⾃由会話評価 発話の流暢性,聴理解,喚語

+復唱

③家族によるコミュニケーションの評価 CADL-FQ(家族質問紙)

②-1

失語症の疑い ②-2

失語症状は前景にない

⾔語機能︓鑑別・掘り下げ検査

SLTA,WAB(情景画叙述含む) ,TLPA,STAなど

⾔語活動評価︓CADL

その他の認知機能

注意(順唱)WM(逆唱,RST),記憶(S-PA),

遂⾏機能(TMT-J)など

コミュニケーション能⼒評価 情景画叙述︓CADL短縮版

その他の認知機能

注意(順唱),WM(逆唱),記憶(3単語記銘)など

CADL︓実⽤コミュニケーション能⼒検査,SLTA︓標準失語症検査,WAB︓WAB失語症検査⽇本語版,TLPA︓失語症語彙検査,STA︓失語症構⽂検査,

WM︓ワーキングメモリ,RST︓リーディングスパン,S-PA︓標準⾔語性対連合学習検査,TMT-J:トレールメイキングテスト⽇本版

図2 ⾔語・コミュニケーションの流れ

評価の前に,聴覚や視覚の状態を把握し,⾃由会話検査や家族による質問紙調査により⾔語・コ ミュニケーションの概況を把握する.その後,失語症の有無や検査の主旨に関する理解の程度に応 じて,⾔語・コミュニケーションの精査を実施する.精査を実施しない場合でも,情景画の評価は 認知症の重症度の評価の⼀指標として有⽤である.

4-3 コミュニケーション障害に対するアプローチ

ポイント

l

注意,記憶,⾔語,遂⾏機能などの複数の認知機能を包括する集団でのアプ ローチが有効である.

l

残存能⼒による代償⼿段の活⽤も重要である.

認知症の⼈とのコミュニケーションにおいて,失語症が⽬⽴たない場合は,表 層的なコミュニケ―ションでは困っていないという印象を受けることがある.

しかし家族介護者は,⾔語機能そのものに⽐較的問題がない病初期でも,認知 症の⼈のコミュニケーション能⼒が低下していると感じていることがわかって いる6).認知症における⾔語・コミュニケーション障害に対するアプローチに ついて,失語症以外の認知機能障害が前景にある場合と,PPAなど失語症が前 景にある場合とにわけて整理した(図3).

1.包括的な集団認知コミュニケーション訓練

軽度から中等度の認知症に対して実施する認知活性化療法(cognitive

stimulation therapy: CST)では,集団で⾔語・コミュニケーションを介した アクティビティや回想などの課題を⾏う.課題の中で感じたことや考えたこと を叙述し情報を交換するが,この際,事実に基づいた叙述を求めるのではなく,

認知症の⼈がその場⾯で思ったことをありのままに述べるように促す17).45分

〜1時間程度を1セッションとして,週に数回程度定期的に実施し,14セッ ション以上の実施で効果を認める18, 19, 20).原則,家族介護者が同席する.5〜

8⼈に対して⾔語聴覚⼠や作業療法⼠などの専⾨家が2⼈程度介⼊する.視覚機 能や聴覚機能が低下している場合や,⾔語・コミュニケーション能⼒が⾃⽴し ていない場合は,⽀援する専⾨家の数を増やす.

CSTのセッションは,ウォーミングアップとメイン活動からなる.ウォーミン グアップは,複雑な認知機能を要さない,認知的負荷が低い,易しい馴染みの ある課題を実施する.これにより,セッションに導⼊しやすくなり,その後の 活動への⽅向付けができる.活動では,⾒当識の確認とテーマに基づいたアク ティビティや回想を⾏う.参加者は関連する事柄について,その時に思ったこ とを述べ合い,情報共有というコミュニケーションによって,認知機能全般を 賦活することを⽬指す(表2).

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