表示する手順について説明しています。
5.1 概要
RMSの管理にはCluster Admin GUIまたはCLIを使用できますが、Cluster Admin GUIを使用することを 推奨します。
参考のためCLIの手順が説明されている場合もありますが、CLIの使用は、専門のシステム管理者だけ、
またはブラウザが使用できない場合だけにしてください。
CLIコマンドの詳細については、該当するマニュアルページを参照してください。
5.2 Cluster Admin の使用
以下のセクションでは、GUIのRMS部分の使用方法を説明します。
Windowsデスクトップシステムでは、"Web-Based Admin View操作手引書" で指定されたJavaプ
ラグインを使用する必要があります。
5.2.1 Cluster Admin の起動
ブラウザを起動し、次のURLを入力します。
http://<hostname>:8081/Plugin.cgi
hostnameは、プライマリ管理サーバまたはセカンダリ管理サーバの名前またはIPアドレスです。たとえ
ば、FUJIというクラスタのプライマリ管理サーバおよびセカンダリ管理サーバとしてfuji2とfuji3 が設定されている場合、URLは次のいずれかになります。
● http://fuji2:8081/Plugin.cgi
● http://fuji3:8081/Plugin.cgi
URLにPlugin.cgiを指定すると、まずプライマリ管理サーバが検索されます。ノードとの通信後、ブ ラウザはURLのサフィックスを「.cgi」から「.html」に変更します。
Cluster Adminの使用 管理
プライマリ管理サーバとセカンダリ管理サーバの詳細については、"Web-Based Admin View操作手引書" を 参照してください。
5.2.2 ログイン
ログインには、適切な権限レベルを持つユーザの「ユーザ名」と「パスワード」が必要です。Cluster
Adminには、以下の権限レベルがあります。
● ルート権限 —構成設定、管理、表示など、全てのアクションを実行できます。
● 管理者権限 —コマンドを表示および実行できますが、構成を変更することはできません。
● オペレータ権限 —表示タスクだけを実行できます。
権限レベルの詳細については、"PRIMECLUSTER導入運用手引書" の "4.3.1 クラスタを管理するユーザ
の作成" を参照してください。
Web-Based Admin Viewログイン画面が表示されたら (図 58)、次のようにログインします。
適切な権限レベルを持つユーザの「ユーザ名」と「パスワード」を入力します。
▲ <確認>ボタンをクリックします。
図58: Web-Based Admin Viewログイン画面
ログインすると、Web-Based Admin View画面が表示されます (図 59)。
図59: Cluster Services GUIの起動
管理 Cluster Adminの使用
<Global Cluster Services>ボタンをクリックすると、図 60の画面が表示されます。
図60: Cluster Adminの起動
<Cluster Admin>ボタンをクリックすると、ノード選択画面が表示されます (図 61)。
図61: Cluster Admin初期接続メニュー
ノードを選択し、<確認>ボタンをクリックすると、Cluster Adminメイン画面が表示されます。
Cluster Adminの使用 管理
5.2.3 Cluster Admin メイン画面
Cluster Adminメイン画面 (図 62を参照) の左側パネルに、以下のタブがあります。
● cf
● crm
● rms
● sis
● msg (メッセージウィンドウ)
図62: Cluster Adminメイン画面 —初期画面表示
適切なタブを選択してコンポーネントに切替えます。最初は、 [cf] タブが選択されています。
Cluster Admin GUIには、RMS、CF、SISおよびメッセージウィンドウに共通する以下の標準コンポーネ
ントがあります。
● プルダウンメニュー — Admin GUIの汎用機能とPRIMECLUSTER製品に固有の機能があります。
● ツリーパネル —左側のパネルは通常ツリーパネルです。ツリーパネルには製品固有の設定情報が 表示されます。ツリーコンポーネントを選択して、メインパネルに詳しい情報を表示します。
● メインパネル —右側の大きいパネルは主な作業および情報領域です。管理する対象の製品および メニューやツリーで選択した機能に応じて、表示される内容が変わります。
管理 Cluster Adminの使用
5.2.4 Cluster Admin メッセージの表示
Cluster Adminに関連するエラーメッセージやデバッグメッセージはCluster Admin上で表示できます。
前回表示した時から表示内容に変化があった場合、それに対応するタブの名前は赤色で表示されま す (図 63)。
図63: Cluster Adminメイン画面 —メッセージ画面表示
メッセージパネルは、画面下部のボタンによって別ウィンドウとして表示したり、メインウィンドウに 再度組み込んだりできます。<クリア>ボタンをクリックすると、画面上に表示された全てのメッセー ジがクリアされます。
RMSの状態と属性の表示 管理
5.3 RMS の状態と属性の表示
このセクションでは、個々のノード、アプリケーション、資源など、RMSクラスタについての情報を表 示する手順を説明します。この操作では情報の表示はできますが、RMS構成設定の内容は変更すること ができません。
RMSメインウィンドウを起動するには、[rms] タブをクリックします。図 64のような画面が表示されます。
図64: Cluster Adminメイン画面 — RMS 画面表示
メインウィンドウは、大きく 2 つの領域に分かれています。左のパネルにはRMS ツリーが表示されま す。右のパネルには、RMSツリーで選択した項目に基づいて、ノード、ログ、またはその両方の設定情 報やプロパティが表示されます。
5.3.1 RMS ツリー
RMSツリーには、クラスタの構成情報が階層形式で表示されます。ツリーは以下に示すレベルで構成さ れています。
● ツリーのルート —クラスタを表します。
● 第1レベル —クラスタを形成するシステムノードを表します。
● 第2レベル —各システムノードで動作するuserApplicationオブジェクトを表します。
● 第3レベル —サブアプリケーションを表します。また、独立オブジェクト (andOp、orOp) のグ ループもここに含まれます (第4レベルの説明を参照)。
● 第4レベル —各サブアプリケーションに必要な資源を表します。独立オブジェクト (andOp、 orOp) も含まれます。
独立オブジェクト (andOp、orOp) は上級者向けです。これらのオブジェクトはノード、ア プリケーション、およびサブアプリケーション間の論理的依存関係やグループとしての結 合を示します。
クラスタアプリケーションにサブアプリケーションが存在する場合は、そのサブアプリケーションで使 用する資源がオブジェクトとして第4レベルに表示されます。クラスタアプリケーションにサブアプリ ケーションが存在しない場合は、userApplicationで使用する全ての資源が第3レベルに表示されま
管理 RMSの状態と属性の表示
クラスタアプリケーション間の依存性は、RMS ツリー内でController オブジェクトによって表され ます。RMSツリーとControllerオブジェクトの例を図 65に示します。
図65: RMSツリーとControllerオブジェクト
5.3.2 コマンドポップアップ
コマンドポップアップメニューを使用して、RMSツリーのオブジェクトに対していくつかの操作ができ ます。マウスでオブジェクトを右クリックして、ポップアップメニューを呼び出します。選択するオブ ジェクトのタイプおよび現在の状態に応じて、メニューに異なる項目が表示されます (図 66)。
図66:コマンドポップアップ
RMSの状態と属性の表示 管理
たとえば、ノードオブジェクトを選択した場合と、アプリケーションオブジェクトを選択した場合では、
メニューに表示される項目が異なります。また、同じアプリケーションオブジェクトを選択した場合で も、Online状態 (図 67) とOffline状態 (図 68) では異なるメニュー項目が表示されます。
図67: Onlineアプリケーションに対するコマンドポップアップ
図68: Offlineアプリケーションに対するコマンドポップアップ
5.3.3 確認ポップアップ画面
オブジェクトのポップアップメニューで選択した項目が、そのオブジェクトの状態変更を生じさせるよ うな項目であった場合には、確認のポップアップ画面が表示されます (図 69)。警告メッセージに示され た処理を実行する場合は、<はい>をクリックし、処理を取り消す場合は<いいえ>をクリックします。
図69:確認ポップアップ画面
管理 RMSの状態と属性の表示
スケーラブルアプリケーション (親) の場合、確認ポップアップ画面にそのアプリケーションから制御さ れる子アプリケーションの一覧が表示され、指定された処理を実行するとこれらのアプリケーションの 状態も変更される可能性があるとの警告が表示されます (図 70)。
図70:スケーラブルアプリケーションの場合の確認ポップアップ画面
5.3.4 RMS 環境変数の表示
以下の手順に従って、RMSグローバル環境変数を表示します。
RMSメインウィンドウのクラスタアイコン上で右クリックし、ポップアップメニューから [環境の
表示] を選択します (図 71)。
図71: RMSグローバル環境変数の表示
RMSグローバル環境変数は、右パネルの [環境] タブに表示されます (図 72)。
図72: RMSグローバル環境変数
RMSの状態と属性の表示 管理
以下の手順に従ってRMSローカル環境変数を表示します。
RMSメインウィンドウのノード上で右クリックし、ポップアップメニューから [環境の表示] を選 択します (図 73)。
図73: RMSローカル環境変数の表示
RMSローカル環境変数とRMSグローバル環境変数は、右パネルの [環境] タブに表示されます (図 74)。
図74: RMSローカル環境変数の表示画面
CLI
hvdisp コマンドで環境変数を表示します。ルート権限は必要ありません。
hvdisp ENV hvdisp ENVL
管理 RMSの状態と属性の表示
5.3.5 オブジェクトの状態の表示
それぞれのRMSオブジェクトの状態は、円形の状態表示アイコンの色によって示されます。状態表示ア イコンは、RMSツリーのオブジェクト名のすぐ左に表示されます。クラスタアプリケーションの状態を 示すアイコンの一覧は、RMSツリーの下に表示されます (図 75)。
図75:クラスタアプリケーションの状態の表示
上記の例では、アプリケーションApp2 は、ノードfuji2RMS上ではOnline (状態表示アイコンが緑) ですが、ノードfuji3RMS上ではOffline (状態表示アイコンが青) です。
CLI
CLIの構文は次のとおりです。
hvdisp {-a | -c} [-o out_file]
オプションは以下のとおりです。
hvdispコマンドは、RMSが起動されている場合にのみ実行可能で、ルート権限は必要ありません。
-a RMS構成内の各オブジェクトについて、オブジェクト名、オブジェクトタイプ、オブジェ クトのSysNode名、オブジェクトの状態を表示する (自動生成のコネクタは表示されな い)。
-c 情報を簡潔に表示する。
-o 指定されたファイルに結果を出力する。