PWMクロック プリスケーラ
14.9 PWM 割り込み
14.11.5 PWM ピンのスワップ
SWAP
ビット(IOCONx<1>)
を「1」にセットする事により、PWMxH
信号をPWMxL
ピンに割 り当て、PWMxL信号をPWMxH
ピンに割り当てる事ができます。SWAPビットが「0」の場 合、各PWM
信号は本来割り当てられているピンに接続されます。PWM
サイクル境界でピンのスワップ機能を実行するには、OSYNC ビット(IOCONx<0>)
を セットする必要があります。OSYNC ビットがクリアされている場合、モジュールの動作中に ユーザ アプリケーションでSWAP
ビット(IOCONx<1>)
の状態を変更すると、スワップ機能はPWM
サイクルの途中でスワップの実行を試み、予測不可能な動作を生じる可能性があります。スワップ機能は、デッドタイム適用前に実行する必要があります。スイッチング機能を実行す ると、ユーザ アプリケーションのトランジスタが
OFF
からON
の状態に変化し、貫通電流が 生じる可能性があるため、デッドタイム処理が必要です。スワップ機能は、1つのアプリケーション回路基板で複数のスイッチング トポロジをサポート するアプリケーションで使えます。また、この機能により、条件の変化に応じてユーザ アプリ ケーションでトランジスタ変調方式を変更する事もできます。
下記の
2
種類の方法でスワップ機能を利用できます。•
動的スワップ: 動的スワップでは、システム応答に基づいて SWAP
ビットを動的に変更 できます(
スイッチング モード電源(SMPS)
制御等で使用)。
•
静的スワップ: 静的スワップでは、起動時のコンフィグレーションで設定した SWAP
ビットの状態をプログラム実行中または動作中に変更しません(
モータ制御等で使用)。
50 ms
Chopping Signal
Unchopped PWM
Chopped PWM
Note:
図の時間軸の縮尺は不定です。1 ms
高速 PWM 14
14.11.5.1
例1:SMPS
電源制御におけるピンスワップ例として、
SMPS
電源制御での動的スワップについて説明します。電力変換およびモータ制御 アプリケーションでは、トランジスタ変調方式をフルブリッジ ゼロ電圧遷移(ZVT)
と標準的な フルブリッジ遷移の間で動的に切り換える事により、異なる負荷および効率要件に対応する事 ができます。図14-80 に示すように、一般的なフルブリッジ コンバータはプッシュプル モー ドで動作できます。この場合、トランジスタを下記のように構成します。• Q1 = Q4
• Q2 = Q3
一般的なフルブリッジ コンバータは
ZVT
モードでも動作できます。この場合、トランジスタ を下記のように構成します。• Q1 = PWM1H
• Q2 = PWM1L
• Q3 = PWM2H
• Q4 = PWM2L
図
14-80: SMPS
電源制御14.11.5.2
例2:
モータ制御におけるピンスワップ次に、モータ制御を例として、静的スワップについて説明します。この例では、2種類のモー タ
(
例: DC
モータと三相AC
誘導モータ)
を駆動可能な汎用的なモータ制御システムを想定し ます。ブラシ付き
DC
モータには、一般的に図14-81に示すフルブリッジ トランジスタ構成を使いま す。トランジスタQ1
およびQ4
を同じ波形で駆動し、Q2とQ3
を相補波形で駆動します。こ れは「対角駆動」と呼びます。ブラシ付きDC
モータにはQ5
およびQ6
トランジスタを使わ ない事に注意してください。この場合、トランジスタを下記のように構成します。
• Q1 = PWM1H
• Q2 = PWM1L
• Q3 = PWM2L
• Q4 = PWM2H
図14-81:
モータ制御DC
モータとは異なり、AC 誘導モータはフルブリッジ構成内の全てのトランジスタを使いま す。この場合、トランジスタを3
個のハーフブリッジとして駆動しますが、DCモータとの重 要な相違点として、PWMxH出力がハイサイド トランジスタ(Q3)
を駆動し、PWMxL出力が ローサイド トランジスタ(Q4)
を駆動します。+
T1 VOUT
+VIN Q1
Q2
Q4 Q3
Q1
Q2
Q3
Q4
Full-Bridge Converter Q5
Q6 +VIN +VIN
この場合、トランジスタを下記のように構成します。
• Q1 = PWM1H
• Q2 = PWM1L
• Q3 = PWM2H (DC
モータとは異なる事に注意)
• Q4 = PWM2L (DC
モータとは異なる事に注意)
• Q5 = PWM3H
• Q6 = PWM3L
例
14-49: PWM
ピンのスワップ /* PWM Pin Swapping feature */IOCON1bits.SWAP = 1;/* PWMxH output signal is connected to the PWMxL pin and vice versa */
高速 PWM 14 14.12 PWM 出力ピンの制御
高速
PWM
モジュールが有効になっている場合、PWMxH/PWMxL ピンのオーナーシップの優 先順位は下記の通りです。• PWM
ジェネレータ(
最低優先度)
•
スワップ機能• PWM
出力オーバーライド ロジック•
電流制限オーバーライド ロジック•
フォルト オーバーライド ロジック• PTEN (GPIO/PWM)
オーナーシップ(
最優先)
高速
PWM
モジュールが無効になっている場合、GPIO
モジュールがPWMx
ピンを制御します。例
14-50: PWM
出力ピンの割り当て例
14-51: PWM
出力ピンの状態選択例
14-52:
高速PWM
モジュールの有効化
ドキュメント内
dsPIC33E FRM - Section #. Title
(ページ 108-111)