7. IP の設定
7.2 PP 側の設定
7.2.1 PP 側 IP アドレスの設定
[ 書式 ] ip pp remote address ip_address ip pp remote addressdhcpc[interface] no ip pp remote address [ip_address]
[ 設定値 ] ○ip_address
●IP アドレス ... xxx.xxx.xxx.xxx(xxxは十進数 )
●dhcp... 自分自身の DHCP サーバー機能より IP アドレスを割り当てる
○dhcpc... DHCP クライアントを利用することを示すキーワード
○interface
●DHCP クライアントとして動作する LAN インタフェース名
●省略時は lan1
[ 説明 ] 選択されている相手の PP 側の IP アドレスを設定する。
dhcp を設定した場合は、自分自身が DHCP サーバーとして動作している必要がある。 自分で管理している DHCP スコープの中から、IP アドレスを割り当てる。
ISDN Bch の数まで設定できる。
PP として anonymous が選択された場合のみ有効である。
dhcpcを設定した場合は、interfaceで指定した LAN インタフェースが DHCPクライアントとして IP アドレスを取 得し、そのアドレスを PP 側に割り当てる。取得できなかった場合は、0.0.0.0 を割り当てる。
[ 初期値 ] 相手側 IP アドレスは設定されていない
[ 設定例 ] ルータ A 側が "no ip pp remote address"、 "ppp ipcp ipaddress on"と設定し、接続するルータ B 側が "ip pp remote address yyy.yyy.yyy.yyy" と設定している場合には、実際のルータ A の PP 側の IP アドレスは
"yyy.yyy.yyy.yyy"になる。
84 7.IP の設定
7.2.2 リモート IP アドレスプールの設定
[ 書式 ] ip pp remote address pool ip_address [ip_address...] ip pp remote address pool ip_address-ip_address ip pp remote address pooldhcp
ip pp remote address pooldhcpc[interface] no ip pp remote address pool
[ 設定値 ] ○ip_address... ... anonymous のためにプールする IP アドレス
○ip_address-ip_address... IP アドレスの範囲
○dhcp... ... 自分自身の DHCP サーバー機能を利用することを示すキーワード
○dhcpc ... DHCP クライアントを利用することを示すキーワード
○interface
●DHCP クライアントとして動作する LAN インタフェース名
●省略時は lan1
[ 説明 ] anonymous で相手に割り当てるための IP アドレスプールを設定する。PP として anonymous が選択された場
合のみ有効である。
dhcp を設定した場合は、自分自身が DHCP サーバーとして動作している必要がある。自分で管理している DHCP スコープの中から、IP アドレスを割り当てる。
dhcpcを設定した場合は、interfaceで指定した LANインタフェースが DHCP クライアントとして IP アドレス情報 のみを取得し、そのアドレスを割り当てる。取得できなかった場合は、0.0.0.0 を割り当てる。
7.2.3 PP 経由のキープアライブの時間間隔の設定
[ 書式 ] pp keepalive interval interval [retry-interval=retry-interval] [count=count] [time=time] no pp keepalive interval [interval [count]]
[ 設定値 ] ○interval...キープアライブパケットを送出する時間間隔 [ 秒 ](1..65535)
○retry-interval... キープアライブパケットの確認に一度失敗した後の送信間隔。単位は秒。キープアライブ パケットが確認できれば、送信間隔はまた intervalに戻る。
○count... この回数連続して応答がなければ相手側のルータをダウンしたと判定する (3..100)
○time... キープアライブパケットの確認に失敗するようになってから回線断と判断するまでの時 間。単位は秒。countパラメータとは同時には指定できない。
[ 説明 ] PP インタフェースでのキープアライブパケットの送信間隔と、回線断と判定するまでの再送回数および時間を設
定する。
送信したキープアライブパケットに対して返事が返って来ている間は intervalで指定した間隔でキープアライブ パケットを送信する。一度、返事が確認できなかった時には送信間隔が retry-intervalパラメータの値に変更され
る。countパラメータに示された回数だけ連続して返事が確認できなかった時には回線断と判定する。
回線断判定までの時間を timeパラメータで指定した場合には、少なくとも指定した時間の間、キープアライブパ ケットの返事が連続して確認できない時に回線断と判定する。
[ ノート ] timeパラメータを指定した場合には、その値はキープアライブの間隔と再送回数によって再計算されるため、 設
定値とは異なる値が show configで表示されることがある。
[ 初期値 ] interval = 30 retry-interval = 1 count = 6
7.2.4 PP 経由のキープアライブを使用するか否かの設定
[ 書式 ] pp keepalive use lcp-echo
pp keepalive use icmp-echodest_ip [option=value...] [dest_ip [option=value...]...]
pp keepalive use lcp-echo icmp-echodest_ip [option=value...] [dest_ip [option=value...]...]
pp keepalive use off no pp keepalive use
[ 設定値 ] ○lcp-echo... LCP Echo Request/Reply を用いる
○icmp-echo... ICMP Echo/Reply を用いる
○dest_ip... キープアライブ確認先の IP アドレス
○option = value列
[ 説明 ] 選択した相手先に対する接続のキープアライブ動作を設定する。
lcp-echo指定で、LCP Echo Request/Reply を用い、icmp-echoも指定すれば ICMP Echo/Reply も同時に用
いる。icmp-echoを使用する場合には、IP アドレスの設定が必要である。
[ ノート ] このコマンドを設定していない場合でも、pp always-onコマンドで on と設定していれば、LCP Echo による
キープアライブが実行される。
icmp-echoで確認する IP アドレスに対する経路は、設定される PP インタフェースが送出先となるよう設定される
必要がある。
downwaitパラメータで応答時間を制限する場合でも、pp keepalive intervalコマンドの設定値の方が小さい
場合には、pp keepalive intervalコマンドの設定値が優先される。downwait、upwaitパラメータのうち一 方しか設定していない場合には、他方も同じ値が設定されたものとして動作する。
disconnectパラメータは、PPPoE で使用する場合に PPPoE レベルでの再接続が必要な場合に使用する。discon- nectパラメータが設定されている場合に、設定時間内に icmp-echo の応答がない場合、PPPoE レベルで一度切 断操作を行うため、pp always-onコマンドとの併用により再接続を行うことができる。
他のパラメータがデフォルト値の場合、disconnectパラメータは 70 秒程度に設定しておくと、ダウン検出後の 切断動作が確実に行われる。
lengthパラメータで指定するのは ICMP データ部分の長さであり、IP パケット全体の長さではない。
[ 初期値 ] キープアライブは使用しない
7.2.5 PP 経由のキープアライブのログをとるか否かの設定
[ 書式 ] pp keepalive log log no pp keepalive log [log]
[ 設定値 ] ○log
●on... ログをとる
●off... ログをとらない
[ 説明 ] PP 経由のキープアライブをログにとるか否かを設定する。
[ ノート ] この設定は、すべての PP で共通に用いられる。
[ 初期値 ] off
option value 説明
upwait ミリ秒 アップ検知のための許容応答時間 (1..10000)
downwait ミリ秒 ダウン検知のための許容応答時間 (1..10000)
disconnect 秒 無応答切断時噛 (1..21474836)
length バイト ICMP Echo パケットの長さ (64-1500)
86 7.IP の設定
7.2.6 専用線ダウン検出時の動作の設定
[ 書式 ] leased keepalive down action no leased keepalive down [action]
[ 設定値 ] ○action
●silent...何もしない
●reset...本製品を再起動する
[ 説明 ] キープアライブによって専用線ダウンを検出した場合の本製品の動作を設定する。
[ 初期値 ] silent