21.1
連携動作を行うか否かの設定
[ 書式 ] cooperation type role sw no cooperation type role [sw]
[ 設定値 ] ○type... 連携動作タイプ
●bandwidth-measuring....回線帯域検出
●load-watch...負荷監視通知
○role... 連携動作での役割
●server...サーバー側動作
●client...クライアント側動作
○sw
●on... 機能を有効にする
●off... 機能を無効にする
[ 説明 ] 連携動作の機能毎の動作を設定する。
[ 初期値 ] すべての連携動作で off
21.2
連携動作で使用するポート番号の設定
[ 書式 ] cooperation port port no cooperation port [port]
[ 設定値 ] ○port... ポート番号
[ 説明 ] 連携動作で使用する UDP のポート番号を設定する。連携動作で送出されるパケットの送信元ポート番号にこの番
号を使用する。またこのポート番号宛のパケットを受信した場合には連携動作に関わるパケットとして処理する。
[ 初期値 ] 59410
21.3
帯域測定で連携動作を行う相手毎の動作の設定
[ 書式 ] cooperation bandwidth-measuring remote id role address[option=value] no cooperation bandwidth-measuring remote id[role address[option=value]]
[ 設定値 ] ○id... 相手先 ID 番号 (1..100)
○role... 連携動作での相手側の役割
●server... 相手側がサーバー側動作を行う
●client... 相手側がクライアント側動作を行う
○address... 連携動作の相手側 IP アドレス、FQDN または 'any'
○option... オプション
●apply... 測定結果を LAN インタフェースの速度設定に反映させるか否か、'on' or 'off'
●port... 相手側が使用する UDP のポート番号 (1-65535)
●initial-speed... 測定開始値 (64000-100000000)[bit/s]
●interval... 定期監視間隔 (60..2147483647)[sec] or 'off'
●retry-interval... エラー終了後の再試行までの間隔 (60..2147483647)[sec]
●sensitivity... 測定感度、'high', 'middle' or 'low'
●syslog... 動作をログに残すか否か、'on' or 'off'
●interface... 測定結果を反映させる LAN インタフェース
●class... 測定結果を反映させるクラス
●limit-rate... 設定値の最大変化割合 (1-10000)[%]
●number... 測定に使用するパケット数 (5..100)
●local-address... パケット送信時の始点 IP アドレス
[ 説明 ] 帯域測定で連携動作を行う相手毎の動作を設定する。
182 21. 連携機能
[ ノート ] roleパラメータで clientを設定する場合には、オプションは portと syslogだけが設定できる。serverを設定する場 合には全てのオプションが設定できる。
連携動作の相手側設定として anyを指定できるのは、roleパラメータで clientを設定した場合のみである。
applyオプションが 'on' の場合、帯域測定の結果を相手先に向かう LANインタフェースのspeed lanコマンドの設 定値に上書きする。classオプションに値が設定されている場合には、queue lan class propertyコマンドの
bandwidthパラメータに測定結果が反映される。
initial-speedオプションでは初期状態で測定を開始する速度を設定できる。パラメータの後ろに 'k'または 'M' をつけ
ると、それぞれ kbit/s、Mbit/s として扱われる。
intervalオプションでは、帯域測定が正常終了した後、帯域に変化がないか定期的に確認測定する間隔を設定でき
る。'off'を指定した場合には測定終了後の定期的な確認測定を行わない。
retry-intervalオプションでは、帯域測定が相手先からの応答がなかったり測定値が許容範囲を越えたなど、何らか
の障害で正しい測定ができなかった場合の再試行までの時間を設定できる。ただし、網への負荷等を考慮すると 正常に動作できない状況でむやみに短時間間隔で試行を繰り返すべきではない。正常に測定できない原因を回避 することが先決である。
numberオプションでは、測定に使用するパケット数を設定できる。パケット間隔のゆらぎが大きい環境ではこの
数を多くすることで、より安定した結果が得られる。ただし測定に使用するパケットの数が増えるため測定パ ケットが他のデータ通信に与える影響も大きくなる可能性がある。
sensitivityオプションでは、測定感度を変更することができる。 パケット間隔のゆらぎが大きかったりパケットロ
スのある環境では、測定感度を鈍くすることで、頻繁な設定変更を抑制したり測定完了までの時間を短縮するこ とができる。
interfaceオプションでLAN インタフェースが設定されている場合には、その LAN インタフェースのspeed lanコ マンドに測定結果が反映される。classオプションに値が設定されている場合には queue lan class property コマンドの bandwidthパラメータに測定結果が反映される。
limit-rateオプションは、設定値の急激な変動をある割合内に抑えたい場合に設定する。 直前の測定結果と今回の
測定結果に大きな差がある場合、今回の測定結果そのものではなく、この limit-rateに応じた値を今回の設定値と して採用する。
local-address オプションでは、送信パケットの始点 IP アドレスを設定できる。設定がない場合、インタフェー スに付与された IP アドレスを使用する。
[ 初期値 ] apply = on port = 59410
initial-speed = 10000000 interval = 3600
retry-interval=3600 sensitivity = high syslog = off interface設定なし class設定なし limit-rate設定なし number=30
local-address設定なし
21.4
負荷監視通知で連携動作を行う相手毎の動作の設定
[ 書式 ] cooperation load-watch remote id role address[option=value] no cooperation load-watch remote id[role address[option=value]]
[ 設定値 ] ○id... 相手先 ID 番号 (1..100)
○role... 連携動作での相手側の役割
●server... 相手側がサーバー側動作を行う
●client... 相手側がクライアント側動作を行う
○address... 連携動作の相手側 IP アドレス、FQDN または 'any'
○option... オプション
●trigger... サーバー動作として、クライアントに通知を行う条件のトリガ定義番号 (1-65535)、',' で 区切って複数の指定が可能、相手側動作をクライアントに設定する時にのみ可能
●control... クライアント動作として、サーバーから通知を受けた時の制御動作定義番号 (1-65535)、
相手側動作をサーバーに設定する時にのみ可能
●port... 相手側が使用する UDP のポート番号 (1-65535)
●syslog... 動作をログに残すか否か、'on' or 'off'
●apply... 負荷監視通知の結果を動作に反映させるかどうか、'on' or 'off'
●register... サーバーに対する登録パケットを送るか否か、'on' or 'off'
●register-interval.... クライアントからサーバーへの登録パケット送信間隔、(1..2147483647)[sec]
●register-time... サーバーでのクライアント登録情報保持時間、(1..2147483647)[sec]
●name... 相手側を識別する名前 ( 最大 16 文字 )
●local-address... パケット送信時の始点 IP アドレス
[ 説明 ] 負荷監視通知で連携動作を行う相手毎の動作を設定する。
[ ノート ] triggerオプションを利用できるのは roleパラメータで clientを設定する場合であり、controlオプションが利用で
きるのは roleパラメータで serverを設定する場合である。
サーバー側で anyを指定した場合、サーバー側にクライアントの存在を通知登録するためにクライアント側では register=onを設定する必要がある。
nameオプションを設定した場合、サーバーとクライアントの双方で同じ名前を設定した場合にのみ機能する。
local-addressオプションでは、送信パケットの始点 IP アドレスを設定できる。設定がない場合、インタフェース
に付与された IP アドレスを使用する。
複数のトリガを設定した場合、抑制要請の送信タイミングはそれぞれのトリガで個別に検出される。それらの送 信タイミングが異なる時には抑制要請はそれぞれのタイミングで個別に送られ、送信タイミングが一致する時に はひとつの抑制要請となる。
相手先に一度抑制解除が送られた後は、次に抑制要請を送信するまで抑制解除は送信しない。
抑制要請を送信していないトリガ条件が抑制解除条件を満たしても抑制解除通知は送信しない。
抑制制御を行っている最中に相手先情報が削除されると、制御対象のインタフェースの速度はその時点の設定が 保持される。
[ 初期値 ] port=59410 syslog=off apply=on register=off
register-interval=1200 register-time=3600 local-address設定なし
184 21. 連携機能
21.5
負荷監視サーバーとしての動作トリガの設定
[ 書式 ] cooperation load-watch trigger id pointhigh=high [, count] low=low [, count][option=vallue] no cooperation load-watch trigger id [pointhigh=high [, count] low=low [, count][option=vallue]]
[ 設定値 ] ○id...相手先 ID 番号 (1-100)
○point... 負荷監視対象ポイント
●cpu load... 単位時間間隔で CPU 負荷率を監視する値は % で指定する
●interfacereceive... インタフェースでの単位時間当たりの受信量を監視する 値は 1 秒あたりのビット数で指定する
■interface...インタフェース名 (LAN, TUNNEL)
● interface overflow... LAN インタフェースでの単位時間当たりの受信オーバーフロー数と受信
バッファエラー数の増加を監視し、値は回数で指定する
■interface...LAN インタフェース名
●interface [class] transmit... インタフェースでの単位時間当たりの送信量を監視する 値は 1 秒あたりのビット数で指定する
■interface...インタフェース名 (LAN, TUNNEL)
■class...クラス番号 (LAN インタフェースの場合 )
○high... 高負荷検出閾値
○low... 負荷減少検出閾値
○count... 通知を送出するに至る検出回数 (1-100)、省略時は 3
○option... オプション
●interval...監視する間隔 (1-65535)[sec]、省略時は 10[sec]
●syslog...動作をログに残すか否か、'on' or 'off'、省略時は 'off'
[ 説明 ] 機器の負荷を検出して相手側にトラフィック抑制要請を送出する条件を設定する。監視対象ポイントの負荷を単
位時間毎に監視し、highに設定された閾値を上回ることを count回数続けて検出すると抑制要請を送出する。こ の状態で閾値を上回る高負荷状態が続く限り、countの間隔で抑制要請を送出し続ける。
同様に、lowに設定された閾値をcount回数続けて下回って検出すると抑制解除を送出する。抑制解除は同じ相 手に対して連続して送出されない。
[ ノート ] 閾値を決定する際の参考値として、show environmentや show status lanで表示される情報のほか、
syslogオプションによりログに表示される値も利用できる。
[ 設定例 ] # cooperation load-watch trigger 1 cpu load high=80 low=30
一定間隔で CPU の負荷率を観測し、負荷率が 80% 以上であることが連続 3 回測定されたら抑制要請を送り、
その後 30% 以下であることが 3 回続けて観測されたら抑制解除を送る。
# cooperation load-watch trigger 2 lan2 receive high=80m,5 low=50m,1
単位時間内での LAN2 からの受信バイト数から受信速度を求め、 その値が 80[Mbit/s] 以上であることが連続 5 回あれば抑制要請を送り、その後 50[Mbit/s] 以下であることが 1 度でも観測されれば抑制解除を送る。
# cooperation load-watch trigger 3 lan2 overflow high=2,1 low=0,5
単位時間内での LAN2 での受信オーバーフロー数の増加を監視し、 2 回検出されることが 1 度でもあれば抑制要 請を送り、検出されないことが 5 回続けば抑制解除を送る。