COATSOME ® NC-21E
11. PEG-DEN の調製
デンドリマー
0.5 mL
を試験管に加えて減圧下メタノールを完全に除去した。その後、
SUNBRIGHT
®ME-020-AS 30 mg
と DMSO 0.5 mL を加えて完全に溶解し、室温で攪拌した。その後、水中で 5 日間透析 (Spectra Pore®:
MWCO=3,500)
し、凍結乾燥にて本品を得た。 PEG-DEN:1
H-NMR (500 MHz, D
2O)
:3.77-3.73(dendrimer, methylene), 3.62-3.60 (dendrimer, methylene), 3.57 (PEG ethylene),
3.46-3.21 (dendrimer, methylene), 3.20-3.15 (dendrimer, methylene), 3.04-3.00
(dendrimer, methylene), 2.80-2.72 (dendrimer, methylene), 2.54-2.52 (dendrimer,
methylene), 2.35-2.32 (dendrimer, methylene), 2.12-2.06 (dendrimer, methylene),
1.88-1.81 (dendrimer, methylene), 1.53-1.44 (dendrimer, methylene), 1.27-1.20
(dendrimer, methylene).
101
12. プラスミドの調製
pDNA の増幅:
pRL-CMV Luciferase DNA
を導入した大腸菌株JM109
を100
g/mL のアンピシリンを含む LB 培地 (BACTO TRYPTONE 10 g, BACTO
YEAST 5 g, NaCl 5 g/1,000 mL) 6 mL
中で、37ºC で 6-9 時間予備培養し、その 後、新たな 2,000 mL に加え、37ºC
で 12-15 時間培養した。さらに、100 g/mL
のアンピシリンと 170 g/mL のクロラムフェニコールを含む LB 培地 800 mL を添加し、37ºC
で12-15
時間培養した(260 rpm)
。pDNA の精製:QIAGEN 製 Plasmid Purification MAXI Kit を用いて行った。
精製操作はマニュアルに準じて行い、精製後の
DNA
濃度は、Tris-EDTA
溶液(TE)
に 溶 解 し て 分 光 光 度 計(Nano Drop
製ND-1000)
を 用 い 、Operation Software
により算出した。 また、OD260/OD
280 の値から、タンパク質混入の有 無を判定し、1.8
以上の値を示すサンプルを実験に用いた (< -0.1 EU/g DNA;1 ng LPS=1.8 EU)。
13. PEG 化キャリア/CyDs PPRXs の調製
TE
に 溶 解 し た 種 々 の 濃 度 のPEG
化 キ ャ リ ア(PEG-DEN
お よ びPEG--CDE)
に、-CyD 飽和水溶液 (145 mg/mL)、b-CyD 飽和水溶液 (18.5mg/mL)
あるいは -CyD 飽和水溶液(232 mg/mL)
を添加し、軽く混和後、4ºC
で 12 時間静置した (Fig. 47)。Fig. 47. Preparation Scheme of PEG-DEN/CyDs PPRXs and
PEG--CDE/CyDs PPRXs
102
14. pDNA/PEG 化キャリア/CyDs PPRXs の調製
TE
に溶解した種々の濃度のPEG
化キャリアに、TE
に溶解したpDNA
を加 え、軽く混和後、15 分間室温でインキュベートした。 その後、-CyD 飽和水 溶液 (145 mg/mL)、b-CyD 飽和水溶液 (18.5 mg/mL) あるいは -CyD 飽和水溶 液 (232 mg/mL) を添加し、軽く混和後、4ºC で 12 時間静置した (Fig. 48)。Fig. 48. Preparation Scheme of pDNA/PEG-DEN/CyDs PPRXs and pDNA/PEG--CDE/CyDs PPRXs
15. 物性測定
pDNA との相互作用:
HBSS
に溶解した種々の濃度のキャリアに、TE
に溶解した pDNA 2 L (0.1 g/L) を加え、軽く混和後、15 分間室温でインキュベー トした。本反応液に重層用試薬
(60% (v/v)
グリセロール、1 mM EDTA
、0.004%
(w/v)
ブロモフェノールブルー、0.004% (w/v)
キシレンシアノール) 2 L を添加 し、泳動用緩衝液 (Tris-borate EDTA : TBE ; 45 mM ホウ酸、1 mM EDTA) で調 製した 1% アガロースゲルを用い、100 V
の定圧条件下で約 30 分間泳動した。泳動終了後、アガロースゲルを
EtBr (100 ng/mL)
を含むTBE
溶液中で30
分 間振とうし、染色した。 染色終了後、FUJIFILM 製トランスイルミネーター(FLA-9000)
によりゲルを撮影した。PEG 化キャリア/CyDs PPRXs の粒子径および -電位:
TE
に溶解した各種PEG
化キャリアに10 mM Tris-HCl (pH 7.4)
で調製した -CyD 飽和溶液 (145mg/mL)
あるいは -CyD 飽和溶液 (232 mg/mL) を添加し、軽く混和後、4ºC
で103
12
時間静置した。その後、粒子径・-電位測定装置 (Malvern 製 Zetasizer Nano) により粒子径および -電位を測定した。pDNA/PEG 化キャリア/CyDs PPRXs の粒子径および -電位:TE に溶解し
た pDNA 5 L (1 g/L) と
TE
に溶解した種々のチャージ比に相当する PEG 化キャリアを加え、軽く混和後、15
分間室温でインキュベートした。 その後、Tris-HCl (10 mM, pH 7.4)
で調製した -CyD 飽和溶液(145 mg/mL)
あるいは-CyD 飽和溶液 (232 mg/mL) を添加し、軽く混和後、4ºC で 12 時間静置し、
粒子径・-電位測定装置 (Malvern 製 Zetasizer Nano) により粒子径および -電 位を測定した。
pDNA 複合体の酵素安定性:HBSS に溶解した種々の濃度の PEG 化キャリ
ア
5 L
に、TE に溶解した pDNA 2 L (0.1 g/L) を加え、軽く混和後、15分 間室温でインキュベートした。 反応緩衝液 (40 mM Tris-HCl、10 mM NaCl、10mM CaCl
2、6 mM MgCl
2、2 mM DTT) 1 L
、DNase I (1 unit/mL) 1 L
を添加し、37ºC
で 2 時間インキュベート後、10% (w/v) SDS 5 L
を加え、さらに 37ºC で1
時間インキュベートした。 本反応液に重層用試薬 (60% (v/v) グリセロール、1 mM EDTA、0.004% (w/v)
ブロモフェノールブルー、0.004% (w/v) キシレンシ アノール) 2 L
を添加し、泳動用緩衝液(Tris-borate EDTA : TBE ; 45 mM
ホウ酸、1 mM EDTA)
で調製した 1% アガロースゲルを用い、100 V の定圧条件下で約40
分間泳動した。 泳動終了後、アガロースゲルを EtBr (100 ng/mL) を含むTBE
溶液中で 40 分間振とうし、染色した。 染色終了後、FUJIFILM
製トラン スイルミネーター(FLA-9000)
によりゲルを撮影した。pDNA/PEG 化キャリア/CyDs PPRXs の化学的安定性:
TE
に溶解した種々の濃度の PEG 化キャリアに、TE に溶解した pDNA 2 L (0.1 g/L) を加え、軽 く混和後、
15
分間室温でインキュベートした。その後、-CyD 飽和水溶液(145 mg/mL)
あるいは -CyD 飽和水溶液 (232 mg/mL) 200 L を添加し、軽く混和後、4ºC
で12
時間静置した。得られた PPRXs を、4、 25
および 37ºC の条件下、104
それぞれ 24、
48
および 72 時間インキュベートした。 その後、PPRXs
を希釈 し、CyD
を解離させた後、サンプル溶液5 L
に10% (w/v) SDS
を5 L
添加 し、1 時間インキュベートした。 重層用試薬 (60% (v/v) グリセロール、1 mMEDTA、0.004% (w/v)
ブロモフェノールブルー、0.004% (w/v) キシレンシアノー ル) 2 L を添加し、泳動用緩衝液 (Tris-borate EDTA : TBE ; 45 mM ホウ酸、1 mM EDTA)
で調製した 1% アガロースゲルを用い、100 V
の定圧条件下で約 30 分 間泳動した。 泳動終了後、アガロースゲルをEtBr (100 ng/mL)
を含むTBE
溶 液中で 30 分間振とうし、染色した。 染色終了後、FUJIFILM 製トランスイル ミネーター (FLA-9000) によりゲルを撮影した。16. pDNA/PEG 化キャリア/CyDs PPRXs 中の pDNA 会合率の算出
TE
に溶解した pDNA 5 L (1 g/L) とTE
に溶解したチャージ比 2 に相当 する PEG 化キャリアを加え、軽く混和後、15
分間室温でインキュベートした。その後、-CyD 飽和溶液 (145 mg/mL) あるいは -CyD 飽和溶液 (232 mg/mL) を添加し、軽く混和後、
4ºC
で12
時間静置し、遠心分離(5,000 rpm, 10 min, 4ºC)
後、上清中に含まれるpDNA
の濃度を分光光度計 (Nano Drop 製 ND-1000) を 用いて Operation Software により算出した。なお、会合率は添加した pDNA の 濃度を 100% として、上清中に含まれる pDNA の濃度を差し引くことにより 算出した。17. pDNA/PEG 化キャリア/CyDs PPRXs からの pDNA 放出実験
pDNA 30
g を含む各種CyDs PPRXs
に各容量(100
、300、500
および700L)
のPBS (pH 7.4)
を添加し、スターラーバーを用いて100 rpm
で攪拌し た。 経時的に採取した試料 20 L を遠心分離 (5,000 rpm, 3 min, 4ºC) し、上清 中に放出された pDNA の濃度を分光光度計 (Nano Drop 製 ND-1000) を用い、Operation Software
により算出した。18. 各種細胞の培養
Colon-26 細胞の培養:マウス結腸がん由来
Colon-26
細胞 (8 x 105 個) を105
10% (v/v) FBS
含有 RPMI 1640 培地 (L-グルタミン 300 mg/L、NaHCO32000 mg/L
、ペニシリン1 x 10
5U/L
、ストレプトマイシン0.1 g/L) 10 mL
に懸濁し、プラスティックディッシュ (100 mm) に播種して、
37ºC、 5% CO
2 濃度下で培養 した。セミコンフルエントに達した細胞をディッシュから剥離し、3,000 rpm
で3
分間遠心分離後、上清を取り除き、得られたペレットを 10% (v/v) FBS 含有RPMI 1640
培地に、1.5 x 105 個/mL の密度で分散した。 この細胞懸濁液を 24well-plate
に2 x 10
5 個/well
になるように播種し、6
時間培養した細胞をトラン スフェクション実験および細胞障害性の実験に用いた。19. 培養細胞への細胞障害性およびトランスフェクション
pDNA/キャリア複合体の調製:1.5 mL エッペンドルフチューブに各種培地を
加え、HBSS に溶解した pDNA (2 g) を添加した後、HBSS に溶解した各種濃 度のキャリアを添加し、軽く混和後、15 分間室温でインキュベートし、pDNA/
キャリア複合体とした。
細胞障害性の検討:WST-1 法により評価した。Colon-26 細胞を 24 well-plate に 2 x 105 個/well になるように播種し、10% (v/v) FBS 含有培地で 6 時間培養 した。細胞を無血清培地 400 L で 2 回洗浄した後、pDNA (2 g)/キャリア複 合体を含む無血清培地を
200
L 添加し、37ºC
、5% CO
2 濃度下で3
時間イン キュベートした。 その後、pDNA/キャリア複合体を除去し、10% (v/v) FBS 培 地含有培地 400 L を添加し、さらに 21 時間培養した。 その後、HBSS 270 L
および WST-1 試薬 30 L の混和液を添加し、5% CO2 濃度下で 30 分間イン キュベートした後、マイクロプレートリーダー(Bio-Rad
製Model 550
;測定波 長 : 450 nm、参照波長 : 655 nm) により吸光度を測定した。 なお、細胞生存率 はキャリア非添加時を 100% として算出した。トランスフェクション:
Colon-26
細胞を24 well-plate
に2 x 10
5 個/well
にな るように播種し、10% (v/v) FBS 含有培地で 6 時間培養した。 細胞を無血清培 地 400 L で 2 回洗浄した後、pDNA (2 g)/キャリア複合体を含む無血清培地106
を 200 L 添加し、37ºC、5% CO2 濃度下で 3 時間インキュベートした。 その 後、
pDNA/
キャリア複合体を除去し、10% (v/v) FBS
培地含有培地400 L
を添 加し、さらに 21 時間培養した。細胞抽出液の調製:トランスフェクション終了後の細胞を PBS (-) 400 L で
1
回洗浄後、PBS (-) で 5 倍希釈した細胞溶解剤 300 L を添加し、15 分間室 温でインキュベートし、さらに凍結(-80ºC)
および融解(37ºC)
を3
回繰り返 した。得られた細胞溶解液を 10,000 rpm で 10 分間遠心分離し、その上清を細 胞抽出液とした。ルシフェラーゼ活性の測定:細胞抽出液 20 L をルミノメーター用試験管
(Röhren Tubes、SARSTEDT)
に採取し、これに Luciferase Assay Substrate 100 L を添加した。 ルミノメーター (EG&G BERHTOLD 製 Lumat LB 9507) で 10 秒間の発光量を測定し、レニラルシフェラーゼ活性を評価した。細胞抽出液中のタンパク質の定量:細胞抽出液 10 L に BCA Protein Assay