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Oracle RAC 11.2.0.1 のインストール手順

ドキュメント内 Oracle DB RAC with ASM Installation Guide on Linux x86 (ページ 84-105)

3 インストール環境と事前準備

5.1 Oracle RAC 11.2.0.1 のインストール手順

本ガイドでは、以下の手順で

Oracle Grid Infrastructure

が構成されています。

11.2.0.1のOracle Grid Infrastructureのインストールおよび構成

- OCR

と投票ディスクの格納場所には

ASM

を使用

-

インストーラによる構成作業にはNetCAによるリスナーの作成も含まれる

ASMCA

を使用してデータベース・ファイル格納用の

ASM

ディスク・グループを作成

11.2.0.1のOracle RACインストール

-

非共有Oracleホーム、Enterprise Editionを選択



DBCAを使用したポリシー管理型のRACデータベースのインスタンス作成



インストール時にはソフトウェアごとに異なるユーザーを使用

- Oracle Grid Infrastructure

には「grid」ユーザー、Oracle RACには「oracle」ユーザーを使用

Patch Set Updateの適用と留意事項

Linux

環境において

11.2.0.1

から

11.2.0.3

へアップグレードを行う際には

Patch 9413827

、そして

11.2.0.2

から11.2.0.3へアップグレードを行う際にはPatch 12539000を適用する必要があります。このPatchが未 適用の場合にアップグレードが失敗します。

Patch 9413827

に関する適用手順の詳細は「付録

C 11.2.0.1

用個別パッチ適用」、

Patch 12539000

に関する適用手順の詳細は「付録

D 11.2.0.2

用個別パッチ適用」を参照してください。

続けて

11.2.0.3

へのアップグレード手順について記述します。

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5.2 11.2.0.1 または 11.2.0.2 から 11.2.0.3 への Oracle Grid Infrastructure のアップグレード

1. アップグレード準備

Grid Infrastructure

のアップグレード作業を開始する前に、以下を実施してください。

Cluster Ready Services (CRS)

プロセス稼働の確認

全てのノード上でCluster Ready Services (CRS) プロセスが稼働している必要があります。確認 には

Oracle Clusterware

の所有ユーザーで以下のコマンドを実行してください。以下は

11.2.0.1

を 使用したRAC環境における実行例です。

[grid@node01]$ crsctl check cluster -all [grid@node02]$ crsctl check cluster -all

**************************************************************

oracle01:

CRS-4537: Cluster Ready Services is online

CRS-4529: Cluster Synchronization Services is online CRS-4533: Event Manager is online

**************************************************************

oracle02:

CRS-4537: Cluster Ready Services is online

CRS-4529: Cluster Synchronization Services is online CRS-4533: Event Manager is online

**************************************************************

全てのノードで確認します。

 データベースの停止が必要であるかの確認

Oracle RAC

インスタンスは、実行したままにしておくことをお薦めします。

各ノードで

rootupgrade.sh

スクリプトを起動すると、そのノードのインスタンスが停止され、再度起動され ます。

クラスタ上のシングル・インスタンスの

Oracle Database

は、Oracle ASMを使用する場合のみ、停止が 必要です。リスナーを停止する必要はありません。

(参考)

確認には

Grid Infrastructure

あるいは

RAC

の所有ユーザーでクラスタを構成しているいずれかのノード から

srvctl status database

コマンドを実行してください。実行例は以下です。

[grid@node01]$ srvctl status database -d orcl

インスタンス orcl_1 はノード node01 で実行中です。

インスタンス orcl_2 はノード node02 で実行中です。

 11.2.0.3 Grid Infrastructureのインストール・ディレクトリの作成

11.2.0.3 Grid Infrastructureのホーム・ディレクトリを全てのノードで作成します。Grid Infrastructureはout-of-placeでのアップグレードが必須ですので、ソフトウェアのインストール

には最低でも

5.5GB

の容量が必要です。以下はディレクトリの作成例です。

[root@node01]# mkdir -p /u01/app/11.2.0.3/grid [root@node01]# chmod -R 775 /u01/app/11.2.0.3

[root@node01]# chown -R oracle:oinstall /u01/app/11.2.0.3 全てノードで実行します。

 既存の環境変数の解除

既存の環境において設定している

Oracle

関連の環境変数(

ORACLE_HOME

ORACLE_BASE

ORACLE_SID

など)があれば解除しておきます。CRS_HOMEや

ORA_CRS_HOME

といった

環境変数は使用しないでください。

また、PATH 環境変数には ORACLE 関連のディレクトリを含めないで下さい。

以下に本ガイドでの実行例を記載します。

[grid@node01]$ vi ~/.bash_profile

↓次の環境変数をコメントする

#export ORACLE_BASE=/u01/app/grid

#export ORACLE_HOME=/u01/app/11.2.0/grid #export PATH=$ORACLE_HOME/bin:$PATH #export ORACLE_SID=+ASM1

[grid@ node01]$ su - grid

[grid@ node01]$ env | grep ORACLE

← ORACLE 関連の環境変数がないことを確認 [grid@node01]$ env | grep PATH

PATH=/bin:/usr/kerberos/bin:/usr/local/bin:/bin:/usr/bin:/home/grid/bin

← PATH 環境変数に ORACLE のディレクトリ関連がないことを確認

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2. インストーラの起動

grid

ユーザーで以下のコマンドを実行します。

[grid@node01]$

<GRID_INSTALL_IMAGE>

/Disk1/runInstaller

3. ソフトウェア更新のダウンロード

インストール中にソフトウェアの更新をダウンロードし、適用する際にはオプションを選択します。ダウンロードを 行う場合は、MOS の資格証明を入力してください。ダウンロードを行った場合、ソフトウェアの更新機能を使用し て、Oracleでの最新の更新(個別

Patch

の更新、Critical Patchの更新、OUIの更新、最新の

Patch Set

など) を動的にダウンロードし、適用します。ここでは「ソフトウェア更新のスキップ」を選択して、「次へ」をクリックしま す。

4. インストール・オプションの選択

既存の

Oracle Clusterware

をアップグレードするため、「Oracle Grid Infrastructureまたは

Oracle

自動ス トレージ管理のアップグレード」を選択し、「次へ」をクリックします。

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5. 製品言語の選択

製品を実行する必要な言語を選択します。本ガイドでは、「日本語」と「英語」が選択されていることを確認し、

「次へ」をクリックします。

6. Grid Infrastructure ノードの選択

アップグレードされるノード情報が出力されます。「次へ」ボタンをクリックします。

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7. 権限付きオペレーティング・システム・グループ

ASM

に対して

OS

認証に使用するグループをそれぞれ既存のシステムに設定していたグループと同じグルー プへ設定します。本ガイドでは、「Oracle ASM DB(ASMの

OSDBA)グループ」に「asmdba」、「OracleASM

オ ペレータ(ASMの

OSOPER)グループ(オプション)」に「asmoper」、「Oracle ASM

管理者(OSASM)グループ」

に「asmadmin」を指定します。指定内容を確認し、「次へ」をクリックします。

8. インストール場所の指定

ソフトウェアの場所を指定し「次へ」をクリックします。

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9. 前提条件チェックの実行

インストール実行前に、前提条件のチェックが実行されます。全てのチェック項目に成功すると、自動的にサマ リー画面に遷移します。失敗した項目がある場合には、適宜修正を行ってください。

SCAN

ホスト名が、DNS ではなく hosts ファイルのみで名前解決されている場合は、次の図のように、タスク

resolv.conf

の整合性でエラーが出力されるので、SCANホスト名が正しく設定されていることを確認し、「全て無

視」へチェックを入れて「次へ」をクリックします。

「詳細」をクリックすると次のような詳細画面で内容を確認できます。

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10. サマリー

設定に問題がないかインストール・サマリーを確認し、「インストール」をクリックします。

11. 製品のインストール

インストールが開始されます。

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12. 構成スクリプトの実行

インストールが進むと構成スクリプトの実行画面がポップアップします。画面に表示された構成スクリプト

(rootupgrade.sh)を

root

ユーザーで実行します。

スクリプトは、まずローカル・ノードで実行し、実行が正常に完了してから、他の全てのノードで並行にスクリプト を実行できます。スクリプト実行後、「OK」ボタンをクリックします。

構成スクリプトの実行後、インストーラにより

Net Configuration Assistant (NetCA)

が自動的に実行され、リス ナーのアップグレードが実施されます。

構成スクリプトの実行により、Oracle Grid Infrastructureへアップグレードが実施されます。

以下に本ガイドでの実行例を記載します。

<Node1

実行例

>

[root@node01]# /u01/app/11.2.0/grid/rootupgrade.sh

2011 年 7 月 21 日 木曜日 21:11:48 JST Performing root user operation for Oracle 11g

The following environment variables are set as:

ORACLE_OWNER= grid

ORACLE_HOME= /u01/app/11.2.0.3/grid

Enter the full pathname of the local bin directory: [/usr/local/bin]:

←「Enter」を押して処理を続行します。

The contents of "dbhome" have not changed. No need to overwrite.

The contents of "oraenv" have not changed. No need to overwrite.

The file "coraenv" already exists in /usr/local/bin. Overwrite it? (y/n) [n]:y ←y を記入して続行します。

Entries will be added to the /etc/oratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of root script.

Now product-specific root actions will be performed.

Using configuration parameter file: /u01/app/11.2.0.3/grid/crs/install/crsconfig_params Creating trace directory

ASM のアップグレードが最初のノードで開始されました。

CRS-2791: 'node01'上にある、Oracle 高可用性サービス管理下のリソースのシャットダウンを開始しています CRS-2673: 'ora.crsd'('node01')の停止を試行しています

CRS-2790: 'node01'上にある、Cluster Ready Services 管理下のリソースのシャットダウンを開始しています CRS-2673: 'ora.LISTENER_SCAN2.lsnr'('node01')の停止を試行しています

CRS-2673: 'ora.LISTENER_SCAN3.lsnr'('node01')の停止を試行しています CRS-2673: 'ora.LISTENER.lsnr'('node01')の停止を試行しています CRS-2673: 'ora.orcl.db'('node01')の停止を試行しています CRS-2673: 'ora.registry.acfs'('node01')の停止を試行しています CRS-2677: 'ora.registry.acfs'('node01')の停止が成功しました CRS-2677: 'ora.LISTENER_SCAN2.lsnr'('node01')の停止が成功しました CRS-2673: 'ora.scan2.vip'('node01')の停止を試行しています CRS-2677: 'ora.scan2.vip'('node01')の停止が成功しました CRS-2672: 'ora.scan2.vip'('node02')の起動を試行しています CRS-2677: 'ora.LISTENER_SCAN3.lsnr'('node01')の停止が成功しました CRS-2673: 'ora.scan3.vip'('node01')の停止を試行しています CRS-2677: 'ora.scan3.vip'('node01')の停止が成功しました CRS-2672: 'ora.scan3.vip'('node02')の起動を試行しています CRS-2677: 'ora.LISTENER.lsnr'('node01')の停止が成功しました CRS-2673: 'ora.node01.vip'('node01')の停止を試行しています CRS-2677: 'ora.node01.vip'('node01')の停止が成功しました CRS-2672: 'ora.node01.vip'('node02')の起動を試行しています CRS-2676: 'ora.scan2.vip'('node02')の起動が成功しました

CRS-2672: 'ora.LISTENER_SCAN2.lsnr'('node02')の起動を試行しています CRS-2676: 'ora.scan3.vip'('node02')の起動が成功しました

CRS-2672: 'ora.LISTENER_SCAN3.lsnr'('node02')の起動を試行しています CRS-2676: 'ora.node01.vip'('node02')の起動が成功しました

CRS-2676: 'ora.LISTENER_SCAN2.lsnr'('node02')の起動が成功しました CRS-2676: 'ora.LISTENER_SCAN3.lsnr'('node02')の起動が成功しました CRS-2677: 'ora.orcl.db'('node01')の停止が成功しました

CRS-2673: 'ora.DATA.dg'('node01')の停止を試行しています CRS-2673: 'ora.FRA.dg'('node01')の停止を試行しています CRS-2677: 'ora.DATA.dg'('node01')の停止が成功しました CRS-2677: 'ora.FRA.dg'('node01')の停止が成功しました CRS-2673: 'ora.asm'('node01')の停止を試行しています CRS-2677: 'ora.asm'('node01')の停止が成功しました CRS-2673: 'ora.eons'('node01')の停止を試行しています CRS-2673: 'ora.ons'('node01')の停止を試行しています CRS-2677: 'ora.ons'('node01')の停止が成功しました

CRS-2673: 'ora.net1.network'('node01')の停止を試行しています CRS-2677: 'ora.net1.network'('node01')の停止が成功しました CRS-2677: 'ora.eons'('node01')の停止が成功しました

CRS-2792: 'node01'上にある、Cluster Ready Services 管理下のリソースのシャットダウンが完了しました CRS-2677: 'ora.crsd'('node01')の停止が成功しました

CRS-2673: 'ora.cssdmonitor'('node01')の停止を試行しています CRS-2673: 'ora.ctssd'('node01')の停止を試行しています CRS-2673: 'ora.evmd'('node01')の停止を試行しています CRS-2673: 'ora.asm'('node01')の停止を試行しています

CRS-2673: 'ora.drivers.acfs'('node01')の停止を試行しています CRS-2673: 'ora.mdnsd'('node01')の停止を試行しています CRS-2677: 'ora.cssdmonitor'('node01')の停止が成功しました CRS-2677: 'ora.evmd'('node01')の停止が成功しました

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CRS-2673: 'ora.gipcd'('node01')の停止を試行しています CRS-2677: 'ora.gipcd'('node01')の停止が成功しました CRS-2677: 'ora.diskmon'('node01')の停止が成功しました

CRS-2793: 'node01'上にある、Oracle 高可用性サービス管理下のリソースのシャットダウンが完了しました CRS-4133: Oracle High Availability Services has been stopped.

OLR initialization - successful

Replacing Clusterware entries in inittab ACFS-9300: ADVM/ACFS distribution files found.

ACFS-9312: Existing ADVM/ACFS installation detected.

ACFS-9314: Removing previous ADVM/ACFS installation.

ACFS-9315: Previous ADVM/ACFS components successfully removed.

ACFS-9307: Installing requested ADVM/ACFS software.

ACFS-9308: Loading installed ADVM/ACFS drivers.

ACFS-9321: Creating udev for ADVM/ACFS.

ACFS-9323: Creating module dependencies - this may take some time.

ACFS-9154: Loading 'oracleoks.ko' driver.

ACFS-9154: Loading 'oracleadvm.ko' driver.

ACFS-9154: Loading 'oracleacfs.ko' driver.

ACFS-9327: Verifying ADVM/ACFS devices.

ACFS-9156: Detecting control device '/dev/asm/.asm_ctl_spec'.

ACFS-9156: Detecting control device '/dev/ofsctl'.

ACFS-9309: ADVM/ACFS installation correctness verified.

clscfg: EXISTING configuration version 5 detected.

clscfg: version 5 is 11g Release 2.

Successfully accumulated necessary OCR keys.

Creating OCR keys for user 'root', privgrp 'root'..

Operation successful.

パッケージインストールの準備中...

cvuqdisk-1.0.9-1

Configure Oracle Grid Infrastructure for a Cluster ... succeeded 2011 年 7 月 21 日 木曜日 21:18:45 JST

<Node2

実行例

>

[root@node01]# /u01/app/11.2.0/grid/rootupgrade.sh

2011 年 7 月 21 日 月曜日 21:42:52 JST

Performing root user operation for Oracle 11g

The following environment variables are set as:

ORACLE_OWNER= grid

ORACLE_HOME= /u01/app/11.2.0.3/grid

Enter the full pathname of the local bin directory: [/usr/local/bin]:

←「Enter」を押して処理を続行します。

The contents of "dbhome" have not changed. No need to overwrite.

The file "oraenv" already exists in /usr/local/bin. Overwrite it? (y/n) [n]: ←y を記入して続行します。

The file "coraenv" already exists in /usr/local/bin. Overwrite it? (y/n) [n]: ←y を記入して続行します。

Entries will be added to the /etc/oratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of root script.

Now product-specific root actions will be performed.

Using configuration parameter file: /u01/app/11.2.0.3/grid/crs/install/crsconfig_params Creating trace directory

CRS-2791: Starting shutdown of Oracle High Availability Services-managed resources on 'node02'

CRS-2673: Attempting to stop 'ora.crsd' on 'node02'

CRS-2790: 'node02'上にある、Cluster Ready Services 管理下のリソースの停止を開始しています

ドキュメント内 Oracle DB RAC with ASM Installation Guide on Linux x86 (ページ 84-105)

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