Oracle Diagnostic Loggingの使用
Oracle Diagnostic Loggingの使用
5.1.2.2 OraLogSeverity module_name <msg_type>{:msg_level]
メッセージ重大度を設定できます。このディレクティブで指定されるメッセージ重大度は、必 要最低限のメッセージ重大度として解釈され、この重大度レベル以上のすべてのメッセージは ロギングされます。
OraLogSeverityは、複数回指定できます。グローバル(module_nameなし)に指定した 後、モジュール固有のログ重大度が必要なモジュール1つにつき1回ずつ指定できます。
このディレクティブは、OraLogModeがoracleに設定されているときにのみ使用されます。こ のディレクティブは、LogLevelディレクティブのかわりに使用できますが、必須ではありま せん。OraLogSeverityが指定され、OraLogModeがoracleに設定されている場合、
LogLevelは無視されます。
5.1.2.2.1 module_name この引数は、モジュール構造内に示されるモジュールの内部名です。
<IfModule>ディレクティブもこの内部名を使用します。モジュール構造は、モジュール構造 を定義するファイルの_FILE_マクロの値から(パス接頭辞を削除して)モジュール名を導出 します。モジュール名を指定しない場合は、OraLogSeverityディレクティブがグローバルに 適用されます。
モジュール名を指定した場合は、指定されたモジュールで発生した、すべてのメッセージのグ ローバル・ディレクティブの値をこのディレクティブがオーバーライドします。ロードされな いモジュールの名前を指定すると、エラーが発生します。
5.1.2.2.2 msg_type メッセージ・タイプは大文字でも小文字でも指定できますが、メッセージ出
力は大文字で表示されます。このパラメータには、次の値のいずれかを指定する必要がありま す。
■ INTERNAL_ERROR
■ ERROR
■ WARNING
■ NOTIFICATION
■ TRACE
5.1.2.2.3 msg_level このパラメータは、範囲が1~32の整数に指定する必要があります。1は
最高重大度、32は最低重大度を示します。レベル1を使用すると、レベル32よりメッセージ が少なくなります。
表5-1に、OraLogSeverityの例をいくつか示します。
表 表 表
表5-1 OraLogSeverityの例の例の例の例
OraLogSeverityの例の例の例の例 処理処理処理処理 OraLogSeverity
INTERNAL_ERROR:10
レベル1~10の内部エラー(INTERNAL_ERROR)タイプ のメッセージをすべてロギングします。
OraLogSeverity WARNING:7 全レベルの内部エラー(INTERNAL_ERROR)タイプのメッ セージをすべてロギングします。
全レベルのエラー(ERROR)タイプのメッセージをすべてロ ギングします。
レベル1~7の警告(WARNING)タイプのメッセージをす べてロギングします。
Oracle Diagnostic Loggingの使用
5.1.2.2.4 デフォルトデフォルトデフォルトデフォルト メッセージ・レベルを指定しない場合、レベルはデフォルトの最低重大度
になります。ディレクティブ全体を指定しない場合、グローバルなApacheのLogLevelディ レクティブの値が使用され、表5-2に示されるように、これに対応するOracleメッセージ・タ イプおよび対応する範囲内の最低レベル(最高値)に変換されます。
5.1.2.3 OraLogDir <bus stop dir>
すべてのログ・ファイルを含むディレクトリへのパスを指定します。このディレクトリは存在 している必要があります。
デフォルト デフォルト デフォルト デフォルト:
■ UNIXの場合: ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/oracle
■ Windowsの場合: ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥logs¥oracle
OraLogSeverity WARNING OraLogSeverity mod_oc4j.c NOTIFICATION:4
メッセージ・ソースがmod_oc4jの場合:
■ 全レベルの内部エラー(INTERNAL_ERROR)タイプの メッセージをすべてロギングします。
■ 全レベルのエラー(ERROR)タイプのメッセージをすべ てロギングします。
■ 全レベルの警告(WARNING)タイプのメッセージをす べてロギングします。
■ レベル1~4の通知(NOTIFICATION)タイプのメッ セージをすべてロギングします。
その他のソースからのメッセージの場合:
■ 全レベルの内部エラー(INTERNAL_ERROR)タイプの メッセージをすべてロギングします。
■ 全レベルのエラー(ERROR)タイプのメッセージをすべ てロギングします。
■ 全レベルの警告(WARNING)タイプのメッセージをす べてロギングします。
表 表 表
表5-2 Apacheログ・レベルとログ・レベルとログ・レベルとログ・レベルとOracleメッセージ・タイプの対応メッセージ・タイプの対応メッセージ・タイプの対応メッセージ・タイプの対応
Apacheログ・レベルログ・レベルログ・レベルログ・レベル Oracleメッセージ・タイプメッセージ・タイプメッセージ・タイプメッセージ・タイプ
emerg INTERNAL_ERROR:16
alert INTERNAL_ERROR:32
crit ERROR:16
error ERROR:32
warn WARNING:32
notice NOTIFICATION:16
info NOTIFICATION:32
debug TRACE:32
関連項目 関連項目 関連項目
関連項目: 5-5ページの「ログ・レベルの指定」
表表
表表5-1 OraLogSeverityの例(続き)の例(続き)の例(続き)の例(続き)
OraLogSeverityの例の例の例の例 処理処理処理処理
ログ・ファイルの指定