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Oracle Application Server Forms Services

ドキュメント内 Oracle Application Server 10g概要, 10g(9.0.4) (ページ 80-84)

Oracle Application Server Web Services の配置機能および管理機能 の配置機能および管理機能 の配置機能および管理機能 の配置機能および管理機能

Oracle Application Server Web Servicesの主な配置機能および管理機能には次のものがあり

ます。

パッケージングとアセンブリパッケージングとアセンブリパッケージングとアセンブリパッケージングとアセンブリ: Web Services Assembly Toolを使用すると、Webサービ スをアセンブルし、J2EE .earファイルを生成できます。

配置配置配置配置: Oracle Enterprise Managerには、Oracle Enterprise Manager Application Server

Controlを使用して、Oracle Application ServerにWebサービスを配置する機能が充実

しています。Application Server Controlには、Oracle Application ServerにWebサー ビスを配置するための、単一の一貫した「アプリケーションのデプロイ」ページが用意 されています。ここではJ2EE .earファイルを使用し、配置するアプリケーションに関 する情報をステップ形式で指定してから、アプリケーションを配置します。

Webサービスの登録サービスの登録サービスの登録サービスの登録: 「アプリケーションのデプロイ」ページでは、UDDIレジストリ にWebサービスを登録する機能にもアクセスできます。

UDDIレジストリの参照レジストリの参照レジストリの参照レジストリの参照: Oracle UDDIレジストリには、UDDI標準に準拠した、事前 定義済の階層型カテゴリ構造が用意されています。Oracle Enterprise Managerは、これ らのカテゴリをドリルダウンし、カテゴリに登録された特定のWebサービスを検索で きます。

監視と管理監視と管理監視と管理監視と管理: Oracle Enterprise Managerの配置を完了後、Webサービスを削除する機能、

レスポンス時間とスループットを測定してWebサービスのパフォーマンスを監視する 機能、および稼動時間、CPU消費率、メモリ消費率を測定して状態を監視する機能を 使用できます。また、Oracle Enterprise Managerには、特定のOracle Application

Serverインスタンスに配置されたすべてのWebサービスを特定し、一覧表示する機能

も用意されています。

Oracle Formsアプリケーションと、従来のHTMLフォーム・アプリケーションには類似点が あります。従来のアプリケーションでは、Webページ上のフォームにユーザーがデータを入力 し、そのデータが送信されます。次にWebサーバーサーバーサーバーサーバーはフォームから送られてきたデータを CGIアプリケーションで処理します。ここでアプリケーションは必要なすべてのトランザクトランザクトランザクトランザク ションションション

ションを実行し、フィードバックをユーザーのブラウザに返します。フォームからのデータが 正しく完全であることの妥当性チェックはJavaScriptとデータベースによって実施されます。

Oracle Application Server Forms Servicesでは、Web環境内にあるJavaクライアントに

Formsアプリケーションを配置します。Oracle Application Server Forms Servicesはクラス

のダウンロード、ネットワークの通信量、Oracleデータベースとのやりとりを自動的に最適 化します。アプリケーションは自動的に複数のサーバー間でロード・バランシングされ、そ のためどのような数のリクエストに対しても容易にスケーリング可能となります。

Oracle Application Server Forms Servicesは次の4つのコンポーネントから構成されています。

Forms Servlet: Forms Servletは、ユーザーがFormsアプリケーションを起動したとき に、最初の接続を確立するために使用されます。クライアントには、Forms Clientアプ レットが含まれたHTMLファイルが返されます。

Forms Client Applet: クライアントのブラウザ内で実行されるJavaアプレットです。対

応するForms Runtime Processに対するユーザー・インタフェースを提供します。

Forms Listener Servlet: OC4J サーブレット・コンテナサーブレット・コンテナサーブレット・コンテナサーブレット・コンテナ内で実行されるサーブレットサーブレットサーブレットサーブレットで

す。Forms Runtime Processのライフサイクルとランタイム・プロセスのネットワーク

接続を管理します。

Forms Runtime Process: Oracle Application Serverのインスタンスインスタンスインスタンス内で実行されるプロインスタンス セスです。このプロセスはクライアント・アプレットとデータベース間の接続を維持し ます。

Oracle Application Server Forms Services のアーキテクチャ のアーキテクチャ のアーキテクチャ のアーキテクチャ

クライアントがOracle Application Server Formsアプリケーションをリクエストすると、こ の要求は次の順序で処理されます。

1. ユーザーがブラウザを起動し、FormsアプリケーションのURLにナビゲートします。

2. HTTP ListenerがURLを解釈し、<APPLET>タグを含むHTMLページが表示されます。

このタグにはブラウザに対するForms Java Clientが記述されています。URLがForms

Servletをコールし、HTMLページを動的に作成します。

3. クライアントが、HTTP Listenerから提供されたHTMLファイルを受信します。HTML ファイルには、Forms Java Clientを構成するJavaクラスの検索に必要な情報が入ってい ます。また、HTMLファイルには、要求されたFormsアプリケーションに関する情報や、

ログイン情報などのFormsセッションに渡されるパラメータなども含まれています。

4. ブラウザが、Forms Java Clientをダウンロードし、Javaアプレットが起動します。

5. Forms Java Clientアプレットが、Formsセッションを起動するリクエストを、HTTP

6. Forms Listener Servletは、Forms Java Clientから接続リクエストを受信した後、そのク ライアントのために新しいForms Runtimeプロセスを起動します。

7. クライアントに割り当てられたForms Runtimeプロセスが、HTMLファイルに指定さ れたモジュールと、そのフォームに必要なライブラリやメニューをロードします。

Forms Java ClientとForms Runtimeプロセスの対話はすべて、Forms Listener Servlet を介して渡されます。

8. ユーザーはデータベースのログイン情報を入力するように要求され、データベース・

サーバーへの接続が確立されます。

9. これで、ユーザーはFormsアプリケーションを使用できます。

図2-11は、Oracle Application Server Forms Servicesのアーキテクチャの観点から、このフ

ローを示したものです。

図図図

2-11 Oracle Application Server Forms Servicesでのリクエストのフローでのリクエストのフローでのリクエストのフローでのリクエストのフロー

Oracle Application Server Forms Services の機能 の機能 の機能 の機能

Oracle Application Server Forms Servicesには、インターネットにFormsアプリケーション

の堅牢で標準的な配置を可能にする次の機能が備わっています。

インターネット上での自動スケーラビリティと高いパフォーマンス インターネット上での自動スケーラビリティと高いパフォーマンス インターネット上での自動スケーラビリティと高いパフォーマンス インターネット上での自動スケーラビリティと高いパフォーマンス

Oracle Application Server Forms Servicesは、多層構造の環境へのOracle Formsアプリケー ションの配置に最適なフレームワークです。OracleAS Forms Servicesに備わる、すぐに利 用できる機能と固有のサービスにより、どのようなネットワーク上でも、Formsアプリケー ションを自動的にスケール変更して実行できます。OracleAS Forms Servicesを使用すると、

組織はアプリケーション・コードを変更しなくても、インターネットに既存のアプリケー ションを再配置できます。

固有のサービスとすぐに利用できる機能 固有のサービスとすぐに利用できる機能固有のサービスとすぐに利用できる機能

固有のサービスとすぐに利用できる機能 OracleAS Forms Servicesでは、インターネット配 置のスケーラビリティと高いパフォーマンスは、アプリケーションの品質や開発者のスキル に左右されることはありません。Oracle Formsで開発されたアプリケーションは、Oracle

Formsに備わる組込みサービスを使用して、自動的にスケール変更して実行されます。これ

らのサービスは、E-Businessソリューションに対して、固有のビルディング・ブロックとイ ンフラストラクチャを提供します。ビジネス開発者は、複雑な低レベルのインフラストラク チャ・コードを実装する必要がないため、ビジネス要件の実装に専念できます。これらの固 有なサービスには、レコード・キャッシュおよびレコード・ロック、データベース管理、例 外処理、ロード・バランシングなどがあります。

Application Serverの統合の統合 OracleAS Forms Servicesの統合の統合 は、完全に統合されたOracle Application

Serverのコンポーネントとして、Oracle Application Server Infrastructureを利用します。

OracleAS Forms Servicesの配置アーキテクチャは、Oracle Application Server Containers for J2EE(OC4J)を使用します。Oracle Application Server Single Sign-On Serverとのコー ドレスな統合により、ユーザーが複数のパスワードを記憶しておく必要がなくなります。ま た、システム管理者は、Oracle Enterprise Manager Application Server Controlの性能を活

用し、OracleAS Forms Servicesのランタイム・プロセスの開始、停止、監視、追跡および

診断を1箇所で行えます。

ネットワーク・トラフィックの最適化 ネットワーク・トラフィックの最適化ネットワーク・トラフィックの最適化

ネットワーク・トラフィックの最適化 OracleAS Forms Servicesは高度に最適化されており、

ネットワーク・トラフィックを低減し、データベースのレスポンス時間を最小限に短縮でき ます。たとえば、OracleAS Forms Servicesは、アプリケーション・インタフェースを高度 に最適化された汎用Javaアプレットとしてレンダリングし、差分メッセージング、メッ セージ・バンドリング、JARファイル・キャッシングなどのメカニズムを使用して、クライ アントと中間層の間のラウンドトリップ回数を減らします。また同時にOracleAS Forms

Servicesは、Oracleデータベースの機能を活用し、データベース・サーバーとの対話を最小

限に減らします。

HTTP/HTTPSサポートサポートサポートサポート OracleAS Forms Servicesによる配置は、クライアントと中間層の間に ソケット接続またはHTTP/HTTPS通信を使用して、企業イントラネット、エクストラネッ ト、インターネットに対して最適化されます。Oracle Formsアプリケーションは

HTTP/HTTPSをサポートしているため、セキュリティの高い最適化された方法で、業界標

準のファイアウォールを介して配置できます。

ロード管理 ロード管理ロード管理

ロード管理 アプリケーションにシングル・ポイントの障害が発生しないことが、アプリ ケーションの高い可用性を保証するうえで重要になります。OracleAS Forms Servicesのラ ンタイム・アーキテクチャは、標準のサーブレットに基づいており、Oracle Application

Serverによって、ハードウェア・ロード・バランシング、リバース・プロキシ・サーバー、

標準のロード・バランシングなどの標準的なロード・バランシング技術を使用できます。

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