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Oracle9 i AS Infrastructure のインストール

6. インストール

6.3 Oracle9 i AS Infrastructure のインストール

 ここでは、Infrastructureのインストール手順とインストール後の作業について 解説します。

注意:Oracle Internet Directoryのポート番号をLDAPプロトコルの標準 ポート番号である389(SSLは636)で構成するには、インストール前に

/etc/services からこれらのポート番号の記述を削除しておく必要がありま

す。必ず、これらの行をコメント・アウトするだけでなく、削除するよ うにして下さい。また、ポート389または636で稼動するLDAPサーバ ーが存在する場合には、構成前にサーバーを停止してください。

/etc/services にポート 389 およびポート 636 の記述がある場合、Oracle Interenet Directoryはポート4032および4031を利用するように構成されま す。

インストール前の確認

インストール前に以下の項目を確認して下さい。oraInst.loc ファイルとemtab ファイル、oratab がすでに存在している場合は、別名で保存した後削除して下さ い。(rootユーザーで行う必要があります。)環境変数の設定が確認された場合は、

削除してからインストールを開始して下さい。

ホスト名が完全修飾ドメイン名(FQDN)で記述されている  

  oraInst.loc、oratab、emtabファイルは以下のディレクトリに作成されます。

プラットフォーム oratabおよびemtab oraInst.loc

Solaris /var/opt/oracle /var/opt/oracle

HP-UX /etc /var/opt/oracle

Linux /etc /etc

インストール作業

[Step1] Oracle Universal Installerの起動

手順に関しては、前項「Oracle Universal Installer」をご参照下さい。

[Step2] 構成オプションの選択

この画面には、「デフォルト」および「選択の指定」のラベルが付いた2 つのボタ ンが表示されます。

ここでは、「デフォルト」を選択して下さい。「デフォルト」を選択すると、以下 のコンポーネントがインストールされます。

Oracle9iAS Metadata Repository Oracle Internet Directory Oracle9iAS Single Sign-On

図 6-10 構成オプションの選択

ヒント:「選択の指定」は、Oracle Management Serverを構成する必要があ る場合、および Oracle9iAS Infrastructureをマルチ・ノード構成にする場 合のみ選択します。これらの詳細に関しては、「Oracle Collaboration Suite インストレーション・ガイド」をご参照下さい。

ヒント:Oracle9iAS Metadata Repository のデータベース・ファイルは、以 下のように配置されます。

・制御ファイル、REDOログファイル:$ORACLE_BASE/oradata

・データファイル:$ORACLE_HOME/oradata

Oracle社が提唱するOFA (Optimal Flexible Architecture)とは異なるディレ クトリ構造になります。

[Step3] インスタンス名およびias_admin パスワードの作成 (または「インスタンス名の作成」)

インスタンス名、およびias_adminのパスワードを設定します。

図 6-11 インスタンス名およびias_adminパスワードの作成

インスタンス名:インスタンス名は、データベース・インスタンス名 ではなく、 Infrastructureインスタンスの名前です。インストール・

ホスト上でInfrastructureやMiddle Tierのインストールを識別する ために使用されます。インスタンス名には英数字およびアンダースコ ア文字のみを使用する必要があります。インスタンス名には、英数字 およびアンダースコア文字のみを使用する必要があります。また、イ ンスタンス名はホスト内で一意である必要があります。

ias_adminパスワード:ias_adminは主にOEM Web Siteにアクセス するための管理アカウントです。 パスワードは、5 文字以上の英数字 で構成されている必要があります。また、1 文字以上の数字を含める 必要があります。

ヒント:このインストールの一部としてOracle Internet Directory を構成す る場合、ここで指定するパスワードはOracle Internet Directoryの管理ユー ザーであるorcladminのパスワードとしても利用されます。

ヒント:「インスタンス名およびias_admin パスワードの作成」画面は、

このホスト上にOracle9iAS を最初にインストールする場合に表示されま す。

Oracle Universal Installer が、ホスト上の異なるOracle ホームで、インス トール済の Oracle9iAS を検出した場合には、「インスタンス名の作成」

画面が表示されます。

ヒント:ias_adminアカウントを使用すると、インストール・ホスト全体 でのOracle9iAS Infrastructure のすべてのインスタンスの管理、管理ツー ルの実行およびOEM Web Site へのアクセスが可能になります。また、将 来のインストールを簡単に実行できます。

([Step4] 権限付きオペレーティング・システム・グループ)

oracle アカウントが dba グループのメンバーでない場合にのみ表示されます。

Oracle9iAS Metadata Repositoryをインストールするためのデータベース管理者 (OSDBA)グループおよびデータベース・オペレータ(OSOPER)グループの名前を 入力します。

[Step5] Guest Account Password

リリース2では、サンプル・ユーザーとしてorclguestというユーザー・エントリ が作成されます。ここで、orclguest のパスワードとして少なくとも英字 5 文字、

数字1文字を含むパスワードを入力します。

図 6-12 Guestアカウントのパスワード

[Step6] サマリー

「サマリー」画面を確認(特に、十分なディスク領域が存在することを確認)後、

「インストール」をクリックしてインストール・プロセスを開始します。

図 6-13 サマリー

注意:要件を満たさない項目は、赤字で表示されます。

注意:表示される「必要なディスク容量」には、Metadata Repositoryのデ ータベース・ファイルのディスク容量は含まれていません。

[Step7] インストール

インストールが開始され、ファイルがコピーおよびリンクされます。

図 6-14 インストール

インストール中に、Oracle Universal Installer によって、root.sh スクリプトを実行す るように求められます。手順の詳細は、6.2をご参照ください

[Step8] Components Configuration and Startup

次に、Oracle9iAS Infrastructureの構成ツールのステータス画面が表示されます。

図 6-15 構成ツールの実行中

この画面には、インストールされたすべてのコンポーネントの構成ツールが表示 されます。選択した構成に応じていくつかのコンポーネント構成画面が表示され ますが、入力は不要です。

図 6-16 データベースの作成(Repository Database)

[Step9] インストールの終了

インストール時に割当てられたポート番号が表示され、インストールの成功が 確認されます。

図 6-17 インストールの終了

ヒント:ポート番号のリストは$ORACLE_HOME/install ディレクトリ 下のportlist.iniファイルにも記されています。

インストール後の作業

  OUIによるインストールが終了後、OIDに関する作業を行います。

Oracle用環境変数の設定

  Infrastructure 用の環境変数を設定して下さい。設定には、.bash_profile を編 集する方法と、oraenvファイルを実行する方法があります。

パスワード・ポリシーの設定

デフォルトでは、以下のようなパスワード・ポリシーが設定されています。(主な もの)

パスワードの最小文字数:5

アカウント・ロックアウト:使用可能

パスワード有効期限:5184000秒(=60日)

パスワード内の数字の数:1

注意:デフォルトの設定では、60日間ログインを行わなかったユーザ ー・エントリはロックアウトされるようになっています。

必要に応じ、Oracle Directory Managerを利用してパスワード・ポリシーを設定 します。

ヒント:Oracle Directory ManagerはOIDのディレクトリ情報を管理す るツールです。

1. 以下のコマンドを実行し、Oracle Directory Managerを起動します。

% {$INFRA_HOME}/bin/oidadmin &

2. 下記の情報を入力して、「ログイン」ボタンをクリックします。

ユーザー cn=orcladmin

パスワード Infrastructure のインストール時に 指定したias_adminのパスワード サーバー Infrastructureホスト

ポート OIDのポート番号

3. ログイン後、左側のペインより「パスワード・ポリシー管理」の直下 にあるcn=PwdPolicyEntryをクリックします。

図 6-19 Oracle Directory Manager

4. 右側のペインから、変更するパスワード・ポリシーに修正を加えた後、

「適用」ボタンをクリックします。

図 6-20  パスワード・ポリシー管理

問合せエントリ返送制限(Query Entry Return Limit)パラメータの設定

問合せエントリ返送制限(Query Entry Return Limit)パラメータとはOIDの エントリ検索時に返す最大数を示します。

 例えばOracle Filesでは、FilesOracleInternetDirectoryUserSynchronization

AgentというエージェントがOIDのすべてのユーザー・エントリに対して検索行

い、新規エントリをOracle Files上にプロビジョニングします。この時OIDデフ ォルト・サブスクライバに作成されたエントリの数が、OID の問合せエントリ返 送制限パラメータの値を上回る場合、エージェントの実行に失敗します。

このパラメータはデフォルトでは1000に設定されていますので、必要に応じて値 を変更して下さい。

  Oracle Directory Managerを利用して、左側ペインより「cn=orcladmin@{Infra_

Hostname}:{OID_Port}」のエントリをクリックします。

右側ペインに表示される、「問合せエントリの返送制限」を編集後、「適用」ボタ ンをクリックします。

図 6-21 問合せ返送制限パラメータの設定

ヒ ン ト : こ の パ ラ メ ー タ の 実 体 は 、OID の ル ー ト DSE に あ る cn=orclsizelimitエントリです。