198 24.OSPF
24.5
OSPF で受け取った経路をルーティングテーブルに反映させるか否かの設定
[ 書式 ] ospf export from ospf filter filter_num...
no ospf export from ospf [filter filter_num...]
[ 設定値 ] ○filter_num... ospf export filterコマンドのフィルタ番号
[ 説明 ] OSPF で受け取った経路をルーティングテーブルに反映させるかどうかを設定する。 指定したフィルタに一致す
る経路だけがルーティングテーブルに反映される。コマンドが設定されていない場合には、すべての経路がルー ティングテーブルに反映される。
[ ノート ] このコマンドは OSPF のリンク状態データベースには影響を与えない。 つまり、OSPF で他のルーターと情報を
やり取りする動作としては、このコマンドがどのように設定されていても変化は無い。OSPF で計算した経路が、
実際にパケットをルーティングするために使われるかどうかだけが変わる。
Rev.8.01.18 以降で使用可能。
[ 初期値 ] すべての経路がルーティングテーブルに反映される
24.6
外部プロトコルによる経路導入
[ 書式 ] ospf import from protocol [filter filter_num...]
no ospf import from [protocol [filter filter_num...]]
[ 設定値 ] ○protocol...OSPF の経路テーブルに導入する外部プロトコル
●static...静的経路
●rip... RIP
●bgp...BGP
○filter_num...フィルタ番号
[ 説明 ] OSPF の経路テーブルに外部プロトコルによる経路を導入するかどうかを設定する。 導入された経路は外部経路
として他の OSPF ルーターに広告される。
filter_numは ospf import filterコマンドで定義したフィルタ番号を指定する。外部プロトコルから導入されよう とする経路は指定したフィルタにより検査され、フィルタに該当すればその経路は OSPF に導入される。該当す るフィルタがない経路は導入されない。また、filterキーワード以降を省略した場合には、すべての経路が OSPF に導入される。
経路を広告する場合のパラメータであるメトリック値、メトリックタイプ、タグは、フィルタの検査で該当した ospf import filterコマンドで指定されたものを使う。filterキーワード以降を省略した場合には、以下のパラ メータを使用する。
●metric = 1
●type = 2
●tag = 1
[ 初期値 ] 外部経路は導入しない
[ 適用モデル ] RTX3000 RTX2000 RTX1500 RTX1100 RTX1000 RT300i RT250i RT107e
[ 適用モデル ] RTX3000 RTX2000 RTX1500 RTX1100 RTX1000 RT300i RT250i RT107e
24.7
OSPF で受け取った経路をどう扱うかのフィルタの設定
[ 書式 ] ospf export filter filter_num[nr] kindip_address/mask...
no ospf export filter filter_num[...]
[ 設定値 ] ○filter_num... フィルタ番号
○nr... フィルタの解釈の方法
●not... フィルタに該当しない経路を導入する
●reject... フィルタに該当した経路を導入しない
●省略時は、フィルタに該当した経路を導入する
○kind... フィルタ種別
●include... 指定したネットワークアドレスに含まれる経路 ( ネットワークアドレス自身を含む )
●refines... 指定したネットワークアドレスに含まれる経路 ( ネットワークアドレス自身を含まない )
●equal... 指定したネットワークアドレスに一致する経路
○ip_address/mask... ネットワークアドレスをあらわす IP アドレスとマスク長
[ 説明 ] OSPF により他の OSPF ルーターから受け取った経路を経路テーブルに導入する際に適用するフィルタを定義す
る。このコマンドで定義したフィルタは、ospf export fromコマンドの filter 項で指定されてはじめて効果を 持つ。
ip_address/maskでは、ネットワークアドレスを設定する。これは、複数設定でき、経路の検査時にはそれぞれ
のネットワークアドレスに対して検査を行う。
nrが省略されている場合には、一つでも該当するフィルタがある場合には経路が導入される。
not指定時には、すべての検査でフィルタに該当しなかった場合に経路が導入される。reject指定時には、一つで も該当するフィルタがある場合には経路が導入されない。
kindでは、経路の検査方法を設定する。
●include... ネットワークアドレスと一致する経路および、ネットワークアドレスに含まれる経路が該 当となる
●refines... ネットワークアドレスに含まれる経路が該当となるが、ネットワークアドレスと一致する 経路が含まれない
●equal... ネットワークアドレスに一致する経路だけが該当となる [ ノート ] nrパラメータの rejectキーワードは Rev.8.02.02 以降で使用可能。
not指定のフィルタを ospf export fromコマンドで複数設定する場合には注意が必要である。not指定のフィル タに合致するネットワークアドレスは、そのフィルタでは導入するかどうかが決定しないため、次のフィルタで 検査されることになる。そのため、例えば、以下のような設定ではすべての経路が導入されることになり、フィ ルタの意味が無い。
ospf export from ospf filter 1 2
ospf export filter 1 not equal 192.168.1.0/24 ospf export filter 2 not equal 192.168.2.0/24
1 番のフィルタでは、192.168.1.0/24 以外の経路を導入し、2 番のフィルタで 192.168.2.0/24 以外の経 路を導入している。つまり、経路 192.168.1.0/24 は 2 番のフィルタにより、経路 192.168.2.0/24 は 1 番のフィルタにより導入されるため、導入されない経路は存在しない。
経路 192.168.1.0/24 と経路 192.168.2.0/24 を導入したくない場合には以下のような設定を行う必要があ る。
ospf export from ospf filter 1
ospf export filter 1 not equal 192.168.1.0/24 192.168.2.0/24
あるいは、
ospf export from ospf filter 1 2 3
ospf export filter 1 reject equal 192.168.1.0/24 ospf export filter 2 reject equal 192.168.2.0/24 ospf export filter 3 include 0.0.0.0/0
Rev.8.01.18 以降で使用可能。
[ 初期値 ] フィルタは設定されていない
[ 適用モデル ] RTX3000 RTX2000 RTX1500 RTX1100 RTX1000 RT300i RT250i RT107e