算科学研究を連携して支援するよう、7つの大学から構成される。
•
Naval Research Laboratory
や、NIST
のAdvanced Measurement Laboratory
のナ ノサイエンス関連施設など、ナノテクノロジ研究開発を専門とする連邦政府の研究 組織内における、さらなる研究基盤の構築支援を行う。【計画】
教育
NNI
は統合的な教育、教員の訓練、教育カリキュラムや教材の開発を目指し、現在の活 動を継続して実施してゆく。NNI は最先端ナノテクノロジ研究開発の教育活動を推進し、ナノテクノロジ産業界のニーズに応えるために、更なるメカニズム開発を追求する。これ らの試みを以下に示す。
• 現在実施中のプログラムを利用して、新たなパートナーシップの可能性を模索し、
より多くの学生や教師を研究所に派遣する。ナノテクノロジの研究者と教育研究者 と教員との三者連携により、教育プログラムはより強固なものとなり、新しい発想 を生み出すことから三者がそれぞれ共通の利益を得ることができる。
•
Nanoscale Science and Engineering(NCLT)における学習と教育のための国営セン
ター第1号がNSF
の助成により直近5年以内に、1500 万ドルで設立される予定で ある。センターは中学、高校、大学レベルでの科学教育者の育成に努め、彼らは、学校や大学の授業で、ナノサイエンスとナノエンジニアリングの概念を紹介してゆ く。ナノテクノロジ教育におけるカリキュラム教材や指導方法、普及活動のための、
国家的情報センターとしても機能することとなる。
• 産業界、教育界、種々の訓練校、連邦政府の助成による人材システムなどのパート
ナーシップが強固になることで、ナノテク産業は、必要とする高度に訓練を受けた 人材を確保でき、またその人材は、産業界でのキャリアに必要な訓練プログラムを 受けることが確実に可能になるようシステムは機能する。21 世紀のイニシアティブ に対する大統領の任務は、地方産業が、目標を達成するために地域のコミュニティ カレッジと連携するよう指導することである。
インフラストラクチャ
前述の主要なユーザー施設のいくつかは、現在建設中で、その完成は早くとも
2008
年 とされる。ナノテクノロジコミュニティの利益とその基盤の継続的開発のためにこれら施設を運営することは、NNI計画の主要な事業である。
• 特に選定されたプログラムを実施し、現行の基盤やセンターの継続的支援を行う。
この活動には、
(a)
現行の施設や設備の資本増強、(b)
それらを支援するための科学、技術スタッフの専門知識、(c) その他運営に掛かる費用、の支援も含む。
• インフラストラクチャ資源の必要性を強く認識し、その利用促進に努める。NNI は 米国政府が支援するユーザー施設と研究機器に関する情報を整理し、それら情報を
NNI
のウエブサイト上で公開し、ナノテクノロジコミュニティの研究者らが広くそ の情報を有効活用できるよう努める。このデータは、さらなる投資の詳細な戦略を 立てる上で、非常に有益である。• 遠方に所在する機関が、研究機器や設備を容易に遠隔利用できるようにするための インフラストラクチャを確立する。遠隔操作技術第一段階では、ナノスケールの可 視化、評価、製造のための最先端研究機器として既に実施され、その操作は、人為 操作からの干渉を最小限にし、リモートでも可能であることが益々望まれる。
• 産業界、州政府、民間団体、国際機関との連携により大規模な研究開発施設やプロ ジェクトを、連邦政府が支援する。
• 予防、診断、癌治療のためのナノテクノロジの利用を支援することに重点を置いた 専 門 施 設 を 設 立 す る 。 こ の 活 動 は 、
Nanotechnology Characterization Laboratory(NCL)の NIH National Cancer Institute’s Formation
を通じて進行中で ある。NCL は学術界、産業界、政府機関が、ナノ素材やデバイスのレビューを推進 し、研究所で開発されたこれら装置が診療所で応用されるよう、支援を行う。④ 目標
4:
責任あるナノテクノロジ開発の支援を行うナノテクノロジの責任ある開発とは、連邦政府が
NNI
の掲げる前述の目標①から③まで の活動支援のみならず、新しいテクノロジによって新たな局面が開かれる社会的次元の課 題をも同時に支援することである。その社会的次元とは、ナノテクノロジによってもたら される様々な恩恵の利用、医療のあり方の変化、地域の製造業に与える影響、健康や環境 に与えうる影響、ナノテクノロジセンサーによって誘発されるプライバシの問題など、多 様な懸案事項が考えられる。それ以外にも、連邦政府機関が、政府ナノテクノロジプログ ラムに関する情報を民間に提供したり民間からインプットを収集し、コミュニケーション 網を確立することも、ナノテクノロジの責任ある開発の一環である。このようなコミュニ ケーション活動により、民間や政府は、適切な判断を下しナノテクノロジ投資家たちの信 用を勝ち取る。新たなテクノロジの認知と容認は経済成長やその他社会的な恩恵をもたら すために不可欠である。責任ある開発とは、ナノテクノロジ研究分野において国際科学コ ミュニティとの更なる連携事業や、それによってもたらされる相互間の社会的次元での恩恵も考慮する。
本計画の目的達成のために、ナノテクノロジの責任ある開発事業は以下の2つのカテゴ リに分類される。
(1)
環境、健康、安全面(2)
倫理、法律、その他社会的側面画期的技術発見により社会に恩恵と同時にリスクがもたらされることが想定され、
NNI
は これら2つの分野を優先的に研究する。【現行の活動】
環境、健康、安全
NNI
はナノテクノロジが環境や健康、安全面に与えるインパクトを評価するための幅広 い研究スペクトルを支援する。新たなナノ構造、ナノ素材、及び新たなナノテクノロジ製 品の開発が進むにつれて、この研究におけるNNI
の支援の重要性が高まっている。NNI は以下の活動を継続する。• ナノ素材が健康に与える潜在的危険因子の研究
6つの政府省庁機関によって重点的に実施される研究;国立環境衛生科学研究所
(National Institute of Environmental Health Sciences/NIEHS、NIHの一部、
National Toxicology Program
の前任機関)、NIOSH、 EPA、 DOD、 DOE
そしてNSF
がその6機関にあたる。更に、NIST
は、関連標準規格化開発事業を通してこの事業 を支援する。• 事業参加メンバー間のコミュニケーション支援;方針決定の判断材料として必要な 研究を特定しその優先順位を決め、政府機関、産業界、大学その他研究機関の研究 者間のより円滑なコミュニケーションルートを構築するなどを行う。これら活動は
NSET
サ ブ グ ル ー プ 、 ナ ノ テ ク ノ ロ ジ の 環 境 ・ 衛 生 影 響 に 関 す る 作 業 部 会(Nanotechnology Environmental and Health Implications Working Group/
NEHI WG)、ナノテクノロジベースの製品に関する策定の任を担う機関と同様に、
ナノテクノロジ研究を支援する機関のメンバーシップによって調整される。
• 環境、健康その他社会的課題に関する国際的な会合に参加する。この試みは、2004 年の
NSF
後援による国際ワークショップにおいて着手された。ナノテクノロジの責 任ある開発を支援する25
カ国とEU
からの参加者による共同声明により、その活動 成果が提示された。• 環境におけるナノ材料製造のあり方と輸送、ナノ材料のフルライフサイクルを評価 するための技術開発に関する研究を実施する。
倫理、法律、その他社会的側面
ナノテクノロジが影響を与える社会的側面を評価するために、
NNI
の支援のもとで現在 実施されている研究は以下の通りである。• ナノテクノロジにおける幅広く多様で且つ包括的な学際的会議の場を提供するため の支援を行う。
• ナノテクノロジに関する民間の理解度や、ナノテクノロジに対する民間の捉え方を 評価・分析する。この活動には、ナノテクノロジの必要性を今以上に認識させ、一 般市民から広く意見・情報を収集する啓蒙活動も含む。
• 経済成長、生活水準向上や競争力強化にナノテクノロジが与えるインパクトを分析 する。
• 大学主体のいくつかのナノテクノロジセンターにおいて、ナノテクノロジが社会に 影響を与える様々な側面の調査研究に協力する。新たな技術発見が社会に与えるイ ンパクトを十分意識して、このような活動を行うよう指導する。
【計画】
環境、健康、安全
• 必要であるならば、ナノテクノロジが環境や健康面に与える影響に関する調査研究 の支援を拡大する。NNI の助成による調査には、(1) 生体外、生体内実験やモデル により、分子、細胞レベルでのナノスケール物質の相互作用をよりよく理解し、
(2)
環 境とナノスケール物質との相互作用の基本的理解を深め、(3)
環境やライフサイクル におけるナノスケール物質の輸送、変化に関する理解を深め、(4)
潜在的露呈及び人 体に与える潜在的影響を特定し、ナノスケール物質を利用する際にその露呈を制御 する適切な方法を開発する、の4
項目を扱う。• ナノ物質を安全に扱うために、効果的な手順を確立する支援を行う。NEHI ワーキ ンググループとの協力のもと、
HIOSH
はナノスケール物質の製造・取り扱いの際の 安全な作業基準確立のために、2005 年にガイドラインを発行する。NIOSH と他のNNI
の機関はこのガイドラインを、研究機関、企業、危機管理権威機関等の関連コ ミュニティにガイドラインを配付し、同時にNNI
とNIOSH
のウエブに公開する。•
NSTC
科学委員会の健康と環境の小委員会、その他適切な省庁機関関連の小委員会 や各種部会と調整する。倫理、法律、その他社会的側面
• 一般市民と投資家たちの対話のためのフォーラム開催を奨励する。この活動には、
博物館、他の科学センター、NNI 助成による研究センターによって実施される様々 なプログラム、USDA 拡大プログラム、その他省庁機関のアウトリーチシステムに よるプログラムなどが挙げられる。