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NOCは、本書が規定する通り、自身のNOCスポンサーに関して、適用される条件の通知及 びその実行に責任を負うものとする。

ドキュメント内 ☆和文_ロンドンハンドブック.indb (ページ 138-142)

日本代表選手団の肖像及びメディア活動に関する規制事項

2.5 NOCは、本書が規定する通り、自身のNOCスポンサーに関して、適用される条件の通知及 びその実行に責任を負うものとする。

さらに、スポーツ用品製造者を含む、上記のパラグラフ1に記載されていない実体に関す る参加者の規則第40(旧41)条の遵守について、NOCは、監視し、必要に応じて遵守を強 く求めなければならない。

この点に関し、NOCは必要な範囲において、自国・地域内で適用される法律及び規則を遵 守しなければならない。

3.参加者の個人の権利

いかなる場合においても、参加者の肖像、名前、または他の肖像に類似するものの使用については、

参加者の書面による事前の承認を得る必要を含め、参加者個人の権利を尊重しなければならない。

上記ガイドラインに留意し、貴オリンピックチームのメンバーである参加者及び貴NOCスポンサ ーに対し、助言して頂きますよう、お願い申し上げます。

参考和訳

ロンドン2012年オリンピック競技大会の参加者及びその他の資格認定を受けた者に適用される IOCのソーシャルメディア(Social Media)、ブログ及びインターネットのガイドライン

1.序文

IOCは、「オリンピック競技大会」の競技者及びその他の資格認定を受けた者がソーシャルメデ ィア(Social Media)に参加し、自身の経験を投稿、ブログ及びツイートすることを積極的に 奨励し、支持する。これらの活動は、オリンピック憲章を尊重しなければならず、以下のこと を遵守しなければならない。一般的な規則として、IOCは、商業的及び又は広告目的でなく、ま た、第三者がIOC、「オリンピック競技大会」又はオリンピックムーブメントと非公認の結び付 きをつくり出したり、あるいは結び付きがあるような印象を与えるものでない限り、「オリンピ ック競技大会」でのすべてのソーシャルメディア及びブログ活動を推奨する。

ソーシャルメディア、ブログ活動及びインターネットの本ガイドラインにおいて「 」付で表 示する用語の意味は、巻末の定義欄で明示する。

本「ガイドライン」は、「オリンピック競技大会期間」の間、参加者及びその他の資格認定を受 けた者に適用される。

2.投稿、ブログ及びツイート

IOCは、参加者及びその他の資格認定を受けた者が、「オリンピック競技大会」の間、ソーシャ ルメディアのプラットフォーム又はウェブサイト及びツイートに意見を投稿することを奨励す る。参加者及びその他の資格認定を受けた者が、個人的な投稿、ブログ又はツイートをするこ とは全く問題ない。しかしながら、そうしたいかなる投稿、ブログ又はツイートも、一人称で 日記形式でなければならず、ジャーナリストの役割をなすものであってはならない。すなわち、

例えば、それらが競技のリポートあるいは他の参加者又は資格認定者の活動に関する意見であ ってはならず、あるいは、他者又は組織に関する秘密又は個人的ないかなる情報を外部に知ら せるものであってはならない。ツイートはこの観点で短いブログとして見なされ、同様のガイ ドライン、一人称、日記形式が適用される。

投稿、ブログ及びツイートは、いかなる場合でもオリンピック憲章に含まれるオリンピック精 神及びオリンピズムの根本原則に従い、品位ある、趣味の良いものでなければならず、下品又 は低俗な用語あるいはイメージを含むものであってはならない。

3.写真

参加者及びその他の資格認定を受けた者は、個人使用のために、「オリンピック会場」で撮影し た静止画像を投稿することができる。これらの写真を商業的に使用したり、販売したり、ある いは他の異なる方法で配布したりすることは許されない。

4.動画/音声

参加者及びその他の資格認定を受けた者は、「オリンピック会場」で実施するイベント、競技又 はすべての他の活動のいかなる動画及び/又は音声も投稿することはできない。こうした動画及 び/又は音声は、個人使用のためだけであり、いかなるソーシャルメディアのプラットフォーム 又はウェブサイトにも、投稿、ブログ又はツイートによりアップロード及び/又は共有されては ならない。

「オリンピック会場」の外側で撮影・録音された動画及び/又は音声は上記の制限を受けない。

参考和訳

5.オリンピック選手村に滞在する競技者及びその他の資格認定を受けた者

保護された環境にあるため、オリンピック選手村の居住エリアに対するガイドラインはより厳 格なものとなる。

いかなる投稿、ブログ又はツイートも一人称、日記形式のみでなければならない。

オリンピック選手村における競技者自身又は他の資格認定を受けた者の写真は投稿することが できる。しかし写真に他の人が写っているのであれば、写真を投稿する人は写真に写っている 人から事前に許諾を得なければならない。

居住エリア内から撮影された動画は個人使用のみ可能であり、いかなるウェブサイト又はソー シャルメディアのプラットフォームへのアップロードも含め、放送されてはならない。

6.メディア

資格認定を受けたメディアは、純然たる報道のためにソーシャルメディアのプラットフォーム を自由に使用することができる。資格認定を受けたフォトグラファーにより撮影された写真は、

フォトグラファー合意書に従い、ソーシャルメディアのプラットフォームに編集目的で掲載す ることができる。本「ガイドライン」の他のすべての規程が適用される。

7.「オリンピックマーク」

参加者及びその他の資格認定を受けた者は、「オリンピックシンボル」を使用することはできな い。すなわちIOCの所有物である、結合した5つの輪は、いかなるソーシャルメディアのプラッ トフォーム又はウェブサイトにも投稿、ブログ又はツイートすることはできない。参加者及び その他の資格認定を受けた者は、“オリンピック”及びその他のオリンピック関連用語が、第三 者あるいは第三者の商品又はサービスと関連していないことを条件に、事実の言及として、ソ ーシャルメディアのプラットフォーム又はウェブサイトに投稿、ブログ又はツイートすること ができる。参加者及びその他の資格認定を受けた者は、自身でNOC及び/又はLOCOGの事前の 書面による承認を得ない限り、当該NOC及び/又はLOCOGのエンブレム又はマスコットなどの オリンピック標章を、ソーシャルメディアのプラットフォーム又はいかなるウェブサイトにも 投稿、ブログ又はツイートすることはできない。

8.広告宣伝及びスポンサーシップ

参加者及びその他の資格認定を受けた者は、いかなるソーシャルメディアのプラットフォーム 又はウェブサイトへの投稿、ブログ又はツイートもしくはその他の中で、いかなるブランド、

商品又はサービスも宣伝することは許されない。参加者及びその他の資格認定を受けた者は、

自身の関連するNOCの事前の書面による承認を得ない限り、ソーシャルメディアのプラットフ ォーム又はウェブサイトに投稿、ブログ又はツイートすることに関して、いかなる企業とも独 占的で商業的な契約を締結することはできない。

IOCにより承認されたものを除き、いかなるオリンピックコンテンツ(すべての記事、競技成績 及びスチル写真を含み、これに限定されない)に関するスポンサーシップも許可されない。

オリンピック憲章規則第40条(旧第41条)に従い、IOC理事会により許可された場合を除き、

「オリンピック競技大会」に参加する競技者、コーチ、トレーナー又は役員は、その容姿、名前、

写真又は競技のパフォーマンスを宣伝の目的で使用させてはならない。

参考和訳

9.ドメインネーム/URL/ページネーム

“オリンピック”又は“オリンピックス”又はこれらに関係する同様な用語(又はそれらに適応 する訳語)を含む、ドメインネーム及びURLは、あらかじめIOCによる承認がない限り使用す ることはできない。例えば、本「ガイドライン」が適用される期間で、「オリンピック競技大会 期間」中であれば、www.[myname].com/olympicは許諾されるが、www.[myname].olympic.

comは許諾されない。同様に、参加者及びその他の資格認定を受けた者は、独立した形でオリ ンピックをテーマとしたウェブサイト、アプリケーション又は「オリンピック競技大会」の取 材を主催する他のいかなる特色も作りだすことはできない。

10.リンク

IOCは、参加者及びその他の資格認定を受けた者が自身のブログ、ウェブサイト又はソーシャル メディアのプラットフォームとオリンピックムーブメントの公式サイト(www.olympic.org)、

「オリンピック競技大会」の公式サイト(www.london2012.com)及び関係するNOCの公式サ イトにリンクを貼ることを奨励する。

11.義務

参加者及びその他の資格認定を受けた者が、いかなるソーシャルメディアのプラットフォーム 又はウェブサイトへの投稿、ブログ又はツイートを含む、いかなる方法であれ、コメント、意 見及びその他の素材を公表することを選択した場合、自身で責任を負うものとする。参加者及 びその他の資格認定を受けた者は、中傷的、卑猥な又は所有者のように見なされるすべてのコ メント及び/又は素材に対し、自ら責任を負わなければならない。参加者及びその他の資格認定 を受けた者は、(ⅰ)参加者及びその他の資格認定を受けた者及び団体の同意なく、「オリンピッ ク競技大会」における彼らのプライバシーを侵害したり、(ⅱ)「オリンピック競技大会」の競技 又はセレモニー、あるいは、IOC、LOCOG又は「オリンピック競技大会」の組織の一部である その他の団体の役割及び責任を妨害したり、あるいは、(ⅲ)「オリンピック競技大会」の安全 な運営を保証するための組織的な安全対策を妨害したりすることはできない。本質的に、参加 者及びその他の資格認定を受けた者は、自身のリスクで自身の意見及びその他の素材を投稿し、

表明された見解が自分自身のものであることを明確にしなければならない。

12.監視

IOCは、オリンピック憲章と同様に、放送権者及びスポンサーの権利の完全性を維持することを 保証するために、オリンピック・オンライン・コンテンツを継続的に監視する。IOCはアンブッ シュ活動又は、「オリンピック競技大会」及びオリンピックムーブメントに関連する善意に対し、

攻撃的、あるいは、悪影響を及ぼす行為に従事するサイトを停止させることに、すべての参加者 及びその他の資格認定を受けた者の支援を求める。IOCは、参加者及びその他の資格認定を受け た者が無許可のコンテンツを発見した場合には、直ちにそれをwww.olympicgamesmonitoring.

comに通知するよう求める。

13.違反

「オリンピック競技大会」の資格認定を受けたすべての組織又は個人のアクレディテーションは、

本「ガイドライン」の遵守を確実なものとするために、IOCの裁量により、通知なく取り消す場 合がある。IOCは、本「ガイドライン」の違反に関連する、「警告通知」を出し、損害に対する 法的措置及びその他の制裁を課すことを含む、あらゆる適切な処置を講じる権利を留保する。

参加者及びその他の資格認定を受けた者は、自身の関連するNOCのソーシャルメディア、ブロ グ及びインターネットに関する追加的なガイドライン及びその制裁に従わなければならない。

参考和訳

ドキュメント内 ☆和文_ロンドンハンドブック.indb (ページ 138-142)