France 11ICU RCT
ステロイドを投与したsepEc shock509例
IIT (目標80~110mg/dL) vs. convenEonal (平均150mg/dL)
⇒院内死亡率 IIT:45.9% vs. ConvenEonal:42.9% (p=0.50)
140-‐180mg/dL を変えるのに強い根拠はなかった 考慮すべきは「 DM 」、せめて「周術期」くらいか
もしかしたら PCAS では少し低めの管理はよいかも
② 患者背景・既往
③ 血糖値の変動
血糖変動によって酸化ストレスが上昇
⇒血管内皮傷害を引き起こし臓器障害に関与⇒重症患者にとって有害事象となる
2011.09.13 ICU勉強会より一部改変
血糖の変動は有害か?
Intermipent high glucose enhances apoptosis related to oxidaEve stress in human umbilical
vein endothelial cells: the role of protein kinase C and NAD(P)H-‐oxidase acEvaEon.
Diabetes .2003; 52: 2795-‐804
⇒臍帯静脈細胞を使用した研究で、酸化ストレスの指標であるプロテインキナーゼC-‐βは、高血糖が 持続するよりも高血糖から正常血糖に低下するときに上昇する
AcEvaEon of oxidaEve stress by acute glucose fluctuaEons compared with sustained chronic hyperglycemia in paEents with type 2 diabetes . JAMA . 2006; 295 : 1681-‐1687
⇒2型糖尿病患者において、血糖変動の指標であるMAGE(mean amplitude of glycemic
excursion)が酸化ストレスの指標である尿中8-‐isoprostaglandin F2αと有意に関係
Intermipent high glucose enhances apoptosis related to oxidaEve stress in human umbilical vein endothelial cells in culture.
Am J Physol Endocrinol Metab, 281 : E924-‐930, 2001.
⇒臍帯静脈細胞を使用した研究で、高血糖から正常血糖に低下するとき、アポトーシスが増加する
背景: 重症患者における血糖変動と患者予後を研究したものはなかった。
仮定: 血糖値の標準偏差で重症患者の死亡率を予測できるか?
デザイン: mulEcenter retrospecEve observaEonal study 対象・方法: ICU 4施設 7049名の重症患者
データベース上から血糖値と患者データを抽出し、
血糖変動の指標として血糖値の標準偏差を用いて ICU死亡率との関係を調べた
結果:ICU死亡者の血糖値SD(41㎎/dl [2.3mmol/L]) VS.
ICU生存者の血糖値SD(31 ㎎/dl [1.7mmol/L] ) p<0.001 ⇒血糖値の変動が大きいと死亡率が上昇する
血糖値の変動は、患者予後に影響を与える
⇒高血糖 ・低血糖を避けるのと同様に、血糖値の変動を少なくする必要がある
Variability of blood glucose concentraEon and short-‐term mortality in criEcally ill paEents
Anesthesiology. 2006; 105: 244-‐522011.09.13 ICU勉強会より一部改変
* p< 0.05 Non-‐DM
変動が大きいと死亡↑
DM
変動と死亡に関連なし
Non-‐DM
MAG: mean absolute glucose ⇒ 変動評価の指標の1つ
特に非DM患者ではMAG< 14mg/dL/hr程度には抑えたい
14mg/dL/hr
• 左図: (10-‐5)mmol/L x1 + 0mmol/L x 18 / 20hr = 0.25mmol/L/hr ⇒ good
• 右図: (10-‐5)mmol/L x 19 / 20hr = 4.75mmol/L ⇒ bad
MAG の計算例題
変動を抑えるには?
• 最も有効性が期待されているのは持続血糖モニタリング( CGM )+イン スリンポンプによる Closed-‐loop 式人工膵臓システム
⇒臨床使用できる環境はまだまだ限定
• コンピューター制御の血糖管理システムで良い報告もあるが、直近の 大規模 RCT では低血糖が頻発し、 IIT をしても 90 日死亡の改善みられず。
現実的には頻回測定しかない・・・
1-‐2hr ごととする文献は多い。業務負担の増加にはなってしまうが・・・
※ 4 時間毎の採血では低血糖の見逃しのリスクが高まる
ただし、変動を抑えると本当に予後が改善するかは不明(RCTはまだない)
食道・肝胆膵手術において周術期IITを 低血糖を起こさず安全に施行できた
SSIを減らした報告も散見されるが、
予後評価などの大規模研究はこれから
STG®-‐55
日機装 人工臓器42巻3号p195-‐197 2013年
2ml/hrの持続採血
↓
グルコースセンサー
↓
コンピューター制御による インスリンand/orグルコース投与
↓ 目標値