独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構の略称。日本の エネルギー・環境分野と産業技術の一端を担う独立行政法人です。
エネルギー消費原単位(P.43)
エネルギー使用効率を表す値で、各事業場がそれぞれの事業形態な どに合わせて適切に管理できる原単位を設定します。三重大学では燃 料・熱・ガス・電気などのエネルギーを原油換算したものを延べ床面積 で除することにより、単位面積あたりのエネルギー使用量を算出し、これ をエネルギー消費原単位としています。なお、省エネ法によりエネルギー 消費原単位は年平均1%削減することが定められています。
温室効果ガス(P.46)
地球温暖化の要因となる温室効果ガス(Greenhouse Gas:GHG)の 内、自然界に存在する温室効果ガスは、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、
亜酸化窒素(N2O)、オゾン(O3)などがあり、人工的温室効果ガスはフ ロン(CFC、HCFC、PFC)、六フッ化硫黄(SF6)などがあります。
カーボン・オフセット(P. 11)
環境省の定義では、市民、企業、NPO/NGO、自治体、政府等の社会 の構成員が、自らのCO2等の温室効果ガスの排出量を認識し、主体的
にこれを削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量に ついて、他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収量等を 購入すること又は他の場所で排出削減・吸収を実現するプロジェクトや 活動を実施すること等により、その排出量の全部又は一部を埋め合わ せる(オフセットする(相殺する))こととしています。オフセットを完了す るためには、購入した排出権を無効化する必要があります。
カーボン・フットプリント制度(P.30)
個人や団体、企業などが生活・活動していく上で排出される二酸化炭 素などの温室効果ガスの出所を調べて把握すること、つまりは炭素の 足跡のことです。またはそれを企業が自社の商品に表示する制度のこ とを指します。別名カーボンラベリング(Carbon labeling)、二酸化炭
素(CO2)の可視化。
カーボンフリー大学(P.
1)
三重大学が独自に進めている取り組みで、現在までに社会にある温室 効果ガスの削減で取り入れられている各手法や規制範囲の枠に留ま らず、教育・研究機関としての 新しい発想(フリー)な知見を重視し ていることを特徴とし、学内のみならず地域まで巻き込んだエネルギー 削減実績も含めた長期的視点で温室効果ガスの大幅な削減を目指し ていく取り組みです。特徴の一つには、学生・教職員を媒介としてエネ ルギー削減方法の環境教育プログラムを一般に公開するなどの手法で、
地域住民や企業などに広め、家庭や企業職場で行った省エネ活動に よる成果の評価手法の構築などを運用することで、三重大学の省エネ 設備更新だけに頼らない「三重大学モデル」を構築するよう検討して います。
環境インターンシップ(P.12)
インターンシップは、大学生や大学院生が在学中に自らの専攻や将来 のキャリアに関連した就業体験を行うことで、環境インターンシップとは、
環境に関する取り組みを積極的に行っている企業や行政、環境NPO 法人(非営利活動組織)において、専門的な業務を体験させることによ り、環境保全および環境問題の解決に必要な意欲および実践的能力 を有する人財を育成するプログラムです。
環境資格支援教育プログラム(P.12)
三重大学が独自に実施するプログラムです。主に基本的環境マインド の育成を目指し、全学的システムとして「環境資格支援教育プログラム」
を作り上げ、持続的環境教育システムの構築に取り組んでいます。
環境人財(P.1)
三重大学が独自に定義する人財の名称で、「三重大学生は世界の未 来を担う財産」として育成していくことを目指しています。
環境配慮促進法(P.7)
平成17年に制定された「環境情報の提供の促進などによる特定事業 者などの環境に配慮した事業活動の促進に関する法律;環境配慮促 進法」です。この法律により、第一種エネルギー管理指定工場として指 定されている三重大学は、環境の保全に関する活動とその評価が適 切に行われることが必要となったことから、毎年9月末までに環境報告 書の作成および公表に関する措置などを講ずることが要求されていま す。
環境コミュニケーション大賞(P.7)
「環境コミュニケーション大賞」は、優れた環境報告書などや環境活動 レポート、およびテレビ環境CMを表彰することにより、事業者などの環境 コミュニケーションへの取り組みを促進すると共に、その質の向上を図 ることを目的とする表彰制度です。(環境省ホームページ引用)
三重大学は2006年度、2008年度、2009年度にこの環境コミュニケーシ ョン大賞の環境報告書部門において優秀賞を獲得しています。
三重 大学 の概 要 トピ ック ス
特集
環境ISO
学生 委員 会の 活動
環境 研究
環境 コミ ュニ ケー ショ ン 環境 関連 の取 組
環境 に対 す る規 制に つい ての 対策
防災
・安 全衛 生へ の取 組
環境 マネ ジメ ント シス テム の概 要 第三 者評 価
まと め
12.まとめ
環境コンソーシアム(P.14)
コンソーシアム(Consortium)は、ラテン語で「提携、共同、団体」を意 味し、複数の個人、企業、団体、行政からなる団体が共通の目標に向か ってリソースをプールする目的で結成されます。コンソーシアムは非営利 団体とされることが多く、より永続的な協同的活動は協会などと呼ばれ るのが一般的であります。例えば、Five Colleges,Inc.はアメリカ合衆国 における最古の最も成功したコンソーシアムの1つであり、メンバー大学 間で人材や機器などのリソースをプールし、学問上のリソースや管理上 のリソースも相互にリンクさせています。三重大学は、韓国、モンゴル、中 国、タイ、インドネシア、オーストラリア、日本の23大学からなる「アジア・パ シフィック環境コンソーシアム」を構築し運営することで、地域に根ざし 世界に通用する「三重大ブランドの環境人財」の養成を行っています。
環境内部監査(P.64)
環境内部監査(Internal Environmental Audit)は、事業体(大学、
会社、事業場など)が、その事業体内での環境管理に関する活動に関 して、環境方針などのその事業体活動方針に合った活動をしているか どうかを、自ら確認する監査です。
環境マネジメントシステム(P.2)
環境マネジメントシステムの代表とされるISO14001規格では、「社会経 済的ニーズとのバランスをとりながら環境保全および汚染の予防を支え ること」と記し、その規格の用語定義では、「組識のマネジメントシステム の一部で、環境方針を策定し、実施し、環境側面を管理するために用 いられるもの」です。
感染性廃棄物(P.49)
医療廃棄物のことで、使用後の注射器やガーゼなど医療行為に関係 して排出される廃棄物(ゴミ)のことを指します。廃棄物処理法上では「特 別管理廃棄物」に区分されます。感染症の汚染源となる可能性がある ため、適切に処分する必要があります。
グリーン購入法(P.50)
循環型社会の形成のためには、再生品目などの供給面の取り組みに 加え、需要面からの取り組みが重要であるとの観点から、平成12年に「国 などによる環境物品などの調達の推進などに関する法律;グリーン購入 法」が制定されました。国などの公的機関が率先して環境物品など(環 境負荷低減に資する製品・サービス)の調達を推進するとともに、環境 物品などに関する適切な情報提供を促進することにより、需要の転換 を図り、持続的発展が可能な社会の構築を推進することを目指してい ます。
健康測定(P.56)
安全衛生法第69条に労働者の健康保持増進を図るための事業主の 努力義務が定められ、第70条の2にその具体的な進め方についての 指針が公表されています。健康測定とは、それぞれの労働者の健康状 態を把握し、その結果に基づいた運動指導、保健指導、メンタルヘルス ケアなどの健康指導を行うために実施される生活状況調査や医学的 検査(体格、循環機能、血液一般、血液生化学、呼吸機能、尿検査)な どのことをいい、疾病の早期発見に重点を置いた従来の健康診断とは その目的が異なります。健康測定の結果、現在THPといわれている健 康づくり運動が、産業医の指示により中災防の講習を受けたトレーナー や産業保健指導者等により活発に展開されています。
国連気候変動枠組条約 第15回締約国会議(COP15) (P. 16)
気候変動枠組条約とは、正式には「気候変動に関する国際連合枠組 条約」と表記し、気候システムに対して危険な人為的干渉が及ぶこと を防止する水準 に温室効果ガス(GHG)の大気中濃度を安定化させ ること目標としています。第15回はコペンハーゲンで開催され、締約国 会議は190カ国・地域のうち主要各国の温室効果ガス削減率を話し合
いで決定し、公的拘束力のある数値約束を取り決めようとする会議です。
参加したほぼ全ての国が「コペンハーゲン合意」に賛同したのですが、
数か国(ベネズエラ、キューバ、ボリビア、ニカラグア、スーダン)が強硬に 採択に反対したため、最終的に、「同合意に留意する」旨の決定が採 択されました。
コミットメント(P.6)
責任を伴う約束のことで、責任を負う者の約束に対する強い決意や覚 悟の意志が含まれています。
三翠(P.3)
三翠とは、三重大学の前身の一つである三重高等農林学校の校歌に ある「み空のみどり、樹のみどり、波のみどり」に由来しています。「翠」と はみどりをあらわす言葉です。三重大学は空と樹と波の美しさを理解し、
そうした素晴らしい自然との共生を目指す大学です。
省エネ法(P.43)
工場や事業場のエネルギーの効率的使用を推進し、エネルギーの無 駄使いをなくすため昭和54年に「エネルギーの使用の合理化に関する 法律;省エネ法」が制定されました。平成17年の地球温暖化防止に関 する京都議定書の発効を踏まえ、エネルギー消費量の伸びの著しい運 輸分野における対策の導入とともに、工場・事業場及び住宅・建築物分 野における対策を強化するなどの措置を講じることとなりました。
スマートグリッド(P.1)
人工知能や通信機能を搭載した計測機器などを設置して電力需給を 自動的に調整する機能を持たせる事により、電力供給を人の手を介さ ず最適化できるようにした電力網のことです。
3R活動(P.2)
3Rは、環境が経済の両立をはかる持続可能な循環型社会を構築する ためのキーワードとなり、Reduce(廃棄物の発生抑制)、Reuse(再利用)、
Recycle(再生利用)を指します。大量生産、大量消費、大量廃棄とい った20世紀型価値観から、適正生産・消費・最小廃棄といった21世紀 型ライフスタイルへパラダイム転換が求められています。地球温暖化防 止や循環型社会を構築するため、できることから始められた取り組みが 3R運動です。2001年には循環型社会形成推進基本法が施行され、生 産者が廃棄物の処理に一定の責任を持つ拡大生産者責任の原則を 確立しました。2002年より、毎年10月は「3R推進月間」と定められて、さ まざまな普及啓発活動が行われています。
生物多様性条約(P.18)
生物多様性条約(Convention on Biological Diversity:CBD)とは、
生物の多様性を「生態系」「種」「遺伝子」の3つのレベルでとらえ、(1)
生物多様性の保全、(2)生物多様性の構成要素の持続可能な利用、
(3)遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を目的と する国際条約であります。1992年5月22日、ケニアのナイロビで開催され た合意テキスト採択会議において採択され、同年6月にブラジルのリオ・
デジャネイロで開催された国連環境開発会議(地球サミット:UNCED)
で調印式を行い、1993年12月29日に発効しました。生物多様性条約の 目的は、地球上の生物の多様性を包括的に保全するだけでなく、持続 可能な利用を明記していることも特徴の1つであります。さらに、生物多 様性の持続可能な利用のための措置として、持続可能な利用の政策 への取り組みや、先住民の伝統的な薬法など、利用に関する伝統的・
文化的慣行の保護・奨励についても規定されています。条約加盟国は、
生物多様性の保全と持続可能な利用を目的とする国家戦略または国 家計画を作成・実行する義務を負い、重要な地域・種の特定とモニタリ ングを行うことになっています。