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ウイルスバスター Corp.クライアントをサーバと同時にインストールする場 合、ウイルスバスター Corp.はクライアントが検索するすべてのファイルにア クセスします。Microsoft Exchange Serverではメッセージがローカルディレク トリのキューに入れられるため、Exchange Serverでメッセージを処理できるよ うにこれらのディレクトリを検索から除外する必要があります。

ウイルスバスター Corp.は、Microsoft Exchange 2000/2003のすべてのディレク トリを自動的に検索から除外します。この設定はWebコンソールから設定で きます ([クライアント] > [グローバルクライアント設定] > [検索設定] の [セ キュリティ設定] タブ)。Microsoft Exchange 2007の検索除外の詳細について は、次のWeb サイトを参照してください。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb332342(EXCHG.80).aspx

データベースサーバ

データベースサーバを検索することは可能ですが、データベースにアクセス

することを検討してください。データベースの検索は、業務時間外などの影 響が少ない時間帯に手動検索で実行することをお勧めします。

ウイルスバスター Corp. のインストール

この章では、ウイルスバスターコーポレートエディション (以下、ウイルスバ

スター Corp.) のインストール手順について説明します。

この章で説明する内容には、次の項目が含まれます。

46ページの「ウイルスバスター Corp.サーバの新規インストールの実行」

46ページの「サイレントインストール」

49ページの「セットアップのインストール画面」

ウイルスバスター Corp. サーバの新規インストー ルの実行

新規インストールを実行するには、ウイルスバスター Corp.サーバのインス トールとバージョンアップの要件 (20ページの「新規インストールとバージョ ンアップの要件」を参照) を満たすエンドポイントでセットアップを実行しま す。

セットアップにより、ウイルスバスター Corp.サーバとプラグインマネージャ 2.3がインストールされます。このバージョンのプラグインマネージャは、ウ イルスバスター Corp.のウィジェット機能を提供します。インストール画面 と設定オプションについては、49ページの「セットアップのインストール画 面」を参照してください。

クライアントの新規インストール方法と手順やエッジリレーサーバのインス トール手順については、管理者ガイドを参照してください。

サイレントインストール

複数のウイルスバスター Corp.サーバで同一のインストール設定を使用する 場合は、サーバをサイレントモードでインストールまたはバージョンアップ します。

対象エンドポイントでサイレントインストールを実行すると、ウイルスバス

ター Corp. XGとプラグインマネージャ2.3がインストールされます。プラグ

インマネージャ2.3は、ウイルスバスター Corp.のウィジェット機能を提供し ます。

サイレントインストールの準備

手順

1. セットアップを起動してインストール設定を.issファイルに記録し、応 答ファイルを作成します。応答ファイルを使用したサイレントインス トールを実行するすべてのサーバで、記録した設定内容が使用されます。

重要

セットアップは、ローカルインストールでのみ画面を表示します。

新規インストールの場合は、ウイルスバスター Corp.サーバがインス トールされていないエンドポイントから応答ファイルを作成してくだ さい。

2. コマンドプロンプトからセットアップを実行し、サイレントインストー ルに使用する応答ファイルの場所を指定します。

応答ファイルへのセットアップ設定の記録

この手順では、ウイルスバスター Corp.がインストールされるわけではありま せん。セットアップ設定を応答ファイルに記録するだけです。

手順

1. OSCE.exeファイルをダウンロードし、内容を展開します。

2. コマンドプロンプトを開き、ウイルスバスター Corp.のsetup.exeファイ ルがあるディレクトリを入力します。

たとえば、「CD C:\OfficeScan Installer」と入力します。

3. 次のように入力します。

setup.exe -r

-rパラメータを指定することで、セットアップが起動し、インストール の詳細が応答ファイルに記録されます。

4. セットアップウィザードでは、インストール操作を進めてください。

5. ウィザードの手順が完了したら、%windir%に作成された応答ファイル setup.issを確認します。

サイレントインストールの実行

手順

1. 対象エンドポイントにインストールパッケージとsetup.issをコピーし ます。

2. 対象エンドポイントでコマンドプロンプトを開き、インストールパッ ケージのディレクトリを入力します。

3. 次のように入力します。

setup.exe -s <-f1パス>setup.iss <-f2パス>setup.log 例:C:¥setup.exe -s -f1C:¥setup.iss -f2C:¥setup.log

説明:

-s:セットアップを起動してサイレントインストールを実行します。

<-f1パス>setup.iss: 応答ファイルの場所。パスにスペースが含ま れている場合は、パスを引用符 (") で囲ってください。たとえば次の ように指定します。-f1"C:¥osce script¥setup.iss"

<-f2パス>setup.log: インストール後に作成されるログファイルの 場所。パスにスペースが含まれている場合は、パスを引用符 (") で 囲ってください。たとえば次のように指定します。-f2"C:¥osce

log¥setup.log"

4. <Enter> キーを押します。

エンドポイントにサーバがサイレントインストールされます。

5. インストールが正常に行われたかどうかを確認するには、次の手順を実 行します。

対象エンドポイントでウイルスバスター Corp.プログラムショート カットを確認します。ショートカットが作成されていない場合は、

再度インストールを試みてください。

ウイルスバスター Corp. Webコンソールにログオンします。

セットアップのインストール画面

以下は、ウイルスバスター Corp.サーバの新規インストールをローカル、リ モート、またはサイレントで行う場合に表示されるインストール画面 (表示 順) のリストです。

2-1. インストール画面とタスク

画面

ローカル/サイレ ント新規インス

トール

リモート新規イ ンストール

ウイルスバスター Corp.セットアップ前提条件

ようこそ

51ページの「使用許諾契約書」

52ページの「インストール先」

54ページの「エンドポイントの事前検索」

インストールステータス (エンドポイント解析)

注意

解析が完了するまでには、HTTPサーバの 初期化などに時間がかかる場合がありま す。

56ページの「インストールパス」

57ページの「プロキシサーバ」

58ページの「Webサーバ」

画面

ローカル/サイレ ント新規インス

トール

リモート新規イ ンストール

63ページの「登録とアクティベーション」

65ページの「ウイルスバスター Corp.クライア ント配信」

66ページの「統合Smart Protection Serverのイ ンストール」

69ページの「インストール先」

71ページの「対象エンドポイント分析」

72ページの「ウイルスバスター Corp.クライア ントのインストール」

74ページの「Trend Micro Smart Protection Network」

76ページの「管理者アカウントのパスワード」

77ページの「ウイルスバスター Corp.クライア ントインストール」

79ページの「ウイルスバスター Corp.ファイア ウォール」

81ページの「スパイウェア対策機能」

82ページの「Webレピュテーション機能」

83ページの「サーバ認証証明書」

86ページの「ウイルスバスター コーポレート エディションプログラムショートカット」

87ページの「インストール情報」

画面

ローカル/サイレ ント新規インス

トール

リモート新規イ ンストール

ウイルスバスター Corp.サーバのインストール

88ページの「InstallShield Wizardの完了」

使用許諾契約書

図 2-1. [使用許諾契約書] 画面

インストールを続行するには使用許諾契約をお読みいただき、使用許諾契約 の条項に同意いただく必要があります。使用許諾契約の条項に同意いただけ ない場合には、インストールを続行することはできません。

インストール先

図 2-2. [インストール先] 画面

セットアップを実行し、ウイルスバスター Corp.サーバを現在のエンドポイン トかネットワークの他のエンドポイントにインストールします。対象エンド ポイントで以前のバージョンのウイルスバスター Corp.が検出されると、自動 的にバージョンアップが実行されます。このバージョンのウイルスバスター

Corp.にバージョンアップできるのは、次のバージョンだけです。

11.0 Service Pack 1

11.0

10.6 Service Pack 3

注意

トレンドマイクロでは、バージョンアップを実行する前に、入手可能なすべての

PatchHotFixを現在のウイルスバスター Corp.サーバに適用することを強くお

勧めします。

リモートインストールの注意事項

リモートインストールでは、対象エンドポイントがサーバインストールの要 件を満たしているかが確認されます。続行する前に、次の確認を行ってくだ さい。

対象エンドポイントに対する管理者権限を取得します。

対象エンドポイントのホスト名やログオン情報 (ユーザ名やパスワード) をメモしておきます。

対象エンドポイントがウイルスバスター Corp.サーバのインストール要 件を満たしていることを確認します。

Webサーバとしても使用する場合は、エンドポイントにMicrosoft IISサー バ7.0以降がインストールされていることを確認します。

エンドポイントの事前検索

図 2-3. [エンドポイントの事前検索] 画面

ウイルスバスター Corp.サーバのインストールを開始する前に、セットアップ で対象エンドポイントのウイルスおよび不正プログラムを検索できます。

セットアップで検索されるのは、エンドポイントの最も脆弱な次の場所です。

システム領域とシステムディレクトリ (システム領域感染型ウイルスが 対象)

Windowsフォルダ

Program Filesフォルダ

検出されたウイルス/不正プログラムやトロイの木馬プログラムに対しては、

次の処理が実行されます。

削除: 感染したファイルを削除します。

駆除: 駆除できるファイルはフルアクセスを許可する前に駆除し、駆除で きないファイルは次のいずれかの選択された処理を実行します。