第 7 章 注意事項
7.4 MeFt
• _MW_ENVで継承できる環境変数の情報量には制限が
あります。_MW_ENVに指定された"環境変数名とその 値の総和"が2048バイトを超えると、環境変数が引き 継がれません。なお、上記の例では"環境変数名とその 値の総和"は、15バイトになります。
• スレッド型プログラムはps_exec関数で起動できませ ん。
5.4 ユーザ資源の指定方法
MeFt/Webで使用するウィンドウ情報ファイル、プリンタ情報ファイル、画面
帳票定義体などユーザ資源の指定方法について説明します。
• ユーザ資源の指定方法
ウィンドウ情報ファイル、プリンタ情報ファイル、画面帳票定義体など のユーザ資源の格納先はURLで指定します。
• ウィンドウ情報ファイルとプリンタ情報ファイル
ウィンドウ情報ファイルとプリンタ情報ファイルは、画面帳票定義体の 格納ディレクトリやプリンタ機種などの各種情報を設定します。
MeFt/Webを使用しないスタンドアロン環境では、ウィンドウ情報ファ
イルとプリンタ情報ファイルの格納ディレクトリを環境変数MEFTDIR で指定します。
指定方法 説明
URL指定
WWWサーバ上に格納されたユーザ資源をURLで指定し ます。URLにはプロトコル名、ホスト名を含めます(必 要に応じてポートも指定します)。ただし、取り扱うこと のできるURLは、httpプロトコルまたはhttpsプロトコル のものだけです。
例えば、cshをシェルとしていて、http://hostname/dir1に 格納されたウィンドウ情報ファイルまたはプリンタ情報 ファイルを指定する場合は、以下のように指定します。
setenv MEFTWEBDIR http://hostname/dir1
なお、URL指定の場合、ユーザ資源を格納するディレク トリは、URLで参照可能な仮想ディレクトリとして設定 しておく必要があります。
• URLには、「\」文字を含むディレクトリは使用できま せん。
• ユーザ資源をURLで指定した場合、クライアントにダ ウンロードされたユーザ資源はInternet Explorerに キャッシュされます。このため、サーバ上のユーザ資源 が変更されない限り、プログラムを起動する度に毎回ダ ウンロードされることはありません。
スタンドアロン環境で使用するウィンドウ情報ファイルま たはプリンタ情報ファイルについては、MeFtのオンライン マニュアルを参照してください。
MeFt/Web連携環境では、サーバ上とクライアント上で動作する2つの MeFtがあります。サーバ上で動作するMeFtはサーバ印刷時に使用され ます。クライアント上で動作するMeFtはMeFt/Webクライアントに含 まれており、WWWブラウザ上の画面処理やクライアント印刷に使用さ れます。
このため、サーバで動作するMeFtの仕様とクライアントで動作する MeFtの仕様の違いからプリンタ情報ファイルの内容が異なる場合が発 生します。例えば、MEDDIR(定義体格納ディレクトリ)に複数ディレ クトリの指定方法や、OVLPDIR(オーバレイパターン格納ディレクト リ名)の指定方法などがあります。
したがって、サーバ印刷とクライアント印刷を行う場合には、必ず、そ れぞれのプリンタ情報ファイルを用意する必要があります。ただし、
サーバ印刷用のプリンタ情報ファイル名と、クライアント用のプリンタ 情報ファイル名は同一名にする必要があります。
サーバ印刷時に使用するプリンタ情報ファイルの格納ディレクトリを環 境変数MEFTDIRで指定します。また、MeFt/Webクライアントが使用 するウィンドウ情報ファイルとプリンタ情報ファイルの格納ディレクト リを環境変数MEFTWEBDIRで指定します。
また、サーバ印刷時に使用するプリンタ情報ファイルはサーバシステム のシステムコード系で作成します。MeFt/Webクライアントが使用する クライアント用のウィンドウ情報ファイルまたはプリンタ情報ファイル はシフトJISコード系で作成します。
サーバ印刷用のプリンタ情報ファイルについてはMeFtのオ ンラインマニュアルを参照してください。
クライアント用のウィンドウ情報ファイルまたはプリンタ 情報ファイルについてはWindows® MeFtのオンラインマ ニュアルを参照してください。
スタンドアロン環境
ウィンドウ 情報ファイル
ディスプレイ装置 利
用 者 プ ロ グ ラ ム
MeFt
プリンタ装置 プリンタ
情報ファイル
例えば、サーバ印刷用のプリンタ情報ファイル(prtenv)をサーバ上の ディレクトリ/dir1に格納し、MeFt/Webクライアント用のプリンタ情報 ファイル(prtenv)をhttp://hostname/dir2(サーバ上のディレクトリ/ dir2)に格納した場合、以下のようになります。
- COBOLソースのASSIGN句の記述
- 環境変数の記述(cshをシェルとしている場合)
ASSIGN TO GS-PRTFILE
setenv MEFTDIR /dir1 → MEFTDIRには、URLを指定するこ とはできません。
【サーバ】 【クライアント】
M e F t
/ W e b ク ラ イ ア ン ト
M e F t イントラ
ネット
サーバ印刷
クライアント印刷 プレビュー ディスプレイ装置
M e F t 利 用 者 プ ロ グ ラ ム
W W W ブ ラ ウ ザ
ウィンドウ 情報ファイル プリンタ 情報ファイル クライアント用
M e F t
/ W e b サ
| バ
W W W サ
| バ
プリンタ 情報ファイル サーバ用
• クライアント用のユーザ資源の指定方法
MeFt/Webクライアントが使用する画面帳票定義体などのユーザ資源は
以下のように指定します。
ユーザ資源名 指定方法
ウィンドウ 情報ファイル
COBOLプログラムのASSIGN句に指定したファイル 識別名に、情報ファイルの名前をURLまたはファイル 名のみで指定します。ファイル名だけを指定する場合 は、環境変数MEFTWEBDIRに格納ディレクトリの URLを指定します。
環境変数を指定する場合には、MeFt/Webクライアン トのenvironmentプロパティ(キーワード)を使用す ることができます(ただし、プロセス型プログラムの 場合だけ)。
プリンタ 情報ファイル
画面帳票 定義体
格納ディレクトリをクライアント用のウィンドウ情報 ファイルまたはプリンタ情報ファイルのMEDDIRキー ワードに、URLで指定します。拡張子をウィンドウ情 報ファイルまたはプリンタ情報ファイルのMEDSUF キーワードで指定します。
オーバレイ 定義体
格納ディレクトリをクライアント用のプリンタ情報 ファイルのOVLPDIRキーワードに、URLで指定しま す。拡張子を環境設定ファイルのOVLPSUFキーワー ドで指定します。オーバレイ定義体がkol5に格納され ている場合は、kol5を含めたパスを指定します。
組込み メディア
格納ディレクトリをクライアント用のウィンドウ情報 ファイルまたはプリンタ情報ファイルのMEDIADIR キーワードに、URLで指定します。
背景メディア
メディアファイルをクライアント用のウィンドウ情報 ファイルのBACKMEDIAキーワードに、URLで指定 します。
ヘルプ ファイル
ヘルプファイルは使用できません。クライアント用の ウィンドウ情報ファイルのHELPDIRキーワードは削 除してください。
アイコン
アイコンは使用できません。クライアント用のウィン ドウ情報ファイルのICONRSRCキーワードは削除し てください。
サーバ印刷時に使用されるプリンタ情報ファイルには、
ユーザ資源の格納先にURLを指定することはできません。
5.5 Unicode アプリケーションの使用方法
Unicodeで動作するCOBOLアプリケーションの使用方法について説明します。
5.5.1 WWW ブラウザ
UnicodeアプリケーションをMeFt/Webで使用する場合は、MeFt/Webドキュメ ントまたは起動用HTMLファイルの文字コードにシフトJISを使用してくださ い。
5.5.2 翻訳、リンク方法について
MeFt/Web固有の注意点はありません。
5.5.3 実行時の注意点
• Unicodeアプリケーションをリモート実行する場合、プレビュー画面か
らサーバ印刷を行えません。
• pathnameプロパティ(キーワード)およびargumentプロパティ(キー ワード)に日本語を指定できません。
翻訳、リンク方法については、「NetCOBOL 使用手引書」を参照し てください。
Unicodeアプリケーション実行時の注意点については、
「NetCOBOL 使用手引書」を参照してください。
MeFt/Webの運用時には、MeFtの通知コードに加えて、以下の通知コードが利
用者プログラムに通知されます。
通知コードラベル 英数字
コード トラブル内容、対処方法
MEFD_RC_NSVER N1
クライアントマシンでエラーが発生しました。
【原因】
• クライアントマシンまたはサーバマシンで メモリ不足が発生しました。
• WWWサーバが正常に通信を行うことがで きなかったため、リモート実行処理を続行 できなくなりました。
【対処】
以下の2点を確認してください。
• クライアントマシンまたはサーバマシンに メモリの空きがありますか。
• WWWサーバは正常に動作していますか。
MEFD_RC_NTIME N7
MeFt/Webサーバで通信監視時間のタイムアウ
トが発生しました。
【原因】
N7の通知コードは以下の理由により、通信監 視時間を越えてクライアントからの応答が利用 者プログラムへ返らない場合に発生します。
• ネットワークで異常が発生した。
• クライアントでWWWブラウザが強制終了 された。
• WWWブラウザを起動したままクライアン トマシンが電源断または再起動された。
• クライアントで画面の入力待ち状態または プレビュー画面表示状態のまま放置され た。
【対処】
利用者プログラムで後処理(オープン中のファ イルのクローズなど)を行い、終了処理を行っ てください。