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4.2 MTTF による評価
4.2.3 MTTF の比較
表4.2: 525構成のDR-netのカバリッジ(固定パリティノード) 故障数(i) 全パタン数 再構築可能パタン数 Qij=1
c
j
1 25 25 1.00
2 300 300 1.00
3 2300 2280 0.991
4 12650 12070 0.954
5 53130 45870 0.863
6 177100 124400 0.702
7 480700 232500 0.484
8 1081575 274545 0.254
9 2042975 158625 0.0776
10 3268760 0 0.00
DR-net
DR-netの場合にも一般のNについてciを求めるのは困難である。ここでは、525の構
成について考える。
パリティを分散させない場合と、MPG, MPNによってそれぞれ分散させた場合のカバリッ ジは表4.2, 4.3, 4.4となり、nはそれぞれn=9,n=7,n=8となる。
それぞれのMTTFを算出すると
MTTFDR-net =
0:34
MTTFDR-net(MPG) =
0:24
MTTFDR-net(MPN) =
0:25
となる。
表4.3: 525構成のDR-netのカバリッジ(MPG) 故障数(i) 全パタン数 再構築可能パタン数 Qij=1
c
j
1 25 25 1.00
2 300 300 1.00
3 2300 2200 0.957
4 12650 9950 0.787
5 53130 24080 0.453
6 177100 23050 0.130
7 480700 5050 0.0105
8 1081575 0 0.00
表4.4: 525構成のDR-netのカバリッジ(MPN) 故障数(i) 全パタン数 再構築可能パタン数 Qij=1
c
j
1 25 25 1.00
2 300 300 1.00
3 2300 2200 0.957
4 12650 10250 0.810
5 53130 28880 0.544
6 177100 44400 0.251
7 480700 31100 0.0647
8 1081575 5525 0.00511
9 2042975 0 0.00
表4.5: 各方式のMTTF
構成 デ ィスク数 冗長率 MTTF
DR-net 25 1/3 0 :34 =
RAIDレベル1 24 (1/2) 0 :300=
RAIDレベル6 24 1/3 0 :299=
DR-net(MPN) 25 1/3 0 :25 =
DR-net(MPG) 25 1/3 0 :24 =
RAID3〜5 24 1/3 0 :22 =
RAID6(D.P.) 25 1/3 0 :13 =
RAID3〜5(D.P.) 25 1/3 0 :082=
RAID0 25 (0) 0 :040=
る冗長率である。RAIDレベル1ではN は偶数でなければならないのでN = 24とした。
また、DR-netと冗長率をそろえるために、Declustered Parity構成ではないときのRAIDレ ベル3〜5ではNG =8,G=3,N =NG
2G=24とした。同様に、Declustered Parity構 成ではないときのRAIDレベル6ではNG=4,G=6,N =NG2G=24とした。値はもっ とも高い信頼性を示すように(Gが最小となるように)選んだ。
この表からDR-netでパリティ分散を行なわない場合、どの方式よりも高い信頼性を有す ることがわかる。また、MPG, MPNによるパリティ分散を行なった場合でも、Declustered
Parity構成ではないときのRAIDレベル3〜5よりも高い信頼性が得られる。
パリティを分散して配置している場合には、フェーズ毎に、MPGではパリティグルー プが、MPNではパリティノード が移動するため、1つの物理的な故障パタンがアクセスの フェーズ毎に論理的に異なるパタンとなる。それらのうち、1つでもデータの失われるパタ ンに当てはまるフェーズがあれば、データは失われる。従って、パリティを分散した場合 には、固定して配置した場合よりも信頼性が低くなる。また、MPGとMPNの比較では、
MPNの方が若干良い結果が出ている。MPNではフェーズ毎にパリティグループ内でパリ ティノード の位置が変化することにより、より多くの図4.1のようなパタンに当てはまる可 能性がある。MPGではそれに加えて、フェーズ毎にパリティグループが移動するため1つ のデータディスクの再構築に必要なパリティグループがフェーズ毎に変化し、図4.2のよう なパタンに当てはまる可能性も増加する。このことにより、MPGよりもMPNによるパリ ティ分散の方が高い信頼性を得ることができる。
00
12
24
31
40
01 02 03 04
13 14
10 11
23 22
21 20
30 32 33 34
41 42 43 44
0
1
2
3
4
SPG
FPG 0 00 1 2 3 4
0 1 2 3 4
01 10 40 04
11 12 13 22 02
14 23 24 20 34
41 21 30 31 32
44 03 33 42 43
図4.4: システム構成の行列表現