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MSDP の最適化複製の制限について

次は同じ NetBackup ドメイン内での最適化複製の要件です。

コピー元のストレージと宛先のストレージには少なくとも 1 つの共通のメディアサー バーがなければなりません。

p.142 の 「同じドメイン内での MSDP の最適化複製のメディアサーバーについて」 を

参照してください。

最適化複製の宛先に使うストレージユニットでは、共通のメディアサーバーのみ選択 してください。

複数選択すると、NetBackup は最もビジー状態でないメディアサーバーに複製ジョ ブを割り当てます。メディアサーバーや共通でないサーバーを選択すると、最適化複 製ジョブは失敗します。

メディアサーバーの負荷分散について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』

を参照してください。

http://www.veritas.com/docs/DOC5332

ソースストレージユニットを宛先ストレージユニットとして使用することはできません。

MSDP の最適化複製の制限について

次は同じ NetBackup ドメイン内での最適化複製の制限事項です。

設定された回数再試行した後、最適化複製ジョブが失敗した場合、NetBackup は ジョブを再実行しません。

デフォルトでは、NetBackup は最適化複製ジョブを 3 回再試行します。再試行の数 は変更できます。

p.151 の 「NetBackup の最適化複製またはレプリケーション動作の設定」 を参照して

ください。

NetBackup はストレージユニットグループの MSDP 最適化複製をサポートしません。

最適化複製の宛先としてストレージユニットグループを使うと、NetBackup は通常の 複製を使います。

最適化された複製は複数コピーをサポートしません。バックアップイメージの (コピー 元の) コピーから複数の新しいコピーを作成するように NetBackup が構成されてい る場合は、次が起きます。

ストレージライフサイクルポリシーでは、1 つの複製ジョブが 1 つの最適化複製コ ピーを作成します。最適化される複製先が複数存在する場合、別々のジョブが宛 先ごとに存在します。この動作は最適化複製先のデバイスがソースイメージが存 在するデバイスと互換性があると仮定します。

第 5 章 重複排除の構成 141 同じドメイン内での MSDP の最適化複製について

残りの複数のコピーが、最適化複製が可能でないデバイスに移動するように構成 されている場合、NetBackup は通常の複製を行います。1 つの複製ジョブがそ れらの複数コピーを作成します。

他の複製の方式の場合、NetBackup は通常の複製を行います。1 つの複製ジョ ブがコピーすべてを同時に作成します。 他の複製の方式には、NetBackup Vault、

bpduplicate コマンドライン、NetBackup 管理コンソールのカタログユーティリ ティの複製オプションが含まれます。

2 つの[PureDisk 重複排除プール (PureDisk Deduplication Pool)]間の最適化複 製の場合には、NetBackup は重複排除率が 100% であるとレポートします。しかし、

最適化複製中には重複排除は発生しません。 したがって、重複排除率の統計は無 視してください。

メモ: NetBackup は NetBackup 5000 シリーズアプライアンス上の [PureDisk 重複 排除プール (PureDisk Deduplication Pool)]ストレージのみをサポートします。

コピー操作では、コピー先ストレージユニットの設定ではなく、コピー元ストレージユ ニットの最大フラグメントサイズが使用されます。最適化された複製では、イメージフラ グメントがそのままコピーされます。効率の向上を図るため、複製によってコピー先ス トレージユニット上でイメージのサイズが変更されたり、イメージが別のフラグメントセッ トに移動されることはありません。

宛先が[PureDisk 重複排除プール (PureDisk Deduplication Pool)]である場合に は、その PureDisk ストレージのドメインは 1 つの NetBackup ドメインの複製の宛先 のみであることがあります。複数の NetBackup ドメインの MSDP ストレージから複製 する場合には最適化複製は正しく機能しません。

メモ: NetBackup は NetBackup 5000 シリーズアプライアンス上の [PureDisk 重複 排除プール (PureDisk Deduplication Pool)]ストレージのみをサポートします。

同じドメイン内での MSDP の最適化複製のメディアサーバーについて

同じドメイン内でのメディアサーバー重複排除プールの最適化複製の場合、ソーススト レージと宛先ストレージには少なくとも 1 つの共通のメディアサーバーがなければなりま せん。共通のサーバーは複製操作を開始し、監視し、検証します。共通のサーバーはコ ピー元のストレージと宛先のストレージ両方のクレデンシャルを必要とします。(重複排除 の場合、クレデンシャルは NetBackup Deduplication Engine 用であり、それが動作す るホスト用ではありません。)

どのメディアサーバーが複製操作を開始するかによって、プッシュ型の複製かプル型の 複製かが次のように決定されます。

第 5 章 重複排除の構成 142 同じドメイン内での MSDP の最適化複製について

メディアサーバーがソースストレージサーバーと物理的に共存している場合は、プッ シュ型の複製です。

メディアサーバーが宛先ストレージサーバーと物理的に共存している場合は、プル型 の複製です。

厳密には、プッシュ型の複製にもプル型の複製にも利点はありません。ただし、複製操作 を開始するメディアサーバーは新しいイメージコピーの書き込みホストにもなります。

ストレージサーバーまたは負荷分散サーバーは共通のサーバーである場合があります。

共通のサーバーはコピー元のストレージと宛先のストレージ両方のクレデンシャルを持 ち、接続していなければなりません。

同じドメイン内での MSDP のプッシュ型の複製について

図 5-1 は同じドメイン内での最適化複製のプッシュ型の構成を示します。ローカル重複 排除ノードは通常のバックアップを含んでいます。リモート重複排除ノードは最適化複製 のコピー先です。負荷分散サーバー LB_L2 は両方のストレージサーバーのクレデンシャ ルを持っており、共通のサーバーです。

図 5-1 プッシュ型の複製環境

データが到着したことを 確認してください データが届きました。

準備をしてください

NetBackup Deduplication Engine ローカル重複排除ノード

NetBackup Deduplication Engine

重複排除

プラグイン

MSDP_L

クレデンシャル:

StorageServer-L StorageServer-R StorageServer-L

クレデンシャル:

StorageServer-L StorageServer-R

LB_L1 LB_L2

StorageServer-R クレデンシャル:

LB_R1 1

2

3

重複排除

プラグイン リモート重複排除ノード

図 5-2 に、ローカル重複排除ノードの通常のバックアップに対するストレージユニットの 設定を示します。ディスクプールはローカル環境の [MSDP_L] です。ローカルノードの すべてのホストが同じ場所に配置されているので、バックアップに対して利用可能な任意 のメディアサーバーを使用できます。

第 5 章 重複排除の構成 143 同じドメイン内での MSDP の最適化複製について

図 5-2 MSDP_L へのバックアップに対するストレージユニットの設定

図 5-3 に、最適化複製のストレージユニットの設定を示します。宛先はリモート環境の

[MSDP_R] です。負荷分散サーバー LB_L2 だけが選択されるように、共通のサーバー を選択する必要があります。

第 5 章 重複排除の構成 144 同じドメイン内での MSDP の最適化複製について

図 5-3 MSDP_R への複製に対するストレージユニットの設定

リモートノードをバックアップにも使う場合は、リモートノードバックアップ用にストレージユ ニットの StorageServer-R と負荷分散サーバー LB_R1 を選択します。サーバー LB_L2 を選択すると、それがリモートの[メディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]の負荷分散サーバーになります。そのような場合、データは WAN を経由して移動します。

NetBackup の 2 つの重複排除プールの間で複製するとき負荷分散サーバーを使うこと ができます。

同じドメイン内での MSDP のプル型の複製について

図 5-4 は同じドメイン内での最適化複製のプル型の構成を示します。重複排除ノード A は通常のバックアップを含んでいます。重複排除ノード B は最適化複製のコピー先で す。ホスト B は両方のノードのクレデンシャルを持っており、共通のサーバーです。

第 5 章 重複排除の構成 145 同じドメイン内での MSDP の最適化複製について

図 5-4 プル型の複製

ホスト A、データを送信してください

NetBackup Deduplication Engine

プラグイン

重複排除ノード A (通常バックアップ) 重複排除ノード B (複製)

NetBackup Deduplication Engine

重複排除

プラグイン

ストレージサーバー A ストレージサーバー B

ホスト A ホスト B

データが到着し たことを確認し てください クレデンシャル:

ホスト A ホスト B ホスト A

クレデンシャル:

MediaServer_DedupePool_A MediaServer_DedupePool_B 重複排除

図 5-5 は、複製先のストレージユニットの設定を示します。それらはホスト B が選択され ていること以外はプッシュ型の例に類似しています。ホスト B は共通のサーバーです。し たがって、ストレージユニットで選択する必要があります。

図 5-5 プル型の複製のストレージユニットの設定

第 5 章 重複排除の構成 146 同じドメイン内での MSDP の最適化複製について

バックアップにもノード B を使う場合は、ストレージユニットのホスト A ではなくホスト B を ノード B のバックアップ用に選択します。ホスト A を選択すると、それはノード B 重複排 除プールの負荷分散サーバーになります。

同じ NetBackup ドメインでの MSDP 最適化複製の構 成

ある[メディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]から同じ

NetBackup ドメインのその他のメディアサーバー重複排除ストレージに最適化複製を構

成できます。

表 5-22 重複排除されたデータの最適化複製を構成する方法 説明

処理 手順

p.140 の 「同じドメイン内での MSDP の最適化複製について」 を参照してくだ さい。

最適化複製の確認 手順 1

p.75 の 「メディアサーバー重複排除プールのストレージサーバーの構成」 を 参照してください。

1 つのサーバーはコピー元のストレージと宛先のストレージ間で共通である必 要があります。どれを選択するかはプッシュ型の構成にするかプル型の構成に するかに左右されます。

p.142 の 「同じドメイン内での MSDP の最適化複製のメディアサーバーについ

て」 を参照してください。

プッシュ型の構成の場合は、通常のバックアップ用のストレージサーバーの負 荷分散サーバーとして共通のサーバーを構成します。プル型の構成の場合は、

リモートサイトのコピー用のストレージサーバーの負荷分散サーバーとして共通 のサーバーを構成します。または、どちらかの環境にサーバーを後で追加でき ます。(サーバーは重複排除プールのストレージユニットで選択すると負荷分散 サーバーになります。)

ストレージサーバーの構成 手順 2

ストレージサーバーを構成したときに重複排除プールを構成しなかった場合は、

[ディスクプールの構成ウィザード (Disk Pool Configuration Wizard)]を使っ て重複排除プールを設定します。

p.107 の 「重複排除のディスクプールの構成」 を参照してください。

重複排除プールの構成 手順 3

第 5 章 重複排除の構成 147 同じ NetBackup ドメインでの MSDP 最適化複製の構成