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1.沖縄における MICE の SWOT 分析
S
S ( 強み )
・リゾート(ロケーション)
・国内有数の観光地としての評価 ・観光コンテンツの充実
・ホスピタリティー ・安心・安全 ・大型予算の活用
W( 弱み )
・海外での認知度不足 ・那覇空港のキャパシティ ・直行便の少なさ
・大型機材の不足 ・大型MICE施設の不足 ・多言語対応人材の不足
O(機会)
・国やJNTOの関与 ・アジア各国の経済成長 ・新規海外路線の就航 ・クルーズ船の寄港
T(脅威)
・政治問題
・他国の積極的な誘致体制 (韓国、シンガポール等)
MICE
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国際会議・大会 開催月別件数
合計 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
平成22年度 34 1 2 5 3 2 1 5 7 3 2 2 1
平成23年度 50 2 3 3 4 3 5 10 11 3 3 3 0
平成24年度4月~6月 14 3 8 3
2-①.月別件数(国際会議・大会)
※OCVB歓迎支援事業 件数
年々増加傾向 にある
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2-②月別件数(インセンティブツアー)
※OCVB歓迎支援事業 件数
インセンティブツアー 開催月別件数
合計 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
平成22年度 16 2 2 2 0 2 1 0 1 3 1 1 1
平成23年度 27 1 2 0 3 0 7 4 2 1 0 2 5
平成24年度4月~6月
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6 5 5年々増加傾向にある
(特に今年度)
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3-①人数規模別構成比(国際会議・大会)
※OCVB歓迎支援事業 件数
国際会議・大会 人数規模別構成比
人数(名) 平成22年度 平成23年度 平成24年度4月~6月
~29名 3 1 0
30~49名 2 8 4
50~99名 7 10 3
100~199名 8 11 5
200~299名 2 2 1
300~499名 8 8 0
500名以上 4 10 1
合計(件数) 34 50 14
・50名~200名規模の開催が多い
・50名以下の開催もあり
・500名以上の大型会議の開催もあり
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3-②人数規模別構成比(インセンティブツアー)
※OCVB歓迎支援事業 件数
インセンティブツアー 人数規模別構成比
人数(名) 平成22年度 平成23年度 平成24年度4月~6月
~29名 1 3 2
30~49名 3 6 2
50~99名 6 5 5
100~199名 4 9 3
200~299名 1 1 2
300~499名 0 1 0
500名以上 1 2 2
合計(件数) 16 27 16
・30名~200名規模の開催が多い
(複数のグループで入るパターン多)
・500名以上は、主催者が日本ORクルーズ船
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4-①開催日数別構成比(国際会議・大会)
※OCVB歓迎支援事業 件数
国際会議・大会 開催日数別構成比
日数 平成22年度 平成23年度 平成24年4月~6月
1日 1 6 1
2日 9 9 3
3日 13 13 6
4日 2 9 2
5日以上 9 13 2
合計(件数) 34 50 14
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4-②開催日数別構成比(インセンティブツアー)
※OCVB歓迎支援事業 件数
インセンティブツアー 開催日数別構成比
日数 平成22年度 平成23年度 平成24年4月~6月
1日 1 0 0
2日 0 0 0
3日 4 2 3
4日 11 18 7
5日以上 0 7 6
合計(件数) 16 27 16
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5.インセンティブツアー 方面別構成比
※OCVB歓迎支援事業 件数
インセンティブツアー 方面別構成比
平成22年度 平成23年度 平成24年度4月~6月
①台湾 0 3 2
②韓国 6 2 2
③香港 0 3 1
④上海 4 12 3
⑤北京 0 1 0
⑥広州 0 1 2
⑦タイ 0 1 2
⑧シンガポール 0 0 1
⑨ロシア 0 0 1
⑩複数国・都市参加 0 2 0
⑪不明 6 2 2
合計 16 27 16
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6.国際会議・大会/インセンティブツアーの傾向まとめ
国際会議・大会 開催件数 ・件数は増加傾向
開催月 ・秋が多い( 10 月~ 11 月)
・今年度は 5 月も多い
(太平洋・島サミットの影響?)
人数 ・ 50 名~ 200 名規模が多い
・ 50 名以下も多い
・ 500 名以上の大規模会議・大会 開催あり
日数 ・ 3 日、 5 日以上が多い
・会議や大会+アフター MICE 課題 ・大型 MICE 施設の不足
・分科会場の不足(国際会議)
・多言語対応人材の不足
(見積書等の提出が遅い)
インセンティブツアー 開催件数 ・件数は増加傾向
開催月 ・秋が多い( 9 月~ 10 月)
・今年 3 月~ 6 月、過去最高件数 人数 ・ 30 名~ 200 名規模が多い
・航空便の座席数の都合により、
グループ単位で入るパターン多
・ 500 名以上の開催の場合は
①主催者が日本(そこに海外の 参加者あり)②クルーズ(台湾)
日数 ・ 4 日、 5 日以上が多い
課題 ・大型機材の不足(グループ単位 でしか入れない。座席がとれな い。重点地域)
・直行便不足 (タイ・シンガポール)
・大型バスの確保(秋)
・主催者 → 直接手配の対応
( インバウンド AGT を入れない場合 )
・ユニークベニュー、チームビル ディングのメニュー開発
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7.セールス PR 素材
市場ではなく、案件で異なる
MICE の場合、多少、市場のカラーはあるものの、基本的 に「バイヤーのニーズに合致したインフォメーションとコン テンツ」を多く持ち、セールスすることが必要となる。
「リゾート」「観光コンテンツの充実」「ユニークな文化」
「ホスピタリティー」「安心安全」等、沖縄の魅力
+
バイヤーの案件に沿った「会議施設」「ホテル」「観光情報」
「ユニークベニュー」「インバウンド AGT の紹介」等 沖縄での MICE 開催を上手く、セールスすることが重要
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8.プロモーションの方向性
①新規市場へのセールス強化
今年度、タイ、シンガポール、ロシア等、重点地域以外からのインセンティブ ツアー開催があったため、新規市場からの MICE 誘致を強化する。
(海外誘客チームとの連携)
②クルーズ×インセンティブツアーの可能性
現在、クルーズの寄港数が増加している。昨年度、台湾からのクルーズ船を 利用したインセンティブツアーがあり、約 900 名のレセプションを那覇市内のホ テルで実施した。観光・レセプションと、県内への経済波及効果も高いことが予 想されることから、クルーズ×インセンティブツアーの誘致を図る。
③事業実施 → 官民一体となった MICE 誘致
沖縄県・ OCVB では、毎年 9 月に「 MICE プロジェクト」(招聘 → 商談会、テーマパ ーティ、チームビルディング等の体験)を実施している。当該事業実施等を通し て、 MICE を誘致する。
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9.平成 24 年度 MICE 開催目標件数
※沖縄県の設定した目標値
※ MICE は国内・海外分けた目標値設定を行っていない。
「市場を分けた目標値設定」は次年度以降で検討
※平成 23 年度統計実績は調査中のため、平成 22 年度を参考値として掲載 平成 22 年度実績
M 72
I 212
C 101
E 23
その他 29
合計 437
平成 24 年度目標値
M 100(+28)
I 264(+52)
C 150(+49)
E 30(+7)
合計 544(+107)
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