7. 仮想マシンのアップデート
7.3. XenServer Toolsのアップデート
XenServerでは、よりシンプルなメカニズムを搭載し、Windows仮想マシンのI/Oドライバー(PV ドライバー)と管理エージェントを⾃動的にアップデートします。これにより、アップデートが利⽤
可能になると、Hotfixを待たずにアップデートをインストールできます。
XenCenterの仮想マシンの[全般]タブの[仮想化の状態]では、仮想マシンがWindows Update からアップデートを受け取ることができるかどうかを指定します。Windows UpdateからI/Oドライ バーのアップデートを受け取るメカニズムは、デフォルトではオンになっています。Windows UpdateからI/Oドライバーのアップデートを受け取らない場合は、仮想マシンでWindows Update を無効にするか、グループポリシーを指定する必要があります。
以下のセクションで、I/Oドライバーおよび管理エージェントの⾃動アップデートについて説明しま す。
7.3.1. I/Oドライバーのアップデート
新しく作成したWindows仮想マシンをXenServer 7.0以降で実⾏している場合、以下の条件を満た していれば、Microsoft Windows UpdateからI/Oドライバーのアップデートを⾃動的に取得できま す。
• XenServer 7.4のEnterprise Editionを実⾏している、またはXenApp/XenDesktop権限により XenServerにアクセスできる
• XenServer 7.4と動作するXenCenterを使⽤してWindows仮想マシンを作成している 重要︓
以前のバージョンのXenServerからインポートされた仮想マシンは、Windows UpdateからI/Oドライバーを取得することができません。
• 仮想マシンでWindows Updateが有効になっている
• 仮想マシンがインターネットにアクセスできる、またはWSUSプロキシサーバーに接続できる 注︓
Windows Server Core 2016では、I/Oドライバーのインストールまたはアップ デートにWindows Updateを使⽤できません。代わりに、XenServer Tools ISOの インストーラーを使⽤します。
注︓
ユーザーは、管理エージェントの⾃動アップデートメカニズムでI/Oドライバーの アップデートを⾃動的に受信することもできます。この設定は、XenServer Tools のインストール中に⾏うことができます。詳しくは、項4.3.1. 「XenServer Tools をインストールする」を参照してください。
I/Oドライバーバージョンを確認する
仮想マシンにインストールされているI/Oドライバーのバージョンを確認するには、次の⼿順に従い ます。
1.C:\Windows\System32\driversに移動します。
2. ⼀覧からドライバーを⾒つけます。
3. ドライバーを右クリックして[プロパティ]を選択し、次に[詳細]を選択します。
[ファイルのバージョン]フィールドには、仮想マシンにインストールされているドライバーの バージョンが表⽰されます。
7.3.2. 管理エージェントのアップデート
XenServerでは、新しいWindows仮想マシンおよび既存のWindows仮想マシンの両⽅で、管理エー ジェントを⾃動的にアップデートできます。XenServerは、デフォルトで管理エージェントの⾃動 アップデートを許可します。ただし、管理エージェントが⾃動的にI/Oドライバーをアップデートす ることは許可しません。XenServer Toolsのインストール中、管理エージェントのアップデート設定 をカスタマイズできます。詳しくは、項4.3.1. 「XenServer Toolsをインストールする」を参照して ください。管理エージェントの⾃動アップデートはシームレスに⾏われ、仮想マシンを再起動しませ ん。仮想マシンの再起動が必要なシナリオでは、必要なアクションをユーザーに通知するメッセージ が仮想マシンの[コンソール]タブに表⽰されます。
XenServer 7.4でWindows仮想マシンを実⾏している場合、以下の条件が満たされていれば Management Agentのアップデートを⾃動的に取得できます。
• XenServer 7.4のEnterprise Editionを実⾏している、またはXenApp/XenDesktop権限により XenServerにアクセスできる
• XenServer 7.0以上で発⾏されたXenServer Toolsがインストール済みである
• Windows仮想マシンがインターネットに接続できる 重要︓
• Windows UpdateからI/Oドライバーを受け取る機能と、管理エージェント機能 の⾃動アップデートは、XenServer 7.4 Enterprise Editionユーザー、または XenApp/XenDesktop権限によりXenServer 7.4にアクセスするユーザーが使⽤
できます。
• XenServer Toolsのアップデートは、標準のXenServerアップデート(Hotfix)
メカニズムからも提供されます。Hotfixには、I/Oドライバーと管理エージェン ト両⽅のアップデートが含まれます。Hotfixとして提供されるXenServer Tools をアップデートするためのライセンス制限はありません。
管理エージェントバージョンの確認
仮想マシンにインストールされている管理エージェントのバージョンを確認するには、次の⼿順に従 います。
1.C:\Program Files\Citrix\XenToolsに移動します。
2. ⼀覧からXenGuestAgentを右クリックして[プロパティ]を選択し、次に[詳細]を選択しま す。
[ファイルのバージョン]フィールドには、仮想マシンにインストールされている管理エージェ ントのバージョンが表⽰されます。
7.3.3. ⾃動アップデートの管理 CLIを使⽤した⾃動アップデートの管理
XenServer I/Oドライバーや管理エージェントの⾃動アップデートの管理にコマンドラインを使⽤で きます。次の表の引数⼀覧で
setup.exe
またはmsiexec.exe
を実⾏して、I/Oドライバーや管理 エージェントを⾃動でアップデートするかどうかを指定できます。setup.exe
または
msiexec.exe
を使⽤した,XenServer Toolsのインストールについて詳しくは、項4.3.1.1. 「サイ レントインストール」を参照してください。引数 値 説明
ALLOWAUTOUPDATE YES|NO 管理エージェントの⾃動アッ プデートを許可/禁⽌
ALLOWDRIVERINSTALL YES|NO XenServer Toolsインストー ラーによるI/Oドライバーのイ ンストールを許可/禁⽌
ALLOWDRIVERUPDATE YES|NO 管理エージェントが⾃動的にI/
Oドライバーをアップデートす ることを許可/禁⽌
IDENTIFYAUTOUPDATE YES|NO 匿名の使⽤状況情報を送信す る⾃動アップデートメカニズ ムを許可/禁⽌ Citrix
次に例を⽰します。
setup.exe /passive /forcerestart ALLOWAUTOUPDATE=YES ALLOWDRIVERINSTALL=NO \ ALLOWDRIVERUPDATE=NO IDENTIFYAUTOUPDATE=YES
または
msiexec.exe /i managementagentx64.msi ALLOWAUTOUPDATE=YES ALLOWDRIVERINSTALL=NO \ ALLOWDRIVERUPDATE=NO IDENTIFYAUTOUPDATE=YES
管理エージェントのアップデートのリダイレクト
XenServer ユーザーが管理エージェントのアップデートを、内部Webサーバーにリダイレクトして からインストールできます。これによって、アップデートが仮想マシンに⾃動的にインストールされ る前にレビューできます。
管理エージェントのアップデートをリダイレクトする⼿順は、以下のとおりです。
1. updates.latest.tsvファイルをhttps://pvupdates.vmd.citrix.com/updates.latest.tsvからダウ ンロードします .
2. updates.latest.tsvファイルで参照されている管理エージェントのMSIファイルをダウンロードし ます。
3. MSIファイルを仮想マシンがアクセスできる内部Webサーバーにアップロードします。
4. updates.latest.tsvファイルをアップデートして、内部WebサーバーのMSIファイルをポイントす るようにします。
5. updates.latest.tsvファイルをWebサーバーにアップロードします。
⾃動アップデートも、仮想マシンごとやプールごとにリダイレクトできます。仮想マシンごとにアッ プデートをリダイレクトする⼿順は、以下のとおりです。
1. 仮想マシンで、コマンドプロンプトを管理者として開きます。
2. エラーが発⽣したコンピューター上で
reg.exe ADD HKLM\SOFTWARE\Citrix\XenTools /t REG_SZ /v update_url /d \
<url of the .tsv file on the web server>
プールごとに管理エージェントの⾃動アップデートをリダイレクトするには、以下のコマンドを実⾏
します。
xe pool-param-set uuid=<###UUID> guest-agent-config:auto_update_url=<Web##
###.tsv#####URL>
管理エージェントのアップデートを無効にする
仮想マシンごとに管理エージェントの⾃動アップデートを無効にする⼿順は、以下のとおりです。
1. 仮想マシンで、コマンドプロンプトを管理者として開きます。
2. 次のコマンドを実⾏します。
reg.exe ADD HKLM\SOFTWARE\Citrix\XenTools /t REG_DWORD /v DisableAutoUpdate /d 1 プールごとに管理エージェントの⾃動アップデートを無効にするには、以下のコマンドを実⾏しま す。
xe pool-param-set uuid=<pooluuid> guest-agent-config:auto_update_enabled=false
⾃動I/Oドライバーのアップデートの設定変更
XenServer Toolsのインストール中、管理エージェントが⾃動的にI/Oドライバーをアップデートす るのを許可するかどうかを指定できます。XenServer Toolsのインストールプロセスが完了してから この設定をアップデートする場合は、次の⼿順を実⾏します。
1. 仮想マシンで、コマンドプロンプトを管理者として開きます。
2. 次のコマンドを実⾏します。
reg.exe ADD HKLM\SOFTWARE\Citrix\XenTools\AutoUpdate /t REG_SZ /v \ InstallDrivers /d <YES/NO>
匿名の使⽤状況情報を送信する Citrix
XenServer Toolsのインストール中、匿名の使⽤状況情報をCitrixに送信するかを指定できま す。XenServer Toolsのインストールプロセスが完了してからこの設定をアップデートする場合は、
次の⼿順を実⾏します。
1. 仮想マシンで、コマンドプロンプトを管理者として開きます。
2. 次のコマンドを実⾏します。
reg.exe ADD HKLM\SOFTWARE\Citrix\XenTools\AutoUpdate REG_SZ /v \ IDENTIFYAUTOUPDATE /d <YES/NO>