第 8 章 障害発生時には
8.3 Linux 連動端末の情報の採取方法
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② 「ログファイルのダウンロード」を選択してください。採取したログがダウンロードできます。
ダウンロードできましたら、ログをFDに採取してください。
(1-2) Webアクセスが不可能な場合の採取方法
Linux サーバのログを採取する場合は、リモートのコンピュータから以下の手順で行います。すべての
Linuxサーバに対してログを採取してください。
サーバ 1 台につき、フォーマット済み(Windows でフォーマットしたものでもかまいません)の FDが 2 枚必要です。ただし、スケジュール設定量によっては、3枚以上必要となる場合もあります。
①リモートのコンピュータからtelnetを使用してLinuxサーバにログインします。
①-1 コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
①-2 ユーザ、パスワードを入力してログインします。
この時には、root以外のユーザでログインする必要があります
①-3 ログイン後、rootになる(root権限を取得する)ため以下のコマンドを実行し、rootのパスワード を入力します。
telnet linux-name
Linuxサーバのホスト名または、IPアドレス
# su -
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②Linuxサーバのログを採取するためのFDを用意します。
②-1 フォーマット済みのFDをLinuxサーバのFDドライブに挿入します。
②-2 リモートコンピュータから、FDをマウントしてください。
(例)
③LinuxサーバのログをFDにコピーします。
③-1 リモートコンピュータから、以下のコマンドでディレクトリを移動します。
③-2 リモートコンピュータから、以下のコマンドで作業ディレクトリを作成し、そのディレクトリに移 動します。
③-3リモートコンピュータから、以下のコマンドでファイルを圧縮します。
③-4リモートコンピュータから、以下のコマンドでファイルをコピーします。
(コピーの際にはFDの空き容量に注意してください。)
③-5 作業ディレクトリとファイルを削除しておきます。
③-6 リモートコンピュータから、FDをアンマウントしてください。
(例)
# mount /dev/fd0 /mnt/floppy
# cd /usr/local/AUTORC
# umount /dev/fd0
# tar cvfz ./logfile1.tar.gz /usr/local/AUTORC/*.log
# tar cvfz ./logfile2.tar.gz /usr/local/AUTORC/data
# tar cvfz ./logfile3.tar.gz /var/log/messages
# cp logfile1.tar.gz /mnt/floppy
# cp logfile2.tar.gz /mnt/floppy
# cp logfile3.tar.gz /mnt/floppy
# rm *.*
# cd ..
# rmdir log
# mkdir log
# cd log
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(2) バージョン情報
①リモートのコンピュータからtelnetを使用してLinuxサーバにログインします。
①-1 コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
①-2 ユーザ、パスワードを入力してログインします。
この時には、root以外のユーザでログインする必要があります
①-3 ログイン後、rootになる(root権限を取得する)ため以下のコマンドを実行し、rootのパスワード を入力します。
②連動端末のバージョンを確認します。
②-1 リモートコンピュータから、以下のコマンドでディレクトリを移動します。
②-2 以下のいずれかのコマンドを実行し、バージョン情報を確認します。
# cat .reginfo_euc.ini | grep PackKind003Ver または
# cat .reginfo_utf8.ini | grep PackKind003Ver (例)
telnet linux-name
Linuxサーバのホスト名または、IPアドレス
# su -
# cd /usr/local/AUTORC/data
# cat .reginfo_euc.ini | grep PackKind003Ver
PackKind003Ver=2.12 バージョン情報
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