1. Linuxサーバに、rootまたは管理者権限のあるグループのメン バーとしてログインします。
2. ターミナル・ウィンドウを開き、インストールされているServer Utilityのバージョンに応じた適切なコマンドを入力してServer Utilityを削除します。
rpm -e naviserverutil ま た は
rpm -e axnaviserverutil
インストールされているバージョンを確認するには、「rpm -qi naviserverutil」または「rpm -qi axnaviserverutil」と入力します。ユー ティリティがインストールされている場合、ユーティリティに関す る情報が表示されます。
Navisphere Server Utility の実行
このセクションでは、Server Utilityの開始および使用方法について 説明します。Server Utilityはサーバまたはサーバ・サポートCDか ら実行できます。
Linux
サーバでNavisphere Server Utility
を起動1. コンソール・ウィンドウを開きます。
2. Navisphereのbinディレクトリに移動し、Server Utilityを実行し ます。
/opt/Navisphere/bin/naviserverutilcli
Linux
サーバでNavisphere Server Utility
をCD
から起動1. Linuxサーバにrootアカウントでログインします。
2. サーバのドライブに、ストレージ・システムまたはアップグレー ド・キット(AX4-5シリーズまたはAXシリーズのシステムを Navisphere Managerにアップグレードする場合に使用)に同梱さ れたサーバ・サポートCDを挿入します。
3. コンソール・ウィンドウから、使用しているオペレーティング・
システム・バージョンのマウント・コマンドを入力してCDを マウントします。
4. CDディレクトリから、次のコマンドを入力して、Linuxディレ クトリに移動します。
cd linux
Linuxインストール・パッケージはこのディレクトリにあります。
5. サーバ・ユーティリティを実行します。
./naviserverutilcli
Navisphere Server Utility
の使用Navisphere Server Utilityを使用して、次の機能を実行できます。
ストレージ・システムにおけるサーバ情報の更新
高可用性レポートの生成
スナップショット・タスクの実行(Navisphere Expressのみ)
ストレージ・システム上のサーバ情報の更新
[Update Server Information]オプションを使用すると、接続され たすべてのストレージ・システムにサーバ情報を送信できます。
サーバ情報を更新するには、Server Utilityの初期画面でオプション の[1]を選択し、ユーティリティの指示に従います。
スナップショット・タスクの実行
[スナップショット タスク]オプションの使用方法については、
Navisphere Expressオンライン・ヘルプを参照してください。
高可用性レポートの生成
[高可用性レポー トの生成]オプション(オプション3)や naviserverutilcli havコマンドを使用すると、サーバが高可用性に対 応するよう構成され、それぞれのストレージ・システムSPに対して 最低1つの接続パスを確保し、PowerPathやDMPのような他のフェイ ルオーバー・ソフトウェアが動作していることが検証されます。この ユーティリティは、Linuxネイティブのマルチパス(MPIO)など、
他のネイティブ・フェイルオーバー・ソフトウェアは検出しません。
この検証後に、要約のレポートがユーティリティ側で生成され、
サーバに保存されます。naviserverutil havコマンドに-uploadスイッ チを発行する場合、ユーティリティは指定のストレージ・システ ムにもレポートを送信します。
高可用性レポートの生成:
サーバ状態の確認
ストレージ・システムへソフトウェアをインストールするため の準備
AX4システムのみ:新しいソフトウェアをインストールするために Navisphereソフトウェア・アシスタントを使用する場合にだけ、-uploadス イッチを使用してストレージ・システムにHAレポートをアップロードし ます。ソフトウェアの更新には、ndu -installコマンドではなく、ソフト ウェア・アシスタントを使用することを強く推奨します。-ndu installコ マンドでは、ソフトウェア・アシスタントと同一のインストール前の検証 が実行されません。ソフトウェア・アシスタントは、Navisphere Service Taskbarに含まれています。
サーバ状態の確認
サーバの高可用性ステータスを定期的に確認するには、Server Utilityの初期画面でオプション3を選択し、ユーティリティの指示 に従って高可用性レポートを生成するか、またはnaviserverutilcli hav[-directory | -d出力ディレクトリ]コマンドを発行します。
ここで、各スイッチと値の意味は次のとおりです。
-directory| -d出力ディ レクトリ
レポートを保存するサーバのディレクトリを指定しま す。このスイッチは、CDからServer Utilityを実行して いる場合のみ必要です。それ以外の場合、レポートは Navisphere Server Utilityのインストール・ディレクトリ に自動的に保存されます。
Server Utilityをサーバにインストールして、ディレクト リを指定している場合、指定したそのディレクトリは、
Server Utilityのインストール先のディレクトリよりも優 先されます。
ストレージ・システムへソフトウェアをインストールするための準備 高可用性レポートの生成をストレージ・システム・ソフトウェアの 更新の必要条件にしている場合、ストレージ・システムにソフト ウェアをインストールする前に、このレポートをストレー ジ ・シ ステム にア ップ ロー ドす る必要 があ りま す。
HAレポートを生成してアップロードするには、ユーティリティをイ ンストールしたディレクトリで次のコマンドを入力します。
naviserverutilcli hav -upload -ipIPアドレス|-h IPアドレス|ネット ワーク名-user|-uユーザー名-password|-pユーザーのパスワード -scope|-sスコープ・レベル-secfilepathセキュリティ・ファイル・
パス-port 443|2163[-directory | -d出力ディレクトリ] こ こで 、各ス イッ チと 値の 意味 は次の とお りで す。
-ip<IPアドレ ス>
レポートをアップロードするストレージ・システムのSP のIPアドレスを指定します。このスイッチは-hスイッチ と一緒に使用できません。
-h<IPアドレ ス> | <ネッ トワーク名>
レポートをアップロードするストレージ・システムのSP のIPアドレスまたはネットワーク名を指定します。このス イッチは-ipスイッチと一緒に使用できません。
-user|-u<
ユーザー名>
ストレージ・システムのログイン名を指定します。この スイッチは、-password|-pおよび-scope|-sスイッ チと一緒に使用する必要があります。このスイッチは -secfilepathスイッチと一緒に使用できません。
-password
|-p<ユー ザー・パス ワード>
ストレージ・システムへのアクセスに必要なパスワード を指定します。このスイッチは、-user|-uおよび-scope
|-sスイッチと一緒に使用する必要があります。このス イッチは-secfilepathスイッチと一緒に使用できません。
-scope|-s
<スコープ・
レベル>
このユーザー名とパスワードの、ストレージ・システム に対するアクセス・レベルを指定します(0 =グローバ ル、1 =ローカル、2 = LDAP)。このスイッチは、-user
|-uおよび-password|-pスイッチと一緒に使用する 必要があります。このスイッチは-secfilepathスイッチ と一緒に使用できません。
-secfilepath
<セキュリ ティ・ファイ ル・パス>
指定されたIPアドレスをセキュリティ・ファイルから検 索します。指定されたIPアドレスが見つからなかった場 合は、セキュリティ・ファイルのデフォルトのエント リーが使用されます。
このスイッチを実行するには、セキュリティ・ファイ ルが必要です。セキュリティ・ファイルの作成方法に ついては、「EMC Navisphere Command Line (CLI) Reference」を参照してください。
このスイッチを-user|-u、-password|-p、および
-scope|-sスイッチと一緒に使用することはできません。
-port 443| 2163
Navisphere Management Serverのポート番号を指定し ます。デフォルトは、443。
-directory| -d出力ディ レクトリ
レポートを保存するサーバのディレクトリを指定しま す。このスイッチは、CDからServer Utilityを実行して いる場合のみ必要です。それ以外の場合、レポートは Navisphere Server Utilityのインストール・ディレクトリ に自動的に保存されます。
Server Utilityをサーバにインストールして、ディレクト リを指定している場合、指定したそのディレクトリは、
Server Utilityのインストール先のディレクトリよりも優 先されます。
HAレポートのアップロード後
サーバの高可用性を検証する場合、Server Utilityを実行するだけで なく、次の点を手動で確認することを強く推奨します。
ソフトウェアおよびハードウェアのサポート状況の確認:す べてのソフトウェアおよびハードウェアが、EMCのE-Lab™
Interoperability Navigatorとサポート・マトリックスに従ってサ ポートされていること。
このツールはサポート対象のスイッチ・ファームウェアを実行してい るかどうかは検証しません。また、冗長スイッチ(推奨)を使用して いるかどうかも検証しません。
ストレージ・システム・ソフトウェアのアップグレード:ス トレージ・システム・ソフトウェアのオンライン・アップグ レードを実行しようとしているかどうか、HBAやLUNを追加し たかどうか、接続を変更したかどうか(パスの追加またはゾー ンの変更)。
z ソフトウェアおよびハードウェアがサポートされており、
EMCのE-Lab Interoperability Navigatorとサポート・マトリッ クスに応じた相互運用が実行できていること。
z 更新中にサーバがアクセスするすべてのLUNがパス管理ソ フトウェアの制御下にあること。PowerPathおよびDMPを 実行しているサーバの場合、レポートの[Details]タブの
[Failover Software]セクションを参照してこれらのLUNの 場所を確認します。リストにない場合、ソフトウェアの更新 中、サーバはLUNへアクセスできません。