6. PPP の設定
6.8 LCP 関連の設定
6.8.1
Address & Control Field Compression オプション使用の設定 [ 入力形式 ] ppp lcp acfc acfc[ パラメータ ] • acfc
¤ on... 用いる
¤ off... 用いない
[ 説明 ] 選択されている相手について [PPP,LCP] の Address & Control Field Compression オプション を用いるか否かを設定する。
[ ノート ] onを設定していても相手に拒否された時は用いない。また、このオプションを相手から要 求された時には、このコマンドの設定に関わらず常にアクセプトする。
[ デフォルト値 ] off
6.8.2
Magic Number オプション使用の設定 [ 入力形式 ] ppp lcp magicnumber magic_number [ パラメータ ] • magic_number¤ on...用いる
¤ off...用いない
[ 説明 ] 選択されている相手について [PPP,LCP] の Magic Number オプションを用いるか否かを設定 する。
[ ノート ] onを設定していても相手に拒否された時は用いない。
[ デフォルト値 ] on
6.8.3
Maximum Receive Unit オプション使用の設定 [ 入力形式 ] ppp lcp mru mru [length][ パラメータ ] • mru
¤ on...用いる
¤ off...用いない
• length
¤ 1500...1500bytes
¤ 1792...1792bytes
[ 説明 ] 選択されている相手について [PPP,LCP] の Maximum Receive Unit オプションを用いるか否 かと、MRU の長さを設定する。
[ ノート ] onを設定していても相手に拒否された時は用いない。一般には onでよいが、このオプショ ンをつけると接続できないルータに接続する時には offにする。
データが圧縮されている時には、 lengthパラメータの設定は常に 1792 として動作する。
[ デフォルト値 ] mru = on length = 1792
6.8.4
Protocol Field Compression オプション使用の設定 [ 入力形式 ] ppp lcp pfc pfc• pfc
¤ on...用いる
¤ off...用いない
[ 説明 ] 選択されている相手について [PPP,LCP] の Protocol Field Compression オプションを用いるか 否かを設定する。
[ ノート ] onを設定していても相手に拒否された時は用いない。 また、このオプションを相手から要 求された時には、このコマンドの設定に関わらず常にアクセプトする。
[ デフォルト値 ] off
6.8.5
パラメータ lcp-restart の設定 [ 入力形式 ] ppp lcp restart time [ パラメータ ] • time... ミリ秒 (20..10000)[ 説明 ] 選択されている相手について [PPP,LCP] の configure-request 、 terminate-request の再送時間を 設定する。
[ デフォルト値 ] 3000
6.8.6
パラメータ lcp-max-terminate の設定 [ 入力形式 ] ppp lcp maxterminate count [ パラメータ ] • count.... 回数 (1..10)[ 説明 ] 選択されている相手について [PPP,LCP] の terminate-request の送信回数を設定する。
[ デフォルト値 ] 2
6.PPP の設定 44
6.8.7
パラメータ lcp-max-configure の設定 [ 入力形式 ] ppp lcp maxconfigure count [ パラメータ ] • count...回数 (1..10)[ 説明 ] 選択されている相手について [PPP,LCP] の configure-request の送信回数を設定する。
[ デフォルト値 ] 10
6.8.8
パラメータ lcp-max-failure の設定 [ 入力形式 ] ppp lcp maxfailure count [ パラメータ ] • count...回数 (1..10)[ 説明 ] 選択されている相手について [PPP,LCP] の configure-nak の送信回数を設定する。
[ デフォルト値 ] 10
6.8.9
専用線キープアライブを使用するか否かの設定 [ 入力形式 ] leased keepalive use use[ パラメータ ] • use
¤ on... 使用する
¤ off... 使用しない
[ 説明 ] 専用線使用時にキープアライブを使用するか否かを設定する。
[ デフォルト値 ] off
6.8.10
専用線キープアライブのログをとるか否かの設定 [ 入力形式 ] leased keepalive log log[ パラメータ ] • log
¤ on... ログをとる
¤ off... ログをとらない
[ 説明 ] キープアライブ (LCP ECHO) をログにとるか否かを設定する。
[ デフォルト値 ] on
6.8.11
専用線キープアライブの時間間隔の設定 [ 入力形式 ] leased keepalive interval interval [count][ パラメータ ] • interval. .... キープアライブパケットを送出する時間間隔 (1..65535)
• count...この回数連続して応答がなければ相手側のルータをダウンしたと判定する
(3..100)
[ 説明 ] LCP ECHO によるキープアライブパケットを送出する時間間隔とダウン検出を判定する回 数を設定する。
[ ノート ] 一度 LCP ECHO Request に対するリプライが返ってこないのを検出したら、 その後の監視 タイマは 1 秒に短縮される。
[ デフォルト値 ] interval = 30 count = 6
6.8.12
専用線ダウン検出時の動作の設定 [ 入力形式 ] leased keepalive down action [ パラメータ ] • action¤ silent... 何もしない
¤ reset... ルータを再起動する
[ 説明 ] キープアライブによって専用線ダウンを検出した時のルータの動作を設定する。
[ デフォルト値 ] silent