16. 操作
16.6 その他の操作
16.6.1
相手先の使用許可の設定 [ 入力形式 ] pp enable peer_number [ パラメータ ] • peer_number¤ 相手先情報番号
¤ anonymous
¤ leased
¤ all
[ 説明 ] 相手先を使用できる状態にする。
工場出荷時、すべての相手先は disable 状態なので、使用する時は必ずこのコマンドで enable 状態にしなければならない。
16.6.2
相手先の使用不許可の設定 [ 入力形式 ] pp disable peer_number [ パラメータ ] • peer_number¤ 相手先情報番号
¤ anonymous
¤ leased
¤ all
[ 説明 ] 相手先を使用できない状態にする。
相手先の設定を行う時は disable 状態であることが望ましい 。
16.6.3
クラス毎のキュー長の設定 [ 入力形式 ] pp queue length len [ パラメータ ] • len... クラスのキュー長[ 説明 ] 最初のクラスのキューに入ることのできるパケットの個数を指定する。
[ デフォルト値 ] 20
16.6.4
再起動[ 入力形式 ] restart [ パラメータ ] なし
[ 説明 ] ルータを再起動する。
[ ノート ] コンソールから、または TFTP により回線種別を切替える設定を行った場合には再起動が 必要となる。
16.6.5
発信[ 入力形式 ] connect peer_number
[ パラメータ ] • peer_number...発信相手の相手先情報番号 [ 説明 ] 手動で発信する。
16.6.6
切断[ 入力形式 ] disconnect peer_number [ パラメータ ] • peer_number
¤ 切断する相手先情報番号
¤ all...すべて
¤ anonymous... anonymous のすべて
¤ anonymous1..anonymous16....指定した anonymous [ 説明 ] 手動で切断する。
16.6.7
ping[ 入力形式 ] ping host [count] [ パラメータ ] • host
¤ pingをかけるホストの IP アドレス (xxx.xxx.xxx.xxx (xxx は 10 進数 ))
¤ ping をかけるホストの名称
• count
¤ 実行回数 (1..21474836)
¤ infinity...Ctrl+C を入力するまで繰り返す
[ 説明 ] ICMP ECHO REQUEST を指定したホストに送出し、ICMP ECHO RESPONSE が送られてく るのを待つ。送られてきたら、その旨表示する。コマンドが終了すると簡単な統計情報を 表示する。
countパラメータを省略すると、相手からの応答があったかどうかだけを表示する。
16. 操作 106
16.6.8
traceroute[ 入力形式 ] traceroute host[noresolv]
[ パラメータ ] • host
¤ tracerouteをかけるホストの IP アドレス (xxx.xxx.xxx.xxx (xxx は 10 進数 ))
¤ traceroute をかけるホストの名称
[ 説明 ] 指定したホストまでの経路を調べて表示する。キーワード noresolvを指定した場合には、
DNS による解決を行わない。
16.6.9
telnet[ 入力形式 ] telnet host [port [mode [negotiation [abort]]]]
[ パラメータ ] • host...TELNET をかける相手のホスト名、もしくは IP アドレス
• port...使用するポート番号
¤ 10 進数
¤ ポート番号のニーモニック
¤ 省略時は 23(TELNET)
• mode...telnet 通信 ( 送信 ) の動作モード
¤ charactor. ...文字単位で通信する
¤ line... 行単位で通信する
¤ auto...portパラメータの設定値により charactor/lineを選択
¤ 省略時は auto
• negotiation. ... telnet オプションのネゴシエーションの選択
¤ on... ネゴシエーションする
¤ off... ネゴシエーションしない
¤ auto...portパラメータの設定値により on/offを選択
¤ 省略時は auto
• abort...TELNET クライアントを強制的に終了させるためのアボートキー
¤ 10 進数の ASCII コード
¤ 省略時は 29(^])
[ 説明 ] TELNET クライアントを実行する。
[ ノート ] charactorモードは、通常の TELNET サーバなどへの接続のための透過的な通信を行う。
lineモードは、入力行を編集して行単位の通信を行う。行編集の終了は、改行コード (CR:0x0d または LF:0x0a) の入力で判断する。
ポート番号による機能自動選択について 1. telnet 通信の動作モードの自動選択
port番号が 23 の場合は文字単位モードとなり、そうでない場合は行単位モードとなる。
2. telnet オプションのネゴシエーションの自動選択
port番号が 23 の場合はネゴシエーションし、そうでない場合はネゴシエーションしな い。
[ デフォルト値 ] port = 23 mode = auto negotiation = auto abort = 29 (^])