一釈 一
匿
以下 、各 ス タ ックのサ ンプル を示 す。
ス タ ック〔漢字〕
〔漢字〕には、
「ごん ぎつね」
に使用 されてい る漢字全てにつ
いて①読み、② 意味、③熟語、
④用例・用法を、
よ う」 以 下 の部 分
)を
ク リック す る と、 内容 に 応 じた確 認 問題・ 解 説 の フ ィー ル ドが 現 れ る (図
2.2)。
ま た 、 新 出漢 字 の 場 合 、 見 出 しの 漢 字 を ク リック:aE 6rrLiitlils(]r.ri 村 の茂 平 と い うち0いさん か ら腱│(ヽ
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タ ンメ ニ ュー
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回
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図
1̲2
スタック 〔ヘルプ〕へ移動新出漢字には⑤筆順をデータとして登録 してある。①読みは、音・訓 とも既 習の読みを示 し、未習の読みは小 してない。 また、③熟語は、①読みで示 さ れた読みに したがい、既習の語の中か ら示 してある。④用例・用法では、語 彙学習 と結びつけるための発間を主 としている。③筆順は、一画ずつ時間を おいて表示 され、画面の表示に したが って視写できるように してある。
データを引き出 したい漢字を クリックす ると、その漢字のフィール ドが現 れ、データが表示 される。 さらに、⑤用例・用法の部分 (図
2.1の
「*ち がいを考えてみ図
2.1
〔漢字〕で「小」をクリックどう予′‐
フ● ベージ4"‑54ベージ
9ド
111ユ お
■,
小
̲生
2=i菫
,̲̲̲̲熟 饉 ,1ヽ学 生 ′1ヽ石 ′│ヽ川
※ ちがいを■えてみ よう 2ケーキポ′│、さc,
0ツュースが少ない
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⊂ ⊃
「
11 :
¬Ш
すると、筆願が 示 される。学習 者は、 自らの学 習の進展に応 じ て、必要な漢字 の必要なデータ を引 き出 し、学 習活動に利用 し てゆけるのであ る。逆にいえば、
ス タ ッ ク 〔漢
できる。読教の 地ならしのため のみな らず、学 習者個 々の漢字 学習辞典に も発 展 してゆけるの である。そ して、
その学習辞典は 学習集団の共通 資産 として、お
「
¬ ど
=」
●̲
0
eo€o
情報 リテラツー教育におけ るコンピュータの機能
図
2.2
確認問題・解説 を表示(摯 =≡
三二=三
三2ニコD
い 〕:nl, D i. ! r{D{ !!a -!,ri- -f,Q菫 平 こtヽう あ0いご〜か らmt
1 d
字〕のデータを必要 としない学習者は、 このスタックを利用 しない。つま り、
スタック 〔漢字〕は、読みの学習の第一段階である言語的な抵抗を取 り除 く 活動のために用意 してある。できれば この段階の学習 も自律的に行いたい。
したが って、必要な者が必要 と考えるだけのデータを引 き出せるように した のである。
これ らのデータは、基本的な部分についてはあらか じめ作成 しておかねば ならないが、学習の進行につれて、学習者が意味や熟語、用例・用法を追加
してゅ くことが
回
3.1
〔絵〕で「ごんぎつね」をクリック■̲ε , r●c
̲肇│̲。,.
̲二■
,
、:iし た。
ユ壺島
●なが̲
tヽました。 ごんは.0と り
̀●
らの小 rつ ●■. したの│ヽ●ばいしげう S̲
小
よの文の( )の中には.〔小1.(少1のどちら
を 使oたら よ い で し
̀'.
1,●大0いがは
0( )大
だ。2大仏で きえ0遺くか らえ0と
( )
'疇貪●曖んの( )しか 'べ
● い。
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―C区ベーZ三二三二二三三
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︱ I J
匡
互 いに利用 しあえる もの とな る。
スタ ック 〔絵〕
物 語世界 を豊か に イ メー ジす る うえで、映像や音響 を必 要 とす る場 合があ る。その ような場合のために用意 したスタ ックである。た とえば、図
3.1
の よ うに 「ごん ぎつね」 を ク リックす ると、教科書か ら取 り込 んだ 「ごんぎ つね」の絵が表示 され る。 また、「 もず」を ク リックす ると、もずの鳴 き声が 再生 され る。 そ して、 これ らのデ ータは、比較的容 易に作成・ 登録 で きる。
この スタ ックでは、あ らか じめ用意 してあるデ ータは少ない。多 くのデー タを用意 してお くことで、学 習者の想像力や物語世界のイ メージを貧弱な も のに して しま うことを恐れたか らである。 このスタ ックは、想像や イメージ 化 の活動 の核 と して利用す る ことをね らって い る。 ス タ ックに登録す るデ ー タを作成 した り、採集 した りす ることを通 じて、想像 力が活性化 され ること を期待 しているのであ る。
スタ ック 〔ヒン ト〕
ス タ ック 〔ヒン ト〕 は、学習者が読み進め るための手だてを用意 してある。
解釈 の ヒン トが必要 な本文 を ク リックす る ことで、登録 され てい るデ ー タが 表示 され る。
た とえば、冒頭の文には、「書 き出 しの働 きを考えてみ よう」と、解釈の方 向が示 され 、 二
図
4.1 (ヒ
ン ト〕で冒頭文をクリックご7´′‐
,´ 1l I
つ の着眼点(「 1 どんな物語が始 まる感 じがす る だ ろ う。」「2終
わ り方 と くらべ てみ よ う。」
)が
示 され る。 さら に、それぞれの 着眼点には、考 えてゆ くための
ひと,ぼ・ うo小
̀つ
0■̲し
r
t、・ ピtヽしげ ● いI1ど んな物語が始 まる感 じが
.す
るだろう。*昔
話の書 き出 しとくらべてみよう.*「
わた し」「茂平 とい うお しい さん」い」 工 畳 塾 塁
aa€3
∈
=2=互
コ至≡=⊃
§書 き出 しの働 きを考えてみよう §
刺激 とな る よ う な項 目がい くつ か用意 されてい る (図 4.1)。
あ る い は 、「 お しろ」 を ク リッ クす る と、「地 図 をつ くろ う」
と学習活動が示 され る。そ して、
ス タ ック 〔絵〕
に移動 し、地図 作成 画 面にな る。
この 自地図に、
本文 を読み返 し な が ら 、「お し ろ 」「 山 」「 小 川」 な どを貼 り つけて地 図を作 って ゆ く。 (図
4̲2)。
また、 ヒン ト
情 報 リテ ランー教 育 におけ る コン ピ ュー タの機能
図
4.2
「お しろ」 をク リック (地図作 成画面)の し
●けて椰 って,ヽ● ̀
=▼.
図
4.3
ヒン トが登録 されていない場合̲ここじ̲̲n笙!し ユ■●上二⊆̲■2蔵里
=■23蟹│■■ぬ 到田二
ル
その中山か ら少 しはなれた」」の中 :ご ん
̀つ●1とtヽう0つち が
ao€o
が登録 されていない場合には、手に入れたいデータを要求するメッセージを 書 き込む ことができる。 この ようなメッセージは、他の学習者には読みの ヒ
ン トとして機能す るはずである (図4.3)。
スタック 〔解釈〕
〔解釈〕スタ ックは 〔ヒン ト〕スタックと運動 している。 ヒン トをもとに 読んだ内容を書 き込み、個人の学習過程の記録 とするとともに、読みの交換 の場 とするためのスタックである(図5,1)。 したがって、学習開始当初に
^」ヒたらの村
´8
「 ,IF 睡」瞳里
●3■強0● ける
教 えて ほ しい こ と、
ふ しぎに思 った こ と を書 きこみ ます か 。
=ィ´′‐っ´
―(巨ベージ
4警
"ベーツ0 D 111
は、一件 もデー タは登録 されて いない。̲のス タ ックのデータ を豊かに してゆ くことが学 習活 動 の 目的 とな る。
デ ー タは、本 文 の どこであれ、
また何件で も登 録す る ことがで きる。 また、デ ー タフ ィール ド 内のデ ータに対
して2次デ ータ をつ け る ことも 可能 であ る。つ ま り、「 ご ん ぎ つね」全体 、場 面、段 落、文 、 語 とい った あ ら ゆ る レベ ルでの
図
5.1
〔解釈〕で他の読みをみるど1,,′,″ 111
1■̲
qo€e
0
図
5.2
解釈を書き込むフ ィール トを開 く10 55ベ ー
=′
̀´
′'″ 121
上壺p聖■̲う,藍豊コエ●生■■
=↓ユ.、工上工̲壼工,■工■̲コ
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」コ ヒ■ 工■
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■●塁企■■二●こ̲」全ムニエ 全二=墜2菫
̲
あ る秋 と で した. n□iポ ふ りat 2子の ん ヘ
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̀ ρ ●
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解釈 を デ ー タ化 し、蓄積 し、その中か ら学 習者 が、 自らの解釈を深めてゆ く 手 だてを発 見す る ことを期待 してい るので あ る。
以上 の よ うな学 習 デ ータベ ースを利用 す る ことで、整 合的 な読 みを 自律 的 に展開す るとい う、情報活動を必要 とす る実 の場において、個人の学 習の主 要 な メデ ィア と して 、 また 学 習 集 団 の情 報 ネ ットワー クの核 と して コ ン
ピュータを利用す ることがで きるのではないか と考 える。
昔話 と同 じような始 ま りかた。(M)
お じい さんか ら聞いた話 したか ら、本当にあっ た ことの ようだ。
「
)
わた しが小 さい ときだか ら、とて も音の ことだ と.思│う。(S)
: iE ir r.*i?lr, r\> r!._ fJaillP,. L\5,. t; L\ e /Lir Btll
上=曖==二生に ユ ニユ産Lゆユ菫´彙 ニ エ=2L聾 壼 上に=
[∃ □
武庫川 女子大学 言語文化研究所 年報
第
3号
(1991)会話 システム MUSEOと 自然言語処理
萬
代
悟
l . 1ま じ 〉に
近年の コンピュータ技術の進歩は 目をみはるばか りで、21世紀には果 して どの ようなものが登場す るか予想す ることは容易ではない。 しか しながら今 後の コンピュータの進むべ き方向として次の
2つ
が考えられ る。・ 処理能力をさらに高めてい く
。人間にとってもっと使いやす くて親 しみやす く、だれにでも扱えるものに してい く
前者はいわゆるハー ドウェア技術面での進歩をさし、計算スピー ド、処理 能力 とともに着実にのびてい くことが予想 され る。一方後者は ソフ トウェア 技術 の問題 で、 ヒューマ ン・ イ ンターフ ェイスの 目指 す と ころで あ る。
ヒューマン・ インターフェイスは、:Man―Machne lnterface(人 間 と機械 との インターフェイス(やりとり))と もよばれ、主に コンピュータの 使い勝手 の良さ
"な
どのことを指す。 これまでは人間が機械に合わせてきたが、今後 は ヒューマ ン・ イ ンターフェイスに よって機械が人間に合わせる時代が くるといえ よう。
ヒューマン・ インターフェイス研究の最近の成果 として、マルチメデ ィア ヘの対応 (文字、図形、写真、動画、音声などのメデ ィアを複合的有機的に 利用可能)、 仮想現実感 (Virtu」 Rcality,3次 元
CGに
よる立体画像 を用 い てオペ レータの周囲に人工の空間を作 り出 し、その世界内の物体をあたか も 現実の物体の ように動かす最新の技術)が
あげ られるが、 ここ数年の間に急 速に普及す るもの と予想 され る。さらに、 ヒューマン・ イ ンターフェイスの向上を考える上で今後是非必要 な ものは、自然言語1)処理機能の実現である。 しか し後に述べるように、実 現は極めて困難な ことである。 コンピュータが 自然言語を理解 し話せ る 〈会
話す る)ようになると、 日常の言葉で文章を入力すれば、 コンピュータが文 章の内容を理解 して、それに対す る応答文を 日常の言葉で返す とい うような ことが可能 となる。 さらに音声認識、合成の技術が利用できれば、音声で入 力 した文章に対 して、音声で応答文を返 して くれ るといったことも実現でき る。 この技術を利用す ると、人間の介護者にかわ って、病人、老人の介護を きめ細やかに行 う「介護用 ロボ ット」なども現実のものとなるであろ う(利 用者が音声で仕事を依頼すると、 ロボ ッ ト(コ ンピュータ
)が
その意味を理 解 して、適切な介護を行 って くれ る)。 21世紀にや って くる高齢化社会 を考 えると、社会福祉、医療の分野への利用価値は大 きいであろ う。そ して この 段階 までい くと、人間 とコンピュータ (機械)との関係は、前述の機械が人 間に合わせるとい うのを越 えて、「共存」の状態に近づ くといえる。以上 自然言語処理の有用性、将来性について説明 してきたが、現在のとこ ろ人 と同 じように対話できるコンピュータシステムは皆無である。 これは、
本質的な難 しさがあるか らで、次に自然言語処理を行 う上での困難点につい て述べる [1]。
まず第 1に 自然言語にはあいまいで漠然 とした部分がある点である。例え ば、「大きな
恐竜の
足」の例のように、係 り受けについて2通りの解釈が 可能で、人間には前後の意味から直感的に判断できて も、 コンピュータには 識別することが難 しいことが多い。
第
2に
大規模なデータを必要 とす る点である。単語の辞書 として10〜30万 語程度の大 きさが必要 といわれ、その中の文法的な らびに意味的なデータを 如何に効率 よい形で、表現 し、格納すればよいかが、まだ解明 されていない。また大規模なデータを高速に扱 うので、処理能力の高い コンピュータを必要 とする。
第
3に
文法的な規則に も例外が多い点である。時代 とともに用法が変化 し1)自然言語 (Natural Language):人 類の誕生 とともに自然発生的に生まれ、人類の 進化 とともに発展 してきた言語(例えば日本語、英語な ど)の こと、コンピュータ で用いられ る人工的な言語な どと区別 される。