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なお,SMAP 情報の埋め込みに失敗した場合は,KDJE39324-E のメッセージが出力されます。

! 注意事項

JSP デバッグ機能を使用する場合のクラス名

JSP デバッグ機能を使用する場合と使用しない場合とでは,コンパイル時に作成されるクラスのクラス名が異な ります。JSP コンパイル結果のクラス名については,「2.5.7 JSP コンパイル結果のクラス名」を参照してくだ さい。

2.4.2 JSP デバッグ機能の使用手順

ここでは,JSP デバッグ機能の使用手順について説明します。JSP デバッグ機能は,J2EE サーバで JSP を コンパイルする場合,または cjjspc コマンドで JSP をコンパイルする場合に使用できます。

それぞれの場合の使用手順について説明します。

(1) J2EE サーバで JSP をコンパイルする場合

J2EE サーバで JSP をコンパイルする場合の JSP デバッグ機能の使用手順の流れを次の図に示します。

図 2‒2 JSP デバッグ機能の使用手順(J2EE サーバで JSP をコンパイルする場合)

図中の手順について説明します。

1. J2EE サーバの設定

JSP デバッグ機能を有効にします。また,JSP のリロードを有効にします。JSP のリロードについては,

マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「13.8.9 JSP の リロード」を参照してください。

2. J2EE サーバの開始

J2EE サーバを開始します。

JSP デバッグ機能を有効にすると,J2EE サーバの開始時には,KDJE39322-W のメッセージがメッセー ジログに出力されます。

3. JSP ファイルの作成,修正

JSP ファイルを作成,または修正します。

4. JSP のテスト・デバッグ

WTP などの JPDA に対応したデバッグツールを使用して,テストおよびデバッグをします。JSP を修 正する場合は,手順の 3.に戻ります。

5. JSP の実行環境への配布

作成した JSP を含む J2EE アプリケーションを開発環境でエクスポートして,実行環境へインポートし ます。

(2) cjjspc コマンドで JSP をコンパイルする場合

J2EE アプリケーション開始前に,すべての JSP をコンパイルしたい場合,cjjspc コマンドで JSP 事前コン パイルを実施します。JSP 事前コンパイルについては,「2.5 JSP 事前コンパイル機能とコンパイル結果の 保持」を参照してください。

cjjspc コマンドで JSP 事前コンパイルを実施する場合の JSP デバッグ機能の使用手順の流れを次の図に示 します。

図 2‒3 JSP デバッグ機能の使用手順(cjjspc コマンドで JSP をコンパイルする場合)

図中の手順について説明します。

1. J2EE サーバの開始

JSP デバッグ機能を有効にします。また,JSP のリロードを有効にします。JSP のリロードについては,

マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「13.8.9 JSP の リロード」を参照してください。

JSP デバッグ機能を有効にすると,J2EE サーバの開始時には,KDJE39322-W のメッセージがメッセー ジログに出力されます。

2. JSP ファイルの作成,修正

JSP ファイルを作成,または修正します。

3. JSP 事前コンパイルの実行

cjjspc コマンドを使用して,JSP 事前コンパイルを実行します。-debugging オプションを指定してコ マンドを実行し,JSP ファイルをコンパイルします。

cjjspc コマンド実行時には,KDJE53442-W のメッセージがコンソールログに出力されます。

4. JSP のテスト・デバッグ

WTP などの JPDA に対応したデバッグツールを使用して,テストおよびデバッグをします。JSP を修 正する場合は,手順の 2.に戻ります。

5. JSP の再コンパイル

JSP ワークディレクトリを削除します。また,-debugging オプションを指定しないで cjjspc コマンド を使用して,JSP ファイルを再度コンパイルします。

なお,JSP ファイルを再コンパイルしない場合,JSP を実行できません。詳細は「2.4.4 JSP デバッグ 機能使用時の注意事項」を参照してください。

6. JSP の実行環境への配布

作成した JSP を含む J2EE アプリケーションを開発環境でエクスポートして,実行環境へインポートし ます。

cjjspc コマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の

「cjjspc(JSP の事前コンパイル)」を参照してください。

2.4.3 実行環境での設定(J2EE サーバの設定)

JSP デバッグ機能を使用する場合,J2EE サーバの設定が必要です。

J2EE サーバの設定は,簡易構築定義ファイルで実施します。JSP デバッグ機能の定義は,簡易構築定義ファ イルの論理 J2EE サーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内の webserver.jsp.debugging.enabled に指定します。このパラメタでは,JSP デバッグ機能を使用するかどうかを指定します。

簡易構築定義ファイル,および指定するパラメタの詳細については,マニュアル「アプリケーションサー バ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.6 簡易構築定義ファイル」を参照してください。

2.4.4 JSP デバッグ機能使用時の注意事項

ここでは,JSP デバッグ機能を使用する場合の注意事項について説明します。

(1) JSP デバッグ機能で作成されたクラスファイルの削除

JSP デバッグ機能で作成されたクラスファイルは,JSP デバッグ機能が無効な環境では使用できません。

JSP デバッグ機能が有効な環境で作成された J2EE アプリケーションを,JSP デバッグ機能が無効な環境に 配布する場合,JSP デバッグ機能で作成されたクラスファイルを削除する必要があります。

クラスファイルを削除する方法を次に示します。

1.展開ディレクトリ形式のアプリケーションについて JSP 事前コンパイル機能を使用して JSP をコンパ イルした場合

JSP 事前コンパイル機能の JSP ワークディレクトリを削除してください。JSP ワークディレクトリにつ いては,「2.5.5(2) JSP コンパイル結果の出力先」を参照してください。

2.1.以外の方法で JSP をコンパイルした場合

cjstopapp コマンドを使用して,J2EE アプリケーションを停止してください。

(2) cjjspc コマンドを使用して JSP をコンパイルする場合の J2EE サーバの設定

cjjspc コマンドを使用して JSP をコンパイルする場合は,JSP が実行される J2EE サーバで JSP デバッグ機 能を有効にしてください。

JSP デバッグ機能が無効な J2EE サーバのアプリケーションに対して,cjjspc コマンドに-debugging オプ ションを指定して JSP をコンパイルした場合,ロードするクラスファイルが異なります。そのため,JSP の HTTP リクエストに対して,Web コンテナがエラーステータスコード 404 を返します。

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