・順方向紙送り/ESC J
【ASCII】 ESC J n
【10進】 27 74 n
【16進】 1B 4A n
【パラメーター】 0≦n≦255
【解説】
・プリントバツファ内のデータを印字し、n/203インチの紙送りをします。
・紙送りの指定値(n/203)は、このコードの実行時のみ有効です。改行量設定には影響しません。
・実行後は、印字を終了した位置が次の印字開始位置になります。左マージンへは戻りません。
・行単位ページ長設定/ESC C
【ASCII】 ESC C n
【10進】 27 67 n
【16進】 1B 43 n
【パラメーター】1≦n≦127
【解説】
・ページ長をn行に設定します。
・ページ長は、(改行量)*(行数)の絶対長として設定されます。設定後に改行量を変えてもぺージ長は
変わりません。また、改行量が0に設定されている場合は無視します。
・このコードを実行したときの用紙位置がぺージの先頭行となります。
・ESC N によるミシン目スキップ(ボトムマージン)設定を解除します。
・デフォルトは8インチに設定されています。
・インチ単位ページ長設定/ESC C NUL
【ASCII】 ESC C NUL n
【10進】 27 67 0 n
【16進】 1B 43 00 n
【パラメーター】1≦n≦15
【解説】
・このコードを実行したときの用紙位置がぺージの先頭行となります。
・ページ長は絶対長として設定されます。したがって、設定後に改行量を変えてもぺージ長は変わりま せん。
・ESC N によるミシン目スキップ(ボトムマージン)設定を解除します。
・デフォルトは8インチに設定されています。
・ページ長をnインチに設定しますがEPSONと縦の紙送り量の違いからPD22は、1インチ ≒ 180/203となります。その場合、EPSONと下記の様な違いが発生します。
EPSON PD22
1インチ 180/180 180/203
・ ・ ・
5インチ 900/180 900/203
・ ・ ・
10インチ 1800/180 1800/203
・ ・ ・
15インチ 2700/180 2700/203
・ミシン目スキップ設定/ESC N
【ASCII】 ESC N n
【10進】 27 78 n
【16進】 18 4E n
【パラメーター】 1≦n≦127
【解説】
・ミシン目スキップの行数をn行に設定します。
・この設定以降は、1ページの終わりからn行分を印字せずに自動紙送りするようになります。
・ミシン目スキップ設定後に改行量を変更しても、スキップ量は変化しません。
・ミシン目スキップはページ長を再設定すると解除されます。
・ミシン目スキップ解除/ESC O
【ASCII】 ESC O
【10進】 27 79
【16進】 18 4F
【解説】
・ミシン目スキップの設定を解除します。
・このコード以外にも、ESC CコードまたはESC C NULコードによってぺージ長が新たに 設定された場合には、ミシン目スキップは解除されます。
・デフォルトはミシン目スキップ解除状態です。
・右マージン設定/ESC Q
【ASCII】 ESC Q n
【10進】 27 81 n
【16進】 1B 51 n
【パラメーター】 1 ≦ n ≦ 42
【解説】
・右マージンをn桁に設定します。
・nはプリンタの物理的な印字開始位置である最左端を0とした桁数です。左マージンからn―1桁目 までを印字領域とします。
・現在設定されている文字幅を基準にしてnを指定します。したがってnの最大数は文字幅によって変わ ります。設定時の文字幅は文字間スペース量設定、全角文字スペース量設定、または半角文字スペース
量設定の値を含みます。また、10CPI、12CPI、15CPI、漢字全角、漢字半角、縮小、倍幅拡大設定
がされているときは、その文字幅を単位として処理します。
・左マージンとの間隔が1文字以下でも1文字は印字します。
・この設定を行った時点で、プリントバッフファ内のデータは失われます。設定は必ず行の先頭で行って ください。
・プロポーショナル印字の場合は、文字ピッチを10CPIとして設定します。
・左マージン以下の値は無視されます。
・右マージン設定後に文字幅を変更しても、右マージン位置は変化しません。
・デフォルトは384ドット位置です。
左マージン 右マージン
最左端 最右端
印字可能領域
左マージンnの値 右マージンnの値
左マージン 右マージン
・左マージン設定/ESC l
【ASCII】 ESC l n
【10進】 27 108 n
【16進】 1B 6C n
【パラメーター】 1 ≦ n ≦ 42
【解説】
・左マージンをn桁に設定します。
・nは、プリンタの物理的な印字開始位置からの桁数です。
・現在設定されている文字幅を基準にしてnを指定します。したがってnの最大数は文字幅により変わり ます。設定時の文字幅は文字間スペース量設定、全角文字スペース量設定、または半角文字スペース 量設定の値を含みます。また、10CPI、12CPI、15CPI、漢字全角、漢字半角、縮小、倍幅拡大設定 がされているときは、その文字幅を単位として処理します。
・プロボーショーナル印字の場合は、文字ピッチを10CPIとして設定します.
・左マージンとの間隔が1文字以下でも1文字は印字します。
・この設定を行った時点で、プリントバッファ内のデータは失われます。設定は、必ず行の先頭で行って ください。
・左マージン設定後に文字幅を変更しても、右マージン位置は変化しません。
・デフォルトは0ドット位置です。
・1/8インチ改行設定/ESC 0
【ASCII】 ESC 0
【10進】 27 48
【16進】 1B 30
【解説】
・ 改行量をEPSON:1/8インチ(約0.32cm)≒22/203インチ(約0.27cm)に設定します。
・1/6インチ改行設定/ESC 2
【ASCII】 ESC 2
【10進】 27 50
【16進】 1B 32
【解説】
・電源投入時の設定です。
・改行量をEPSON:1/6インチ(約0.42cm)≒30/203インチ(約0.37cm)に設定します。
・n/60インチ改行設定/ESC A
【ASCII】 ESC A n
【10進】 27 65 n
【16進】 1B 41 n
【パラメーター】 0≦ n ≦85
【解説】
・改行量を約 n/67.6 に設定します。
・改行量を 3/203ドット単位で設定することになります。
・n/180インチ改行設定/ESC 3
【ASCII】 ESC 3 n
【10進】 27 51 n
【16進】 18 33 n
【パラメーター】 0 ≦ n ≦ 255
【解説】
・改行量を n/203インチに設定します。
・改行量を1ドット単位で設定することになります。
・n/360インチ改行設定/ESC +
【ASCII】 ESC + n
【10進】 27 43 n
【16進】 1B 2B n
【パラメーター】 0≦n≦255
【解説】
・改行量を約 n/406に設定します。
・改行量を1/406ドット単位で設定することになります。
・水平タブ位置設定/ESC D
【ASCII】 ESC D n1 n2 ...nk NUL
【10進】 27 68 n1 n2 ...nk 0
【16進】 1B 44 n1 n2 ...nk 00
【パラメーター】 1 ≦ n ≦ 255 ,0 ≦ k ≦ 32
【解説】
・水平タブ位置を設定します。
・nは左マージンからの桁教を、kは水平タブ位置の数を表します。設定可能なタブ位置は最大32ヶ所 です。
・水平タブは(現在の文字幅)×(桁数)の絶対位置として設定されます。したがって、文字幅が変わっても 水平タブ位置は変わりません。設定時の文字幅は文字間スペース量設定、全角文字スペース量設定、
または半角文字スペース 量設定の値を含みます。また、10CPI、12CPI、15CPI、漢字全角、漢字
半角、縮小、倍幅拡大設定がされているときは、その文字幅を単位として処理します。
2
1 3 4 ・・・・・・・・・ n1 ・・・・・・・・・ n2
n1
n2 左マージン位置
▼
タブ位置
▼
タブ位置
▼
・NULコードは設定の終了を示します。
・水平タブ位置の設定は小さい順に行ってください。小さい値の設定が後にあると、その時点で設定は 終了となります。
・電源投入時は10CPI相当で8桁ごとに水平タブ位置が設定されています。パラメータ無しの
ESC D NUL コードにより、全ての水平タブ位置を解除します。
・右マージンを超えるタブ位置は無効です。無効となったタブ位置はマージンの再設定により、タブ位置 を印字領域内とした時に有効となります。
・ESC@初期化命令で初期化されます。
・水平タブ実行/HT
【ASCII】 HT
【10進】 9
【16進】 09
【解説】
・あらかじめ設定された水平タブ位置まで印字位置を移動します。
・未設定領域(1行中の最後のタブ位置を越えたとき)のHTコードの入力は無視されます。
・電源投入時は10CPIで8桁ごとに水平タブ位置が設定されています。
・ESC Dコードにより、任意の水平タブ位置が設定できます。
・アンダーライン指定されている場合、HTによる移動部分にはアンダーラインは引かれません。
・垂直タブ位値設定/ESC B
【ASCII】 ESC B n1 n2 ... nk NUL
【10進】 27 66 n1 n2 ... nk 0
【16進】 1B 42 n1 n2 ... nk 00
【パラメーター】 1 ≦ n ≦ 255 , 0 ≦ k ≦ 16
【解説】
・垂直タブ位置の設定をします。
・nはぺージ先頭行からの行数を示し、kは垂直タブ位置の数を表します。設定可能なタブ位置は最大 16ヶ所です。
・垂直タブは(改行量)×(桁教)の絶対位置として設定されます。したがって、設定後に改行量を変えても 垂直タブ位置は変わりません。
・NULコードは、設定の終了を示します。
・垂直タブの設定は小さい順に行ってください.小さい値の設定が後にあると、その時点で設定終了
となります。パラメータなしの ESC B NULL コードにより、全ての垂直タブ位置を解除
できます。
・ページ長を超えるタブ位置とミシン目スキップ(ボトムマージン)領域に入るタブ位置は無効です。
無効となったタブ位置はページ長の再設定はミシン目スキップ解除により、タブ位置を印字領域内とし たときに有効となります。
・初期状態では垂直タブ位置は設定されていません。また、この状態でVTを実行すると、LFと同様の 動きをします。
・ESC B NULL によりタブ位置をクリアした後にVTを実行すると、CRと同様の動きをします。
・垂直タブ実行/VT
【ASCII】 VT
【10進】 11
【16進】 0B
【解説】
・プリントバッファ内のデータを印字し、ESC Bコードによって設定された垂直タブ位置まで紙送り を行います。
・垂直タブ位置が設定されていない場合には、LFコードと同じ動作を行います。
・最終の垂直タブ位置を越えてVTコードを入力すると、FFコードと同じ動作を行います。
・ESC B NULL によりタブ位置をクリアした後にVTを実行すると、CRと同様の動きをします。
・SOコード、ESC S0コードによる倍幅拡大指定を解除します。
・絶対位置指定/ESC $
【ASCII】 ESC $ n1 n2
【10進】 27 36 n1 n2
【16進】 1B 24 n1 n2
【パラメーター】 0 ≦ n1≦ 255 ,0 ≦ n2 ≦ 255
【解説】
・次のデータの印字開始位置をドット数で絶対位置指定します。
・絶対位置指定とは、左マージンからのドット数によって次の印字開始位置を指定するものです。
・n1、n2は左マージンからのドット数を示します。
ドット数=n1+256×n2
・1ドットの間隔は2/203インチとして計算します。また、n1、n2によって指定できるドット数 の最大値は192ドットです。
・右マージンを越えた値の指定は無視されます。
・アンダーライン指定がされている場合、移動部分にはアンダーラインは引かれません。
左端 左マージン位置
左マージン
絶対位置指定
次の印字開始位置
ABCDEFG HIJ
現在の印字位置