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H26 年度から開始する歯科 保健医療計画に合わせて設定

(H30 年度 ) イ 60 歳で 24 歯以上の自分の

歯を有する者の割合の増加

66.7%

(H17 年)

H26 年度から開始する歯科 保健医療計画に合わせて設定

(H30 年度 )

③ 40 歳で進行した歯周炎を有 する者の割合の減少

30.9%

(H17 年)

H26 年度から開始する歯科 保健医療計画に合わせて設定

(H30 年度 )

④ 乳幼児・学齢期のう蝕のない 者の増加

ア 3 歳児でう蝕のない者の割 合の増加

77.3%

(H22 年)

H26 年度から開始する歯科 保健医療計画に合わせて設定

(H30 年度 ) イ 12 歳児の一人平均う歯数の

減少

1.4 歯

(H23 年)

H26 年度から開始する歯科 保健医療計画に合わせて設定

(H30 年度 )

⑤ 過去 1 年間に歯科検診を受 診した者の割合の増加

51.9%

(H23 年)

H26 年度から開始する歯科 保健医療計画に合わせて設定

(H30 年度 )

(5)個人の健康づくりを支えるための環境づくりの推進

 個人の健康は、家庭、学校、地域、職場等の社会環境の影響を受けることから、社 会全体として、県民が主体的に行う健康づくりの取組を総合的に支援する環境を整備 する必要があります。

【現状と課題】

○ 健康づくりの取組は、これまで不特定多数の住民全体を対象とした啓発活動や 健康教育など、個人に働きかける支援を中心に行ってきましたが、時間的又は精 神的にゆとりのある生活の確保が困難な人、健康づくりに関心の低い人等への取 組は、十分に行われてきたとは言えません。

 このような状況にある人たちの健康状態を向上させるためには、個人の取組だ

けでは解決できるものではなく、今後は、県民一人ひとりが主体的に社会参加し ながら、支え合い、地域や人とのつながりを深めるとともに、企業、民間団体等 の多様な主体が自発的に地域社会の健康づくりに取り組むことが必要となってい ます。

【施策の方向】

ア 健康ポータルサイトを活用した生活習慣改善のための情報提供

 いつでもどこからでもアクセスできるというITの利点を活かして、福岡県の 健康ポータルサイトで生活習慣改善のための情報提供を行うことにより、県民が 生活スタイルに応じた健康づくりに取り組むことを支援します。

イ 健康づくりに取り組む企業等への支援

 時間がとれないなどを理由に健(検)診の受診率が低い中小事業所を対象に、健 康づくりの取組を支援し、従業員の自主的な健康づくりを促進します。

ウ 住民が身近な地域で健康づくりを進めるためのリーダーの育成

 地域の企業や民間団体等の多様な主体と連携を進めることにより、県民が等し く健康づくりに勤しむことができる環境を整備するため、人と人との信頼関係や ネットワークといった社会関係資本など(ソーシャルキャピタル)の核となる人 材を育成します。

エ 地域コミュニティ活性化支援等による健康づくりの推進

 ・ 地域における人と人との結びつきを強め、地域社会全体が相互に支え合う環境 を整備するため、地域コミュニティの活性化を支援します。

 ・ 共助社会の重要な担い手であるNPOやボランティア等との協働を進めること により、地域における健康づくりに関する共助の取組を促進します。

オ 県民の健康づくりを支援する環境の整備

 ヘルシーメニューの提供に取り組む飲食店や受動喫煙の防止に積極的に取り組 む禁煙宣言施設を増やすなど、県民が身近な地域で健康づくりに取り組むことが できる環境づくりを推進します。

【施策の目標】

項   目 現 状 目 標

① 地域のつながりの強化(居住 地域でお互いに助け合ってい ると思う県民の割合の増加)

47.0%

(H23 年)

60%

(H34 年度)

② 地域コミュニティ活性化に 取り組む市町村数の増加

28 市町村

(H23 年度)

50 市町村

(H28 年度)

③ 健康づくりを目的とした活 動に主体的に関わっている県 民の割合の増加

(参考値)健康や医療サービ スに関係したボランティア 活動をしている割合 3.3%

(H23 年)

25%

(H34 年度)

※ ②の目標は、福岡県総合計画に合わせて設定している。

Chapter1

重点的に取り組む内容

 40 代 50 代のメタボリックシンドロームや肥満者や糖尿病の予備群、高血圧有症者の 割合は増加しているにも関わらず、生活習慣病の発症予防を目的とする特定健康診査の 受診率は低いのが現状です。

 働く世代は、健康に関心があっても仕事や家庭が優先されがちです。特に、生活習慣 病は痛み等の自覚症状を伴わないため、自ら気づくことが難しく、健(検)診等を受け ないとその発症や進行には気づきにくいのが特徴です。

 このため、この働く世代の健康づくりの支援には、生活の中で気軽に取り組めること や、職場などの健康づくりに取り組む環境が必要と考えます。また、この世代の健康は、

高齢になっても元気で過ごせることに繋がり、健康づくりの支援においては大切な世代 です。

 そこで、県ではこの働く世代の健康づくりの支援として次のことに取り組みます。

 生活習慣病の発症予防を目的に実施している特定健康診査や、がんの早期発見を目的 に実施しているがん検診の受診率は低迷しています。

 健(検)診受診率を向上させるには、県民一人ひとりの健康に関する意識が高まり、自  健康寿命の延伸を図るため、第4章で取り組む施策の中でも、横断的かつ総合的に進め ることが効果的である次にあげる事項について、重点的に取り組みます。

1 働く世代の健康づくりの推進

2 健(検)診実施率の向上

○ ライフスタイルにあった健康づくりに取り組めるよう、健康ポータル サイトを活用し、自分の健康を見直し、運動や禁煙等の生活習慣改善の ための情報提供を行うなど、自主的健康づくりの支援を行います。

○ 事業所等が主体的に健康づくりに取り組むなど、従業員が健康づくり に取り組みやすい環境づくりに努めます。

重点的に取り組む内容

 これまでの健康づくりの取組は、生活習慣病の発症予防を目的として、食生活や運動 習慣の改善、健診による予防と早期発見・早期治療による取組等を、健康づくり関係団 体と連携し、取り組んできました。

 しかし、糖尿病が原因で人工透析が開始される人が増えていることや、高血圧有症者 が増加していることなどから、生活習慣病の重症化を予防することが重要となっていま す。

 このため、県では、県民の生活の質の維持・向上を図るため、高血圧や糖尿病等が重 症化しないよう、次のことに取り組みます。

 高齢化の進展に伴い、要介護者や認知症高齢者が増えることが見込まれ、それを予防 することは重要です。

 高齢になっても、生きがいを持って住み慣れた場所で生活できるよう、高齢に伴って 低下する心身の機能を可能な限り維持できるよう、高齢者自身に健康づくりに取り組ん でいただくことが必要ですが、それを支援する市町村や関係機関等の役割も大切です。

 特に、運動機能の低下予防と低栄養の改善、また、食事や全身状態に影響を与える口 腔機能のケアは大切です。

 また、高齢者が日頃から老人クラブや自治会等に参加することなどは、心身の機能低 下を防ぐことに繋がり、うつや閉じこもり予防になります。

 このため、県では、市町村の実施する介護予防事業がより効果的に進められるよう、介 護予防市町村支援委員会や介護予防支援センターを通じて支援していきます。

○ 健康への関心を持っていただくため、自分の健康を振り返るチェック ツール等(健康ポータルサイト)を活用し、健康づくりに取り組むきっ かけの提供等を行います。

○ 市町村、保険者、健診実施機関、健康づくり関係団体等と連携し、特 定健康診査、がん検診の実施率向上のため、積極的な情報提供や啓発を 行います。

○ 保険者が実施する健診後の受診勧奨や保健指導が効果的に行われるよ う、関係機関と連携して取組を推進します。

3 糖尿病や循環器疾患等の重症化予防の推進

4 介護予防事業の促進 重点的に取り組む内容

Chapter1

計画の推進体制の整備

 この計画の推進に当たっては、学識経験者、関係機関、関係団体の専門家及び公募県 民で構成する「いきいき福岡健康づくり推進協議会」を活用し、本県における健康づく りのあり方について広く意見を求めるとともに、計画の進行管理、評価及び次期計画の 策定等に関して協議を行います。

 地域においては、地域・職域連携会議を活用し、健康づくりに携わる関係者それぞれ の役割を確認するとともに、連携促進のための方策等について協議します。

 また、県庁内の関係部署で構成される健康づくり推進会議を中心に、本県の健康づく り施策について連携・協力関係を密にし、本計画の効果的かつ総合的な推進を図ります。

 さきに述べたとおり、健康づくりの取組には、個人の取組だけでは解決できないもの もあるため、県のほか、市町村、学校、地域、職域、家庭、その他健康づくり関係団体 等はそれぞれの役割の下、密接な連携を図りながら健康増進の取組を推進していきます。

 この計画は、本県が策定する総合計画や医療計画、医療費適正化計画、介護保険事業 支援計画、がん対策推進計画等他の関連計画と総合的な調整が図られたものとなってい ます。

 計画の中間年度である平成 29 年度に実施する中間評価の内容を踏まえ、達成すべき 目標値の設定、目標を達成するために取り組むべき施策等の内容について見直しを行い、

計画の変更を行います。

1 計画推進のための組織

2 健康づくり関係団体等における健康増進の取組の推進

3 他の計画との関係

4 計画の見直しについて

計画の推進体制の整備

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