前段・後段とも
GLSPの方が
約10℃低い反 応温度 多く持ち込ま れるOrgSやOrgNがMono
水素化を阻害低水素消費 トータルでもア ロマ水素化を 抑制
事業原簿：Ｐ２３ 事業原簿：Ｐ２３事業原簿：Ｐ２３ 事業原簿：Ｐ２３
62
まとめ まとめ まとめ まとめ
z
硫化水素分離システムへの適用に適した前段用NiCoMo系触媒と後段用NiW系触媒の開発によって、大幅な脱硫性能改善とマイルドな反応条件での
安定な軽油サルファーフリー化を達成した。z
反応阻害性ガスを除去することのコンセプトとメリットを明確化した。– NiW系触媒適用の必然性
•
計算化学的手法による理論的裏付け–
低水素消費でのサルファーフリー達成•
反応阻害に関する定量的記述– 10ppmをさらに下回る硫黄分レベルまでの脱硫性能に関する 通常プロ
セスに対する相対的優位性向上
（一律評価結果より）z
各種要素技術について、産学連携研究を活用してwhyを体系化した。事業原簿：Ｐ２４ 事業原簿：Ｐ２４ 事業原簿：Ｐ２４ 事業原簿：Ｐ２４
63
軽油品質の適正化 軽油品質の適正化 軽油品質の適正化 軽油品質の適正化
PEC石油基盤技術研究所 石油基盤技術研究所 石油基盤技術研究所 石油基盤技術研究所
64
（黒；現象、
（黒；現象、
（黒；現象、
（黒；現象、赤；関連する性状 赤；関連する性状 赤；関連する性状 赤；関連する性状） ）） ）
製油所
ＳＳ・スイッチローディング 時にガソリン蒸気に引火
（ガソリン→軽油）
（97‘ｽｳｪｰﾃﾞﾝ）
・潤滑性向上剤の効果低減（英）
・燃料噴射ポンプからの 燃料漏れ（米ｶﾘﾌｫﾙﾆｱ、英）
・低温流動性向上剤の 効果低減（英ULSD）
導電率導電率導電率 導電率
ゴム膨潤 ゴム膨潤 ゴム膨潤 ゴム膨潤 特性 特性 特性 特性 低温性能 低温性能低温性能 低温性能 潤滑性 潤滑性 潤滑性 潤滑性
低硫黄軽油のトラブル事例（海外）
低硫黄軽油のトラブル事例（海外） 低硫黄軽油のトラブル事例（海外）
低硫黄軽油のトラブル事例（海外）
事業原簿：Ｐ３８ 事業原簿：Ｐ３８事業原簿：Ｐ３８ 事業原簿：Ｐ３８
65
５年間の研究工程
内容内容
内容内容 平 成 11 年 度平 成 11 年 度平 成 11 年 度平 成 11 年 度 平 成12年 度平 成12年 度平 成12年 度平 成12年 度 平 成 13年度平 成 13年度平 成 13年度平 成 13年度 平 成14年 度平 成14年 度平 成14年 度平 成14年 度 平 成 15年度平 成 15年度平 成 15年度平 成 15年度
Ｓ５０ppm Ｓ５０ppm Ｓ５０ppm
Ｓ５０ppm 10月 Ｓ１５ppm
Ｓ１５ppm Ｓ１５ppm Ｓ１５ppm
研究内容研究内容研究内容
研究内容 課題抽出
課題の検 証と対策
策定
品質適性 化のまとめ
(S50ppm)
課題抽出と 対策策定
品質適性 化のまとめ
(S15ppm)
・データベース化＜一般性状、詳細分析＞
主な 研究項目 主な 研究項目 主な 研究項目
主な 研究項目 ◇実用性能検討◇実用性能検討◇実用性能検討◇実用性能検討 ・潤滑性（LI適合性）
・低温特性(CFI適合性）
・ゴム膨潤特性（体積変化、応力変化）
・導電性
◇性状検討
◇性状検討◇性状検討
◇性状検討
（試製軽油 ・国内外の製品軽油）
事業原簿：Ｐ３８ 事業原簿：Ｐ３８事業原簿：Ｐ３８ 事業原簿：Ｐ３８
66
試製軽油の一般性状
S 500ppm 10種 S 500ppm S 500ppm 10種
10種S 500ppm
10種S 50ppm 6種 S 50ppm 6種 S 50ppm 6種 S 50ppm 6種 S 15ppm 7種 S 15ppm 7種 S 15ppm 7 S 15ppm 7
種種市販軽油（夏5・冬5）
試製軽油 試製軽油硫黄分 ppm 197～460 31～48 7～14 密度 g/cm
3@15℃ 0.823～0.839 0.833～0.837 0.825～0.838 動粘度 mm
2/s @30℃ 2.85～5.13 4.87～5.45 3.70～5.72
T10℃ 190～245 232～264 238～258
蒸留性状 T50℃ 265～301 296～305 274～308
T90℃ 324～354 334～356 327～353
セタン価 54～61 60～63 58～62
セタン指数 55～61 61～64 61～63
組成 飽和分 72～78 79～80 79～84
% 芳香族分
2 22 2～2 9 (ave.24 )2 22 2～2 9 (ave.24 )～2 9 (ave.24 )～2 9 (ave.24 ) 2 02 02 0～2 2 (ave.21)2 0～2 2 (ave.21)～2 2 (ave.21～2 2 (ave.21)) 1616～2 2(ave .19)1616～2 2(ave .19)～2 2(ave .19)～2 2(ave .19)潤滑性 HFRR μm - 529～565 503～601 色相 ASTMｶﾗｰ L0.5 L0.5 L0.5～L1.0 セイボルト色 - +1～+20 <-16～+24
項 目
<0.1～1.8 酸化安定性試験後のスラッジ
生成量 mg/100ml 0.1～0.5 0.1～0.3
事業原簿：Ｐ３８ 事業原簿：Ｐ３８ 事業原簿：Ｐ３８ 事業原簿：Ｐ３８67
潤滑性向上剤の添加効果
0 100 200 300 400 500 600
0 50 100 150 200
LI添加量(ppm)
HFRR‑ WSD(μ m)
500ppm軽油(247ppm) 50ppmS軽油(39ppm) 試製A(7ppm) 試製B(13ppm) 試製C(7ppm)
EU規格(460)
事業原簿：Ｐ３ 事業原簿：Ｐ３事業原簿：Ｐ３ 事業原簿：Ｐ３ ８８８
８
68
重質域の蒸留性状と CFI 添加効果
0.0 2.0 4.0 6.0 8.0
10.0 12.0 14.0 16.015.0
20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0
△T95-T80 （℃）
△
CF P P
＜0 ppm - 3 0 0 ppm
＞（℃）◆従来CFI/EVA ( )
□新規CFI/EVA ( )
△新規CFI/界面A ( )
○新規CFI/界面B ( )
試料 15～500ppm軽油
事業原簿：Ｐ３９ 事業原簿：Ｐ３９ 事業原簿：Ｐ３９ 事業原簿：Ｐ３９
69
ゴムの膨潤特性と芳香族分の相関
-8 -4 0 4 8
12 165.0
10.0 15.020.0 25.0
芳香族分(%)
体積変化率
(% )
白抜き：50ppm軽油 色付き：15ppm軽油
＜100℃、72hr＞
＜1＜100℃、72hr＞00℃、72hr＞
＜100℃、72hr＞
HNB R HNB R HNB R HNB R
フッ素系 フッ素系 フッ素系 フッ素系 高ニトリル 高ニトリル高ニトリル 高ニトリル 中ニト リル 中ニト リル 中ニト リル 中ニト リル
事業原簿：Ｐ３９ 事業原簿：Ｐ３９ 事業原簿：Ｐ３９ 事業原簿：Ｐ３９
70
Ｏリングの体積変化率と
応力緩和率（圧縮率 25% ）
-6 -5 -4 -3 -2 -1 0 1 2
10 15 20 25 30
芳香族分(vol%)
体積変化率(%)
中ニトリル 高ニトリル
20 30 40 50 60
10 15 20 25 30
芳香族分(vol%)
応力緩和率(%)
中ニトリル 高ニトリル
事業原簿：Ｐ３９ 事業原簿：Ｐ３９ 事業原簿：Ｐ３９ 事業原簿：Ｐ３９71
まとめ
• 超深脱軽油の性状を詳細分析し、現行軽油に比 べ若干の芳香族分の減少および色相の悪化を除 いてそれ程大きな変化のないことを明らかにした。
• 超深脱軽油の品質について検討し、ディーゼル燃 料としての実用性能に関し、現行軽油とほぼ同等 の品質に適正化できることを確認した。
• 超深脱軽油中の芳香族分のゴム膨潤特性への影 響を検討し、ニトリル系ゴムへの影響の大きいこと を把握した。
• 超深脱軽油中の芳香族分の変化がＯ－リングの シール性へ与える影響は、圧縮応力緩和率の変 化から、それ程大きくないと推察した。
事業原簿：Ｐ４０ 事業原簿：Ｐ４０ 事業原簿：Ｐ４０ 事業原簿：Ｐ４０
各種原油－軽油の脱硫油硫黄分と反応条件の関係 72
SL
KW
1 10 100 1000
240 260 280 300 320 340 360
反応温度 ℃
硫黄分 ｐｐｍ
北海
AH320
AH AL
MB
AH340 事業原簿：Ｐ４２ 事業原簿：Ｐ４２事業原簿：Ｐ４２ 事業原簿：Ｐ４２
73