ルータとはIPv4はNATし、IPv6はそのルータのLAN側のセグメントとWAN側のセグ メントをL3でStaticルーティングするものを指す。
8.2.2.
端末 1 台接続
(1) BB ルータ接続型の概要
PCを1台のみ接続するか、もしくはBBルータ1台を接続する。BBルータを接続した 際にはその配下にケーブル事業者の設定した接続台数制限に関係なくCPEを接続できる形 態である。現在のケーブルインターネットで最も多い形態である。実際にはケーブル事業者 は ONU の配下に接続できる端末数を MAC Address 数の制限する方法で許可 MAC Address = 1としている。この形態では加入者がBBルータを利用するか1台のCPEを接 続するかは管理しない。
図8-6 端末1台接続型
図8-7 端末1台接続(BBルータを接続した場合)
(2) IPv4 アドレス割り当て方法
PCもしくはBBルータのWANインタフェイスへのIPv4アドレスはDHCPによりケー ブル事業者が保有するアドレス空間から割り当てる。また、固定でアドレスをマニュアルで 割り当てる場合もある。
(3) IPv6 アドレス割り当て方法
PCへのIPv6アドレス割り当てはStateful DHCPv6にてケーブル事業者が保有するアド レス空間から割り当てる。この際、DHCPv6サーバはAdvertiseおよびReplyでDNS cache server address Option 他、必要なオプションを含める。CPE の OS によって Stateful
DHCPv6 が利用できない場合がある。この場合でもユーザトレーサビリティの観点で
SLAAC を利用することは好ましくない。CPE における制限を取り除くためにルータ接続
(4) ユーザトレーサビリティ
IPv4と同様、IPv6アドレスから利用者を特定するユーザトレーサビリティについても必 要となる。abuse対応をするときなど、利用時間とIPv6アドレスから利用者を特定する環 境を構築することが必要である。DHCPv6サーバの割り当てログや、FTTHネットワーク における上位L3機器などのNeighbor Cache情報やOLTのログ情報を利用することが考 えられる。
(5) CPE 数の制限
IPv4のみのサービスでONUに接続されるCPE数の制限を行う際、OLT/ONUの機能 を用い、MAC Addressをカウントして制限する方法が一般的だった。dual-Stackにおいて CPE 数を制限する場合も IPv4/v6 ともブリッジ接続となる場合には CPE 数制限として
MAC Addressをカウントすることで問題はない。多くの加入者ではBBルータを利用して
おり、このうちIPv4はNAT(NAPT)でIPv6はブリッジするタイプがある。ブリッジ型接 続でもその仕様のBBルータを用いていることを前提としてCPE数の制限を考えることが 望ましい。CPE数制限の方法についてはOLT/ONUの仕様を確認する必要がある。
8.2.3.
複数端末接続 (1) 複数端末接続の概要
HUBを介して複数台のPCを接続する。PCの代わりにBBルータを接続することもあ りうる。この形態はOLT/ONUの機能において接続可能なMAC Address数の制限を2以 上の値に設定することで実現している。端末1台接続の場合と同じでHUBを介してPCの みを接続させるか、その一部にBBルータを利用するかは事業者として管理しない。
図8-8 複数端末接続
(2) IPv4 アドレス割り当て方法
間から割り当てる。この際、DHCPv6サーバはAdvertiseおよびReplyでDNS cache server address Optionを含める。CPEのOSにおいてはStateful DHCPv6が利用できない場合 がある。この場合も、ユーザトレーサビリティの観点でSLAACを利用しない。CPEにお ける制限を取り除くためにルータ接続型モデルを用いてルータ配下での SLAAC 利用を検 討すべきである。
(4) ユーザトレーサビリティ
IPv4と同様、IPv6アドレスから利用者を特定するユーザトレーサビリティについても必 要となる。abuse対応をするときなど、利用時間とIPv6アドレスから利用者を特定する環 境を構築することが必要である。DHCPv6サーバの割り当てログや、FTTHネットワーク における上位L3機器などのNeighbor Cache情報やOLTのログ情報を利用することが考 えられる。
(5) CPE 数の制限
IPv4のみサービスでONUに接続されるCPE数の制限を行う際、OLT/ONUの機能を 用いてMAC Addressをカウントして制限する方法が一般的だった。dual-Stackにおいて CPE 数を制限する場合も IPv4/v6 ともブリッジ接続となる場合には CPE 数制限として
MAC Addressをカウントすることで問題はない。多くの加入者でBBルータを利用してお
り、このうちIPv4はNAT(NAPT)でIPv6はブリッジするタイプがあるた。ブリッジ型接 続でもその仕様のBBルータを用いていることを前提としてCPE数の制限を考えることが 望ましい。CPE数制限の方法についてはOLT/ONUの仕様を確認する必要がある。
8.2.4.
ルータ接続型 (1) ルータ接続型の概要
IPv4としてはNAT(NAPT)を実装し、IPv6 ではDHCPv6-PDクライアントを実装する ルータのみを接続する。
図8-9 ルータ接続型
(2) IPv4 アドレス割り当て方法
ルータのWANインタフェイスへのIPv4アドレスはDHCPによりケーブル事業者が保 有するアドレス空間から割り当てる。固定でアドレスを割り当てる場合には加入者がアドレ スをマニュアルで割り当てDHCPは用いない。
(3) IPv6 アドレス割り当て方法
ルータのLANインタフェイスのネットワーク用としてPrefixをDHCPv6-PDで割り当 てる。CPE はルータの LAN 側に接続され LAN インタフェイスからの RA に基づいて
SLAACによりアドレスを生成することが可能となり、DHCPv6をサポートしないOSにお
いても IPv6 を利用できるようになる。ルータの WAN 側インタフェイスは Link Local Addressのみでもかまわないが、Global Unicast Addressを割り当てる場合にはONUに接
続されたCPEがSLAACでアドレスを生成しないようルータにおいてもSLAACを利用す
ることは望ましくなく、Stateful DHCPv6を用いることが望ましい。RAにDNS Option を盛り込む仕様が RFC6106 で規定されている。ルータの LAN 側に設置された CPE が
SLAACでIPv6アドレスを生成する際、今後、この仕様に沿ってDNSをRAで取得する
ことを考えDHCv6-PDの際にもDHCPv6サーバはAdvertiseおよびReplyでDNS cache server address Optionを含めるべきである。
(4) ユーザトレーサビリティ
IPv4と同様、IPv6アドレスから利用者を特定するユーザトレーサビリティについても必 要となる。abuse対応をするときなど、利用時間とIPv6アドレスから利用者を特定する環 境を構築すること。DHCPv6 サーバの割り当てログや FTTH ネットワークにおける上位 L3機器などのNeighbor Cache情報やOLTのログ情報を利用することが考えられる。
(5) CPE 数の制限
接続される端末はルータに限られるためOLT/ONUの機能によりMAX CPEを1とし
てCPEのMAC Address数を管理することで可能である。これにより接続できるルータ数
を制限でき、合わせてDHCPv6-PDで割り当てるPrefix数を制限できる。この場合、IPv4 アドレスはルータのWANインタフェイスへ付与されるアドレスに限られ、複数CPEにお いてはルータLAN側のPrivateアドレス領域を用いる。IPv6は割り当てられたPrefixの 内のアドレスをルータLAN側に接続されたCPEが利用する。
(6) DHCPv6-PD で割り当てられた Prefix へのルートの広報
DHCPv6-PDでルータへのPrefixが割り当てられた際、どのルータ配下にあるかはOLT
の上位のネットワーク機器にてRouting Tableを生成して管理するが、さらに上位のルータ
に、そのPrefixが当該のOLTの上位のルータの先にあることが Routing情報として広報
されなければならない。OSPFv3を利用する場合にはOLTの上位のルータからの広報でこ れが通知される。OSPFv3等のDynamic Routingを使用しない場合には、当該のOLTに