ESX 4. 0 または ESXi 5.0 でのラウンドロビンマルチパス機構の設定
7 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て
この章では、仮想ボリュームを作成およびエクスポートして、ESX ホストが使用できるように するための基本的な手順を説明します。 HP 3PAR Storage System でのストレージの作成およ び管理の詳細については、該当する HP 3PAR のドキュメントを参照してください。
HP 3PAR Storage System 上でのストレージの作成
このセクションでは、HP 3PAR Storage System ストレージを ESX ホストにエクスポートする 場合の一般的な推奨事項および制限について説明します。
所定の InForm OS での仮想ボリューム作成の詳細については、『InForm Management Console Help』および『HP 3PAR Inform OS Command Line Interface Reference』を参照してください。
また、シンプロビジョニングされた仮想ボリュームの使用、および VLUN の作成方法の詳細に ついては、HP SPOCK の Web サイトから入手可能な『HP 3PAR Utility Storage with VMware
vSphere』を参照してください。
http://www.hp.com/storage/spock (英語)
注記: シンプロビジョニング仮想ボリュームを作成するには、HP 3PAR Thin Provisioning の ライセンスが必要です。
InForm OS 2.2.4 およびそれ以降での仮想ボリュームの作成
ESX ホストへの領域の割り当て計画を作成後、HP 3PAR Storage System 上に必要な仮想ボリュー ムを作成する必要があります。ボリュームは CPG からフルプロビジョニングされるか、また はシンプロビジョニングされることが可能です。
InForm Management Console を使用する場合 1. メニューバーから次のように選択します。
[Actions]→[Provisioning]→[Virtual Volume]→[Create Virtual Volume]
2. [Create Virtual Volume] ウィザードを使用して基本ボリュームを作成します。
3. [Provisioning] リストから以下のオプションのいずれか 1 つを選択します。
• [Fully Provisioned from PDs]
• [Fully Provisioned from CPG]
• [Thinly Provisioned]
InForm OS CLI を使用する場合
フルプロビジョニングまたはシンプロビジョニングされた仮想ボリュームを作成するに は、次の InForm OS CLI コマンドを発行します。
# createvv [options] <usr_CPG> <VV_name> [.<index>] <size>[g|G|t|T]
次に例を示します。
# createvv -cnt 5 TESTLUNs 5G
InForm OS 2.2.3 およびそれ以前での仮想ボリュームの作成
InForm OS 2.2.3 およびそれ以前が稼働している場合、createaldvv コマンドを使用して
HP 3PAR Storage System 上に仮想ボリュームを作成できます。このボリュームは後で ESX ホ
ストによりエクスポートおよび検出が可能です。次にコマンドの一般形式を示します。
# createaldvv [options] <vvname>[.<index>] <size>[g|G|t|T]
次に例を示します。
# createaldvv -cnt 5 TESTLUNs 5G
この例では、各サイズが 5GB で PD からフルプロビジョニングされた仮想ボリュームを 5 つ 作成します。
注記: フルプロビジョニングまたはシンプロビジョニングされた仮想ボリュームを作成する には、HP SPOCK の Web サイトから入手可能な『HP 3PAR Inform OS Command Line Interface
Reference』を参照してください。
http://www.hp.com/storage/spock (英語)
LUN の ESX ホストへのエクスポート
このセクションでは、ESX ホスト用の VLUN として HP 3PAR Storage System 上に作成された 仮想ボリュームのエクスポート方法について説明します。
VLUNS を VMware ESX ホストにエクスポートする場合、以下のガイドラインに従う必要があ
ります。
• ホストサーバーの稼働中にエクスポートされた新しい VLUN は、バスの再スキャンが起動 されるまでは登録されません。これは、ESX Server の管理インターフェイス (VI クライア
ント/vSphere クライアント) から実行できます。一部のバージョンの ESX では、新たに
エクスポートされた LUN が自動的にスキャンされます。
• ディスクは、仮想マシンの起動により仮想マシンに追加できます。ただし、ディスクを削 除するには、仮想マシンを終了させる必要があります。これは ESX Server の制限です。
• 単一の ESX HBA ポート上の最大 LUN 数は 256 であり、ESX Server 上の総 LUN 数の最大
も 256 です。ローカルハードドライブや CD ドライブなどの内部デバイスは、ESX Server
LUN の数としてカウントされます。
• VLUN は、0~255 の範囲で任意の数だけ作成できます (VMware ESX Server の制限)。
• iSCSI LUN および FC LUN は ESX Server 上ではその他の LUN として扱われます。 iSCSI LUN の使用には、特別な要件または手順は必要ありません。プロトコルのタイミングお よびエラーリカバリが異なるため、HP では、同じストレージ LUN を異なるプロトコルイ ンターフェイスにエクスポートすること (たとえば、あるホストの FC インターフェイス と別のホストの iSCSI の両方にエクスポートするなど) は推奨およびサポートしません。
• ESX サーバーが利用できる最大 LUN サイズの ESX での制限は、2047GB です。 ESXi 5.0 の場合、最大 LUN サイズは 16TB または 16384GB です。
• LUN のまばらな番号付け (つまり LUN 番号はスキップが可能) が VMware ESX Server でサ ポートされています。 LUN 0 は必要ありません。
QLogic または Emulex のドライバーを使用してフェイルオーバーをサポートする場合、仮想ボ
リューム (VV) は、ホストサーバーに対して複数のパスで同時にエクスポートされる必要があ
ります。これを行うには、ホストサーバー上に複数 HBA ポートの WWN がある HP 3PAR
Storage System にホスト定義を作成し、VLUN をそのホスト定義にエクスポートします。
HP 3PAR は、単一 LUN ごとに単一 VM を作成するよりも、複数仮想マシン (VM) をより少数
の大きな LUN へプロビジョニングした方が、全体的により良い結果が得られると考えていま
LUN の ESX ホストへのエクスポート 67
す。この推奨事項についての追加の考察および説明が、HP SPOCK で発行されているドキュ メント『HP 3PAR Utility Storage with VMware vSphere』に記載されています。
http://www.hp.com/storage/spock (英語)
シンプロビジョニングされた仮想ボリューム (TPVV) の場合、ESX Server の VMFS-3 では初期 化時にボリューム全体へのデータ書き込みは行わず、VMFS への設定変更なしに TPVV による ボリュームの使用が可能です。この項目、推奨事項、および制限事項についての追加の考察 が、HP 3PAR のドキュメント『VMware on 3PAR Utility Storage』に記載されています。
エクスポートのための仮想論理ユニット番号の作成
仮想論理ユニット番号 (VLUN) テンプレートの作成により、仮想ボリューム (VV) を VLUN とし て 1 つまたは複数の ESX ホストにエクスポートすることが可能になります。次の 4 つのタイ
プの VLUN テンプレートがあります。
• 提供ポート—ノード:スロット:ポートが指定された場合のみ作成されます。 VLUN は指 定されたポートのすべてのイニシエーターから見えます。
• ホストセット — ホストセットが指定された場合に作成されます。 VLUN は、そのセット のメンバーであるすべてのホストのイニシエーターから見えます。
• ホスト指定—ホスト名が指定された場合に作成されます。 VLUN は、そのホストのワー ルドワイド名 (WWN) を持つイニシエーターから見えます。
• マッチセット—ホスト名とノード:スロット:ポートの両方が指定された場合に作成され ます。指定されたポートでのみ、そのホストの WWN を持つイニシエーターから VLUN が見えます。
Inform Management Console または InForm OS CLI のいずれかを使用して、LUN がエクスポー トできます。
InForm Management Console の使用
1. メニューバーから、[Actions]->[Provisioning]->[VLUN]->[Create VLUN] の順に選択しま す。
2. [Export Virtual Volume] ダイアログボックスを使用して、VLUN テンプレートを作成しま
す。
InForm OS CLI の使用
ポート指定 VLUN テンプレートを作成するには、次のコマンドを発行します。
createvlun [options] <VV_name | VV_set> <LUN> <node:slot:port
ホスト指定またはホストセット VLUN テンプレートを作成するには、次のコマンドを発行しま す。
createvlun [options] <VV_name | VV_set> <LUN> <host_name/set>
マッチセット VLUN テンプレートを作成するには、次のコマンドを発行します。
createvlun [options] <VV_name | VV_set> <LUN> <node:slot:port>/<host_name>
ホストセット VLUN テンプレートを作成するには、次のコマンドを発行します。
createvlun [options] <VV_name | VV_set> <LUN> <host_set>
次に例を示します。
createvlun -cnt 5 TESTLUNs.0 0 hostname/hostdefinition
または
# createvlun -cnt 5 TESTVLUN.0 0 set:hostsetdefination
HP 3PAR Storage System で使用されている InForm OS バージョンでのボリュームのエクスポー トおよび使用可能なオプションの詳細については、『InForm Management Console Help』およ び『HP 3PAR Inform OS Command Line Interface Reference』を参照してください。これらのド キュメントは、HP SPOCK の Web サイトで提供されています。
http://www.hp.com/storage/spock (英語)
注記: 仮想ボリュームの作成に使用できるコマンドおよびオプションは、より古いバージョ
ンの InForm OS では異なる場合があります。
VMware ESX ホストでの LUN の検出
このセクションでは、ESX ホストが利用できる LUN の検出に関するヒントを説明します。
サーバーの構築後に、ESX Server 使用の設定および管理のためによく使用される手段は、
VI/vSphere クライアント管理インターフェイスおよび VMware vCenter Server です。
ホストサーバーの稼働中にエクスポートされた新しい VLUN は、バスの再スキャンが起動され るまでは登録されません。これは、ESX Server の管理インターフェイス (VI クライアン
ト/vSphere クライアント) から実行できます。フェイルオーバーサポートが使用されている場
合 (推奨)、[ESX Server Configuration storage Interface] タブのメニューを使用して、LUN およ び対応するパスを確認します。
ディスクは、仮想マシンの起動により仮想マシンに追加できます。ただし、ディスクを削除す るには、仮想マシンを終了させる必要があります。これは ESX Server の制限です。
単一の ESX HBA ポート上の最大 LUN 数は 256 であり、ESX Server 上の総 LUN 数の最大も 256 です。ローカルハードドライブや CD ドライブなどの内部デバイスは、ESX Server LUN の数としてカウントされます。
ボリュームの削除
HP 3PAR Storage System からエクスポートした vLUN を削除した後、ESX ホストのバスアダプ ターの再スキャンを実行します。 ESX は再スキャンでディスクインベントリを更新します。
これはファイバーチャネルと iSCSI の両方に適用されます。
VMware ESX ホストでの LUN の検出 69