ESX 4.1
VMware ESX 機 能/プリミティブ
InForm OS 3.1.1 InForm OS 2.3.1 MU2+
InForm OS 3.1.1 InForm OS 2.3.1 MU2+
サポート済み。 HP 3PAR VAAI プラグイン HP 3PAR VAAI 2.2 プ
ラグインが必要 HP 3PAR VAAI 1.1 プ
ラグインが必要 HP 3PAR VAAI 1.1 プ
ラグインが必要 ATS
XCOPY は不要 (標準の T10
ESX プラグインでサ WRITE_SAME ポート)
注記: InForm OS 2.3.1.x および InForm OS 3.1.x が混在して稼働する 2 台以上のアレイに ESX サーバーが接続されている場合は、VAAI プラグイン 2.2.0 が必要です。 InForm OS 3.1.x システムの LUN の場合は、デフォルトの VMware T10 プラグインが有効です。InForm OS 2.3.x システムのストレージ LUN の場合は、HP 3PAR VAAI プラグイン 2.2.0 が有効です。
詳細については、『HP 3PAR VAAI Plug-In 2.2.0 Software for VMware vSphere 5.0 ユーザーガ イド』 (HP 部品番号: QL226-96205) を参照してください。
ESXi 5.0 での UNMAP ストレージハードウェアのサポート
InForm OS 3.1.1 では、デフォルトの VMware T10 VAAI プラグインが使用されている ESXi 5.0 からサポートされている、UNMAP ストレージプリミティブをサポートしています。 HP
3PAR VAAI プラグインをインストールする必要はありません。
ESXi 5.0 は UNMAP CDB (操作コード 42h) を使用して、VMFS (VMFS 3 および VMFS 5 の両
環境) 内の VMDK または VM が削除された後に、ストレージ LUN の物理領域を開放します。
HP 3PAR ストレージ LUN は、シンプロビジョニング仮想ボリューム (TPVV) である必要があ
り、これもまたベース TPVV の R/W スナップショットボリューム上でサポートされます。
UNMAP はまた、LUN がシンプロビジョニング (TPVV) ストレージボリューム上の RDM LUN
であれば、RedHat Enterprise 6 などの UNMAP をサポートする VM 上でファイルが削除された 場合に、領域を開放します (たとえば、RedHat VM 上の RDM ボリュームで ext4ファイルシ ステムが使用され、廃棄オプションを指定してマウントされている場合)。
注意: RDM 共有 LUN を使用して W2K8 VM Cluster を実行している場合は、これらの特定
RDM LUN をラウンドロビンポリシーから固定パスポリシーに個別に変更します。
# mount —t ext4 —o discard /dev/sda2 /mnt
これにより RH6 VM はUNMAPコマンドを発行し、そのext4ファイルシステム内のすべての 削除に対して、アレイ上の領域の解放が行われます。
UNMAP と WRITE SAME の比較
WRITE SAME (操作コード 16h) はUNMAPと同じ機能を実行しますが、以下の理由により、
WRITE SAMEよりもUNMAPの方がよく使用されます。
• UNMAP コマンドは特定の論理ブロックの範囲で発行され、HP 3PAR InForm OS 3.1.1 はそ れらの範囲に割り当てられた領域をすべて回収し、(WRITE SAMEコマンドで発生するよ うな) データ書き込みペナルティを起こさずにアレイフリープールへと戻します。
• SAN Bandwidth ではデータバッファーが不要であり、論理ブロックエクステントの送信の
みが必要であるため、UNMAP コマンドは SAN Bandwidth ほどには使用されません。
• 単一エクステントのみを扱うWRITE SAMEに対し、UNMAPは複数 LBA エクステントまた は複数ブロック範囲のリストを扱い、ファイル全体を単一のコマンドでマップ解除または 再生することが可能です。
• ホストはゼロブロックを送信する必要がなく、またシステムはゼロブロックを検出する必 要がないため、パフォーマンスの観点から、領域再生においてUNMAPはWRITE SAMEよ りも効率的です。これは、ASIC エンジン上でのオーバーヘッドが少ないということを意 味します。
• InForm OS 2.3.1 はUNMAP コマンドをサポートしないため、ESXi 5.0 および VAAI プラグ イン 2.2.0 とともに InForm OS 2.3.1 を使用しても、UNMAPコマンドはサポートされま せん。
ESX/ESXi 4.1、ESXi 5.0 の機能に関する追加の考慮事項 39
UNMAP の動作
ESXi 5.0 ホストが Block Limits VPD Page B0 にクエリを発行すると、UNMAP ビットが
TPVV および TPVV ベースの R/W スナップショットに対して有効になり、ボリュームタイプが
Logical Block Provisioning VPD Page B2に示されます。 そのため、VM または
VMDK ファイルが削除された場合、ESX は論理ブロックエクステントとともにUNMAPコマン
ドを送信し、HP 3PAR Storage System はゼロ書きのペナルティを起こさずにそれらの論理ブ ロックエクステントをストレージフリープールに解放します。
ESX 4.1 および ESXi 5.0 での領域不足状態
領域不足状態は「VM STUN」とも呼ばれますが、これは ESX 4.1 および ESXi 5.0 で実装され ており、InForm OS 2.3.1 MU2+ およびそれ以降でサポートされます。この OS 機能は VAAI プラグインとは無関係であり、TPVV ボリュームタイプに適用されます。
TPVV ボリュームが追加のストレージ領域を割り当てられない場合、またはストレージシステ
ムのディスク領域が不足しているために TPVV ボリュームを増やせない場合、TPVV ボリューム
は「DATA PROTECT」センスキーハードエラーおよび追加センス「SPACE ALLOCATION FAILED
WRITE PROTECT」の付いたチェックコンディションを送信します。結果として、ESX は VM
を一時停止し、Vsphere の VM の Summary タブに「Out of Space」メッセージを表示します。
この際、[Retry] または [Cancel] オプションも表示されます。 VM の一時停止状態では、読み取
り要求および割り当てられた LUN ブロックへの再書き込みは可能ですが、新しい領域への書 き込みはできません。 VM への Ping、telnet、および ssh 要求は受け付けられません。ストレー ジ管理者は、ディスク領域を追加するか、またはストレージ vMotion を使用して、その LUN からの影響がない他の VM に移行する必要があります。ディスク領域を追加した後、警告メッ
セージの [Retry] オプションを使用して、VM を読み書き状態に戻します。 [Cancel] オプション
を選択した場合、VM は再起動されます。
次の例では、1 つの HP 3PAR Storage System TPVV ボリュームが、showvv -alertコマンド 内に示されているように 60% の警告限界で作成されています。
# showvv -alert # showvv -alert
Alerts--(MB)-- -Snp(%VSize)- -Usr(%VSize)- Adm Snp- ----
Usr---Id Name Prov Type VSize Used Wrn Lim Used Wrn Lim Fail Fail Wrn Lim Fail Wrn Lim
612 nospace1 tpvv base 102400 0.0 61.1 60 -- -- -- Y
警告限界に到達した場合、HP 3PAR Storage System はソフトしきい値エラー「asc/q:
0x38/0x7」を送信し、ESX は書き込みを継続します。
InServ debug log:
1 Debug Host error undefined Port 1:5:2 -- SCSI status 0x02 (Check condition) Host:sqa-dl380g5-14-esx5 (WWN 2101001B32A4BA98) LUN:22 LUN
WWN:50002ac00264011c VV:0 CDB:280000AB082000000800 (Read10) Skey:0x06 (Unit attention) asc/q:0x38/07 (Thin provisioning soft threshold reached) VVstat:0x00 (TE_PASS
-- Success) after 0.000s (Abort source unknown) toterr:74882, lunerr:2
# showalert
Id: 193
State: New
Message Code: 0x0270001
Time: 2011-07-13 16:12:15 PDT Severity: Informational
Type: TP VV allocation size warning
Message: Thin provisioned VV nospace1 has reached allocation warning of 60G (60% of 100G)
HP 3PAR Storage System でディスク領域不足が発生すると、ハードパーマネントエラー「asc/q:
0x27/0x7」が送信されます。showspace、showvv -r、およびshowalertを使用して、
警告および使用領域を表示します。 ESX は VM を一時停止することによって応答します。
InServ debug log:
1 Debug Host error undefined Port 1:5:2 -- SCSI status 0x02 (Check condition) Host:sqa-dl380g5-14-esx5 (WWN 2101001B32A4BA98) LUN:22 LUN
WWN:50002ac00264011c VV:612 CDB:2A00005D6CC800040000 (Write10) Skey:0x07 (Data protect) asc/q:0x27/07 (Space allocation failed write protect) VVstat:0x41 (VV_ADM_NO_R5 -- No space left on snap data volume) after 0.302s (Abort source unknown) toterr:74886, lunerr:3
次の図は、Vsphere 上に表示される、[再試行]および [キャンセル]オプション付きの VM 警告 を示しています。
図 9 仮想マシンメッセージ - [Retry] および [Cancel] オプション