改定案 1.診療報酬改定に関連した見直し
(1) 急性期入院医療の評価の見直しに伴う必要な見直しを行う。
(2) 診療報酬改定後の包括範囲に係る報酬水準(ただし、機能評価係数Ⅰに係るものを除く)については、診療報酬改定前の当 該水準に改定率を乗じたものとし、医療機関別係数の計算において反映させる。
2.医療機関別係数の見直し (1) 調整係数
調整係数の基礎係数と機能評価係数Ⅱへの置き換えを完了させ、暫定調整係数を廃止する。調整係数がこれまで担っていた激変 緩和機能は「激変緩和係数」として、診療報酬改定のある年度に限り設定する。
(2) 基礎係数(医療機関群の設定等)
医療機関群の設定については、基本的な考え方は現行の3つの医療機関群の設定方法を維持し、医療機関群の名称は、「Ⅰ 群:大学病院本院群」、「Ⅱ群:DPC 特定病院群」、「Ⅲ群:DPC 標準病院群」、に変更する。
DPC 特定病院群の要件(基準値)は、前年度の大学病院本院群の実績値に基づき設定する。なお、実績要件1(診療密 度)については、後発医薬品使用促進の観点から、医療機関毎の使用薬剤を後発医薬品(最も安価なもの)に置き換えて算出す る。
(3) 機能評価係数Ⅰ
従前の評価方法を継続し、改定に伴う必要な見直しを行う。
(4) 機能評価係数Ⅱ
後発医薬品係数、重症度係数による評価は廃止する。既存の6つの係数項目については、項目間での重み付けは行わない。また、
一部の指数値について行っていた分散を均一にする処理は行わない。
DPC制度(DPC/PDPS)の 見直し
平成15年度に導入されたDPC/PDPS(急性期入院医療の診断群分類に基づく定額報酬算定制度)は、これまで診療報酬改定の際に必要な 見直しを行っており、今回の改定においても、改定全体の方針を踏まえつつ、医療機関別係数の設定及び診断群分類点数表の改定等の見直しを行う。
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【Ⅰ-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑯】
3.診断群分類の見直し
(1) 医療資源の同等性、臨床的類似性等の観点から、診断群分類及び診断群分類ごとの評価を見直す。
(2) 短期滞在手術等基本料に該当する手術等に係る診断群分類について、提出データの内容を踏まえ、適切な設定方式を選択す るとともに、それぞれの方式に併せて解析したデータを参考に、点数を見直す。
4.算定ルールの見直し
再入院の契機となった傷病名に合併症に係る診断群分類に定義されるICDコードとした場合、再入院の際の医療資源を最も投 入した傷病名が、前回の入院と同一の場合は一連の入院とする。
5.退院患者調査の見直し
調査項目の簡素化も含めた見直しを行う等、必要な見直しを行う。
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【Ⅰ-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑯】
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【Ⅰ-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑯】
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【Ⅰ-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑯】
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【Ⅰ-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑰】
褥瘡対策に関する診療計画書
入院中の新たな褥瘡発生を予防するため、入院時に行う褥瘡に関する危険因子の評価に、「スキン-テア」を加える。
スキンテア(Skin Tear):
摩擦・ずれによって皮膚が裂けたり、剥がれたりして、真皮 深層までの皮膚損傷(部分層損傷)すること。
●スキンテアの例(褥瘡とは異なる)
入院中の患者に対する褥瘡対 策
入院患者に対する褥瘡対策を推進するため、褥瘡のハイリスク患者に関する危険因子の追加や褥瘡に係る評価の算定要件等を見直す。
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【Ⅰ-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑰】
褥瘡ハイリスク患者ケア加算
褥瘡ハイリスク患者ケア加算の対象患者に、「皮膚に密着させる医療関連機器の長期間持続的な使用が必要であるもの」を追加す る。
現 行 改定案
【褥瘡ハイリスク患者ケア加算】
[留意事項]
褥瘡予防・管理が難しく重点的な褥瘡ケアが必要な患者とは、
ベッド上安静であって、次に掲げるものをいう。
ア ショック状態のもの
イ 重度の末梢循環不全のもの
ウ 麻薬等の鎮痛・鎮静剤の持続的な使用が必要であるもの エ 6時間以上の全身麻酔下による手術を受けたもの
オ 特殊体位による手術を受けたもの カ 強度の下痢が続く状態であるもの
キ 極度の皮膚の脆弱(低出生体重児、GVHD、黄疸等)であ るもの
(新設)
ク 褥瘡に関する危険因子(病的骨突出、皮膚湿潤、浮腫等)
があって既に褥瘡を有するもの
【褥瘡ハイリスク患者ケア加算】
[留意事項]
褥瘡予防・管理が難しく重点的な褥瘡ケアが必要な患者とは、
ベッド上安静であって、次に掲げるものをいう。
ア ショック状態のもの
イ 重度の末梢循環不全のもの
ウ 麻薬等の鎮痛・鎮静剤の持続的な使用が必要であるもの エ 6時間以上の全身麻酔下による手術を受けたもの
オ 特殊体位による手術を受けたもの カ 強度の下痢が続く状態であるもの
キ 極度の皮膚の脆弱(低出生体重児、GVHD、黄疸等)であ るもの
ク 皮膚に密着させる医療関連機器の長期間持続的な使用が必 要であるもの
ケ 褥瘡に関する危険因子(病的骨突出、皮膚湿潤、浮腫 等)があって既に褥瘡を有するもの
入院中の患者に対する褥瘡対 策
入院患者に対する褥瘡対策を推進するため、褥瘡のハイリスク患者に関する危険因子の追加や褥瘡に係る評価の算定要件等を見直す。
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【Ⅰ-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑰】
ADL維持向上等体制加算
ADL維持向上等体制加算のアウトカム指標である院内褥瘡発生率の基準を見直す。
現 行 改定案
【ADL維持向上等体制加算】
[施設基準]
アウトカム評価として、以下の基準を全て満たすこと。患者のAD Lは、基本的日常生活活動度(BarthelIndex)(以下「B I」という。)を用いて評価することとする。
ア (略)
イ 当該病棟の入院患者のうち、院内で発生した褥瘡(DES IGN-R分類d2以上とする。)を保有している入院患者の 割合が1.5%未満であること。
【ADL維持向上等体制加算】
[施設基準]
アウトカム評価として、以下の基準を全て満たすこと。患者のAD Lは、基本的日常生活活動度(BarthelIndex)(以下「B I」という。)を用いて評価することとする。
ア (略)
イ 当該病棟の入院患者のうち、院内で発生した褥瘡(DES IGN-R分類d2以上とする。)を保有している入院患者の 割合が2.5%未満であること。ただし、調査日における当該病棟の 入院患者数が80人以下の場合は、本文の規定にかかわらず、当 該病棟の入院患者のうち、院内で発生した褥瘡を保有している 入院患者が2人以下であること。
入院中の患者に対する褥瘡対 策
入院患者に対する褥瘡対策を推進するため、褥瘡のハイリスク患者に関する危険因子の追加や褥瘡に係る評価の算定要件等を見直す。
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【Ⅰ-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑰】
褥瘡対策加算(療養病棟入院基本料)
療養病床における褥瘡に関する評価を、入院時から統一した指標で継続的に評価し、褥瘡評価実施加算にアウトカム評価を導入 するとともに、名称を褥瘡対策加算に変更する。
現 行 改定案
【褥瘡評価実施加算(療養病棟入院基本料の注加算)】
[算定要件]
注4 入院患者が別に厚生労働大臣が定める状態の場合は、当 該基準に従い、当該患者につき、褥瘡評価実施加算として、1 日につき15点を所定点数に加算する。
[留意事項]
(新設)
【褥瘡対策加算(療養病棟入院基本料の注加算)】
[算定要件]
注4 当該病棟に入院している患者のうち、別に厚生労働大臣が 定める状態の患者に対して、必要な褥瘡対策を行った場合に、
患者の褥瘡の状態に応じて、1日につき次に掲げる点数を所定 点数に加算する。
イ 褥瘡対策加算1 15点 ロ 褥瘡対策加算2 5点
[留意事項]
患者の褥瘡の状態を、DESIGN-R分類を用いて定期的 に評価し、下記の要件に該当する場合に算定する。
ア DESIGN-Rの合計点が直近3か月連続して前月の合 計点に比べ上回っていない場合は、褥瘡対策加算1を当該月か ら算定すること。
イ DESIGN-Rの合計点が直近3か月連続して前月の合 計点に比べ上回った場合は、褥瘡対策加算2を当該月から算 定すること。
なお、入院後暦月で3月を超えない間は、褥瘡対策加算1を算 定すること。
※ 有床診療所療養病床入院基本料における当該加算について
入院中の患者に対する褥瘡対 策
入院患者に対する褥瘡対策を推進するため、褥瘡のハイリスク患者に関する危険因子の追加や褥瘡に係る評価の算定要件等を見直す。