この項の手順は、ロールフォワードを実行する前にアーカイブログのリストアを行う必要が ある場合に実行できます。
次のような場合は、この項の手順を実行して、アーカイブログのリストアを手動で行ってく ださい。
■ アーカイブログが標準の場所に存在しない場合。この場合、NetBackup は DB2 の シームレスなリストアを実行できません。これは、必要な 1 つ以上のアーカイブログが テープやネットワークストレージなどのセカンダリストレージに移動されている場合に 発生する可能性があります。たとえば、ARCFUNC COPY が有効で、古いアーカイブロ グがテープに移動されている場合に、この項の手順を実行します。
■ アーカイブログがバックアップされた時点で ARCFUNC COPY が db2.conf ファイルで 有効になっており、ARCDIR および RETDIR パラメータによって 2 つの異なる場所が 指定されている場合。
■ PARTITIONTYPE RAW が、(すべてのアーカイブログではなく) 一部のアーカイブログ のバックアップ用の db2.conf ファイルで有効になっている場合。
DB2 コマンドについて詳しくは、DB2 のマニュアルを参照してください。
第 4 章 DB2 のバックアップおよびリストアの実行 93 データベースのリストアを実行します
アーカイブログが標準以外の場所に存在する場合に DB2 データベースをリストアする 方法
1 データベースをリストアします。
DB2 の RESTORE DATABASE コマンドを発行して、データベース自体のリストアを行
います。次に例を示します。
Windows の場合: db2 restore db db_name load install_path¥NetBackup¥bin¥nbdb2.dll
db_name は、リストアする DB2 データベースの名前です。
UNIX の場合: db2 restore db db_name load /usr/openv/netbackup/bin/lib
ここで示された文字列については、次のとおりです。
DB2 のデータベース名。
db_name
NBDB2 ライブラリへのフルパス。
p.12 の 「NetBackup for DB2 コンポーネントについて」 を参照してく ださい。
lib
2 NetBackup を使用して、アーカイブログを表示します。
ファイルシステムおよび raw デバイスからバックアップされたログファイルがリストア で必要な場合は、ファイルシステムからログを手動で取得します。
バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースまたは bplistコマンドを実 行してアーカイブログを表示し、不明なアーカイブログをリストアディレクトリから検索 することができます。
PARTITIONTYPE RAW が db2.confファイルで指定されている場合、リストアの実行 時、UserExit プログラムによってそのログだけが検索されます。不明なログは、
PARTITIONTYPE RAW が有効になっていないときに書き込まれたログです。
p.83 の 「バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを使った DB2 リ ソースの表示」 を参照してください。
p.85 の 「bplist を使った DB2 バックアップイメージの表示について」 を参照してく ださい。
第 4 章 DB2 のバックアップおよびリストアの実行 94 データベースのリストアを実行します
3 オペレーティングシステムのコマンドを実行して、不明なアーカイブログをオペレー ティングシステムの正しい場所にコピーします。次に例を示します。
Windows の場合、マウスを使って、ファイルを別の場所にコピーします。
UNIX の場合、cp コマンドを使います。
ARCFUNC COPYが有効になっており、ARCDIR および RETDIR パラメータに異なる場 所が指定されている場合、ARCDIR ディレクトリのログを RETDIR ディレクトリにコピー します。ARCDIR および RETDIR によって同じ場所が指定されている場合、処置は 必要ありません。一部のログファイルがセカンダリストレージに移動されている場合 は、RETDIR ディレクトリにそのログファイルをリストアします。
4 NetBackup を使用して、アーカイブログをリストアします。
NetBackup のバックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースまたは bprestore コマンドのいずれかを使用します。次に例を示します。
Windows の場合: bprestore
install_path¥vedb2¥db2¥v8¥db2V82d¥NODE0000¥SQL0001¥SQLOGDIR¥S00009.LOG UNIX の場合: bprestore
/vedb2/db2/v8/db2V82d/NODE0000/SQL0001/SQLOGDIR/S00009.LOG
5 データベースをオンラインにします。
ロールフォワードが開始されると、DB2 から NetBackup に、必要なログファイルをリ ストアするように要求が送信されます。その後、DB2 によって、アーカイブログに含 まれる、最後の完全バックアップ以降のトランザクション情報が再度適用されます。
DB2 がデータベースオンラインに戻されます。
たとえば、いずれかのログファイルのバックアップ時に PARTITIONTYPE RAW が指 定されていなかった場合、次のコマンドオプションを使用できます。
db2 rollforward db sample to end of logs and stop
ROLLFORWARD DATABASE コマンドでは、必要なすべてのアーカイブログファイルが 検出されなかった場合は、メッセージが発行されます。これらのメッセージが表示さ れた場合、不明なアーカイブログファイルの表示およびリストアを行い、ROLLFORWARD DATABASE コマンドを再度発行します。
データベースが正常にリストアされると、ROLLFORWARD DATABASEコマンドによって、
最後のバックアップが実行された後でアーカイブログファイルに記録されたトランザ クションがリストアされ、再度適用されます。たとえば、バックアップイメージが 10 日 前に作成され、今日リストアが行われた場合、バックアップ後に発生したトランザク ションのリストアにログファイルを使用します。
p.92 の 「DB2 を使用したリストアの実行」 を参照してください。
p.92 の 「DB2 データベースのリカバリ: 最も簡単な例」 を参照してください。
第 4 章 DB2 のバックアップおよびリストアの実行 95 データベースのリストアを実行します
p.96 の 「RESTORE DATABASE コマンドのオプション」 を参照してください。