4 エピソード検証表
エピソード 2 「CD を買う」
【WHAT】
1‑3‑2:商品性質はインデックス設定不可
「ジャジャジャジャーーン」って曲 2‑1‑1:商品カテゴリ独立
「ジャジャジャジャーーン」って曲 3‑1‑2:複数の会社の商品から選択購入 このような曲ならどこのメーカのでも良い
【課題】
・特に Kiosk 端末という不特定多数の話者の一連 の話を理解することは、音声辞書の整備など音声 認識の精度向上が必須と思われる。
・また、音声−>テキスト変換、及びテキストの 意味理解、さらにここから検索条件をテキストと 音声に適切に分離し検索条件を組み立てるために は、音声理解、分脈理解、検索条件類推などの知 的エージェントが現状レベルよりさらに発展する 必要がある。
・また、数あるCD店の中から音声検索ができる DBを備えているサイトを特定するには、検索可 能な情報を公開するような標準的仕組みを用意す る必要がある。
・音声検索では、波形の一致や周波数の一致など パターンマッチングの類似度検索技術の適用が予 想されるが、人の音声とCDの音とから類似度を 決定する仕組み確立する必要がある。
P
【HOW】
1‑3:顧客志向型販売、検索
「ジャジャジャジャーーン」って曲
2‑3‑2:ニーズ創造型販売、顧客のニーズを誘 発
アフターフォローによる、更なる購買、利用 促進、顧客の利用条件によるマーケティング
(個人PCなし、MDあり、個別ジャンルに 詳しくはないが、流行に敏感等)
【対策・対応の提案】
当面、音声よりキーボード入力による文字列検索 などを想定したほうが良い。曲、クラッシクなど のキーワードから、シソーラスによる下位語、関 連語への展開、ユーザへの提示など、辞書の整備 と絞り込み階層方式の検索と組み合わせ、最終的 にサウンドファイルによる音の提示でユーザに情 報を提供するなどの当面の対応策が考えられる。
またサーバサイドでは、メタデータによる検索ス キーマの広告方式とこれに基づいたデータベース 検索のためのデータベース構築(ディレクトリサ ービス)などコード情報ベースでのプラットフォ ーム整備が必須と思われる。
4.3.2
サブエピソード 2‑2 「今TVでやっていた安室奈美恵の最新アルバムが欲しい」
1.1.1
エピソード検証表:2‑2 「今TVでやっていた安室奈美恵の最新アルバムが欲しい」
想定シナリオ:
おっと、今この銀座の街頭TVで流れてる曲なかなかじゃん。あれ、アムロだよな。すぐに欲しいな、
どこで売ってるんだろう。PDAで判るかな。携帯電話をつないでっと、音楽サイトにアクセスして、
曲名は判らないから「アーティスト」を選んで、「安室奈美恵」っと。おお、出てきた出てきた。最新 アルバムはこれか。ちょっとさわりだけ聞いてみよう。おお、曲が出たぞ。そうそう、これこれ。で、
このへんで売ってるのかな?「販売店」を選んで、いつも行くのは渋谷のTレコードだから、その系列 店で。あった、あった、数寄屋橋か、地図が出てるな、みるとすぐちかくだわ。いまから行ってみよっ と。おや?何かメッセージが出ているぞ「安室奈美恵の最新アルバムについて継続的に情報を送付しま すか?」、うーん、もう結婚しちゃったからな、いらんわ。
【要素技術】
番号 技術名称
研 究
実 証
商 用
【WHO】
1‑2‑1:購入ターゲットは特定
「安室奈美恵の最新アルバム」
2‑2‑2:ひとつの商品の提示から決定
「そうそう、これこれ」
3‑1‑2:アシスタント不要
曲名は不明だが、曲はわかってるので探せる はず
U0‑07 P3‑02 P3‑07
WindowsCE
リレーショナル DB
メタデータ ○
○
○
【WHERE】
1‑3‑1:可搬型軽量
「自分のPDA」
2‑1‑1:データ格納は可搬型
「自分のPDA」
3‑1‑1:キャラクタ入力 3‑1‑3:音声入力 3‑2‑1:キャラクタ出力 3‑2‑3:音声出力
【課題】
・既存技術の組み合わせにより実現は可能であ る。
・音楽データに対するメタデータの付与の仕方が サービス主体毎に異なると、各サービスで検索の 仕方が変わってしまうなど、ユーザにとって不利 益が生じる可能性がある。
C
【WHAT】
1‑3‑2:商品性質はインデックス設定不可 曲名は不明だが、曲はわかってるので探せる はず
2‑1‑1:商品カテゴリ独立
「安室奈美恵の最新アルバム」
P
【HOW】
1‑3:顧客志向型販売、検索
「安室奈美恵の最新アルバム」
2‑4‑1:単独商品のプッシュ
さらなる同一関連商品の継続的情報の提供に よる、顧客のつなぎ止め
【対策・対応の提案】
メタデータの標準化により、より容易に実現が可 能となる。