4 エピソード検証表
エピソード 1 「赤い靴が欲しい」
4.2.1 サブエピソード 1‑1 「おじいさんが孫の誕生日プレゼントに赤い靴を買う場合」
1.1.1
エピソード検証表:1‑1 「おじいさんが孫の誕生日プレゼントに赤い靴を買う場合」
想定シナリオ:
さてと来月の3日は孫のかなちゃんの誕生日だわい。ばーさんは旅行中だし、どうもデパートってのは、
年寄りには苦手なので、いつものように居間のWebTVでインターネットショッピングといくかい な。まずは、プレゼントを選んでっと。
「誕生日」で「孫」で「女の子」で「靴」っと、色は「赤」と、こりゃボタンだから便利だワイ。で、
「かわいい」のをっと・・・なんかでてきたぞ?なになに、最近孫にかってやったもの?えーーと、「ポ ケモン」に「たまごっち」じゃ。色?黄色じゃったな。好きなTV番組?「どらえもん」ばっかみとる な、あの子は。で?予算?5000円とはりこむか。
おお、出てきた出てきた。なになに「この赤い靴なら確率90%で気に入るでしょう」ほうほう。しか し、ほんとにこの靴で気に入ってもらえるかいのう。おお、なんか出てきたぞ「今なら8000円のこ の靴が5000円。色は黄色ですがお好みに合うと思います」か。じゃー、こちらにするか。えっと、
クレジットカードで決済のボタンを押してっと!
【要素技術】
番号 技術名称
研 究
実 証
商 用
【WHO】
1‑1‑1:目的明確
「赤い靴」
1‑2‑1:購入ターゲット特定可
「孫に贈る赤い靴」
1‑4‑1:単純条件指定
「孫」「誕生日」「女の子」「靴」「赤」
3‑1‑1:アシスタント希望
検索商品にいまひとつ満足できない、だれか の推薦がほしい
U0‑01 U0‑05 U2‑01 U2‑02 U2‑04‑1 U3‑01 P2‑06
WWW ブラウザ InternetTV,WebTV 言語認識
音声認識 機械学習 HTML
プロファイリング ○
○
○
○
○
○
○
【WHERE】
1‑1‑2:特定多数利用端末
「居間のWebTV」
3‑1‑1:キャラクタ入力 3‑2‑1:キャラクタ出力
【課題】
1) 利用者を認識し選別する技術の確立
2) 個人認識をサーバーサイドで管理・更新する技 術の確立
3) 各個人の曖昧な要求表現をどのように理解解 釈させるか
C
【WHAT】
1‑3‑1:商品インデックス指定可
「赤い靴」
2‑1‑2:商品カテゴリ間関連
「孫」「誕生日」「女の子」「靴」「赤」
5‑1‑1:感性表現指定
「かわいい」
P
【HOW】
1‑3:顧客志向型販売、検索
「赤い靴」
2‑2‑1:顧客のニーズを重視、マーケティング 販売
他の同様の属性をもつ候補の提示
【対策・対応の提案】
利用者の購買行為をクライアント側もしくはサー バー側で更新・蓄積・分析し、それに対してその 利用者の購買行為に即した商品提供および情報提 供ができるのか、その仕組み作りがポイントとな る。
C:コンシューマ P:プロバイダ (以降の表についても同じ)
4.2.2
サブエピソード 1‑2 「今度のデートに履いていく赤い靴を買うOLの場合」
1.1.1
エピソード検証表:1‑2 「今度のデートに履いていく赤い靴を買うOLの場合」
想定シナリオ:
さーて、今度のクリスマスのデートは靴を新調しようかしら。丁度昼休みだから、会社のPCでいつも のお店を覗いてみましょう。えっと、前に靴を買ったのは「3ヶ月前」っか、あの靴は結構良かったわ ね。そのメーカのホームページにアクセスしてんっと。出てきた出てきた、まー、「これが新作、今年 のカラーです」か、なるほどなるほど。で、「あなたの今までにお買いあげになられたカラーからです と、この色が最適です」ってか。ほうほう、なかなかえらいじゃん君!でも、2万円っか。高いな。
えーと、それじゃちょっと、これと同じ靴、もうちょっと安くで売ってるとことないか探してみるか。
靴専門のモールに飛んでっと、このメーカの靴を指定してっと。お、大阪の店?送料入れてもこのお店 が一番安いな。じゃー、このお店にしちゃおーっと。「決定」ボタンをおしてっと、あれ、なにかしら?
メッセージがきたわ。「お嬢様この靴ですと、このストッキングが最高にお似合いです?」え?そうか しら、あら、じゃあ、安かった分、一緒に買っちゃおっと。クレジットカード、クレジットカードっと。
【要素技術】
番号 技術名称
研 究
実 証
商 用
【WHO】
1‑1‑1:目的明確
「赤い靴」
1‑2‑1:購入ターゲット特定可
「赤い靴」を自分で検索 2‑2‑1:購入意志により決定
いくつかの靴に絞り込んで比較検討して決定 3‑1‑2:アシスタント不要
U0‑01 U2‑01 U2‑04‑1 U2‑08 P0‑04 P2‑01 P2‑03 P2‑06 P3‑02 P3‑06 P3‑07
WWW ブラウザ 言語認識 機械学習 オントロジー Merchant Server
情報フィルタリング技術 論理式
プロファイリング リレーショナル DB スコア
メタデータ
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
【WHERE】
1‑1‑1:端末特定
オフィスでの自分専用PC
2‑1‑2:データ格納、据え置き型メディア オフィスでの自分専用PC
3‑1‑1:キャラクタ入力
3‑2‑1:キャラクタ出力 【課題】
・自分の履歴情報を保管するメディア(IC カード など)、機器、管理するしくみ等の標準化が必要。
・商品の属性情報の「赤」に対してユーザによっ て受け取り方はまちまちであるため、これを考慮 した属性情報の処理が必要。
・複数の会社から「赤い」靴を買うには、そうし た商品のメタデータの方式が標準化されているこ とが必要になる。
C
【WHAT】
1‑1‑1:商品性質の属性指定
「赤い靴」、自分で探し気に入った物を購入 2‑1‑1:商品カテゴリ独立
「赤い靴」
3‑1‑2:複数の会社の商品から選択購入 お気に入りの靴とそのサイトを自分で探し、
気に入ったものをみつけだす
P
【HOW】
1‑3:顧客志向型販売、検索
「赤い靴」、自分で探す
2‑3‑2:ニーズ創造型販売、顧客ニーズを誘発 靴のみの購入目的に対し関連複合商品をプッ シュ、潜在ニーズへ訴えかけることにより購
【対策・対応の提案】
・メタデータでの属性指定の標準化だけでなく、
スコアリングを組み合わせてより多くのユーザの 意識とマッチするように、属性情報の補正を行う 仕組みを作る。
・各人毎の「赤」イメージを学習するエージェン ト機能が付加されるとより便利なシステムとなる